auユーザーの皆さまなら、「auでんき」という選択肢があることをご存知かと思います。ただ、「auでんきは高いのでは?」という声も聞かれます。
そこで今回は、auでんきについて、他社との料金比較やメリット・デメリットを明らかにします。auでんきに興味がある、または疑問や不安がある方はぜひ参考になさってください。
この記事で分かること
- auでんきが「高い」と感じる6つの理由:燃料費調整額の上限撤廃、ポイント還元率の引き下げ、国の補助金終了、スマホセット割の未適用など。
- 大手電力会社との世帯別差額:電気代+ポイント還元含めて世帯当たり月138円〜447円程度の差にとどまり、電気単体では大幅安にならない。
- 最新のプラン・地域改定情報:関東・中部・関西で開始されたオール電化プランや、沖縄エリアの料金改定、新プラン移行手順など。
- 継続/乗り換えの判定基準:au/UQ mobileユーザーやPonta経済圏利用者は継続、電気代そのものを下げたい場合は乗り換え推奨、といった具体的な判断軸。
- 解約・乗り換えの手順と注意点:原則として解約違約金が不要であること、Webで完結する簡単な切り替えフロー(供給地点特定番号・お客様番号の準備)。
【結論】auでんきは大手電力と同等水準|それでも高いと感じる6つの要因

auでんきの基本料金や電力量料金単価は、大手電力会社(旧一般電気事業者)の従量電灯(規制料金)と同等に設定されています。そのため、単純な料金表の比較では「高くなっていない」ように見えます。
しかし、実際に検針票や請求額を見て「高くなった」「他社より割高だ」と感じる利用者の違和感には、明確な理由が存在します。主な要因は以下の6点です。
理由1:【要注意】旧プラン(電源調達等調整額あり)のまま契約している
長年auでんきを契約している人が最も陥りやすい落とし穴が「旧プランのまま放置している」ケースです。2023年6月以降、auでんきの一部の旧プランに対して、市場価格に連動する「電源調達等調整額」という追加費用が加算されるようになりました。
現在提供されている「新プラン」にはこの調整額は含まれていませんが、自動移行ではないため、旧プランのまま放置していると新プランよりも毎月割高な電気代を払い続けることになります。
契約が旧プランのままになっていないか、今すぐ以下の手順で確認してください。
1. 「My au」アプリまたはWebサイトにログインする。(「auでんき」アプリをご利用の場合は、画面左下のMENU>「ご契約内容の確認」をタップするとMy auへ遷移します)
2. トップ画面にある「auでんき」の項目を開く。
3. ご契約内容に記載されている「料金プラン」の名称を確認する。
4. 【判定基準】プラン名に「D」または「2」が含まれていれば、電源調達等調整額が加算されない「新プラン」です(でんきMプラン(D) など)。これらが含まれていない場合は割高な「旧プラン」の可能性が高いため、早急に見直しと新プランへの移行手続きを行いましょう。
※関西・中国・九州電力エリアはプラン名称のルールが異なりますが、最新プランへの見直しを推奨します。
理由2:燃料費調整額の「上限撤廃」による高騰リスク
2022年11月使用分より、auでんきは燃料費調整額の上限設定を撤廃しました。
大手電力会社の規制料金(従量電灯)には上限が残されているため、ウクライナ情勢や為替変動により世界的に燃料価格が高騰した局面において、上限のないauでんきの方が大手電力会社よりも高くなる逆転現象が発生しました。
理由3:「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の値上げ
電気代には、全国一律で「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」が含まれています。この単価は年度ごとに国が改定しますが、近年は値上げ傾向にあります(例:2024年5月には1.40円/kWhから3.49円/kWhへ上昇)。電気使用量が多い家庭ほど数千円単位で請求額が跳ね上がるため、タイミング的に「auでんきが自社の電気代を値上げした」と誤認してしまうユーザーが少なくありません。全電力会社共通の負担増ですが、割高感の大きな原因となっています。
理由4:ポイント還元率の引き下げ(最大5%→0.5%〜1.0%)
2023年6月の制度改定により、かつて実施されていた「電気料金に応じて最大5%還元」という手厚い特典が変更されました。現行の還元率は「月額8,000円未満:0.5%」「月額8,000円以上:1.0%」へと引き下げられています。長年契約を続けているユーザーほど、獲得ポイントの減少に伴う実質負担の増加を実感しやすくなっています。
理由5:国の「電気代激変緩和補助金」の終了
国の補助金支援策は2023年1月に開始されて以降、名称や内容を変えながら断続的に実施されています。そのため家庭での電気使用量自体が変わっていなくても、補助金の終了のタイミングで請求金額が跳ね上がるケースが生じます。
最近では、2025年9月使用分をもって「電気・ガス料金支援」による値引き支援が終了。その後、2026年1〜3月使用分、2026年7〜9月使用分(低圧電気3.5円/kWh、8月のみ4.5円/kWh)に再開されています。
※最新の実施状況は「資源エネルギー庁の特設サイト」等でご確認ください。
理由6:au・UQ mobileの「通信セット割引」が未適用
