毎月の請求書を見て、「電気代、また高くなったな…」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか 。昨今の燃料価格の変動などにより、電気代は家計にとって大きな負担となりがちです。
しかし、2016年の電力自由化以降、私たちはライフスタイルや価値観に合わせて電力会社を自由に選べるようになりました。ご家庭の電気の使い方に合った電力会社へ見直すことは、効果的な固定費削減につながる可能性があります。
この記事では、エネルギーに関する専門的な視点から、以下の内容を分かりやすく解説します。
- 料金の安さや特典を総合的に評価した、おすすめ新電力ランキングトップ10。
- ランキング各社の特徴、メリット・デメリット、そして、どのような人に最適なのかという詳細な解説。
- 後悔しない電力会社選びのための、具体的な3つのステップ。
- 料金プランやライフスタイルに合わせて電力会社を比較するための5つの重要ポイント。
- Webで完結する簡単な切り替え手続きの流れと、よくある質問への回答。
この記事を最後までお読みいただくことで、ご自身に最適な電力会社を見つけるための知識が身につき、納得のいく選択ができるようになるでしょう。
【2025年最新】電力会社(新電力)おすすめランキング
ここでは、数ある新電力の中から特におすすめの会社をランキング形式でご紹介します。ランキングの順位は、料金の安さだけでなく、サービスの質や特典なども含めて総合的に判断しています。
ランキング作成の前提:
- 対象エリア: 東京電力エリア
- 世帯モデル: 3〜4人家族、契約アンペア40A、月間電気使用量400kWh
- 評価基準: 料金の安さ、燃料費調整額の上限、特典・ポイント、信頼性などを総合的に評価しています。
- ご注意: 電気料金は、お住まいのエリア、ご家庭の電気使用量、燃料価格の変動などによって大きく変わります。このランキングはあくまで目安とし、必ずご自身の状況に合わせた料金シミュレーションを行ってください。
第1位:Looopでんき
こんな人におすすめ
- ライフスタイルを工夫して、積極的に電気代を節約したい方
- 契約期間の縛りや解約金を気にしたくない方
- 太陽光発電やEV(電気自動車)を所有している方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 電力使用の最適化を目指す料金体系 | 電気使用量が極端に少ないと、かえって割高になる場合がある |
| 電力量料金が30分ごとに変動する「スマートタイムONE」プランがある | 市場価格に連動するため、価格が高い時間帯に電気を使うと料金が上がるリスクがある |
| 解約手数料が0円なので、いつでも気軽に乗り換えられる | セット割や特定のポイントサービスはない |
Looopでんきは、「基本料金0円」を掲げて新電力の価格競争をリードしてきた存在です。しかし、2025年4月の料金改定で基本料金が導入された点には注意が必要です。現在の主力プラン「スマートタイムONE」は、電力市場の価格に連動して30分ごとに料金単価が変わるのが最大の特徴です。
アプリで料金が安い時間帯を確認し、家事を済ませたりEVを充電したりするなど、ライフスタイルを工夫することで電気代を大幅に節約できる可能性があります。契約期間の縛りや解約金がないため、「まずはお試しで市場連動型プランを利用してみたい」という方にもおすすめです。
第2位:エネワンでんき
こんな人におすすめ
- サイサン(エネワン)のLPガスまたは都市ガスを利用している方
- ガスと電気の支払いを一つにまとめたい方
- 信頼できるエネルギー会社を選びたい方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| LPガスまたは都市ガスとのセット契約で電気料金が割引になる | 同社のガス(LP/都市ガス)を利用していないと、割引のメリットを享受できない |
| LPガス・都市ガス供給会社として実績のある「株式会社サイサン」が運営しており、信頼性が高い | 都市ガスの供給エリアが限定的であるため、事前の確認が必要 |
