プロパンガス(LPガス)の料金を高いと感じている方は多いのではないでしょうか。
でも、
「解約の手続き・新規契約の手続きがめんどくさそう」
「解約の際に料金がかかったりしそう」
「そもそもガス会社を変更しただけで本当にガス代が安くなるの?」
そんな印象から、同じガス会社とずるずると契約を続けているケースが大変に多いのが実情です。
今回はそんな方が懸念をなくしてガス会社を変更できるように、プロパンガス(LPガス)会社の切り替えに関するQ&Aをご用意しました。
記事を読んでも解決しない場合は、お気軽に【弊社フリ―ダイヤル:0120-771-664 】までお電話ください!
専任のオペレーターがしっかりとご案内させていただきます。
プロパンガス会社の変更方法に関する質問
プロパンガス会社を変更するには、どんな手続きが必要になるの?
A.プロパンガス会社を切り替える際には、大きく分けると、①切り替え先のガス会社を探す、②委任状の用意、③切り替え作業への立ち会いの3つのステップが必要になります。
- ①切り替え先のガス会社を探す
- ②切り替え先のガス会社が見つかったら、切り替え先のガス会社さんから渡される「委任状」と呼ばれる書類に署名をしましょう。
- ③切り替え作業への立ち会い 委任状を送ってから約一週間前後で、正式にプロパンガス会社を切り替えられるようになります。
新しく契約するプロパンガス会社を探します。
プロパンガス会社の切り替えにおいて、この作業が最も手間がかかります。
なぜかというと、プロパンガス会社の多くはHPなどで料金を公開していない上、対応できるエリアも明確に提示はされていません。
インターネットで検索しても口コミや評判が出てこないことも多いです。
全国に20,000社近く存在するプロパンガス会社の中から、「適正な価格で料金を提供してくれて、評判がよくて、かつ自宅の住所に対応できるガス会社」を自力で見つけ出すのは、正直言って非常に大変です。
けれど、ガス会社の切り替えを諦める必要はまったくありません。
弊社の運営するプロパンガス料金比較サービス「enepi」を使えば、ご自宅の郵便番号とプロパンガスの検針票または請求書の情報を入力をするだけで、今よりも安くできるガス会社を自動でお出しすることができます。
複数のガス会社の料金プランを無料で比較することができるので、最小限の労力で納得の行くガス会社を見つけられるんです。
委任状とは、ガス会社さん同士の間で用いられている書類です。
新しく契約するガス会社さんから、現在利用中のガス会社さんへ送付されます。
内容としては、「こちらのお客様は御社から弊社へ契約を切り替えることになったので、御社のガスボンベ・メーターは取り外して下さい」という内容です。
この委任状は正式な契約書ではないので、この段階ではまだ切り替えは完了していません。
切り替え作業の際には、新しいガス会社さんがボンベ・メーターなどの機器を取り替えて安全点検をします。
この安全点検には家庭内のガス利用者の立ち会いが必須と法律で定められているので、お手数ですがお家で立ち会いましょう。
作業時間は30分ほどです。
安全点検完了後、正式な契約書を新しいガス会社さんとかわして、切り替えは完了です。
準備物なども詳しく知りたい場合には以下の記事がおすすめです。
引越し時のプロパンガスの開栓・閉栓手続き方法|【enepi -エネピ-】
近隣に営業所がないガス会社へも切り替えはできるの?
A.ご自宅の住所から30分以内に急行できる距離に営業所がある会社でないと、切り替えることはできません。
安全を考慮し、ガスの供給範囲は「配送拠点から20km圏内または車で30分圏内」と法律で定められています。これを「保安距離」といいます。
なお、ゴールド保安認定事業者の認定を受けているガス会社の場合は、上記の要件がやや緩和され、40分以内に急行できる距離までプロパンガスの供給が可能です。
集合住宅に住んでいる場合もプロパンガス会社を変更できるの?
A.賃貸の場合は大家さんの許可・分譲の場合は同物件に住む他の世帯の同意があれば、プロパンガス会社を変更することができます。
集合住宅の場合、すべての世帯のガス管がつながっているので、一世帯だけガス会社を切り替えるということが物理的に不可能です。
そのため、プロパンガス会社を切り替える際にはすべての世帯が一度にガス会社を変更する必要があります。
新築を建てる時、ガス会社は自由に選べるの?
A.基本的に自由に選べます。
その物件の施工会社、ハウスメーカ、管理会社による斡旋がなければ、自由に選べます。
プロパンガス契約の解約にお金はかかるの?
A.ガス会社と交わした契約によりますが、基本的にプロパンガスの契約の解除自体にはお金はかかりません。
ただし、契約の際に最低契約期間が置かれている場合には、その期間内の解約にお金がかかることがあります。
たとえば、プロパンガスの契約を交わした際に「給湯器」「ガスコンロ」「ガス管」などを初期投資0円で取り付けてもらった場合などは解約金・違約金・機器買取代金などが置かれている可能性があります。
気になる場合には一度契約書を確認してみましょう。
プロパンガス会社に解約の電話はしなきゃいけないの?
