最近は、浴室乾燥機を使っているという方も増えてきました。
少し驚いたのですが、今や新築マンションでは8割程、
新築の戸建てでも4~5割程備わってきているようです。(※1)

全体数で言えばまだまだ数%程の普及率ですが、
年々増え続けており、今後導入される家庭は増えていくのではないでしょうか。

ですが、現状では

・浴室乾燥機ってどんな機能があるの?
・光熱費って高くないの?
・導入はしてみたけど、使い方がわからない
・光熱費が高くてあまり使ってない

等々、色んな疑問や悩みがあると思います。

そこで今回は、「導入を考えている方」や
「現在使っている方」にお役に立てる情報を
お伝えしていきたいと思います。

(※1)参考元:リフォームLab.「浴室乾燥機暖房機の種類と選び方」

浴室乾燥機とは?

まずは、浴室乾燥機の機能について見ていきましょう。

浴室乾燥機とは?

乾燥

お風呂場に洗濯物を干して、乾燥を早めてくれる機能です。
大体2~3時間程で乾かすことができます。(※1)

(※1)パナソニック製ヒートポンプ式で6kgの洗濯物を乾燥させた場合

暖房

エアコンの暖房と同じです。
冬に入る時でも、寒くならず快適に入ることができます。

涼風

エアコンの冷房と同じです。
夏に入る時でも、涼しくなり快適に入ることができます。

換気

お風呂場内の空気を入れ替えてくれます。
カビ防止に役立てることができます。

こちら4つが浴室乾燥機の主な機能となります。

雨の時期でも室内干しもできて、
季節問わず快適にお風呂に入ることもでき、
非常に便利に見えますね。

実際にすごく便利なのですが、もちろんデメリットもあります。

意外と高い浴室乾燥機の電気代!

意外と高い浴室乾燥機の電気代!

お気づきの方もいたのではないかと思いますが、
浴室乾燥機の唯一のデメリットは「電気代」です。

機能ごとにより、かかる電気代がかわってくるのですが、
それぞれ

・乾燥 1.36KW/1時間=約37円
・暖房 1.33kW/1時間=約36円
・涼風 0.07kW/1時間=約2円
・換気 0.03kW/1時間=約0.8円

(※1)
パナソニック製:FY-13SW5を60Hzで使用した場合
電気料金は27円/KWhと仮定。

機能により大分ばらつきがありますが、
特に目立つのが乾燥機能と暖房機能の2つですね。
乾燥機能は浴室乾燥機最大のメリット
と言っても過言ではないため、
この電気代がネックで導入していない方も
いるのではないでしょうか。

でも使いたい!

浴室乾燥機の電気代は季節により変わりますが、
月1,500円~3,000円程かかっている家庭が多いようです。

涼風・換気は電気代が安く、
また暖房機能はお風呂に入る時に少し使う程度ですので、
電気代が大きくかかるということは少ないですが、
一番の問題は乾燥機能です。

1日1回の洗濯で、乾燥するまでに2時間かかるとすると、
1か月では

30円 × 2時間 × 30日 = 1,800円

この値段が毎月かかることになり、
ちょっと使いづらい印象を受けますね。

とはいえ、非常に便利なこの乾燥機能。
これを使わなかったら
導入する or 導入した 意味が大きく減ってしまいます。

そこで、電気代を安く抑える
乾燥機能の節約術をお伝えしていきたいと思います。

<節約術その1>電気代の安い時間帯に使う

<節約術その1>電気代の安い時間帯に使う

電気代には、

・従量電灯…
時間に関わらず、使った量で電気代が決まるプラン。

・時間帯別電灯…
従量に比べ夜(23:00~7:00)の電気代が6~7割程安く、
日中(7:00~23:00)の電気代が3割程高くなるプラン。

以上の2つのプラン(※1)があります。

なんとなく、夜の電気代が安いというのは
聞いたことあると思いますが、
6~7割程も割引されるというのは
ビックリされたのではないでしょうか。

時間帯電灯のプランを契約されている方は、
夜に使うようにするだけで
月の電気代を大きく下げることができますので、
ぜひ実践してみて下さい。

(※1)関西電力の場合(2016年12月時点)

<節約術その2>部屋干ししてから浴室乾燥!

<節約術その2>部屋干ししてから浴室乾燥!

