プロパンガス(LPガス)とは?メリットとデメリットを徹底解明!

プロパンガス(LPガス)とは?メリットとデメリットを徹底解明!プロパンガス(LPガス)とは?メリットとデメリットを徹底解明!

プロパンガス(LPガス)について、「料金が高い」とあまり良いイメージを持っていない人もいるのではないでしょうか。実際にプロパンガスの料金は都市ガスの料金の約2倍が相場です。 しかしプロパンガスには、意外に知られていないたくさんのメリットがあるんです。今回は都市ガスとの比較をしつつ、プロパンガスならではのメリット・デメリットを解説します。(更新日:2019/11/25)

プロパンガス(LPガス)とは?メリットとデメリットを徹底解明!

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家庭で用いられるガスには種類があります。
「プロパンガス」「LPガス」「都市ガス」など、名前は聞いたことがあっても違いが説明できる人はあまり多くないかもしれません。

実はプロパンガスとLPガスは同じものを別の呼び方で呼んでいるだけなので、実質的には家庭で用いられるガスはプロパンガス(LPガス)と都市ガスの2種類です。

今回はそんなプロパンガス(LPガス)と都市ガスとの違いや料金相場、メリット・デメリットなどの情報を詳しく解説しています。



プロパンガス(LPガス)とは

そもそもプロパンガス、LPガスとは何なのでしょうか?

プロパンガスとは、液化石油ガス(英名:liquefied petroleum gas)のことを指します。 液化石油ガスは、プロパン・ブタンなどの天然ガスを圧縮し、常温で液化できる状態にしたガス燃料です。
また、呼び方が異なりますが、LPガス・LPGも同じガスの種類を指します。
日本においては、給湯器やコンロなどの家庭用・業務用ガス機器の燃料、タクシーの燃料、火力発電の燃料などとして用いられています。

多くの方は、家庭の給湯器やガスコンロで使用しているかと思います。


都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

プロパンガス関連の質問で多いのが、プロパンガスと都市ガスの違いです。

主成分・発熱量・燃焼範囲・普及率・料金制度の5つの観点でプロパンガスと都市ガスの違いをまとめたのが以下の表になります。

都市ガスとプロパンガスの違い

都市ガス プロパンガス
主成分 メタンを主成分とする液化天然ガス(LNG) プロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)
発熱量 11,000Kcal/㎥ 24,000Kcal/㎥
燃焼範囲 4.6%~14.6% 2.2%~9.5%
普及率 46% ほぼ100%
料金制度 総括原価方式 自由料金制

以下で、詳しく違いを解説します。


プロパンガスと都市ガスの発熱量の違い

プロパンガス(LPガス)の方が約2.18倍ほど 都市ガスより発熱量が優れているので、同じ体積で約2倍以上多くのものを温めることができます。

ちなみに単純計算をすると、 都市ガスの方がプロパンガスに比べてあたために2倍以上の時間がかかってしまうことになりますが、 実際には都市ガスのコンロはプロパンガスのコンロよりガスの量が多く出るように設計されているため、 どちらの場合でもあたための時間に差はありません。


都市ガスとプロパンガスは、使用できるガス機器が違う

先述の通り、プロパンガスと都市ガスは熱量が違うので、ガス機器は対応するガスの種類ごとに、一度に出るガスの量が異なります。

このことから、プロパンガス用のガス機器と都市ガス用のガス機器は流用ができません。
都市ガスからプロパンガス、あるいはその逆で、引越し先のガスの種類が変わってしまった方は、ガス機器も買い換える必要があります。

なお、ガス機器の品番によっては、対応するガスの種類以外のガスに対応させるための調整部品を販売している場合があるので、買い替えたくない場合には一度調べてみましょう。

ガス機器の殆どは、品番の書いてあるラベルに「都市ガス(天然ガス、12A13A)用」「LPガス(プロパンガス、LPG)用」などの対応するガスの名称が書かれています。
そちらを確認の上、メーカーに直接問い合わせて下さい。

