ハルエネでんきは、近年注目を集めている新電力サービスの一つです。しかし実際の評判はどうなのか?と気になる方も多いと思います。
本記事では、ハルエネでんきの評判を調査し、実際の利用者の声や他社との比較を通じて、そのメリット・デメリットを明らかにします。これからの電力選びの参考にしてみてください。
- ハルエネでんきは一部の消費者から「訪問営業が多すぎる」「料金が高すぎる」などの指摘を受けています。
- ハルエネでんきは法人向けに特化したプランを多数提供しており、店舗や事務所に便利な電力会社です。
ハルエネでんきの概要

ハルエネでんきは日本の新電力会社の一つで、個人向けと事業者向けのさまざまな料金プランを用意しています。ユーザーは自分のライフスタイルやニーズに応じてプランを選択可能です。
ハルエネでんきは沖縄を含む全国エリアでサービスを提供しています。いわゆる10電力(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄)の供給エリアであれば利用可能です。
ハルエネでんきへの申し込みは、以下の手順で行います。
①準備:
12カ月以内の検針票、メールアドレス、ご請求書送付先情報、支払いに使用する口座またはクレジットカード情報を準備します。
②お申し込み:
公式サイトの申し込みフォームまたは電話で申し込みます。必要な情報を入力します。
③ご契約の確認:
ハルエネ社から連絡があり、契約内容の確認が行われます。
④スマートメーターへの交換:
指定された日時にスマートメーターの交換が行われます。工事費は無料で、立ち合いも不要です。
⑤利用開始:
メーター交換が完了したら、利用開始となります。
ハルエネでんきの契約時には、初回事務手数料として3,850円がかかります。また、基本的に3年間の自動更新契約となっており、契約期間内に解約する場合は解約金が発生します。一般的なプランの解約金は3,850円~9,800円です。
ハルエネでんきが向いている人とは?
ハルエネでんきは、店舗や事務所などの法人向けに特化したプランを多数提供しており、事業者にとって魅力的な電力会社となっています。
多様なプランの中から事業規模や電力使用パターンに応じて選択できるため、事業者は自社に最適な料金体系を選ぶことができます。
また、電気以外のトラブルに対応するサービス(什器や機器に事故が発生した場合の補償など)があり、事業所の運営をサポートします。
ハルエネでんきに関する口コミ・評価
ハルエネでんきの実際の利用者の口コミ・評判をSNSや口コミサイトから徹底調査しました。以下に生の声をまとめてご紹介いたします。
ポジティブな声
料金面での満足度:
ネガティブな声
料金トラブル関連:
- まず安いと言われたが高い。即カスタマーセンターに電話するが通り一遍の返答のみ。調べて折り返し連絡すると言われたが、かかってこない。(みん評)
- 新電力の説明を受けた。とりあえず現在契約している「ハルエネでんき」は高すぎということが分かったので解約する方向。大元の中部電力より高くなっているってばよ。原因は電源調達調整費が価格に上乗せさせられているためです。ハルエネ使っている人は気を付けましょう。(X)
急激な料金上昇の体験談:
- 今年の7月は28,342円、8月は44,078円。自分の目を疑いました。生活が急に変わったわけでもなく、いつもと同じ生活をしていて...なんと15,736円も高いです。(みん評)
- 電気代が安くなるので、ということで東京ガスからチェンジしましたが、結果は約2倍の電気代を請求されました。(みん評)
- 数年前に勧誘電話で「ハルエネでんき」の営業マンに上手いこと言われて訪問させてしまい、結果的にハルエネでんきを契約。以前よりも、電気料金が二倍以上になりました…泣(X)
解約に関するトラブル:
- 3年契約をしているので解約金がかかるといわれる。どのくらい安くなるのかシミュレーションをする事なく、信じた私も馬鹿ですが。(みん評)
- 契約切り替え期間内なら違約金が発生しないので、従来の電力会社へ戻そうとし、契約番号が必要となり、ハルエネのカスタマーセンターへかけると木曜なのに、「翌営業日なので来週になる」の一点張り!明らかに切り替えを阻止しているようにしか思えない!(みん評)
管理・サービス面の問題:
- 管理がずさんな会社ですし、電気料金も他社より全然高いです。会社はこちらから提出した申込書の住所と違った住所を登録してしまったことによって、請求した使用明細の書類や資料は届きませんでした。(みん評)
総評
ハルエネでんきの評価については、料金が安くなったという満足の声もある一方で、予期しない高額請求や解約トラブル、サポート体制への不満が数多く報告されています。特に市場価格連動型の料金システムによる急激な料金上昇に関する苦情が目立っており、契約前には料金体系やリスクについて十分な理解が必要と考えられます。
ハルエネでんきのメリットとデメリット

ハルエネでんきのメリットとデメリットを整理してみます。
メリット
ハルエネでんきは、特に事業者向けのプランが充実しており、電力消費量が多いほど単価が低くなるプランを提供しています。これにより、大手電力会社よりも電気料金が安くなる可能性があります。
さらに事業者向けのオプションやサポートサービスが充実しており、トラブルレスキューやオフィスサポートパックなど、様々な特典を受けることができます。
デメリット
電気料金が市場取引価格に応じて変動するため、料金が不安定になる可能性があり、電源調達調整費が高いと感じるユーザーも多いです。この費用が予想以上に高額になることがあり、トータルコストの管理が難しくなる場合があります。
また、契約時には初回事務手数料がかかり、一部のプランでは契約期間内での解約時に違約金が発生します。ユーザーにとって、これらの費用もデメリットの一部です。
ハルエネでんきの料金プラン

ハルエネでんきの電気料金プランはいくつかの種類がありますが、具体的な料金体系は地域によって異なります。また同じ料金体系であっても、手数料等の条件によってプランが分化しています。
家庭向けプラン
以下に、一般的な家庭向けの料金プランを地域別に紹介します。
【関東エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥763.62 |
| 40A | ¥1,018.16 | |
| 50A | ¥1,272.70 | |