auでんきは単体契約では電気代そのものの割引効果がほとんどありません。真の節約効果を発揮するのは、auやUQ mobileのスマートフォンとセットで契約し、「自宅セット割」(月額最大1,100円割引/回線)などを適用した場合です。他社スマホを利用している環境では、セット割の恩恵を受けられず割高感に繋がります。
【世帯別比較】auでんきと大手電力(東京電力EP等)の料金シミュレーション
2026年9月時点の最新の条件に基づき、全国10エリアの「auでんき(でんきM)」と「地域電力(従量電灯プラン)」の料金シミュレーションを行いました。
auでんき(でんきM/L)は、地域の電力会社の従量電灯プランと「基本料金・電力量料金」が同等に設定されているため、請求金額そのものは地域電力とほぼ同額となりますが、Pontaポイント(1%還元)が実質的なメリットとなります。
※世帯人数ごとの平均的な使用量(1人: 214 kWh 、2人: 367 kWh 、3人: 408 kWh 、4人: 438 kWh 、5人: 469 kWh 、6人以上: 571 kWh)を基に、エネピ独自で算出した金額です
2026年9月時点のシミュレーション前提条件
- 再エネ賦課金: 2026年度の単価である「4.18円/kWh」を適用しています。
- 燃料費調整単価: 2026年9月請求分(8月使用分)の単価を適用しています。なお、この月は政府の「電気・ガス料金支援」として、1kWhあたり4.5円の値引きが反映されています。
- 推定請求額の計算式: (基本料金/最低料金 + 電力量料金) + (燃料費調整単価 × 使用量) + (再エネ賦課金 4.18円 × 使用量)
- Pontaポイント: auでんきの算出基準に従い、(基本料金+電力量料金)の税抜額 × 1%(小数点以下切り捨て)として算出しています。再エネ賦課金や燃料費調整額はポイント算定の対象外です。
1. 北海道エリア(北海道電力:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 7785 | 71 |
| 2人(30A/367kWh) | 14706 | 141 |
| 3人(40A/408kWh) | 16927 | 163 |
| 4人(40A/438kWh) | 18373 | 177 |
| 5人(50A/469kWh) | 20286 | 196 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 25203 | 243 |
2. 東北エリア(東北電力:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 7085 | 71 |
| 2人(30A/367kWh) | 13462 | 144 |
| 3人(40A/408kWh) | 15508 | 168 |
| 4人(40A/438kWh) | 16793 | 182 |
| 5人(50A/469kWh) | 18597 | 204 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 22964 | 252 |
3. 東京エリア(東京電力EP:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 7102 | 76 |
| 2人(30A/367kWh) | 13576 | 148 |
| 3人(40A/408kWh) | 15640 | 172 |
| 4人(40A/438kWh) | 16930 | 186 |
| 5人(50A/469kWh) | 18738 | 210 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 23123 | 260 |
4. 中部エリア(中部電力ミライズ:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 6115 | 51 |
| 2人(30A/367kWh) | 10781 | 94 |
| 3人(40A/408kWh) | 12316 | 110 |
| 4人(40A/438kWh) | 13250 | 119 |
| 5人(50A/469kWh) | 14583 | 132 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 17757 | 164 |
5. 北陸エリア(北陸電力:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 6463 | 67 |
| 2人(30A/367kWh) | 12461 | 133 |
| 3人(40A/408kWh) | 14450 | 157 |
| 4人(40A/438kWh) | 15619 | 170 |
| 5人(50A/469kWh) | 17305 | 192 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 21279 | 240 |
6. 関西エリア(関西電力:従量電灯A 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 5502 | 41 |
| 2人(30A/367kWh) | 9724 | 79 |