※多くのケースでは、調整部品が5,000~7,000円で、そこに作業費用と出張代金などが加算されて15,000〜20,000円ほどになります。


プロパンガスと都市ガスの燃焼範囲の違い

燃焼範囲とは、空気中にガスがどれくらいあると爆発や燃焼を起こしてしてしまうかを表す濃度の量を指します。

表のデータについて解説すると、プロパンガスは都市ガスの半分ほどの量で爆発や燃焼を引き起こしてしまう危険性があるということになります。

そのため、現在プロパンガスを使われている家庭の方は、都市ガスを使われている方以上にガス漏れには気を付けるべきです。
とはいえ、2018年に起こったプロパンガスの事故は206件で、死傷者は一人のみでした。
これは全国2600万世帯のプロパンガス利用世帯のうち0.0007%という非常に低い割合です。

プロパンガスは危険であることをガス会社や国も十分に理解した上で事故件数の低下に努めているため、法律でも点検期間などがしっかりと定められています。
なので、むしろ非常に安全性が高いサービスとも言えるでしょう。


プロパンガスと都市ガスの普及率の違い

プロパンガスと都市ガスの違いは様々ありますが、一般の方が一番わかりやすいのが運搬方法の違いだと思います。
都市ガスはガス管などを通じて届くのに対して、プロパンガスはガスボンベで配送されます。

都市ガスはガス導管を引かないといけないので、東京都、大阪府など都市部では普及率が高いですが、沖縄県、青森県などの田舎で普及率が低い傾向にあります。
実際、都市ガスは日本の国土約6%にしか配管が通っていません。

それに対して、プロパンガスはガス会社の営業所の配送エリア内であればどこでも対応できるので、地方在住の方のエネルギー源としては依然としてプロパンガスが主流です。


プロパンガスと都市ガスの料金制度の違い

都市ガスは公共料金に当たるので、水道料金や電気料金などと同じく、公共料金に通常用いられる「総括原価方式」という料金制度を採用しています。

総括原価方式
事業が効率的に行われた場合に要する総費用に適正な事業報酬(利潤)を加えた総括原価が総収入と見合うように料金を設定すること。
引用元:デジタル大辞泉

要するに都市ガスには料金設定に一定の基準が存在するのですが、完全な自由料金制を採用しているプロパンガスにはそれがありません。

ガス会社が自由に料金を設定していいという決まりになっています。

そのため、ガス会社ごとにかなり料金の開きがあり、「ガス会社が変わったら同じ使用量でもガス料金が数倍安くなった」ということも珍しくはありません。


プロパンガス(LPガス)のデメリット

プロパンガス(LPガス)のデメリット

【プロパンガスのデメリット1】料金が高い

都市ガスと比較した場合、プロパンガスは 初期費用は安いものの、 その後の使用する料金が1.5倍~2倍程度と言われています。


3人家族の月平均プロパンガス代

【プロパンガスのデメリット1】料金が高い

また、都市ガスは料金設定に法律の縛りがあるのに対して、 プロパンガス(LPガス)は完全な自由料金なので、販売業者によって料金が大きく異なります。

特に賃貸の場合は、物件の設備投資にかかったお金が入居者のガス代に上乗せされてしまうケースが多く、戸建てのプロパンガス料金より10%〜30%程度高いといわれています。


【プロパンガスのデメリット2】契約後、料金が高くなる可能性がある

プロパンガス会社は全国に約20,000社存在します。
しかしプロパンガスの利用者の年々減っていっているという市場の情勢から、プロパンガス業界は競争が非常に激しい業界です。

それゆえに、プロパンガス特有の文化として、契約者に対してガス器具を無償にて提供する慣習があります。

契約したガス会社によっては、目先の無償のメリットに惹かれて契約したものの、数年後からガス料金の設定が変更になり、知らない間に高い料金を払い続けることになる可能性もあります。

プロパンガス(LPガス)のメリット

プロパンガス(LPガス)のメリット

こうして聞いてみると、「プロパンガスのメリットなんて無いのでは…?」と思ってしまいますよね。
料金が高いイメージが強く、つい見落としがちになりますが、実はプロパンガスは都市ガスや電気にはないようなすぐれた点がたくさんあるんです。

以下では、そんなプロパンガスのメリットを紹介します。

【メリット1】知ってた?「熱量」の違い

ガスの能力の発熱量を比較してみると…都市ガスは11,000Kcal/m3で、プロパンガスは24,000Kcal/m3となっています。
プロパンガスの方が都市ガスに比べ約2.18倍発熱量が優れている、というのもメリットのひとつです。