| 60A | ¥1,527.24 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥19.88 |
| 121kWh~300kW | ¥26.48 | |
| 301kWh~ | ¥30.57 |
【北海道エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥910.47 |
| 40A | ¥1,213.96 | |
| 50A | ¥1,517.45 | |
| 60A | ¥1,820.94 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥23.98 |
| 121kWh~280kW | ¥30.27 | |
| 281kWh~ | ¥33.99 |
【東北エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥881.10 |
| 40A | ¥1,174.80 | |
| 50A | ¥1,468.50 | |
| 60A | ¥1,762.20 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥18.58 |
| 121kWh~300kW | ¥25.33 | |
| 301kWh~ | ¥29.28 |
【中部エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥763.62 |
| 40A | ¥1,018.16 | |
| 50A | ¥1,272.70 | |
| 60A | ¥1,527.24 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥21.07 |
| 121kWh~300kW | ¥25.54 | |
| 301kWh~ | ¥28.49 |
【北陸エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥646.14 |
| 40A | ¥861.52 | |
| 50A | ¥1,076.90 | |
| 60A | ¥1,292.28 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥17.85 |
| 121kWh~300kW | ¥21.74 | |
| 301kWh~ | ¥23.45 |
【関西エリア(従量電灯A)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | ~15kWh | ¥303.50 |
| 電力量料金 | 16kWh~120kWh | ¥20.31 |
| 121kWh~300kW | ¥25.71 | |
| 301kWh~ | ¥28.70 |
【中国エリア(従量電灯A)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | ~15kWh | ¥300.26 |
| 電力量料金 | 16kWh~120kWh | ¥20.79 |
| 121kWh~300kW | ¥27.47 | |
| 301kWh~ | ¥29.59 |
【四国エリア(従量電灯A)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | ~11kWh | ¥366.15 |
| 電力量料金 | 12kWh~120kWh | ¥20.37 |
| 121kWh~300kW | ¥26.99 | |
| 301kWh~ | ¥30.50 |
【九州エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30A | ¥792.99 |
| 40A | ¥1,057.32 | |
| 50A | ¥1,321.65 | |
| 60A | ¥1,585.95 | |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥17.46 |
| 121kWh~300kW | ¥23.06 | |
| 301kWh~ | ¥26.06 |
【沖縄エリア】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | ~10kWh | ¥358.14 |
| 電力量料金 | 11kWh~120kWh | ¥22.95 |
| 121kWh~300kW | ¥28.49 | |
| 301kWh~ | ¥30.47 |
法人向けプラン
以下に、一般的な法人向けの料金プランを地域別に紹介します。
【関東エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥254.54 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥19.88 |
| 121kWh~300kW | ¥26.48 | |
| 301kWh~ | ¥29.50 |
【北海道エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥303.49 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥23.98 |
| 121kWh~280kW | ¥30.27 | |
| 281kWh~ | ¥32.80 |
【東北エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥293.70 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥18.58 |
| 121kWh~300kW | ¥25.33 | |
| 301kWh~ | ¥28.55 |
【中部エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥254.54 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥21.07 |
| 121kWh~300kW | ¥25.54 | |
| 301kWh~ | ¥27.49 |
【北陸エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥215.38 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥17.85 |