| 3人(40A/408kWh) | 10907 | 90 |
| 4人(40A/438kWh) | 11810 | 99 |
| 5人(50A/469kWh) | 12744 | 107 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 15817 | 136 |
7. 中国エリア(中国電力:従量電灯A 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 6050 | 70 |
| 2人(30A/367kWh) | 11632 | 131 |
| 3人(40A/408kWh) | 13244 | 149 |
| 4人(40A/438kWh) | 14428 | 163 |
| 5人(50A/469kWh) | 15653 | 177 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 19688 | 223 |
8. 四国エリア(四国電力:従量電灯A 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 5128 | 42 |
| 2人(30A/367kWh) | 9133 | 83 |
| 3人(40A/408kWh) | 10308 | 95 |
| 4人(40A/438kWh) | 11184 | 104 |
| 5人(50A/469kWh) | 12090 | 113 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 15056 | 142 |
9. 九州エリア(九州電力:従量電灯B 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 5519 | 45 |
| 2人(30A/367kWh) | 9511 | 81 |
| 3人(40A/408kWh) | 10991 | 96 |
| 4人(40A/438kWh) | 11875 | 105 |
| 5人(50A/469kWh) | 13083 | 118 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 16089 | 149 |
10. 沖縄エリア(沖縄電力:従量電灯 相当)
| 世帯人数 | 推定請求額(円) | Pontaポイント(1%) |
|---|---|---|
| 1人(30A/214kWh) | 8741 | 88 |
| 2人(30A/367kWh) | 15758 | 154 |
| 3人(40A/408kWh) | 17821 | 173 |
| 4人(40A/438kWh) | 19351 | 187 |
| 5人(50A/469kWh) | 20935 | 202 |
| 6人以上(50A/571kWh) | 26144 | 251 |
2026年9月時点の分析とauでんきのメリット
2026年9月の状況として、再エネ賦課金が「4.18円/kWh」へと引き上げられたこと、および燃料価格の高騰により、全エリアにおいて電気料金(請求総額)が上昇しています。2026年夏の緊急支援により1kWhあたり4.5円の値引きが適用されているものの、それを差し引いても燃料費調整額は高水準で推移しています。
- 世帯別の実質的な家計負担は増加: 再エネ賦課金の単価上昇と燃料高により、各ご家庭の請求総額は全国的に増加しています。
- Pontaポイントの還元額は変わらない: auでんきにおけるPontaポイント還元は、「基本料金+電力量料金(税抜)」を基準に算出されます。再エネ賦課金や燃料費調整額はポイント算定の「対象外」であるため、これらの単価が上がって毎月の請求総額が増えても、獲得できるポイント数は増えません。
- 今後の対策: 獲得ポイントが据え置きのまま毎月の電気代負担が増加している環境下であるため、ポイント還元による節約に加え、より一層の節電や省エネ家電の活用が家計負担を抑える上で重要となっています。
契約者のリアルな評判・口コミから分かるメリットとデメリット

電力会社を切り替える上で、実際に利用している方の「生の声」は非常に重要な判断材料となります。しかし、インターネット上には様々な情報が溢れており、どの口コミを信じれば良いか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでエネピでは、auでんきの利用者を対象に独自のアンケート調査を実施しました。個人の体験に基づいたリアルな声を通じて、auでんきの実態に迫ります。
【調査概要】
- 方法:インターネットアンケート調査
- 対象:auでんきを現在契約している、または過去に契約していた全国の20代~60代の男女
口コミ①:定期的にガチャも回せてポイントもGETできるので乗り換えてよかったと思います!(長野県・1人世帯)
使用量:199.82kWh
請求額:6,381円
満足度:★★★★☆(4.0)
良かった点:auからUQモバイルに変える時に、賃貸でも電力会社を変えられることを教えてもらい、支払いでポイントを貯めることもできてメリットが多いと思いauでんきに乗り換えました! 今のところ猛暑でエアコンつけっぱなしにしているけどそこまで電気代がかかっているイメージでもないし、定期的にガチャも回せてポイントもGETできるので乗り換えてよかったと思います!