出典:大丸エナウィン株式会社HP

【メリット2】人体・環境にやさしい

プロパンガス(LPガス)の主成分である プロパン・ブタンは体に害がありません。
また、ガス会社がガスボンベに 不純物がふくまれているか どうかチェックしているので、 硫化物や“すす”などの有害物質も ほとんど含んでいません。

燃焼後も少量の二酸化炭素と 水になるだけで有毒な物質を発生しないため、 環境にもやさしいエネルギーということができます。

【メリット3】災害時の復旧が早い!

プロパンガスはボンベに収納されたガスを直接導管で家庭内に引込しているので、災害発生時には外部からの接続の復旧を待つこと無く、すぐにガスの供給が受けられます。

東日本大震災の時も都市ガスよりも12日、電気よりも58日も早く完全復旧している(※1)ので、災害の復旧がどのエネルギーよりも早いという点も、プロパンガスのメリット。

またプロパンガスは通常50kgボンベが2本設置してあるので、1本目が切れても2本目を利用すれば1ヶ月以上ガスを使用し続けることが出来るんです。
災害時に、大変貴重なエネルギーとなるのもプロパンガスの大きなメリットですね。

出典:経済産業省「東日本大震災を踏まえた今後のLPガス安定供給の在り方に関する調査」(平成24年2月)

【メリット4】安心、安全。

プロパンガスは危険というイメージがあるかと思いますが、先述の通り、実際にガスを供給している会社は、安心して使用できるようにさまざまな事故防止や安全性を高めたシステムを導入しています。

プロパンガスの事故発生率は0.92件/10万世帯、死亡事故発生率は0.02件/10万世帯となっていて、家庭内の不慮の事故による死亡率23.88件/10万世帯と比べても大幅に低いことがデータからわかります。

出典:ENEOSグローブエナジー株式会社

【メリット5】どこでも使用可能!

プロパンガスはガスボンベと使用するための設備さえあればどこでも使用することができます。
それに対して都市ガスは、都市ガス用の特別なガス管が地域に導入されていることが前提条件として必要になるので、使用することができない地域も多くあります。

いつでも、どこでも使用することができるのはプロパンガスのメリットです。

【メリット6】初期導入費用がかからないことがほとんど

都市ガスの場合、ガスを供給するガス導管が配管されていない場合だと、条件によっては工事費用が何十万円も掛かってしまうことがあり、機器の設置費用や初期費用はすべて契約者の負担となります。
それに対してプロパンガスの場合は、初期導入費用0円でというケースが多くあります。

しかし、初期導入費用はガス会社が全額負担しているわけではなく、月々のガス料金に上乗せされて請求されており、プロパンガスが高くなる原因のひとつになっているので、人によってはデメリットに感じられる可能性もあります。

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プロパンガスの料金制度・相場

プロパンガスのついて、「電気や都市ガスと比べると使用料金がとても高い」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に、水温が下がり、給湯器で多くのガスを使用する冬の時期などは、「請求書を見てびっくりした!」という声もよく耳にします。

でもプロパンガスの料金はどうして高いのでしょうか?

以下の項目で請求書の見方から解説しています。

料金の内訳は?

一般的にプロパンガスの料金のは「基本料金」と「従量料金」という二つの料金を足したものになっています。 携帯電話と似た料金設定というとイメージしやすいのではないでしょうか?

「基本料金」というのは、ガスを使った量にかかわらず毎月一定額請求される料金です。
プロパンガスのボンベ配送費用・毎月の検針費用・保安管理費用などにかかる経費とされています。
「従量料金」は毎月の使用量に応じて価格が決められる料金で、単位は㎥で表され1㎥ごとの従量単価が決められています。

従量料金は毎月の使用量に従量単価を掛けて計算され、これに基本料金を加えたものがプロパンガスの料金の内訳と覚えておきましょう。
計算方法:
{ 基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥ )}×消費税率=プロパンガス料金

そもそもどうして『プロパンガス』は高いの?