A.お客様自身が契約中のガス会社に連絡する必要はありません。
先述した「委任状」が解約通知の代わりになるので、別途解約のための連絡は不要です。
プロパンガスの新規契約の際に契約金はかかるの?
A.プロパンガスの新規契約自体にはお金はかかりません。
ただし、ガス機器を購入した場合や修理を依頼した場合にはその分の費用が発生します。
プロパンガスの切り替えの際に立ち会いは必要なの?
A.プロパンガスを切り替える際には、立ち会いが必須です。
プロパンガス会社が切り替え作業と安全点検を行うので、そちらに立ち会った上で、確認書類にサインをする必要があります。
立ち会いが必須と聞くと少し面倒な感じがしますが、作業時間は10~30分ほどなのですぐに終わります。
プロパンガスの料金に関する質問
プロパンガス料金の相場はいくらくらいなの?
A.地域や使用量によって異なりますが、全国平均で見ると基本料金は約1,670円、従量単価は約510円です。(enepi利用データの統計)
ただし上記は一戸建て住宅の場合です。集合住宅の場合は基本料金、従量単価ともに1割程度高くなります。
ちなみに配送コストが安い関東方面の料金は平均値よりも安めで、逆に配送コストがかかる北海道・東北・九州などは高めになっている傾向があります。
基本料金や従量単価は、料金表には記載していない業者が多く存在します。
はっきりと内訳がわからない場合、enepiお客様サポートにお問い合わせ下さい。
お客様の請求金額・使用量と、約33万件のenepi利用データから、お客様がご契約中のガス会社の基本料金と従量単価の予測を割り出すことが可能です。
同じガス会社でも料金プランは同じではないの?
A.一般的には、基本料金+従量単価× 使用量(㎥)×消費税率で算出できます。
上記の計算方法は、「二部料金制」と呼ばれる最も一般的な計算方法で、多くのガス会社に採用されています。
例:基本料金1900円、従量単価600円の料金プランで、5㎥使用した場合
1900+600×5×1.1=5390円(税込)
料金の計算方法にはほかにも、「原料費調整制度」「三部料金制」「スライド制」「最低責任使用料金制」などの計算方法があります。
これらについて詳しく知りたい場合には下記のリンクを参考にして下さい。
なぜガス会社を変えるとプロパンガス料金は安くなるの?
A.プロパンガスは自由料金設定のため、ガス会社ごとの料金差が大きいためです。
電気料金や都市ガス料金は、いわゆる公共料金という位置づけになるので、契約会社によって極端に料金が高くなったり安くなったりはしません。
一方プロパンガスの料金は、ガス会社が基本料金も従量単価もすべて自由に決められるので、地域や会社によって料金に開きがあり、安い単価と比較すると3倍以上の料金になる場合もあります。
またプロパンガスの標準的な値段などはあまり知られていないので、知らず知らずのうちに不当に高い料金を支払ってしまっているケースも多いです。
そのような場合は、適正な価格設定をしているガス会社に切り替えることで劇的にプロパンガス料金を安くすることができます。
ガス会社を変更しても、後から高い料金に値上げされる事はないの?
A.信頼できるガス会社でも、市場の大幅な変化により、止むなく値上げすることはあります。
プロパンガスはほぼ全て海外からの輸入商品です。
そのためプロパンガスの料金は、原料価格の上下や円安・円高といった為替レートの変動の影響をダイレクトに受けます。
車に乗られる方はイメージしやすいと思うのですが、ガソリンの値段が日によって変わることと同じようなしくみです。
したがって、必ずしもガス料金価格の値上げそのものが不当!というわけではありません。
ただし、そういった市場の変化に関係ない、ガス会社の都合による「不透明な値上げ」は問題です。
enepiでご紹介したガス会社においてこのような不透明な値上げがあれば、enepiカスタマーサポートが窓口となって新しく契約したガス会社さんと交渉いたしますので、安心してご相談ください。
今の業者さんに価格交渉して安くしてもらってはダメなの?
A.一概にだめとは言えませんが、あまりおすすめはできません。
解約をちらつかせながら価格交渉をすれば大幅に安くしてくれるガス会社も中にはいますが、そのようなガス会社さんと契約を続けていくのは避けたほうがいいです。
なぜかというと、「交渉で簡単に下げてしまえる料金設定」がなされていたということは、「もっと安くする余地はあったけれど、ガス会社の都合で高く売っていた」ということだからです。
さらにいえば、交渉次第で大幅な値下げを行うことは、他のお客さんに対する公平性を欠いた行為です。
特別待遇を受ける側なら気にならないかもしれませんが、大きな視点で見ると、何も知らず高い料金を払っているお客さんを軽んずる行為にほかなりません。
このような行為を問題視しないガス会社は「お客さんのために行動する」という意識が低い傾向にあります。
そのため一次的に料金が値下げされたとしても、途中から様々な理由によって再び値上げされる可能性は高いです。
その点を加味すると、はじめから公平に安い料金で提供してくれる業者さんとの契約の方が圧倒的にお得です。
ガス機器に関する質問
プロパンガス会社を変更するとガス機器も変更が必要なの?