また、最初から浴室乾燥機で乾かすのではなく、
最初に部屋干しをしてから浴室乾燥とするのも非常に効果的です。

浴室乾燥のみ(2時間) ⇒ 室内干し + 浴室乾燥(1時間)

と変えるだけでも、
毎月かかる電気代を半額に抑えることができます。

「室内干しだけではダメなの?」
と思われた方もいるかもしれませんが、
どうしても室内干しだけでは

・部屋の湿度が高く生乾き状態
・洋服に室内干し独特のにおいがついてしまう

等々、お困りの点があると思います。

最後の乾燥の部分に室内乾燥を使うことで
電気代を抑えつつメリットを活かすことができます。

<節約術その3>浴室の水分はふき取ってから使用する!

<節約術その3>浴室の水分はふき取ってから使用する!

室内乾燥器を使う時は、
浴室の水分をふき取ってから使うようにしましょう。

浴室に水分が残っていると、

・乾燥に余計な電力を使ってしまったり
・湿度が上がり洗濯物が乾くまでに時間がかかってしまったり

と、無駄な電気代がかかってしまいます。

ベストな方法としては、
風呂上りに毎日拭き掃除と換気機能を使うことで
カビ防止にもなりますし、
乾燥機能を使うときに都度拭く必要もなくなります。

なかなか習慣づけるのは難しいですが、
一度慣れてしまうとお風呂掃除も楽になり
節約にもなるため一石二鳥です。

また、湯船にお湯が入っている場合は、必ず蓋をしましょう!

<節約術その4>外気温の高い昼を狙って使用する!

<節約術その4>外気温の高い昼を狙って使用する!

時間帯によって電気代が変わらないプランにされている方は、
気温の高い昼間に乾燥機能を使うと良いでしょう。

例えば1日3時間浴室乾燥機で乾燥をさせるのを2日に1回やるとします。
37円×3時間=111円/日

年間(182日)では20,000円程度の電気代にもなるため、
意外とバカにできない金額になってきますね。

夜にしか家事ができないという方は、
時間帯のプランに変更されるのも良いと思いますし、
日中に家事ができるという方は是非この方法を試してみて下さい。

<節約術その5>フィルターをこまめに掃除する!

<節約術その5>フィルターをこまめに掃除する!

フィルターに汚れが溜まってしまうと、

・乾燥効率が落ちてしまったり
・浴室乾燥機の寿命が縮まってしまったり
・フィルターからのにおいが洗濯物についたり

等の様々なデメリットがあります。

メーカーにもより異なりますが、
大体3ヶ月~6ヶ月がフィルターの手入れ期間となりますので、
できるだけこまめに手入れをした方が良いかと思います。

手入れ自体も、埃を取って水洗いして乾かすだけですので、
誰でも手軽に行うことができます。

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

浴室乾燥機とは何ですか?
お風呂場に洗濯物を干して、乾燥を早めてくれる機能です。 浴室乾燥機のメリットは、 ①季節問わず、快適にお風呂に入れる ②室内干しの煩わしさがなくなる ③洗濯物にいやなにおいがつかなくなる ④浴室のカビ防止に活躍する 等の機能があります。
浴室乾燥機の電気代はどれくらいですか?
浴室乾燥機の電気代は季節により変わりますが、月1,500円~3,000円程かかっている家庭が多いです。 また、機能ごとにより、かかる電気代がかわってきます。
浴室乾燥機能の節約術はありますか?
浴室乾燥機代の節約には下記のようなものがあります。 ①電気代の安い時間帯に使う(時間帯電灯プラン契約の方) ②部屋干ししてから浴室乾燥する ③浴室の水分はふき取ってから使用する ④外気温の高い昼を狙って使用する(時間帯電灯プランではない方) ⑤フィルターをこまめに掃除する

浴室乾燥機の機能と電気代、
そして節約術について見てきましたが
いかがでしたでしょうか。

浴室乾燥機には、

・季節問わず、快適にお風呂に入れる
・室内干しの煩わしさがなくなる
・洗濯物にいやなにおいがつかなくなる
・浴室のカビ防止に活躍する

等々、非常に便利な機能がたくさんあります。

ですが、使い方を間違えてしまうと
電気代が大きく上がってしまうことも事実です。

今回ご紹介した節約術を活用して頂ければ、
浴室乾燥機のメリットを活かしつつ
毎月の電気代節約を抑えることができるのではないかと思います。

これから導入を考えている方、
すでに導入されているという方に、
浴室乾燥機の魅力と節約術が少しでもお伝えできていましたら幸いです。

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