• カブアンドでんきは、ZOZO創業者の前澤友作氏が代表を務める株式会社カブ&ピースが提供するサービスです。
  • このサービスの特徴は、電気の利用に応じてカブ&ピース社の未公開株が付与される点です。
  • 未公開株は、企業価値の向上に伴い値上がりする可能性がありますが、逆に値下がりリスクも存在します。

\最安値の電気代で契約/
一括見積もり依頼はこちら▶

エネピではお客様のライフスタイルに合った最適な電力会社をご提案しております。
カブアンドについては現在ご案内を行っておりません。

カブアンドでんきとは

カブアンドでんきの概要

カブアンドでんきは、元ZOZO社長前澤友作氏が手掛ける新しい電力サービスで、電気の使用に応じて未公開株が付与される仕組みです。電力の品質や安全性は従来と変わらず、簡単に乗り換えが可能です。

カブアンドでんきは沖縄県一部離島を除く全国でサービスを提供しています。いわゆる9電力(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州)の供給エリアであれば利用可能です。

カブアンドでんきが向いている人とは?

カブアンドでんきは以下のような人に向いています。

カブアンドの上場まで待つことができることができる方

カブアンドのサービスを利用することで得られる未公開株は、短期的な利益を求めるのではなく、長期的な資産形成を目指す人に適しています。上場まで時間をかけて待つことができる忍耐力が必要です。また、上場が実現するかどうかは不確実性を伴います。リスクを理解し、株価の変動に一喜一憂しない人がこのサービスを利用するのに適しています。

日々の電気代の安さより、未公開株を重視したい方

カブアンドのでんきサービスは、電気代が安いことよりも、未公開株を受け取ることに価値を置いています。そこで、電気代の支払いを通じて株を得るという新しい仕組みに魅力を感じる人。特に、日常的な支出を投資に変えたいと考えている人にとって、カブアンドは魅力的な選択肢となります。

電気代が他の電力会社と比較して高くても、未公開株の価値が上昇することで、最終的には経済的な利益を得られる可能性があるため、短期的なコストよりも長期的なリターンを重視する人に向いています。

カブアンドでんきの申し込み方法

カブアンドでんきの申し込み方法は以下の通りです。

①カブアンド公式サイトにアクセス
②「電気」のサービスを選択
③申し込みフォームに必要事項を入力
※現在の電力会社の検針票やマイページに記載されている「お客様番号(契約番号)」や「供給地点特定番号」が必要です
④入力内容を確認し、利用規約に同意して申し込み完了

申し込み完了後、カブアンドからの確認連絡があり、指定された日からカブアンドでんきの供給が開始されます。なお、現在の電力会社への解約手続きは不要です。

カブアンドでんきのメリットとデメリット

カブアンドでんきのメリットとデメリットを整理してみます。

カブアンドでんきのメリット

カブアンドでんきの主なメリットは次の3つです。

株価上昇の可能性を持った未公開株を受け取ることができる:
サービス利用をすることでカブアンド社の未公開株を利用料金の最大2%分受け取ることができます。

上場によるキャピタルゲインのチャンス:
将来上場が実現した場合、株式の売却が可能となり、キャピタルゲイン(売却益)を得られるかもしれません。

配当や株主優待の受け取り:
カブアンド社が配当金の支払いや株主優待を実施した際には、それらを受け取ることができます。

現在第一期の募集となるため、今ならカブアンドの最初の株主になることができます。

カブアンドでんきのデメリット

カブアンドでんきの主なデメリットは次の3つです。

電気代自体は割高になる可能性がある:
大手電力会社の従量電灯プランと同じような金額になるため、新電力を使用するほうが安い場合が多い可能性があります。
特に燃料調整費に上限がない場合、燃料価格や為替の変動がそのまま反映され、電気料金が予想以上に高騰する可能性があります。

実際に交換できる株式数が少なくなる可能性もある:
上場後の株価上昇があったとしても、保有株数が少ないと大きな利益を得られない可能性があります。

売買するタイミングは制限される可能性:
上場後でも株の取得日によってはロックアップ(売れない)期間が発生する可能性があります。

カブアンドでんきの料金プラン

カブアンドでんきの料金プランは地域によって異なります。以下に各地域のプランを紹介します。

【北海道電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥402.60
15A¥603.90
20A¥805.20
30A¥1,207.80
40A¥1,610.40
50A¥2,013.00
60A¥2,415.60
電力量料金~120kWh¥35.34
121kWh~280kW¥41.62
281kWh~¥44.86

