「楽天経済圏を使っているから楽天でんきがお得なはずだけど、最近の電気代高騰で本当はどうなの?」と疑問に感じていませんか?

2026年現在、電力価格の変動が続く中で、電力会社選びは「単なる単価比較」から「燃料費調整額やポイント還元を含めたトータルコスト」の比較へと変わっています。本記事では、楽天でんきと東京電力の最新データを徹底比較し、あなたが選ぶべき基準を明確に解説します。

この記事で分かること

  • あなたに最適な電力会社: 世帯人数や楽天ポイントの利用頻度に基づいた最適な選び方
  • 料金システムの決定的な違い: 楽天でんきの「基本料金0円」と、東京電力の「3段階料金・規制料金」のどちらが自分に有利か
  • ポイント還元の実質的な節約効果: 期間限定ポイントの活用術や、SPU(ポイントアップ)を含めたトータルコストの考え方

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【結論】楽天でんきと東京電力、どちらを選ぶべき?

【結論】楽天でんきと東京電力、どちらを選ぶべき?

結論から言うと、どちらがお得かは「毎月の使用量」と「ライフスタイル」に直結します。特に注目すべきは、2026年2月から楽天でんきが開始する「オール電化プラン」と、東京電力が足元で見せている「燃料費調整額の大幅マイナス」です。

ポイント1:東京電力(従量電灯B)の現状

これまで「旧一電※は高い」と思われがちでしたが、2026年初頭の東京電力は特に競争力があります。理由は「燃料費調整額」の大幅なマイナス(1月分は▲7.72円/kWh)です。これにより、使用量にかかわらず実質単価が押し下げられており、特にファミリー世帯やペットを飼っているご家庭など、電気を多く使う層にとっては、最も安全で割安な選択肢となっています。

※電力小売自由化以前から地域ごとに電力供給を独占してきた大手電力10社(北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、四国電力、中国電力、九州電力、沖縄電力)

ポイント2:楽天でんきの新戦略「オール電化プラン」

楽天でんきは2026年2月25日より、オール電化住宅向けに「市場連動型プラン」を投入します。これは、電力取引所(JEPX)の価格に合わせて30分ごとに電気代が変動するプランです。

  • メリット: 太陽光発電が余っている昼間などは、電気代が相当安くなる可能性があります。エコキュートの沸き上げを昼間にシフトできれば、大幅な節約が可能です。
  • リスク: 夏冬の電力逼迫時には単価が急騰するリスクがあります。市場価格の変動をダイレクトに受けるため、上級者向けのプランと言えるでしょう。

ポイント3:楽天経済圏ユーザーの「損益分岐点」

楽天でんきを選ぶ最大のメリットはSPU(+0.5倍)※です。しかし、2026年の条件として「月額5,500円以上の利用」が必須です。

  • 一人暮らしの方: 春や秋など、電気代が3,000円〜4,000円で収まる月はSPU対象外となります。この場合、単価の高い楽天でんきを使うメリットが減少します。
  • ヘビーユーザーの方: 楽天市場で毎月数万円以上買い物をするなら、ポイント還元分で電気代の差額を埋められる可能性があります。

※Super Point Up Program(スーパーポイントアッププログラム)の略で、楽天の各サービスを使うことで、ポイント倍率があがるお得なプログラム

結論:どちらを選ぶべきか?

  • 東京電力(従量電灯B)推奨: 電気代の変動リスクを避けたい方、ファミリー世帯、楽天市場での買い物が月3万円以下の方。
  • 楽天でんき(プランS)推奨: 契約アンペア数が高い(50A/60A)が使用量は少ない方、楽天市場のヘビーユーザー。
  • 楽天でんき(新・オール電化プラン)推奨: 蓄電池やHEMSを持ち、電気代の変動に合わせて生活パターンを変えられる方

料金体系の徹底比較:基本料金と電力量料金の違い

楽天でんきと東京電力の最大の違いは「料金の組み立て方」にあります。

楽天でんき:基本料金0円のシンプル設計

内訳区分料金単価
基本料金-¥0.00
電力量料金-¥36.85

楽天でんきの主力プラン「プランS」は、契約アンペア数に関わらず基本料金が0円です。

メリット: 契約アンペア数を高く設定しても固定費がかかりません。例えば、一度に多くの家電を使うため60A契約が必要ですが、総使用量は少ない(出張が多い、別荘利用など)ユーザーにとっては、東京電力で支払うはずの基本料金(約1,870円)が消滅するため、コストメリットが大きくなります。

注意点: 電力量料金(従量単価)が、東京電力の第1~2段階料金よりも高く設定されているケースが多いため、使用量が多い世帯では割高になる可能性があります。

東京電力:段階制料金と「規制料金」の安心感

内訳区分料金単価
基本料金10A¥311.75
15A¥467.63
20A¥623.50
30A¥935.25
40A¥1,247.00
50A¥1,558.75
60A¥1,870.50
電力量料金~120kWh¥29.80
121kWh~300kW¥36.40
301kWh~¥40.49