| 電気とガスの請求を一本化でき、家計管理が楽になる | ポイント還元などの特典は他の新電力に比べて限定的 |
エネワンでんきは、関東を中心にガスを供給する大手企業「株式会社サイサン」が運営する電力サービスです。最大の強みは、同社が供給するLPガス、または一部エリアで供給する都市ガスと電気をセットで契約することで適用される割引制度です。
新電力のセット割は都市ガスが中心の会社が多い中で、LPガス利用者にとっての貴重な選択肢であることに加え、都市ガス利用者のニーズにも応えています。対象エリアにお住まいの方にとっては、光熱費を削減できる有力な候補となるでしょう。
ただし、都市ガスの供給エリアは限定されているため、お住まいの地域が対象かどうかを公式サイトで事前に確認することが重要です。長年のエネルギー供給実績を持つ企業が母体であるため、切り替え後のサポートなどについても安心感が高いといえます。
第3位:CDエナジーダイレクト
こんな人におすすめ
- 電気もガスもまとめて、光熱費全体をしっかり節約したい方
- 毎月の電気・ガス料金でポイントを貯めたい、使いたい方
- 多様なプランから自分に最適なものを選びたい方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 中部電力と大阪ガスによる共同経営で安心感がある | プランによっては解約金がかかる場合がある |
| 電気とガスのセット割で、それぞれ料金が0.5%割引になる | エリアが関東エリアに限られる |
| 電気料金に応じてカテエネポイントが貯まる(最大6%還元プランも) | ポイント還元率が高いプランは、電気使用量が少ないと割高になる可能性がある |
| ライフスタイルに合わせた多様な料金プラン |
CDエナジーダイレクトは、大手エネルギー会社である中部電力と大阪ガスの共同出資により設立された会社で、信頼性の高さが大きな魅力です。最大の強みは、電気と都市ガスのセット契約による割引です。電気・ガス料金がそれぞれ0.5%割引になるため、光熱費をまとめて見直したいご家庭には特におすすめできます。
また、独自の「カテエネポイント」は電気料金100円につき1ポイント貯まるだけでなく(ベーシックでんきの場合)、dポイントやTポイント、楽天ポイントなど提携先の多いポイントに交換できるため、利便性も非常に高いです。ライフスタイルに合わせて「ベーシックでんき」や、ポイント還元率が最大6%になる「ポイントでんき」など、多彩なプランから選べる点も高く評価できます。
第4位:東京ガスの電気
こんな人におすすめ
- 切り替えの安心感を最も重視する方
- すでに東京ガスの都市ガスを利用している方
- 電気を多く使うファミリー世帯
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 契約件数300万件超という圧倒的な実績と信頼性 | 料金の割引率だけで見ると、他の新電力に見劣りする場合がある |
| ガス・電気セット割で電気の基本料金がずっと割引になる | オール電化プランの提供はない |
| 電気の使用量に応じて「パッチョポイント」が貯まり、ガス料金の支払いや提携ポイントに交換できる | セット割の対象は東京ガスの都市ガス利用者に限られる |
「新電力に切り替えたいけれど、事業者の信頼性が少し不安」と感じる方に最もおすすめなのが「東京ガス」の電気です。インフラ企業としての長年の実績と、300万件を超える契約件数が安心感につながります。
すでに東京ガスの都市ガスを利用している場合、電気をセットで契約するだけで電気の基本料金が毎月割引になります。複雑な条件がなく、シンプルにメリットを享受できるのが特徴です。また、電気料金1,000円につき15ポイント貯まる「パッチョポイント」も、ガス料金の支払いやdポイント・楽天ポイントなどへの交換に利用でき、無駄なく活用できます。
第5位:シン・エナジー
こんな人におすすめ
- とにかくシンプルな料金体系で、電気代を安くしたい方
- 昼間に電気を多く使うライフスタイルの方(在宅ワークなど)
- 再生可能エネルギーに関心がある方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 基本料金・電力量料金ともに大手電力より安価な設定で、節約効果を実感しやすい | ガスとのセット割はない |