【東北電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥369.60
15A¥554.40
20A¥739.20
30A¥1,108.80
40A¥1,478.40
50A¥1,848.00
60A¥2,217.60
電力量料金~120kWh¥29.61
121kWh~300kW¥36.35
301kWh~¥39.82

【東京電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥311.75
15A¥467.63
20A¥623.50
30A¥935.25
40A¥1,247.00
50A¥1,558.75
60A¥1,870.50
電力量料金~120kWh¥29.79
121kWh~300kW¥36.38
301kWh~¥39.99

【中部電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥321.14
15A¥481.71
20A¥642.28
30A¥963.42
40A¥1,284.56
50A¥1,605.70
60A¥1,926.84
電力量料金~120kWh¥21.19
121kWh~300kW¥25.65
301kWh~¥28.12

【北陸電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥302.50
15A¥453.75
20A¥605.00
30A¥907.50
40A¥1,210.00
50A¥1,512.50
60A¥1,815.00
電力量料金~120kWh¥30.85
121kWh~300kW¥34.73
301kWh~¥35.96

【関西電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金~15kWh¥522.58
電力量料金16kWh~120kWh¥20.20
121kWh~300kW¥25.59
301kWh~¥28.09

【中国電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金~15kWh¥759.68
電力量料金16kWh~120kWh¥32.74
121kWh~300kW¥39.41
301kWh~¥41.05

【四国電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金~11kWh¥666.89
電力量料金12kWh~120kWh¥30.64
121kWh~300kW¥37.25
301kWh~¥40.28

【九州電力エリア】

内訳区分料金単価
基本料金10A¥316.24
15A¥474.36
20A¥632.48
30A¥948.72
40A¥1,264.96
50A¥1,581.20
60A¥1,897.44
電力量料金~120kWh¥18.36
121kWh~300kW¥23.95
301kWh~¥26.47

参照:カブアンド公式サイト

以上が、カブアンドでんきの家庭向けプランです。なお、プランの内容や料金は変更されることがあるため、公式サイトで最新の情報を確認することが重要です。

他社の料金プランとの比較

カブアンドでんきの家庭向けプランを用いて料金シミュレーションを行い、地域電力会社の料金と比較してみます。

【北海道電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド北海道電力差額
1人(257kWh)¥11,148¥11,045103
2人(371kWh)¥16,592¥16,53260
3人(403kWh)¥18,431¥18,38645
4人以上(481kWh)¥22,332¥22,3275

【東北電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド東北電力差額
1人(335kWh)¥12,599¥12,56633
2人(484kWh)¥18,902¥18,943-41
3人(527kWh)¥20,981¥21,046-65
4人以上(628kWh)¥25,375¥25,488-113

【東京電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド東京電力差額
1人(261kWh)¥9,640¥9,643-3
2人(376kWh)¥14,409¥14,452-43
3人(409kWh)¥16,041¥16,100-59
4人以上(488kWh)¥19,512¥19,611-99

【中部電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド中部電力差額
1人(295kWh)¥7,995¥8,000-5
2人(426kWh)¥11,987¥12,055-68
3人(464kWh)¥13,377¥13,464-87
4人以上(553kWh)¥16,201¥16,332-131

【北陸電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド北陸電力差額
1人(403kWh)¥14,565¥14,605-40
2人(581kWh)¥21,268¥21,390-122
3人(632kWh)¥23,405¥23,550-146
4人以上(754kWh)¥28,094¥28,296-202

【関西電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド関西電力差額
1人(280kWh)¥6,738¥6,742-4
2人(404kWh)¥10,171¥10,228-57
3人(439kWh)¥11,154¥11,228-74
4人以上(524kWh)¥13,542¥13,659-117

【中国電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド中国電力差額
1人(335kWh)¥12,728¥12,583145
2人(484kWh)¥18,844¥18,77471
3人(527kWh)¥20,610¥20,56049
4人以上(628kWh)¥24,756¥24,757-1

【四国電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド四国電力差額
1人(335kWh)¥12,121¥12,06755
2人(484kWh)¥18,123¥17,815308
3人(527kWh)¥19,855¥19,474381
4人以上(628kWh)¥23,923¥23,371553