悪かった点:アプリをインストールするのが必須のようで、それがないと電気の使用料など確認できない。どこかのサイト(Myauとか)でまとめて確認できたら、むやみやたらとアプリをインストールする手間やスマホの中がごちゃごちゃしないで済むのになぁ…と思います。
口コミ②:セット割引が適用されるため、トータルの通信費や光熱費を抑えられるのも魅力です。(兵庫県・3人世帯)
使用量:503.6kWh
請求額:15,751円
満足度:★★★☆☆(3.2)
良かった点:まずアプリで電気の利用状況や料金をリアルタイムに確認できる点が挙げられます。電気の使いすぎを防ぐ目安になり、節約意識を高められるのは大きなメリットです。また、利用に応じてPontaポイントが貯まる仕組みがあり、日常の買い物やサービスに還元できるのも嬉しいポイントです。さらに、au携帯やインターネットとのセット割引が適用されるため、トータルの通信費や光熱費を抑えられるのも魅力です。電気の「見える化」とお得なポイント還元、そしてauサービスとの連携による割引という三つのメリットが揃っているため、家計に優しく使い勝手の良いサービスだと感じます。
悪かった点:大きな不満はほとんどありませんが、強いて挙げるとすればポイント還元の面です。利用料金に応じてPontaポイントが貯まる仕組みは便利でお得感もありますが、他のサービスと比較するとポイント付与率がやや控えめに感じることがあります。特に電気は生活に欠かせない固定費であり、毎月必ず発生する出費だからこそ、もう少しポイントが貯まりやすければさらに魅力が増すと考えられます。小さな不満点ではありますが、日常的に使うサービスだからこそ、還元率が高まれば利用者の満足度はより向上するでしょう。
口コミ③:電気の使用量や現在のところの請求料金がリアルタイムで分かり、節電意識が高まる。(東京都・4人世帯)
使用量:463kWh
請求額:16,339円
満足度:★★★★★(4.6)
良かった点:アプリがとても使いやすい。電気の使用量や現在のところの請求料金がリアルタイムで分かり、節電意識が高まる。スマホもauを契約していて、auカードを使っているのでポイントがたまりやすい。電力会社の切り替えもスムーズだった。
悪かった点:電気料金のお得感が薄い。他の電力会社と比べて安いか、というとそこまででもない気がしている。アプリにau関連サービスのお知らせなど、余計な情報が多すぎる。その情報は見ないようにしているが、ゴチャゴチャしている感じは否めない。
口コミ④:Pontaポイントが月200円くらい貯まるから、コンビニでコーヒー買うのに使えてお得感あります。(神奈川県・2人世帯)
使用量:280kWh
請求額:7,800円
満足度:★★★☆☆(3.4)
良かった点:auでんきに変えてから、auの携帯料金とセットでポイントが貯まるのが地味に嬉しいです。以前は別の電力会社を使ってたけど、auユーザーだったからまとめたくて2年前に切り替えました。ウェブサイトのマイページが使いやすくて、毎月の使用量や料金の推移がグラフでパッと見られるのが便利。請求額も前の会社と比べてそこまで変わらないけど、Pontaポイントが月200円くらい貯まるから、コンビニでコーヒー買うのに使えてお得感あります。
悪かった点:コールセンターに1回問い合わせたとき、ちょっと待たされたのが気になりました。平日の昼間に電話したんだけど、10分くらい保留で、仕事の合間にかけ直す羽目になったんですよね。対応自体は丁寧だったけど、すぐ繋がる方が助かる。あと、料金プランがシンプルなのはいいけど、もう少し節約向けのプランとか、夜間安いプランとかあればいいなって思いました。2人暮らしだと電気使用量が多くないから、プラン選んでも節約効果がイマイチ実感しにくいです。アプリで通知してくれるのは便利だけど、たまにメンテナンスでサイトが見られないときがあって、タイミングが悪いとちょっとイラッとします。
口コミ⑤:電気料金をスマホ代とまとめることができるため、支払いや管理が楽になりました。(大阪府・5人世帯)
使用量:436kWh
請求額:13,516円
満足度:★★★★☆(4.0)
良かった点:auでんきアプリで電気使用量を簡単に確認することができるところです。アプリから毎日の電気使用量を確認できるようになっているため、自分の節電意識を高めることができており、少しでも、家計の負担を軽くすることができているなと感じています。さらに、電気料金をスマホ代と一緒に請求にまとめることができるため、支払いや管理が楽になりました。
悪かった点:大手電力会社からauでんきに切り替えしたのですが、auでんきには夜に電気を多く使用する家庭向けのプランはなく、子供たちも大きくなってきており、夜に電気を使うことが増えてきているので、夜に電気を多く使用するプランがあったら良いのになと感じています。
総評:auでんきのメリットとデメリット