| ライフスタイルに合わせて最適なプランを自動で適用してくれる「生活フィットプラン」がある | 知名度が比較的新しい電力会社の中ではまだ低い |
| 実質再生可能エネルギー100%のプランも提供しており、環境に配慮できる | 燃料費の市場価格に連動した料金調整があるため、価格変動リスクがある |
シン・エナジーは、その料金の安さで近年注目を集めている新電力です。特に、電気を多く使うファミリー世帯では、大手電力会社からの切り替えで大きな節約効果が期待できます。また「ぴったりプラン診断」と呼ばれる機能があり、毎月の電力使用状況を基に最も安くなるプランをマイページ上で自動診断して「おすすめ」として提示してくれます。
セット割などの複合的な割引はありませんが、その分ベースとなる料金が安く設定されているため、「難しいことは考えず、シンプルに電気代を安くしたい」というニーズに合致した電力会社といえるでしょう。
第6位:オクトパスエナジー
こんな人におすすめ
- 再生可能エネルギー100%の電気を、お得な料金で使いたい方
- ユニークなキャンペーンや楽しい取り組みに関心がある方
- 大手企業の安心感も欲しい方(東京ガスとの合弁会社)
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 実質再生可能エネルギー100%の電気を供給 | 支払い方法がクレジットカードのみ |
| 大手電力会社と比較して、年間を通してトップクラスに安い料金水準 | 設立が比較的新しく、口コミや情報がまだ少ない |
| 友達紹介キャンペーンなど、ユニークでお得な特典が多い | サイトやアプリの表記が個性的で、好みが分かれる可能性がある |
オクトパスエナジは、イギリス発のエネルギー企業と東京ガスの合弁会社で、再生可能エネルギーの普及に力を入れているのが特徴です。供給する電気は実質再生可能エネルギー100%でありながら、料金は他の新電力と比較しても非常に安価な水準に設定されています。
「電気代は安くしたい、でも環境にも貢献したい」というニーズを両立できるのが最大の魅力です。また、友達を紹介すると電気料金が割引になるキャンペーンなど、ユニークな取り組みも行っています。2025年7月・8月は毎日11時から13時の電気料金が1kWhあたり8円も割引される「夏のハッピーアワー」キャンペーンを実施しており、日中に在宅している方には特にお得です。
第7位:TERASELでんき
こんな人におすすめ
- 毎月の電気料金で楽天ポイントを貯めたい方
- 電気使用量が特に多いご家庭(3人以上の世帯、ペットがいるご家庭など)
- 大手商社系の安心感を求める方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 電気料金200円につき1楽天ポイントが貯まる | 電気使用量が少ないと、割引の恩恵を受けにくい |
| 電気使用量が多いほどお得になる料金設定(301kWh〜の単価が安い) | セット割などの複合的な割引はない |
| 伊藤忠エネクスグループの企業が運営しており、経営基盤が安定している |
TERASEL(テラセル)でんきは、伊藤忠エネクスグループが提供する電力サービスです。電力使用量が多いヘビーユーザーほど料金的なメリットが大きくなるプランが特徴で、特に301kWh以上の電力量料金単価が安く設定されています。
大きな魅力は、毎月の電気料金に応じて楽天ポイントが貯まることです。楽天のサービスをよく利用する方にとっては、実質的な割引として大きなメリットになります。
第8位:auでんき
こんな人におすすめ
- auもしくはUQ mobileのスマートフォンを利用している方
- Pontaポイントを効率的に貯めたい方
- 大手通信キャリアの安心感を求める方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| au/UQ mobileとのセット利用で、Pontaポイントが毎月還元される | au/UQ mobileユーザーでないと、ポイント還元のメリットがない |
