お湯が短時間で素早くわかすことができる電気ケトルは、以前から比べるとオフィスや家庭でもよく見かける機会が多くなりました。
そんな電気ケトルですが、実際に使った場合の電気代はどうなのでしょうか?
主なメーカーの製品の特徴と節電術を合わせてご紹介します。

電気ケトルとは

電気ケトルは、電気でお湯を沸かすヤカンのようなもの。
本体容器に水を入れ、電源プレートの上に置いてスイッチを入れるとすぐにお湯を沸かし、沸騰後は自動的に電源が切れる仕組みです。
水を入れた容器を電源プレートから分離することができ、容器の底がそれほど熱くならないので、そのままテーブルに置くこともできます。
大きさは0.15L~1.2L程度のサイズの小型のものがほとんどで、とりわけ0.5Lのものが数多く販売されています。

電気ケトルの1ヶ月の電気代

電気ケトルの1ヶ月の電気代

電気ケトルの消費電力は、およそ1,300Wほどです。
沸騰させるまでの時間は、20℃の温度の水の場合だと、0.5L程度ならおよそ3分かかり、0.15Lのような少量であれば約1分強でお湯を沸かすことができます。
0.5Lの電気ケトルでお湯を沸かす場合にかかる電気代は、1回当たり約1円。
これを1日に4回沸かしたとすると、1ヶ月の電気代は約4円×30日=120円ということになります。

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メーカー別・電気ケトルの特徴と電気代の比較

ティファール

ティファール

電気ケトル市場においてトップシェアを誇るティファール(T-fal)。
電気ケトルが広まるきっかけを作ったと言える存在とも言えるでしょう。
ティファールの電気ケトルは、人気メーカーの中で一番安い価格で購入できます。
しかし、海外メーカーということもあり、お湯漏れや容器が熱くなる事への対策はあまりされていないようです。
また、容器の素材がプラスチックであるため、お湯に独特の臭いがつきやすいなどのデメリットがあります。
0.8Lタイプで消費される電力は1,250W。
カップ1杯分の量のお湯を沸かす場合の時間は47秒、電気代は約0.51円かかります。

象印

象印

国内調理家電の大手メーカー・象印は、ポットや魔法瓶などでも有名で、お湯の専門家とも呼べる優良企業です。
そんな象印の電気ケトルは、お湯漏れがしたり容器が熱くなったりというトラブルがありません。
中の素材もステンレスを使っているので、臭いが移ってしまう心配も不要です。
沸騰後に1時間90℃をキープする保温機能付きの製品もあるので、時間差でお湯を使うことも可能ですが、本体価格は高めです。
販売しているサイズは、0.8L・1Lの2種類あります。
0.8Lタイプの場合、消費電力は1,300W。
カップ1杯分のお湯を沸騰させるときの所要時間は約60秒、電気代は約0.54円です。

タイガー

タイガー

象印と同様、魔法瓶や水筒などで有名な一流企業のタイガー。
タイガー社の電気ケトルも、お湯漏れや容器が熱くなるなどの問題はありません。
ティファールと同等の価格で購入できるので、コストをかけずに無難な商品を買いたい方に最適です。
大好評の製品「わく子」は、コンパクトサイズの0.6Lも販売されており、パステルカラーのデザインが多くの女性から支持されています。
0.8Lのタイプで使われる消費電力は1,300W。
カップ1杯分の量を沸騰させる場合、かかる時間は約60秒(ハイパワーを利用すると約45秒)、電気代は約0.54円なので、機能やランニングコストは象印と互角です。

電気ケトルを選ぶポイント

電気ケトルを選ぶポイント

電気ケトルと電気ポットの違い

電気ケトルと同じような機能を持つキッチン家電に、電気ポットというものがありますね。
容量で言えば、電気ケトルは0.15L~1.2Lが一般的であるのに対し、電気ポットは2.2L~3.0Lと大容量です。