auでんきは、Pontaポイントを貯めているau・UQモバイルユーザーにとってメリットの大きい電力サービスであり、特に専用アプリによる「電力の見える化」が節約意識の向上に繋がっている点が高く評価されています。一方で、電気料金そのもののお得感や、多様な料金プランを求めるユーザーからは、物足りなさを指摘する声も見られました。
メリット(高評価の傾向):
- アプリの使いやすさ: リアルタイムで電気使用量や料金を確認できるため、節電意識が高まる。グラフ表示で料金の推移が見やすいなど、操作性・視認性ともに評価が高い。
- ポイント還元・通信費との連携: 利用に応じてPontaポイントが貯まり、日常の買い物などに使える。au携帯・インターネットとセットにすると割引やポイント優遇があり、通信・光熱費の一体管理に便利。au PAYカード利用者はポイント効率がさらに良くなるという体感も。
- 契約や切り替えのしやすさ: 賃貸でも契約可能で、他社からの切替がスムーズ。支払いをスマホ代とまとめられることで、家計管理がシンプルになる。
- 総合的なお得感: 料金自体は標準的だが、ポイント分で「実質的な得」を感じるユーザーが多い。定期的なアプリ内ガチャなど、楽しみの要素もある。
デメリット(改善を望む声):
- アプリ依存・機能制限: アプリのインストールが必須であり、Web(My au等)で閲覧できない点に不便を感じるユーザーが一部。アプリ内にau関連の宣伝情報が多く、画面がごちゃごちゃしているという声もある。
- 料金・ポイント還元の物足りなさ: 料金そのものは他社と比べて「明確に安い」というほどではない。Pontaポイントの還元率がやや低く、固定費としての魅力がもう少しほしいという意見。
- 対応・サービス面: コールセンターにつながりにくい場合がある。アプリやマイページがメンテナンスで見られない時間があり、タイミングによって不便。
- プランのバリエーション不足: 夜間使用量が多い家庭向けなど、生活スタイル別の料金プランが少ない。節電意識向上には役立つが、料金節約効果を実感しにくいという声。
【最新制度】オール電化向け新プランとエリア別の料金改定

auでんきの最新プランおよびエリア別の制度改定について解説します。
オール電化住宅向け新プランの登場
auでんきは長年にわたり従量電灯相当のプランを中心としていたため、夜間電力が割安に設定されているオール電化住宅が加入すると、電気料金が跳ね上がるという制約を抱えていました。この課題に対応するため、2025年10月1日より関東・中部・関西の3電力管内限定でオール電化住宅向けプランの提供が開始されています。
| 提供エリア | 移行元の大手電力プラン例 | auでんき対応プラン | 特徴およびPontaポイント還元率 |
|---|---|---|---|
| 関東エリア(東京電力管内) | 電化上手 スマートライフS/L | オール電化(東京D)割引 オール電化(東京D) | 基本単価は大手電力現行水準と同等。 旧プラン移行向けは0.5%還元。 |
| 中部エリア(中部電力管内) | Eライフプラン(電化割引有) スマートライフプラン | オール電化(中部)電化5 オール電化(中部) | 中部電力スマートライフプラン水準の単価設計。 条件に応じて最大8.3%還元。 |
| 関西エリア(関西電力管内) | はぴeタイム(割引有) はぴeタイムR(割引有) | オール電化(関西)電化10 オール電化(関西)電化5 | 関西電力はぴeタイム水準の単価設計。 条件に応じて最大11%還元。 |
本プランの導入により、オール電化住宅であってもKDDIの通信セット割引や請求統合のメリットを享受できる環境が整いました。
ただし、東京電力の「電化上手」や関西電力の旧「はぴeタイム」など、大手電力会社側で新規受付を終了している経過措置型プランからauでんきへ移行した場合、元の旧プランへ戻すことができないため、過去の夜間割引単価と現行プラン単価の綿密な比較検討が不可欠です。
沖縄エリアにおける料金改定と「沖縄D2/Pプラン」
沖縄セルラー電話が管轄する沖縄電力エリアでは、2025年10月利用分より最低料金が330円値上げされる料金改定が実施されました。この値上げの影響を緩和するため、沖縄セルラー電話は自社主導で電源調達からサービス供給までを一貫して行う新プラン「沖縄D2プラン」および「沖縄Pプラン」への移行手続きを展開しています。沖縄エリアの契約者は同手続きを完了させることで、最低料金値上げによる負担増を回避し、従来水準の料金体系を維持することが可能です。
契約を「継続すべき人」と「今すぐ乗り換えるべき人」の判定基準

現在の契約状況や利用環境に応じて、auでんきを継続すべきか、他社へ乗り換えるべきかの判定基準を提示します。
| 判断分岐 | 契約継続を推奨するユーザー層 | 早期乗り換えを推奨するユーザー層 |
|---|---|---|
| 通信契約状況 | 世帯内にUQ mobile対象プラン契約者が存在し、「自宅セット割」により通信費割引(最大1,100円/月・回線)を享受している層 | NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、au単体、povo等を利用しており、電力契約による通信費側の割引が一切発生しない層 |