| 電気料金に応じてPontaポイントが貯まる(200円につき2〜4ポイント) | 料金プラン自体が他の新電力と比べて特別安いわけではない |
| KDDIグループが提供するサービスのため、信頼性が高い | オール電化プランの提供はない |
auでんきは、通信大手KDDIが提供する電力サービスです。最大のメリットは、auやUQ mobileの利用者に対する強力なポイント還元です。「auでんきポイントで割引」を適用すると、毎月の電気料金に応じて最大5%相当のPontaポイントが還元されます。
電気料金プランそのものの割引率は大きくありませんが、このポイント還元を含めると、対象ユーザーにとっては非常にお得になります。日々の買い物などでPontaポイントを貯めている方にとっては、ポイント経済圏を統一できる大きなメリットがあるでしょう。
第9位:ソフトバンクでんき
こんな人におすすめ
- ソフトバンクもしくはワイモバイルのスマートフォンを利用している方
- 「おうち割」で通信費を節約したい方
- PayPayポイントやTポイントを貯めている方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 電気とスマホ/ネットのセットで「おうち割 光セット」が適用され、通信料金が割引になる | ソフトバンク/ワイモバイルユーザーでないと、割引のメリットを享受できない |
| 契約アンペアに応じてTポイントまたはPayPayポイントが毎月貯まる | ポイント付与は定額のため、電気使用量が多い家庭ではお得感が薄れる可能性がある |
| 再生可能エネルギー比率が高いプランも選択できる | 基本料金・電力量料金は大手電力会社とほぼ同水準 |
ソフトバンクでんきは、ソフトバンク/ワイモバイルユーザーにとって見逃せない選択肢です。電気サービスと対象の通信サービスをセットで利用することで「おうち割 光セット」が適用され、毎月のスマホ代が永年割引になります。
電気料金自体が安くなるわけではありませんが、通信費を含めたトータルの固定費を削減できるのが大きな魅力です。また、再生可能エネルギー比率が実質100%の「自然でんき」プランも提供しており、環境問題を意識する方にも対応しています。
第10位:楽天でんき
こんな人におすすめ
- 楽天カード、楽天市場など楽天のサービスを頻繁に利用する方
- SPU(スーパーポイントアッププログラム)を攻略したい方
- 貯まったポイントで電気代を支払いたい方
| メリット・強み | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 楽天カードでの支払いで電気料金200円につき1ポイント、ガスセットなら100円で1ポイント貯まる | 燃料費調整額に上限がないため、市場価格高騰の影響を受けやすい |
| 楽天市場での買い物がポイント+0.5倍になる(SPU対象) | 楽天経済圏を利用していないと、メリットを享受しにくい |
| 貯まった楽天ポイントを電気料金の支払いに充当できる | 基本料金0円だが、最低料金が設定されているエリアがある |
楽天でんきは、楽天経済圏のユーザーにとって非常に魅力的な電力会社です。電気料金に応じて楽天ポイントが貯まるだけでなく、楽天市場での買い物がポイントアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象となるのが最大の強みです。
楽天市場で頻繁に買い物をする方であれば、電気の契約だけでポイント還元率が上がり、年間で多くのポイントを獲得できる可能性があります。期間限定ポイントを含め、貯まったポイントを電気料金の支払いに充てられるため、ポイントを無駄なく消費したい方にも最適です。
後悔しない電力会社選びの3ステップ
選択肢が多いため複雑に思える電力会社選びですが、以下の3つのステップで進めることで、ご自身に合った電力会社を効率的に見つけることができます。
- STEP1:現状の把握 → 「検針票」で毎月の電気の使い方を知る
- STEP2:比較・検討 → 自分に合った「選び方の軸」を見つける
- STEP3:申し込み → 最適な電力会社へ切り替えを申し込む
まずはご家庭の電気の利用状況を正確に知ることから始めてみましょう。