| 121kWh~300kW | ¥21.74 | |
| 301kWh~ | ¥22.63 |
【関西エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥352.44 |
| 電力量料金 | 16kWh~120kWh | ¥20.31 |
| 121kWh~300kW | ¥25.71 | |
| 301kWh~ | ¥27.98 |
【中国エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥362.23 |
| 電力量料金 | 16kWh~120kWh | ¥20.79 |
| 121kWh~300kW | ¥27.47 | |
| 301kWh~ | ¥28.55 |
【四国エリア(従量電灯B)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥332.86 |
| 電力量料金 | 12kWh~120kWh | ¥20.37 |
| 121kWh~300kW | ¥26.99 | |
| 301kWh~ | ¥29.43 |
【九州エリア(従量電灯C)】
| 内訳 | 区分 | 料金単価 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1kVAにつき | ¥264.33 |
| 電力量料金 | ~120kWh | ¥17.46 |
| 121kWh~300kW | ¥23.06 | |
| 301kWh~ | ¥25.41 |
参照:ハルエネでんき「法人スマートプランJ・Jプラス・Fプラス」
以上がハルエネでんきの一般的なプランです。なおプランの内容や料金は変更されることがあるため、公式サイトで最新の情報を確認することが重要です。
他社の料金プランとの比較
ハルエネでんきの家庭向け・法人向けのプランを用いて料金シミュレーションを行い、大手電力会社の料金と比較してみます。以下の情報には「電源調達調整費」と「再生可能エネルギー賦課金」が含まれています。
家庭向けプラン
家庭向けプランの比較した結果、すべてのエリアにおいて「地域電力」の方が「ハルとくでんき」よりも電気料金が安くなりました。これは主に、ハルとくでんきが市場価格に連動した「追加請求」 が発生しているのに対し、地域電力の多くがマイナスの燃料費調整 を適用しているためです(2025年10月時点)。
ただし、北海道エリアのみ使用量が多い場合でハルとくでんきが安くなる結果となりました。これはハルとくでんきの電力量料金単価が地域電力より大幅に低く設定されているため、調整費の差額を上回ったためです。
また、沖縄エリアは唯一、ハルとくでんきの調整費が大幅なマイナスとなっているため、ハルとくでんきが地域電力よりも安くなる結果となりました。両社とも大幅な割引ですが、ハルとくでんきの電力量料金単価が地域電力より安いため、この差が生まれました。
【関東エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 東京電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥10,135 | ¥7,094 | + ¥3,041 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥17,794 | ¥13,612 | + ¥4,182 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥24,432 | ¥19,251 | + ¥5,181 |
【北海道エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 北海道電力 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥10,217 | ¥9,481 | + ¥736 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥16,211 | ¥17,144 | - ¥933 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥21,698 | ¥23,735 | - ¥2,037 |
【東北エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 東北電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥10,037 | ¥7,163 | + ¥2,874 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥17,738 | ¥13,675 | + ¥4,063 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥24,420 | ¥19,301 | + ¥5,119 |
【中部エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 中部電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥9,380 | ¥7,252 | + ¥2,128 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥16,336 | ¥13,874 | + ¥2,462 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥22,187 | ¥19,657 | + ¥2,530 |
【北陸エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 北陸電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥9,088 | ¥7,112 | + ¥1,976 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥16,664 | ¥13,446 | + ¥3,218 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥23,137 | ¥19,005 | + ¥4,132 |