【九州電力エリア】

世帯人数(使用量)カブアンド九州電力差額
1人(307kWh)¥7,648¥7,649-1
2人(443kWh)¥11,564¥11,48381
3人(482kWh)¥12,913¥12,809104
4人以上(574kWh)¥15,664¥15,505160

※実際の料金は、契約プラン・使用量・地域・時期により異なる場合があります
※各エリアの使用量は、東京都の値を基に「家庭部門のCO2排出実態統計調査」より算出

以上の金額は平均的な電気使用量に基づいた、基本料金と従量料金の概算です。ただし、新電力会社は独自の計算方法を導入していることが多く、基本料金と従量料金以外の項目(電源調達調整費など)が高額になる恐れがあるため注意が必要です。

したがって、詳細な料金シミュレーションを専門の「比較サイト」を通じて行うことをお勧めします。

\最安値の電気代で契約/
一括見積もり依頼はこちら▶

エネピではお客様のライフスタイルに合った最適な電力会社をご提案しております。
一部の電力会社(例:カブアンド)については現在ご案内を行っておりません。

電力会社・料金プランの賢い選び方

電力自由化以降、カブアンドでんきのような新電力が続々参入し、消費者の選択肢が広がっています。そこで、電力会社の選択はますます重要なイベントとなっています。

電力会社を選ぶ際には、以下のような点を考慮すると良いです。

電力会社選びのポイント

料金プランの詳細確認:
基本料金・従量料金・その他費用(燃料費調整額など)を細かく確認します。

付加サービスの確認:
ポイント還元やセット割引など、料金以外のサービスも考慮に入れます。

生活スタイルに合わせる:
夜間の電力使用が多いなど、自分の生活パターンに合ったプランを選びます。

契約期間と解約条件の確認:
長期契約による割引や解約時の違約金などの条件を確認します。

口コミや評判のチェック:
他の顧客の評価や経験談を参考にします。

これらの点を考慮しながら、地域で利用可能な複数の電力会社を比較検討することが重要です。

エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。

※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です

\最安値の電気代で契約/
一括見積もり依頼はこちら▶

エネピではお客様のライフスタイルに合った最適な電力会社をご提案しております。
一部の電力会社(例:カブアンド)については現在ご案内を行っておりません。

株を受け取るまでの流れ

カブアンドで株をもらう仕組みについて解説します。基本的な流れは以下のとおりです。

①サービスを使う
2024年11月20日から電気・ガスなど6つのサービスがスタートします。サービスを使うと「株引換券」がもらえます(お買い物のポイントみたいなもの)。例えば、10,000円分使うと500枚(500円分)の引換券がもらえるなど。

②株引換券の使い方を選ぶ(2025年4月以降):
2025年4月25日に会社が株の値段を発表します。その後、2つの選択肢から選べます。

・株に交換する
・割引として使う(普通のポイントのように)

株に交換する場合、例えば1株が5円と決まった場合は、500円分(500枚)の引換券があれば100株もらえます。

なお、株を利用する際は以下の点に注意してください。
・もらった株はすぐには売れない
・株式市場に上場するまでは売却できない
・会社の業績によって株の価値は変動する
・株に交換するには本人確認が必要
・交換期間は2025年5月2日~23日の間

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

カブアンドでんきを使うメリットについて
カブアンドでんきの最大のメリットは、日常的な電気の使用を通じて企業の株主になれることです。電気料金の場合、最大2%分の株引換券がもらえ、これを将来の株式に交換できます。もし会社が成長して株式市場に上場した場合、株を売却して利益を得られる可能性があります。また、将来的に株主優待や配当金といった株主特典を受け取れる可能性もあります。
カブアンドでんきで株をもらう方法について
サービスを利用すると、電気料金に応じて株引換券が付与されます。これらの引換券は、2025年4月25日に発表される株価を確認した後、5月2日から23日までの間に株式への交換を申し込むことができます。交換の際には本人確認が必要で、手続きが完了すると6月20日に株式が付与されます。
カブアンドで電気代は安くなる?
率直に言えば、カブアンドでんきは電気料金の削減を目的としたサービスではありません。料金設定は大手電力会社の従量電灯プランと同程度で、他の新電力会社と比較すると比較的割高になる可能性が高いです。

\最安値の電気代で契約/
一括見積もり依頼はこちら▶

エネピではお客様のライフスタイルに合った最適な電力会社をご提案しております。
一部の電力会社(例:カブアンド)については現在ご案内を行っておりません。

今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

藤巻 創の写真

ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。