まずは現状把握から!「検針票」で見るべき3つの数字
最適な料金プランを見つけるためには、まずご家庭が「いつ・どれくらい」電気を使っているかを把握することが重要です 。そのために役立つのが、電力会社から毎月届く「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」です。Web明細を利用している場合も同様の情報が確認できます。
検針票を確認する際は、特に以下の3つの項目に注目しましょう。
① 契約アンペア (A) / kVA:一度に使える電気の量を表します。この数値が大きいほど基本料金が高くなる傾向にあります。
② 電気使用量 (kWh):1ヶ月にどれくらいの電気を使用したかを示す数値です。料金シミュレーションを行う上で最も重要な数字となります。
③ 供給地点特定番号:電気を使用している場所を特定するための22桁の番号です。電力会社を切り替える際に必要となります。
これらの情報が手元にあると、各社の料金シミュレーションをスムーズに行うことができます。
比較検討で重要!電力会社を選ぶ5つのポイント
ご家庭の電気の使い方がわかったら、次は電力会社の比較検討です。料金の安さだけでなく、様々な角度から比較することが、満足のいく選択につながります。ここでは、特に重要となる5つのポイントを解説します。
ポイント1:料金プランの仕組み
電気料金は主に「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」で構成されています 。再エネ賦課金は電力会社にかかわらず全国一律のため、特に注目したいのは以下の3つです。
- 基本料金: 契約アンペアに応じて毎月固定でかかる料金です。中には基本料金が0円のプランもあります。
- 電力量料金: 電気の使用量に応じてかかる料金です。1kWhあたりの単価が設定されています。
- 燃料費調整額: 火力発電に用いる燃料(原油・LNG・石炭)の価格変動を電気料金に反映させるための費用です。新電力会社では調整額に上限を設けていない場合が多く、燃料価格が高騰した際の料金上昇が大きくなる傾向があります。
ポイント2:ご自身のライフスタイル
世帯人数や在宅時間によって、最適な料金プランは異なります。
- 一人暮らし・二人暮らしの方: 電気使用量が少ない傾向にあるため、基本料金0円のプランや、一定量までの電力量料金単価が安く設定されているプランがおすすめです。
- ファミリー世帯の方: 電気使用量が多いため、使えば使うほど単価が割安になるプランが適している場合があります。
- 在宅ワークやオール電化のご家庭: 日中の電気使用量が多いため、昼間の電気料金が割安なプランや、特定の時間帯に電気料金が安くなるプランを検討してみるとよいでしょう。
ポイント3:お得なセット割
電力と他のサービスを組み合わせることで、セット割引が適用される場合があります。
- ガスセット割: ガス会社が提供する電力プランの場合、ガスと電気をセットで契約すると割引が適用されることがあります。光熱費をまとめて管理したい方にもおすすめです。
- スマホ・ネットセット割: 通信キャリアが提供する電力プランでは、電気とスマートフォン、インターネット回線などをセットにすることで、通信料金が割引になるケースが多く見られます。
ポイント4:ポイント連携
普段の生活で貯めているポイントと連携できる電力会社を選ぶのも賢い方法です。電気料金の支払いでポイントが貯まったり、貯まったポイントを支払いに充当できたりします。
- 楽天ポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- PayPayポイント など
自分がよく利用するサービスのポイントが対象になっているか、確認してみましょう。
ポイント5:環境への配慮・理念
料金だけでなく、電力会社の考え方や姿勢で選びたいという方も増えています。
- 再エネ比率: 太陽光や風力など、環境負荷の少ない方法で発電された電気の割合が高い電力会社も選択肢の一つです。
- CO2排出係数: 発電時に排出されるCO2の量が少ない電力会社を選ぶことで、環境貢献につながると考えられます。
【目的別】おすすめの電力会社タイプはこれだ!