【関西エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 関西電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥9,216 | ¥6,743 | + ¥2,473 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥16,211 | ¥12,987 | + ¥3,224 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥22,176 | ¥18,172 | + ¥4,004 |
【中国エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 中国電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥9,742 | ¥7,212 | + ¥2,530 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥17,543 | ¥13,846 | + ¥3,697 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥24,295 | ¥19,531 | + ¥4,764 |
【四国エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 四国電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥8,512 | ¥6,827 | + ¥1,685 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥15,166 | ¥13,115 | + ¥2,051 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥21,085 | ¥18,653 | + ¥2,432 |
【九州エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 九州電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥8,655 | ¥6,812 | + ¥1,843 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥15,441 | ¥12,746 | + ¥2,695 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥21,304 | ¥17,908 | + ¥3,396 |
【沖縄エリア】
| 世帯人数 (使用量) | ハルとくでんき | 沖縄電力 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1-2人 (214 kWh) | ¥5,504 | ¥6,183 | - ¥679 |
| 3-4人 (408 kWh) | ¥6,039 | ¥11,624 | - ¥5,585 |
| 5人以上 (571 kWh) | ¥4,625 | ¥17,662 | - ¥13,037 |
法人向けプラン
法人向けプランについては、飲食店と物販店の平均使用量を基に料金計算を行います。
| 飲食店 | 物販店 | |
|---|---|---|
| 平均使用量 | 2777kWh | 2321kWh |
シミュレーションの結果、北海道を除くすべてのエリアにおいて、「地域電力」の方が「ハルとくでんき」よりも電気料金が安くなりました。これは家庭向けプランと同様、ハルとくでんきが全エリアで「追加請求」となっている一方、地域電力の多くが「燃料費調整(マイナス調整=割引)」を適用しているためです。
【関東エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 東京電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥113,696 | ¥100,861 | + ¥12,835 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥98,397 | ¥85,027 | + ¥13,370 |
【北海道エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 北海道電力 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥108,189 | ¥120,410 | - ¥12,221 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥93,293 | ¥104,228 | - ¥10,935 |
【東北エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 東北電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥114,241 | ¥82,735 | + ¥31,506 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥98,720 | ¥69,634 | + ¥29,086 |
【中部エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 中部電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥107,318 | ¥94,440 | + ¥12,878 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥92,727 | ¥81,407 | + ¥11,320 |