電気ポットは、自動で電源が切れる電気ケトルと違い、通電していれば常にお湯が使えるため、保温時の電気代がかさむ傾向があります。
従来型の電気ポットは、沸騰するときに約1,000W、保温時には約10~35Wの電力を消費します。
沸騰時に消費する電力に関しては、電気ケトルも電気ポットも大差はありません。
しかし、電気ポットで常に給湯を行いたい場合、保温のための電気代が増えていきます。
例えば電気ポットを24時間連続で保温し続けて使用した場合、1ヶ月の電気代は約920円と試算できます。

頻繁にお湯を使うご家庭の場合、電気ケトルでは何度もお湯を沸かし直す手間がかかります。
が、電気代の面で考えれば、1ヶ月あたり約120円位で済む電気ケトルの方が格段に安いと言えるでしょう。

電気ケトルの選び方

電気ケトルを選ぶにあたって、まずは「必要なお湯を必要な分だけ沸かす」というスタイルが自分に合っているかをイメージしましょう。
常にお湯を使う必要があるようでしたら、電気ポットを使用する方が便利と言えます。

電気ケトルが自分のスタイルに合っていると判断したなら、以下のポイントをふまえて選びましょう。
特に幼いお子さんや高齢者、ペットがいるご家庭の場合、注意したいのは安全性です。
象印やタイガーなどといった国内メーカーの上位機種には、電気ケトルが転倒してもお湯がこぼれにくい構造を採用しています。
本体も二重構造で断熱性が高く、本体の外側が熱くならないよう配慮されています。

内部の素材も重要です。
ティファールなど、内部がプラスチック素材の電気ケトルは、そのプラスチック臭が気になって買い換えたという方も時々います。
心配な方は、中がステンレス製の電気ケトルを選択すると良いでしょう。

以上のような点が問題ない場合は、求めやすい価格の普及タイプの電気ケトルでも充分でしょう。
しかし、安全性が高いものや素材が良いものは、やはり上位機種にしか採用されていないことが多いので、購入費用が高くなりがちです。
一緒に暮らすご家族の年齢や、人数に見合った容量を考えて、最適な商品を選択してください。

電気ケトルの節電対策

電気ケトルの節電対策

電気ケトルはお茶やコーヒーを飲んだりするための給湯だけにとどまらず、様々なことに活用すると実は省エネに有効だということをご存じでしょうか?

例えば、麺類や野菜をゆでるとき、鍋でお湯を沸かしている方が多いと思います。

しかし寒い冬などにはなかなか沸かず、10分近くかかることがありますよね。
電気ケトルなら1分半ほどでお湯が沸くので、鍋で沸かした場合は3円かかる電気代が、1.5円と半分になるため節電効果があるのです。

また、レトルト食品を鍋で一定時間温めるときも、電気ケトルは活躍します。
まずお湯を電気ケトルで沸かし、保温性がある土鍋などに移します。
この土鍋にレトルト食品を入れるだけで、充分に加熱できます。

お湯を使いたいときには、電気ケトルと保温力が高い鍋などをフル活用するだけで、時間もランニングコストもどんどん短縮できるのです。

まとめ

電気ケトルは、容量や安全性、素材などの特性を理解した上で利用できれば、とても生活の助けとなるアイテムの一つです。
リーズナブルな価格で購入でき、場所もとらないサイズのものばかりなので、気になっている方は試してみる価値があるでしょう。
活用の幅も大変広いので、節電対策もかねて、色々工夫しながら使ってみてはいかがでしょうか。

ところで、節電対策と言えば「太陽光発電」や「蓄電池」が挙げられます。
ただ、どちらの設備も初期費用がかかるので、導入するのであれば「相場を把握すること」が肝要です。
そこで当社では、複数の優良な販売施工会社からのご提案を比較して頂ける「一括見積もりサービス」を提供しております。
なお当サービスは完全無料ですので、ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。

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