数ある電力会社の中から、どの会社を選べばよいか迷うかもしれません。ここでは、目的別におすすめの電力会社のタイプをご紹介します。ご自身の希望に最も近いタイプを参考にしてください。
| 目的・タイプ | こんな方におすすめ | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| 安さ最優先タイプ | とにかく毎月の電気代を節約したい | 料金単価が安く設定されていることが多い | キャンペーン終了後の料金や解約金条項の確認が必要 |
| セットでお得タイプ | 利用中のガスやスマホとまとめたい | セット割で光熱費や通信費全体を節約できる | サービスを乗り換えると割引が適用されなくなる場合がある |
| ポイ活重視タイプ | 普段の買い物でポイントを貯めている | 電気料金の支払いで効率よくポイントが貯まる・使える | ポイント還元率や付与条件が変動することがある |
| 環境貢献タイプ | 環境にやさしい電気を使いたい | 再エネ由来の電気を利用することで環境貢献ができる | 一般的に料金が割高になる傾向がある |
| 安心感重視タイプ | 切り替えは初めてで不安がある | 大手企業が運営母体のため、サポート体制が充実していることが多い | 料金の割引率は他の新電力に劣る場合がある |
エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。
※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です
切り替えはWebで完結!申し込みから利用開始までの流れ
「電力会社の切り替えは手続きが面倒そう」というイメージがあるかもしれませんが、実際はとても簡単です。多くの場合、Webサイトから10分程度で申し込みが完了します。
1. 電力会社を選び、Webで申し込み: 比較サイトや公式サイトで料金シミュレーション後、申し込みページに進みます。検針票に記載の「供給地点特定番号」や支払い情報などを入力します。
2. スマートメーターへの交換(未設置の場合): 次世代の電力メーター「スマートメーター」が未設置の場合、地域の電力会社が交換作業を行います。費用は原則無料で、立ち会いも基本的には不要です。
3. 利用開始: 申し込みから2週間~1ヶ月半程度で、自動的に新しい電力会社からの電力供給がスタートします。
よくある質問(Q&A)
ここでは、電力会社の切り替えに関するよくある疑問にお答えします。
Q. 今契約している電力会社への解約連絡は必要ですか?
A. いいえ、原則不要です。新しい電力会社が手続きを代行してくれます。
Q. 賃貸住宅でも切り替えはできますか?
A. はい、契約者がご本人様であれば原則可能です。ただし、建物全体で一括契約している場合など、まれに切り替えられないケースもあります。
Q. 切り替えたら停電しやすくなることはありませんか?
A. ありません。どの電力会社を選んでも、お住まいの地域の同じ送電網を使って電気が送られてくるため、電気の品質や安定供給はこれまでと全く変わりません。
Q. 解約金がかかることはありますか?
A. 電力会社や料金プランによっては、契約期間内に解約すると違約金や手数料が発生する場合があります。申し込み前に契約条件を必ず確認しておきましょう。
まとめ:最適な電力会社を見つけて、賢く電気代を節約しよう!
今回は電力会社の選び方について解説しました。ご自身に合った最適な選択を行うために、最後に以下の最終チェックリストを確認してください。
1. 自身の「リスク許容度」を明確にする
自分は価格の安定性を最優先する「安定志向型」か、積極的にリスクを取り、節約を追求する「リスク許容型」か、それとも両者のバランスを取る「バランス重視型」か。 この自己分析が根本的な判断基準となります。
2. 家庭の「電力使用パターン」を分析する
電気を最も多く使うのはいつか(日中、夜間、平日、休日)、また使用時間を柔軟に変更することは可能か。 この分析は、市場連動型や時間帯別料金プランが有効か否かを判断する際に必要です。
3. 料金プランの「調整額」に注意する
検討しているプランの「燃料費調整額」に上限は設定されているか。これはプランが内包するリスクを測る上で重要な指標です。「市場価格調整額」は含まれているか。含まれている場合、どのような計算式か、どのようなリスクを負うことになるのか、必ず確認してください。
4. 「エコシステム」の価値を評価する
セット割引やポイント還元は具体的に年間いくらの金銭的価値をもたらすか、ポイントの魅力に惑わされて電気料金が高いプランを選んでいないか、客観的に計算してください。
5. 比較サイトの「料金シミュレーション」を利用する
比較サイトは市場の全体像を掴み、選択肢を絞り込むための強力なツールです。ただし、電力会社の公式サイトで契約条件を確認することを怠らないでください。
電力会社の見直しは、家計の固定費を削減する有効な手段です。しかし、その手法は深い知識と洞察が求められるようになりました。ぜひ本記事の情報を活用し、長期的な視点で電力契約を考えてみてください。そして安心で快適な暮らしを実現してください。