【北陸エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 北陸電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥99,949 | ¥82,883 | + ¥17,066 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥85,828 | ¥69,825 | + ¥16,003 |
【関西エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 関西電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥113,812 | ¥89,584 | + ¥24,228 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥98,328 | ¥77,100 | + ¥21,228 |
【中国エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 中国電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥117,144 | ¥79,209 | + ¥37,935 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥101,234 | ¥66,108 | + ¥35,126 |
【四国エリア】※20kVA 仮定
| 用途 (使用量) | ハルとくでんき | 四国電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥109,720 | ¥81,957 | + ¥27,763 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥94,772 | ¥69,219 | + ¥25,553 |
【九州エリア】※20kVA 仮定
| 用tope (使用量) | ハルとくでんき | 九州電力 | 差額(ハル高) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 (2777 kWh) | ¥102,670 | ¥94,565 | + ¥8,105 |
| 物販店 (2321 kWh) | ¥88,574 | ¥81,173 | + ¥7,401 |
以上は平均的な電気使用量に基づいた概算です。新電力会社は燃料調整費などに独自の計算方法を導入していることが多く、基本料金と従量料金以外の項目が高額になる恐れがあるため注意が必要です。したがって詳細な料金シミュレーションは専門の「比較サイト」を通じて行うことをお勧めします。
電源調達調整費について
ハルエネでんきの「電源調達調整費」は以下の2つの要素で構成されています。
- 燃料費調整額
- 調達調整費
燃料費調整額は、火力発電等で使用される原燃料(原油、液化天然ガス、石炭など)の価格変動に応じて調整される料金です。現在は固定で0円となっていますが、毎月1日に見直しが行われる可能性があります。
燃料費調整額は、大手電力会社の料金にも含まれています。大手電力の場合、燃料価格が下がると燃料費調整単価がマイナスに転じることがあり、使用量に応じて電気代が軽減される可能性もあります。
一方、調達調整費はハルエネでんきが独自に設定する費用で、日本卸電力取引所(JEPX)における取引価格の変動に応じて電気料金の加減算を行う仕組みです。つまり、電力市場価格の変動を電気料金に反映させることで、仕入れコストの変動をカバーし、経営の安定化を図るものです。
ちなみに、以下が2024年8月分の調達調整費の単価になります。この単価に使用量を掛け合わせた金額が、追加料金として電気代に加算されます。
| エリア | 追加請求金額単価 |
|---|---|
| 北海道 | ¥3.256 |
| 東北 | ¥8.404 |
| 東京 | ¥7.856 |
| 中部 | ¥9.312 |
| 北陸 | ¥11.060 |
| 関西 | ¥10.560 |
| 中国 | ¥11.048 |
| 四国 | ¥10.228 |
| 九州 | ¥9.040 |
参照:電源調達調整費とは
電力会社・料金プランの賢い選び方
電力自由化以降、ハルエネでんきのような新電力が続々参入し、消費者の選択肢が広がっています。そこで、電力会社の選択はますます重要なイベントとなっています。
電力会社を選ぶ際には、以下のような点を考慮すると良いです。
料金プランの詳細確認:
基本料金・従量料金・その他費用(燃料費調整額など)を細かく確認します。
付加サービスの確認:
ポイント還元やセット割引など、料金以外のサービスも考慮に入れます。
生活スタイルに合わせる:
夜間の電力使用が多いなど、自分の生活パターンに合ったプランを選びます。
契約期間と解約条件の確認:
長期契約による割引や解約時の違約金などの条件を確認します。
口コミや評判のチェック:
他の顧客の評価や経験談を参考にします。
これらの点を考慮しながら、地域で利用可能な複数の電力会社を比較検討することが重要です。
enepi(エネピ)では、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。
※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です
まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
| ハルエネでんきの評判とは? |
|---|
| ハルエネでんきに関する口コミを見ると「営業電話がしつこい」「電源調達調整費が高すぎる」といった意見があります。ちなみに「電源調達調整費」はハルエネでんき独自の料金項目であり、電力市場価格の変動を電気料金に反映させる仕組みです。 |
| ハルエネでんきのメリットとは? |
| ハルエネでんきは特に事業者向けのプランが充実しており、電力消費量が多いほど単価が低くなるプランを提供しています。さらに、トラブルレスキューやオフィスサポートパックなどの様々な特典を受けることができます。 |
| ハルエネでんきは他社より安いのか? |
| ハルエネでんきは大手電力と比べて基本料金・従量料金が安くなることがあります。ただし、電源調達調整費などが高額になる恐れがあるため注意が必要です。料金シミュレーションは専門の「比較サイト」を通じて行うことをお勧めします。 |