ではなぜ、プロパンガスは都市ガスに比べて高くなってしまうのでしょうか?
プロパンガスが都市ガスと比べて高くなってしまう理由は主に2つあります

【理由1:ガス設備の違い】
都市ガスは、供給元から直接ガス導管でそれぞれの家庭につなぐことで供給していますが、プロバンガスは、各家庭に直接訪問してボンベを輸送し、各家庭にある機器と接続しています。そのため、プロパンガスのほうが、ガスの輸送費用と各家庭にある機器の安全点検を行う人件費がかかっているのでその分料金が高くなってしまいます。

【理由2:価格設定システムの違い】
プロパンガスの販売価格は、実はそれぞれの会社が自由に決めることが出来ます。プロパンガス業界も、価格競争が起きて価格が下がらないように、地域によっては協定を組んでいる場合もあり、高めの販売価格になっているところもあるようです。

さらに、ガスボンベと室内までのガスの配管などの設備費用がガス料金に含まれていて、
よく知らされないままに毎月の請求に含まれている事もあり、これもまた料金が高くなってしまう原因の一つになっています。

プロパンガス(LPガス)の料金を下げる方法

光熱費の中でも値段が高いガス代ですが、「ライフラインの一つだから使用量を節約するのも難しいし、多少料金が高くても仕方がないかな……」なんて思っていませんか?
あまり知られていませんが、これまでの生活スタイルを一切変えることなくガス代金を簡単に節約することが可能なんです!

ここからはその方法と手順を紹介します。


ガス会社を切り替えるのが一番早い

プロパンガスは自由料金制で、ガス会社ごとに全く料金プランが異なるので、ガス会社を変えるだけでガス料金を大きく節約することが可能なんです。

全国の月別プロパンガス料金平均

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
全国平均 8,216 7,999 7,513 7,350 6,809 6,160 5,511 5,186 5,186 5,890 6,593 7,350

上記の表は、全国平均のガス料金の平均です。

お家の料金と比べていかがでしょうか?

「うちのガス料金より安い!」
「大体うちのガス料金と同じくらい」

そう思われた方は、かなりガス料金を節約できる見込みがあります。


なぜ、ガス会社を切り替えるだけで節約につながるの?

「平均と同じくらいなのに安くなるの?」

そう疑問に思われた方も安心して下さい。

というのもプロパンガスの平均料金は、つねに相場より高めになっているからです。

理由はシンプルで、「自由料金制であることを悪用して適正な価格より高額なガス料金でガスを提供するガス会社が多いから」にほかなりません。

さらに、プロパンガスは業界全体が閉鎖的で、業者間で共謀して地域のプロパンガス料金相場を高く調整する、といった談合が多く行われてきた歴史があります。

このような事情から、適正価格での提供を行っているガス会社はさほど多くないので、多くの方は、ガス会社を切り替えることでガス料金を節約することができます。

なお、弊社が運営しているガスの無料料金比較サイト「enepi」を利用すれば、簡単に今より安いプロパンガス会社を見つけることが可能です。

enepiでは、「不当な値上げをしない」「お客様の家から近く何かあった時にすぐ対応することができる」などの条件を満たしている厳選したプロパンガス会社さんの料金プランをWEB上で無料比較することができます。

これは日本ではenepiだけがご提供できているサービスです。

複数社の料金プランを比較することにより、ガス料金が安くなるだけではなく、より安心できてサービスの良いガス会社に乗り換えましょう!


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まとめ

最後に、プロパンガスのメリットとデメリットをまとめておさらいしましょう。

プロパンガスのメリット

  • 熱量が高い
  • 環境に優しい
  • 災害時の復旧が早い
  • 安全性が高い
  • 対応エリアが広い
  • 導入の初期費用がかからない場合が多い

プロパンガスのデメリット

  • 都市ガスより料金が高い
  • 契約後に値上げが行われる可能性がある

高いと言われがちなプロパンガスですが、ご紹介したように災害に強く環境にも優しく、安心安全に使用できるなど、数多くのメリットがあるエネルギーです。

そんなプロパンガスなので、長く使っていくためにも今よりも少しでもガスの料金が安くなるように安いガス会社に乗り換えるのをおすすめします。

各ガス会社の料金プランの比較はすべてWEB上で可能なほか、料金は一切かからないので、プロパンガスをご利用中の方はぜひ一度以下から確認してみて下さい。

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