お風呂は一日の疲れをとってリラックスするための場所。そこで気になるのが、湿気やカビの問題です。
一番の対策は換気扇を回すことですが、実は換気扇は「24時間つけっぱなし」にしておくのが良いとされています。
電気代を節約するために換気扇をこまめに消しているかもしれませんが、そうすると換気扇の効果が半減してしまいます。
お風呂を清潔に保ち気持ちよく使うためにも、正しい換気扇の使い方を知っておきましょう。
お風呂の換気扇「つけっぱなし」で電気代は大丈夫?
お風呂の換気扇を24時間つけっぱなしにしておくと、電気代が気になりますよね。
いくら換気効果が高くても、電気代が嵩むのであれば気軽に換気扇をつけっぱなしにできません。
ただ、換気扇の電気代を過剰に心配する必要はありません。
換気扇は消費電力が低いため、つけっぱなしでも電気代はそれほどかからないのです。
例えば、消費電力20Wの換気扇を24時間稼動させた場合の電気代を見てみましょう。
=0.020(kWh) × 31(円) × 24(h)=14.88(円)
このように、1日あたりの電気代は約15円です。つまり、換気扇をつけっぱなしにした場合の1カ月あたりの電気代は約450円となります。
ちなみに、換気扇で消費電力20Wは比較的高いです。最新の省エネタイプの換気扇を使えば、さらに電気代を抑えられるでしょう。
お風呂で気をつけるべきは「電気代」よりも「ガス代」
ところで、お風呂で「節約」を気にするのであれば、「電気代」よりも「ガス代」に目を向けるべきです。
というのも、お風呂を沸かすためにはガスを使います。さらに一度沸かした後も、追い焚きなどで重ねてガスを使うことも多いと思います。
そこで、お風呂でガス代を節約する方法を、以下記事にまとめました。
「光熱費にはこれ以上お金かけたくない……」
「お風呂の換気扇を使う分、他で節約したい……」
「生活費に困っているわけではないけど、安くなるなら、安くしたい……」
そんな方は必見です!
さらに今回は、ガス代の節約で必ず押さえておくべき「秘訣」を紹介します!
それはずばり「ガス会社を切り替える」です。
特にプロパンガスは、料金設定に縛りがない自由料金のため、ガス会社によって料金が大きく変わります。
そのため、相場より安いガス会社に切り替えるだけでガス代を節約できる可能性が高いのです。実際に、年間ガス料金が8万円以上安くなるケースもあります。
とはいえガス会社は多数存在するため、「どのガス会社に切り替えればいいの?」と悩まれるかもしれません。
そんなときは、プロパンガス料金比較サービスを利用してみてください。
ちなみに当社が運営するenepiは、日本唯一の、WEB上で複数のプロパンガス会社の料金プランを比較できるサービスです。
料金は一切かかりませんので、ぜひお気軽にご利用ください。
換気扇を24時間つけっぱなしにしておくメリット
換気扇を24時間つけっぱなしにすると、どのようなメリットがあるのか説明します。(参考:新宿区/換気を見直して快適な暮らし)
メリット1:カビの発生を抑えられる
換気扇をつけておくことで浴室にたまった湿気を外部へ逃がし、カビの発生防止に高い効果が期待できます。
しかし、換気扇の効果が発揮されるのはスイッチを入れて稼働している間だけであり、スイッチを切ってしまえばせっかく外部に逃した湿気が再び浴室にとどまってしまいます。
実はたった1時間スイッチを切っただけで、浴室の湿気はカビが発生するのに十分なレベルまで溜まってしまうのです。
したがって浴室のカビを防ぐためには、できるだけ換気扇をつけっぱなしにしておく必要があります。
メリット2:イヤな臭いが残らない
浴室はきれいに使っているつもりでも、石鹸カスや髪の毛が排水口付近に残っていることが多いです。そして、それらが溜まると悪臭が発生することがあります。
もし換気扇をつけていないと、排水口付近から発生した悪臭が浴室にしみついてしまいます。臭いに気づいてから換気扇のスイッチを入れても、なかなか臭いは消えません。
しかし換気扇をつけていれば、常に新鮮な空気が取り込まれるため、たとえ悪臭が発生しても被害を和らげることができます。
せっかくお風呂に入ってさっぱりしても、悪臭があったら台無しですよね。換気扇をつけっぱなしであれば、そんな心配もありません。
メリット3:家の寿命を長くする
木造住宅の躯体(くたい)となる木材にとって湿気は大敵です。
特に浴室からあがってくる湿気は、たとえ少量であっても毎日少しずつ木材にダメージを与えてしまいます。
そのため浴室の湿気対策が不十分だと、家の支えとなる木材にまで傷みが広がり、家の寿命を縮めてしまうのです。
そこで家の湿気をすみやかに外に排出するために、換気扇が必要になります。
丈夫な家に長く住むためには、特に湿気が溜まりやすい浴室の換気扇をつけっぱなしにすることが役立つのです。
お風呂で上手に換気をするコツ
ここまで、お風呂における「換気」の重要性を説明してきました。
換気扇をつけっぱなしにしておくだけでも、換気効果は一定期待できます。ただ、ちょっとしたコツによって一層効果的に換気を行えるのです。
コツ自体は簡単で、誰でもすぐに実践できます。費用もかかりませんので、ぜひ取り入れてみてください。
コツ1:浴室を密室状態にする
換気扇をつけるときは浴室を「密室」にしておきましょう。
空気を取り入れたいから浴室のドアはあけっぱなし……なんてことはありませんか?
