「生活費を節約したいけど、何から始めたらいいか分からない……」
そんな方に向けて、家計の支出を効率的に削減し、さらに生活を楽しむためのアイデアを提案します。
無理なく取り入れられる時短術、リーズナブルな食材の選び方、適正価格でガスを利用する方法など、様々な面から「節約」にアプローチしています。
自分の生活に合うものを見つけて、ぜひ実践してみてくださいね。
生活費(固定費・変動費)の内訳とは?
生活費は、固定費と変動費の二つに分類されます。
固定費とは毎月必ず発生する費用のことを指します。これは家賃・住宅ローン・光熱費・通信費などが含まれます。
一方、変動費とは具体的な行動によって増減する費用を指します。これは食費・医療費・娯楽の費用などが含まれます。
では、一般的な家庭における生活費の内訳(家賃・住宅ローンを除く)を見てみましょう。
さらに、各項目の具合的な金額は以下のとおりです。
項目 | 1ヶ月の支出金額 |
---|---|
食料 | 77,474円 |
交通・自動車 | 28,801円 |
娯楽 | 26,642円 |
光熱・水道 | 24,522円 |
保健医療 | 14,705円 |
通信 | 12,595円 |
家具・家事用品 | 12,121円 |
教育 | 11,436円 |
被服及び履物 | 9,106円 |
諸雑費 | 54,817円 |
合計 | 272,219円 |
このように、生活費の中で一番大きな割合を占めているのは「食費」であり、生活費の全国平均(家賃・住宅ローンを除く)は約27.2万円です。
なお、総務省の「住宅・土地統計調査(2019年)」によると、家賃の全国平均は約5.6万円です。
さて、生活費は様々な要素によって成り立っていることが分かりました。その中で、ほぼすべての家庭が毎月支払っているのが食費・光熱費・通信費の3つではないでしょうか。
今回はそんな食費・光熱費・通信費について、おすすめの節約術をまとめています。早速チェックしていきましょう!
食費の節約術10選
食費を節約するための具体的な方法を解説します!
家にある食材を把握しておく
冷蔵庫やパントリーにある食材を把握することで、余分な買い物を避けることができます。また、賞味期限が迫っているものを優先的に使うことも大切です。
買う食材を決めてから買い物に行く
買い物リストを事前に作成し、必要な食材だけを購入することで、衝動買いを防ぎます。計画的な買い物は無駄を削減し、節約につながります。
空腹時の買い物は避ける
空腹時に買い物に行くと、誘惑に負けて余計なものを買ってしまうことがあります。食事を済ませてから買い物に行くことで、冷静な判断ができます。
通販を活用する
オンラインストアやスーパーマーケットの通販を利用すると、価格比較がしやすく、特売品を見逃しにくいです。また、まとめ買いで買い物効率を高めることもできます。
タイムセールを活用する
スーパーや食品店のタイムセールを利用して、割引価格で食材を手に入れましょう。定期的にセール情報を確認する習慣をつけてみてください。
ベランダ菜園で食材を手に入れる
自宅のベランダや庭で野菜やハーブを栽培することで、節約になるだけでなく、新鮮で無添加の食材を手に入れることができます。
自炊をする
外食やテイクアウトよりも家庭で料理をすることで、コストを抑えつつ栄養バランスも考えられます。簡単なレシピから始め、徐々に慣れていきましょう。
ドレッシングやタレも自分で作る
市販のドレッシングやタレは量が多く高価なことがあります。自分で作れば、量を調整しコストを抑えることが可能です。
料理のレパートリーを広げる
料理のバリエーションを増やすことで、同じ材料を使っても飽きずに楽しめます。シンプルながら美味しいレシピを探し、マスターしていきましょう。食材が中途半端に余ってしまった時は、レパートリーを広げるチャンスですよ。
冷凍保存を活用する
食材が余った場合やセール品をまとめ買いした場合、適切に冷凍保存することで長期間保存が可能です。無駄を減らし、食材を有効活用するために、冷凍上手になりましょう。
光熱費(電気・ガス・水道)の節約術13選
光熱費を節約するための具体的な方法を解説します!
