家庭においてエネルギー源という重要な役割を担っている灯油。

本記事では、そんな灯油の「価格」を一覧表にまとめています。
北海道から沖縄まで全国各地の灯油価格は、1リットルあたり一体いくらなのか見ていきましょう!

全国の灯油価格

日本エネルギー経済研究所石油情報センターの調査によると、
2022年10月15日時点の灯油価格は以下の通りです。

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【全国平均】
■店頭価格
2,008円/18リットル(112円/1リットル)
■配達価格
2,154円/18リットル(120円/1リットル)
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地域 店頭価格 配達価格
18L 1L 18L 1L
北海道 2,157円 120円 2,192円 122円
青森 1,931円 107円 1,994円 111円
岩手 1,902円 106円 2,014円 112円
宮城 1,957円 109円 2,089円 116円
秋田 1,910円 106円 1,981円 110円
山形 1,927円 107円 2,034円 113円
福島 1,952円 108円 2,120円 118円
茨城 1,921円 107円 2,158円 120円
栃木 1,993円 111円 2,170円 121円
群馬 1,944円 108円 2,164円 120円
埼玉 1,992円 111円 2,196円 122円
千葉 1,996円 111円 2,195円 122円
東京 2,101円 117円 2,316円 129円
神奈川 2,050円 114円 2,320円 129円
新潟 1,974円 110円 2,162円 120円
長野 1,998円 111円 2,141円 119円
山梨 2,015円 112円 2,176円 121円
静岡 2,020円 112円 2,193円 122円
愛知 2,028円 113円 2,215円 123円
岐阜 1,999円 111円 2,124円 118円
三重 2,048円 114円 2,184円 121円
富山 1,986円 110円 2,105円 117円
石川 1,994円 111円 2,123円 118円
福井 2,002円 111円 2,164円 120円
滋賀 2,019円 112円 2,201円 122円
京都 2,053円 114円 2,182円 121円
奈良 1,939円 108円 2,095円 116円
大阪 2,082円 116円 2,183円 121円
兵庫 2,055円 114円 2,176円 121円
和歌山 2,024円 112円 2,182円 121円
鳥取 2,050円 114円 2,229円 124円
島根 2,099円 117円 2,307円 128円
岡山 1,960円 109円 2,148円 119円
広島 2,016円 112円 2,222円 123円
山口 1,997円 111円 2,209円 123円
徳島 2,042円 113円 2,186円 121円
香川 2,045円 114円 2,209円 123円
愛媛 2,019円 112円 2,177円 121円
高知 2,056円 114円 2,161円 120円
福岡 2,004円 111円 2,144円 119円
佐賀 2,123円 118円 2,321円 129円
長崎 2,098円 117円 2,294円 127円
熊本 1,891円 105円 2,049円 114円
大分 2,050円 114円 2,181円 121円
宮崎 2,133円 119円 2,238円 124円
鹿児島 2,100円 117円 2,221円 123円
沖縄 2,310円 128円 2,390円 133円

出典:経済産業省資源エネルギー庁/石油製品価格調査

【参考】全国のプロパンガス価格は?

ところで、地域によって価格が違うのは灯油だけではありません。

たとえば、家庭のエネルギー源の一つであるプロンパンガスも地域によって価格が変わります。

お住まいの地域のプロンパンガス料金が気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
ガス代の平均はいくら?地域別・世帯人数別に紹介

ご自宅のプロパンガス料金が平均よりも高いときは、ガス会社の切り替えを検討してみましょう。

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灯油価格の推移

続いて、灯油価格の推移を見てみましょう。
2022年より過去10年間の、灯油の店頭価格をグラフにまとめました。

灯油店頭価格

出典:経済産業省資源エネルギー庁/石油製品価格調査

このように、2022年の灯油価格は過去10年間で最も高いです。

では、なぜ灯油価格は変動するのか。そもそも灯油価格はどのように決まるのか。
以上の点を次項で解説したいと思います。

灯油価格はどのように決められるのか

バーレーンのアワリ油田

日本の原油の99%は輸入によってまかなわれています。

輸入先は主に中東で、割合にすると89.6%です(2019年時点)。
そのため、紛争などによって中東の社会や経済が不安定になると、原油価格が変動し、日本も大きく影響を受けてしまうのです。

また、ロシアやアメリカも輸入先に含まれるため、欧米の為替変動にも影響を受けてしまいます。

このように日本の灯油価格は、国際市況に準じた金額にならざるを得ないのです。

ちなみに日本の石油元売り会社は、2008年より価格体系を「原油価格連動方式」から「市場連動方式」に変更しています。
これには二つの意図があります。一つは原油価格の激しい変動に対応すること、もう一つは価格決定の透明性・公平性を確保することです。

出典:経済産業省資源エネルギー庁/一次エネルギーの動向

【参考】プロパンガス価格が決まる仕組みは?

ところで、プロパンガスの価格はどのように決められているのか、ご存知でしょうか。

実はプロパンガスは都市ガスと違い、自由料金設定を採用しています。
そのため、ガス会社によっては相場よりも大幅に高い料金設定も見受けられます。

もし「自宅のガス料金は高いのかな……」と気になった方は、一度ほかのガス社と料金比較をした方がよいでしょう。

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今後の灯油価格の動向について

2022年10月時点では、灯油価格は全国的に値上げ傾向にあります。

値上げの背景には、ロシアのウクライナ侵攻、アメリカの大幅利上げ、主要産油国の減産決定など、さまざま要因があります。

以上のような問題がすぐに解決するとは考え難いため、今後も灯油価格の値上げは続くという見方が強いようです。

しかし一方で、中国の経済の回復に対する懸念の声も上がっており、灯油価格の先行きを予測するのは非常に難しい状況です。

灯油が高騰したときに試したい節約術

さきほど「今後も灯油価格の値上げは続くという見方が強い」と述べました。

では、わたしたちにできる対策はあるのでしょうか。

おすすめしたいのは「ガス代の節約」です。

灯油もガスも家庭に欠かせない燃料の一つですが、ガスは料金にバラつきがあるため、灯油よりも節約効果が見込めるのです。

そこで今回は「ガス代の節約」について詳しく説明したいと思います。

ガス代を節約する秘訣は「ガス会社の切り替え」

ガス代の節約する一番の近道、それが「ガス会社の切り替え」です。

特にプロパンガスは料金設定に縛りがない自由料金制のエネルギーなので、どのガス会社からプロパンガスの供給を受けるかで料金が大きく変わります。

そのため、相場より安い料金設定のガス会社に切り替えるだけで、ガス代を大幅に節約できる可能性があるのです!

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具体的にガス代をいくら節約できるのか知りたい方は、プロパンガス料金シミュレーションを利用してみてください。

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まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

灯油1リットルあたりの価格は?
灯油価格には店頭価格と配達価格の2種類があります。店頭価格の全国平均は1リットルあたり112円、配達価格の全国平均は1リットルあたり120円です。ただし、以上は2022年10月時点の価格です。
灯油価格が安い地域は?
最も安い地域は熊本県で、店頭価格が1リットルあたり105円です。一方最も高い地域は沖縄県で、店頭価格が1リットルあたり128円です。なお、いずれも2022年10月時点の価格です。
灯油価格はどのように決まるの?
日本の灯油はほぼ輸入によって供給されているため、国際市況によって価格が決まります。ちなみに、日本の石油元売り会社は灯油価格の変動を抑えるため、市場連動方式の価格体系を採用しています。
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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。