浴室のドアを開けたまま換気扇をつけると、湿気が浴室から脱衣所の方に流れます。そうなると今度は脱衣所の湿度が上がり、カビなどの原因となってしまいます。
浴室のドアを閉めたまま換気扇をつけることで、湿気は逃げ道がなくなり、換気扇を通って外に出ていきます。これが、効率よく換気を行うコツなのです。
もし浴室のドアを開けて換気をするのであれば、湿度を下げる必要がないときにしましょう。
コツ2:空気が通る所は清潔にする
お風呂のドア下部にある通気口など空気の通り道となる部分は常に清潔にしておきましょう。もちろん換気扇本体にもホコリなどが溜まらないようにしてください。
空気の通り道が汚れていると、換気している空気も汚れてしまい、汚れた空気が室内に広がってしまいます。
特に空気の取り入れ口となる通気口は要注意です。ここがカビていると換気している空気にカビの胞子が乗ってしまい、それが浴室全体にばらまかれてカビ発生を促進してしまいます。
カビを防ぐための換気でカビの原因が生じていては、もとのもくあみです。空気の通り道はきちんと掃除して清潔にする。そのうえで換気扇のスイッチを入れましょう。
お風呂以外の換気扇はどうする?
家の換気扇はトイレやキッチンなどお風呂以外にも設置されていますが、そちらの使い方や電気代も気になりますよね。
トイレの換気扇は、お風呂より狭いスペースに対応しているため、比較的小型で消費電力が低いです。24時間つけっぱなしにした場合、電気代は1カ月あたり50円程度です。
キッチンの換気扇は、料理によって出る煙や臭いなどを排出する必要があるため、比較的大型で消費電力が高いです。24時間つけっぱなしにした場合、電気代は1カ月あたり500~600円程かかります。
ただし一人暮らし用の小さいキッチンに設置されているような換気扇であれば、電気代は1カ月あたり100円以下に収まることもあります。
ちなみに換気扇が一番電力を消費するタイミングは、スイッチを入れて回転速度が上がるまでの間です。したがって、こまめにスイッチのオンオフを繰り返していると、つけっぱなしよりも電気代が高くなる可能性があります。
料理の時のみ換気が必要なキッチンのような場所を除けば、やはり換気扇はつけっぱなしにしておく方がよいでしょう。
まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
換気扇つけっぱなしの電気代はいくら? |
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お風呂の換気扇を24時間つけっぱなしにした場合、1日あたりの電気代は約13円です。ただし、換気扇の種類や電力量料金によって電気代は変わります。 |
換気扇つけっぱなしのメリットはなに? |
換気扇をつけっぱなしにしておくメリットは主に2つあります。一つはカビの発生を抑えられること。もう一つはイヤな臭いが残らないことです。 |
換気扇を上手に使うコツは? |
より効果的に換気を行うコツは2つあります。一つは換気場所を密室状態にすること。もう一つは空気が通る所は清潔にすることです。ただし「密室状態」はあくまで換気によって「湿度を下げるとき」のコツです。 |
最後に、自宅の電気代が高いとお困りの方に朗報です。
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