東京電力の代表的なプラン「従量電灯B」は経済産業省の認可を要する規制料金プランであり、アンペア制の基本料金 + 3段階の電力量料金で構成されます。

メリット: 「規制料金」であるため、燃料価格が異常高騰しても、国が定めた上限以上の金額を請求されない保護措置があります。

注意点: 契約アンペア数が大きいほど、毎月必ず発生する固定費(基本料金)が高くなります。

なお、東京電力は規制料金以外にも「スタンダードS」などの自由料金プランを提供しています。これらは基本料金や従量料金の構造が従量電灯Bと類似していますが、決定的な違いとして「燃料費調整額の上限撤廃」が含まれるケースが多いです。

2026年現在は燃料費が安いため問題化しにくいですが、将来的に燃料費が急騰した場合、規制料金(従量電灯B)は守られる一方で、スタンダードSは値上がりするリスクを孕んでいます。

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楽天経済圏ユーザーが注目すべき「ポイント還元」の実態

楽天経済圏ユーザーが注目すべき「ポイント還元」の実態

楽天でんきの最大の魅力は、数字上の電気代だけでなく、「楽天ポイントによる実質的な節約」にあります。

  • 期間限定ポイントが支払いに使える: 楽天市場やキャンペーンで貯まり、失効しやすい期間限定ポイントを電気代に充当できるのは、現金支出を抑える強力な武器です。
  • ポイントの二重取り: 電気代の支払いでポイントが貯まり、さらに楽天カードで決済すればその分も加算されます。
  • SPU(ポイント還元率 +0.5倍)の達成: 2026年現在のSPU条件※を確認し、楽天市場での月間購入額が多い人ほど、電気代以上のリターンを得られる仕組みになっています。

「電気代そのもの」が数百円高くても、ポイント還元とSPUによる買い物のお得分で、トータル収支がプラスになるケースは非常に多いです。例えば、楽天で月間20万円買い物をするヘビーユーザーであれば1,000ポイント還元されるため、電気代が多少高くても元が取れる可能性が高まります。ただし、電気代が5,500円を下回る月(春・秋など)はSPU対象外となり、単に割高な電気代を払うだけになるリスクがあります。

※楽天でんきのSPU条件は、前月の電気料金(税込)が5,500円以上で、クレジットカードでの決済が完了していること

なぜ東京電力に「戻す」選択肢があるのか?

近年、新電力から東京電力へ戻すユーザーが増えている背景には、「市場連動型」のリスクがあります。

楽天でんきを含む多くの新電力は、日本卸電力取引所(JEPX)の価格を反映する仕組み(市場連動型や独自の調整額)を採用しています。一方、東京電力の「従量電灯B(規制料金)」には以下の特徴があります。

  • 燃料費調整額の上限: 燃料価格が一定ラインを超えた場合、東電(規制料金)はそれ以上値上げできませんが、新電力は価格転嫁せざるを得ない場合があります。
  • 電力需給ひっ迫時の安定性: 2022年〜2024年にかけてのエネルギー危機時、多くの新電力が値上げに踏み切る中で、規制料金の安定性が再評価されました。

ただし、2026年1月現在の状況(マイナス7.72円/kWh) においては、上限到達どころか大幅なマイナス調整となっているため、規制料金のメリットは潜在的なリスクヘッジとして機能しているに過ぎません。

とはいえ、長期契約燃料を持つ旧一電の方が価格変動に対する緩衝能力が高いことは確かです。家計の安定を最優先し予期せぬ高騰リスクを避けたい場合は、あえて東京電力(規制料金)を維持する、あるいは戻すという選択は非常に賢明です。

失敗しないための切り替え・手続きの注意点

失敗しないための切り替え・手続きの注意点

乗り換えを決める前に、以下の3点を最終確認しましょう。

  • 検針票(またはWeb明細)を手元に置く: 「お客様番号」と「供給地点特定番号」が必須です。
  • 解約金の確認: 楽天でんき・東京電力(一般プラン)ともに原則解約金は無料ですが、東京電力の特定のオプションプランに入っている場合は確認が必要です。
  • スマートメーターの設置: まだ設置されていない場合でも、切り替え申し込みと同時に無料で工事(原則立ち会い不要)が行われるため、心配はいりません。

まとめ:最適なプランを見極めるために

2026年の電力選びは、「自分の電気使用量」と「楽天ポイントへの依存度」を天秤にかける作業です。

  • 一人暮らし・外出が多い・楽天ヘビーユーザー ➔ 楽天でんき
  • 大家族・ペットがいる・価格の安定を最優先 ➔ 東京電力(規制料金)

ご自身の家庭で、具体的にどちらが月々いくら安くなるのかを知るには、シミュレーションが欠かせません

まずは、エネピの料金シミュレーションを活用して、現在の使用量に基づいたリアルな差額をチェックしてみましょう。わずか数分の入力で、あなたの家庭にとっての「正解」が見つかります。

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。