| 節約の目的 | アプリによる30分単位の可視化や節電チャレンジ、Pontaポイント経済圏での決済統合を優先する層 | ポイント還元ではなく、毎月の電気料金請求書における支払金額そのものを直接的かつ確実に引き下げたい層 |
| 電力消費規模 | 月間使用量が比較的少なく、格安新電力へ切り替えても従量単価の差額による恩恵が小さい層 | 月間使用量が300kWhを超える世帯やペット飼育世帯など、割安な第3段階単価新電力の恩恵を最大化できる層 |
世帯内にUQ mobileユーザーが存在し、複数回線で「自宅セット割」の適用を受けている場合は、通信費側で発生する割引額が年間数万円規模に達するため、電気料金単体の価格差を考慮してもauでんきを継続する経済的合理性が高いです。また、日常の決済をau PAYカードやPontaポイント経済圏に集約しており、専用アプリを用いたリアルタイムの電力管理に価値を見出している方にとっても、現状維持が選択肢となります。
一方で、UQ mobile以外の通信キャリアを利用している世帯では、電気料金単体での還元額が年間数百円から千数百円程度にとどまるため、契約を継続する理由は希薄です。さらに、月間の電力消費量が300kWhを超える多人数世帯においては、電力量料金単価が根本から割安に設計されている格安新電力(オクトパスエナジー等)へ移行することで、直接的な光熱費削減が達成できる場合があります。
他社電力会社への乗り換え手順と解約時の注意点

切り替え手続きはWeb上で完結し、解約に伴う負担も限定的です。
1. 解約違約金の確認
auでんきは原則として解約違約金や契約期間の縛りがありません(一部の特定キャンペーンプラン等を除く)。いつ解約してもペナルティは発生しません。
2. 乗り換え先の電力会社へ申し込む
新たに申し込む電力会社のWebサイトから手続きを行います。auでんきへの解約連絡は新しい電力会社が自動で行うため、契約者自身でauでんきへ解約手続きをする必要はありません。
3. 必要な情報の準備
申し込み時には、検針票やauでんきのマイページに記載されている「供給地点特定番号」と「お客様番号」が必要になります。
4. 切り替え完了
スマートメーターが設置されている住宅であれば、立ち会い工事不要で次回の検針日(または指定日)に自動的に切り替わります。
エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。
※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です
auでんきに関するよくある疑問(FAQ)
auのスマホを解約・他社へ乗り換えたらauでんきはどうなる?
auでんきの契約自体はそのまま継続可能です。ただし、通信セット割引(自宅セット割など)が解除され、電気代に応じたPontaポイント還元のみとなるため、お得感は大きく低下します。スマホの乗り換え時には電気会社の見直しも同時に行うことを推奨します。
電力会社を切り替えることで停電が増えたり電気の質が落ちたりする?
電気の品質や供給の安定性は一切変わりません。auでんきから他社へ切り替えた場合でも、送配電網はこれまで通り地域の一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド等)の設備を使用するため、停電の頻度や電気の質に影響は出ません。
市場連動型プランのように電力取引価格の暴騰で高額請求が来るリスクはある?
auでんきの標準的なプランは、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に直接連動する「市場連動型プラン」ではありません。燃料費調整額の変動は受けますが、市場価格の突発的な暴騰によって1kWhあたり数百円といった異常な請求が発生するリスクはありません。
まとめ:auでんきはどんな人におすすめ?
今回は「auでんきの料金は高いのか?」という疑問に対し、他社との料金比較やメリット・デメリットを解説しました。
結論として、auでんきの電気料金自体は大手電力会社(従量電灯)と同額であり、決して高くはありません。
auでんきがおすすめな人
- auのスマホやUQ mobileを利用している人(セット割の恩恵が大きい)
- Pontaポイントを日常的に貯めている・使っている人
- 専用アプリで電気代をこまめにチェックし、節電したい人
- 電気の品質やトラブル時の対応は、今まで通りの安心感を求めたい人
一方で、「とにかく電気代(単価)そのものを最安にしたい」「au回線を使っていない」という方は、基本料金0円の電力会社など、他の新電力を比較検討することをおすすめします。
ご自身のライフスタイルやスマートフォンの契約状況に合わせて、最適な電力会社を選んでみてください。