A.プロパンガス会社を変えてもプロパンガスの質や種類は変わらないので、以前使っていたガス機器をそのまま使用することができます。
ガス機器を無料でつけてもらうことはできるの?
A.「無償貸与契約」という契約を結べば、機器購入代金をはじめに払わずにガス機器を取り付けてもらうことができます。
高いものだと10万円以上するガス機器の購入費用をはじめに払わなくていいのはラッキーですよね。
ただし、上記の契約は無料でガス機器を取り付ける契約ではないので、機器代金は毎月のガス料金に上乗せされて10年~15年ほどで払い終わることになります。
無償貸与契約には良い部分も悪い部分もあるので、ご自身の求めている内容に合致するかどうかしっかり考えて契約するか決めましょう。
詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。
自分の家が都市ガスかプロパンガスか、どうやって見分けるの?
A.お住まいの建物にガスボンベがあればプロパンガスです。
プロパンガスはガスボンベと呼ばれる灰色の筒型容器から供給しています。一方、都市ガスは地下から配管を伸ばして供給しています。したがって、ガスボンベがある場合はプロパンガス、地下から配管がガスメータに伸びている場合は都市ガス、と見分けることができます。
ちなみに、団地のような戸数の多い集合住宅では、稀にプロパンガスを少し離れた場所から配管で供給していることもあります。
プロパンガス以外のサービスに関する質問
プロパンガスの支払いにクレジットカードは使えるの?
A.enepiでご紹介するプロパンガス会社は、すべての会社がクレジットカードでのお支払いに対応しています。
2019年10月に「キャッシュレス消費者還元事業」がはじまり、キャッシュレスを利用するシーンが急増しました。
プロパンガスはキャッシュレス化の遅れている業界ではありますが、ガス会社によってはクレジットカードなどのキャッシュ決済を採用しています。
プロパンガスの支払いでポイントを貯める事はできるの?
電気のセット割を行っているプロパンガス会社はあるの?
A.ガス会社によってはでんきやウォーターサーバーとのセット割を積極的に行っています。
電気とガスを同じ会社で契約することで、それぞれ別々の会社で契約するよりもぐっと光熱費を抑えられるので、こだわりがない場合には一度提案を聞いてみるのがおすすめです。
enepiでご紹介する会社の約50%の会社がでんきとのセット割に対応しています。
具体的なガス会社名をお知りになりたい場合には、下記のリンクからの問い合わせで無料で確認することができます。
プロパンガス会社は灯油も販売してるの?
A.セット販売をしているガス会社も多くいます。
特に北海道・東北地方などの寒冷地は、ガスよりも灯油が暖房機器のエネルギー源として一般的なことから、同時に取り扱いをしている会社が多いです。
enepiでご紹介する会社が対応しているかどうかは、enepiのプロパンガス料金比較サービスへ問い合わせることで確認が可能です。
その他の質問
プロパンガスから都市ガスへ変更できるの?
A.地域にもよりますが、基本的には変更はできません。
というのも、都市ガスは日本の国土の約6%にしかガス管が通っていないので、対応エリア外では物理的に使用できないという背景があります。
ご自宅の近くに都市ガスの配管が通っている場合には、ガス管をご自宅まで伸ばす工事を行えば都市ガスの供給を受けられます。
配管工事は距離にもよりますが、10万~15万円ほどかかるほか、ガス機器をすべて都市ガス用のものに交換する必要があるので、ガス機器の購入費用が追加でかかります。
都市ガスへの切り替えについては以下の記事で解説されています。
プロパンガスからオール電化へ変更できるの?
A.オール電化の取付工事を行えば可能です。
ただし、オール電化は導入費用が高く、工事代金を含めて60~100万円ほどの初期投資をする必要があるので、金銭的に余裕がないと大変かもしれません。
オール電化とプロパンガスの光熱費の比較については以下の記事で詳しく解説しているので、オール電化を検討されている方はご一読下さい。
まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
プロパンガス会社を変更するには、どんな手続きが必要になるの? |
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プロパンガス会社を切り替える際には、大きく分けると、①切り替え先のガス会社を探す、②委任状の用意、③切り替え作業への立ち会いの3つのステップが必要になります。 作業時間は30分ほどです。 安全点検完了後、正式な契約書を新しいガス会社さんとかわして、切り替えは完了です。 |
プロパンガス料金の相場はいくらくらいなの? |
お住まいの地域によって異なりますが、全国平均の基本料金は約1,670円、従量単価は約510円です。ただし集合住宅の場合は基本料金、従量単価ともに1割程度高くなります。 |
プロパンガスから都市ガスへ変更できるの? |
地域にもよりますが、基本的には変更はできません。 都市ガスは日本の国土の約6%にしかガス管が通っていないので、対応エリア外では物理的に使用できないという背景があります。 |