適切な料金プランを選ぶ
電気やガスの料金プランを見直し、自分の生活スタイルに合ったプランに切り替えましょう。夜間割引やオフピーク時を利用することで節約できるかもしれません。
ちなみに当社では『電気料金比較サービス』を提供しております。あなたの使い方に合わせた最適なプランをご提案し、自宅の電気代節約をお手伝いします。
なお当サービスは平均月間1,500円の電気代削減という確かな実績があります。料金プランにお悩みの方はぜひお試しください。
契約アンペアを見直す
契約アンペアを適切に設定することで、無駄な電力の使用を防げます。なお、世帯人数が多いほどより高い電力需要があるため、それに対応した契約アンペアが必要になります。
プロパンガス会社を切り替える
ガス代は、ガスの種類によって大きく変わります。実は、プロパンガスは都市ガスの1.5~2倍の料金がかかっているのです。
これはプロパンガスが「自由料金」のため、一部のガス会社が不当に高い料金設定にしていることが原因です。ちなみに、都市ガス・電気・水道は「公共料金」のため、料金設定が比較的一定に保たれています。
したがってプロパンガスユーザーは、適正価格のガス会社に切り替えるだけでガス代を安くできるかもしれません。
実際にガス会社を切り替えたことで、年間ガス代が約8万円安くなったケースもあります。
支払い方法で割引を受ける
電気やガスの料金をクレジットカードや電子マネーを使って支払うと、ポイントがたまったり割引が受けられたりする場合があります。
リビングや寝室の使い方を見直す
リビングや寝室ではエアコンの使用を最適化し、効率的な冷暖房を行いましょう。ドアや窓をしっかり閉めることで、エネルギーの無駄を減らすことができます。また、エアコンのフィルターを定期的に掃除することも重要です。
キッチンの使い方を見直す
料理の際は一度にまとめて調理することで、オーブンやIHなどの調理器具を効率的に使用し、余分なエネルギーの使用を避けることができます。また、電気レンジの活用も時短や節約につながります。
お風呂の使い方を見直す
お湯の使用量を減らし、給湯費を節約しましょう。ちなみに世帯人数が3人以上の場合は、シャワーだけで済ますよりお風呂を沸かしたほうが給湯費を節約できるでしょう。
トイレや洗面所の使い方を見直す
トイレや洗面所では節水を心掛けましょう。例えば、トイレの「大」と「小」のレバーを使い分ける、洗濯機に浴槽の残り湯を利用する、といった方法があります。
待機電力を削減する
家電製品はコンセントにプラグを差し込んでいるだけで電力を消費しています。こまめに主電源を切ったり、スイッチ付き電源タップを活用したりすることで待機電力を削減できます。
調理器具を見直す
エネルギー効率の高い調理器具や、圧力鍋などを使用することで、調理時間を短縮し、ガスや電気の使用を節約できます。
家電に頼らない生活をする
自然な風通しや日光を利用し、エアコンなどに頼らずに快適な環境を作ることで、光熱費を削減できます。夏はうちわで涼んだり、冬は湯たんぽで暖まったり、そんな日本の伝統的な手法を取り入れてみるのもおすすめです。
再生可能エネルギーを利用する
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを導入することで、電力会社に依存しない生活を送ることもできます。また、節約だけでなく、災害対策や環境保全の観点でも有効な選択肢といえます。
ちなみに当社では、太陽光発電や蓄電池の一括見積もりサービス『グリエネ』を運営しております。厳選された全国450社の中から、お客様の条件に合う施工会社を最大で5社ご紹介いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
家にいる時間を減らす
家にいる時間を減らすのも一つの手段です。特にエアコンの使用時間が長くなる真夏や真冬は、家にいないことが電気代の節約になるでしょう。
通信費の節約術5選
通信費を節約するための具体的な方法を解説します!
格安SIMカードに変更する
通信事業者の中には、通信速度や通話料金が低価格で提供されている格安SIMカードがあります。自分の利用パターンに合った格安SIMに切り替えることで、通信費を抑えることができます。
通話無料アプリを使う
通話無料アプリ(例: LINE、WhatsApp、Skype)を利用することで、通話料金を節約できます。Wi-Fi環境での通話やメッセージを活用しましょう。
自宅の無線LANでスマホを使う
自宅でスマホを使う際はWi-Fiを利用し、モバイルデータ通信を最小限に抑えましょう。特に大容量のデータ通信が必要な場合は、Wi-Fi環境を活用し通信費を節約しましょう。
自宅のインターネット契約を見直す
自宅のインターネット契約内容を見直し、必要な通信速度やサービスに合わせて最適なプランに切り替えることで、余分な費用を節約できます。キャッシュバックや新規契約特典も確認してみましょう。
有料サービス(サブスク等)を見直す
定期的に利用している有料サービス(例:音楽ストリーミング、動画配信サービス)を見直し、不要なものを解約することで月々の支出を抑えることができます。無料トライアル期間も活用し、本当に必要なサービスを見つけましょう。
まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
食費の節約術にはどのようなものがありますか? |
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食費の節約術の一部を紹介します。①買う食材を決めてから買い物に行く、②ベランダ菜園で食材を手に入れる、③料理のレパートリーを広げる。 |
光熱費の節約術にはどのようなものがありますか? |
光熱費(電気代・ガス代・水道代)の節約術の一部を紹介します。①契約アンペアを見直す、②キッチンやお風呂の使い方を見直す、③プロパンガス会社を切り替える。 |
通信費の節約術にはどのようなものがありますか? |
通信費の節約術の一部を紹介します。①格安SIMカードに変更する、②自宅のインターネット契約を見直す、③有料サービス(サブスク等)を見直す。 |