「HTBエナジーに切り替えたけど、なんだか電気料金が高い気がする…」「他の人の評判を見ても、高いという声が多いのはなぜ?」

近年、世界的な燃料価格の変動や電力自由化による競争激化など、電気料金を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で、HTBエナジーの料金について、このような疑問を持つ方が増えているようです。

この記事では、HTBエナジーの電気料金が高いと言われる理由を、さまざまな角度から深掘りし、分かりやすく解説していきます。料金体系の仕組み、燃料費調整額や新たに導入された費用、そして契約に関する注意点まで、気になるポイントを徹底的に解説します。

HTBエナジーの利用を検討している方、現在利用中で料金に疑問を感じている方は、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身の状況に合った電力会社選びの参考にしてください。

  • HTBエナジーの電気料金が高いと言われる理由:料金体系、燃料費調整額、電源調達調整費、プランの選択肢、契約に関する制約、容量拠出金制度など、様々な要因が複合的に影響している。
  • 料金プランの詳細:基本料金が一律であること、電力量料金も一律単価であること、契約アンペア数が30A以上に限定されていることなどが、特定の家庭にとっては割高になる可能性がある。

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HTBエナジーが高いと言われる理由 - 主な要因を整理

なぜHTBエナジーの料金は「高い」と感じられるのでしょうか?その主な理由として、以下の点が挙げられます。

  • 料金体系の特徴:
     ・基本料金が一律(30A〜60A)
     ・電力量料金も使用量に関わらず一律単価
     ・契約アンペアが30A以上に限定
  • 燃料費調整額の上限撤廃: 燃料価格高騰の影響を直接受けやすい
  • 電源調達調整費の導入: JEPX(日本卸電力取引所)の市場価格に連動
  • プランの選択肢: 電気使用量が少ない一人暮らし向けのプランがない
  • 契約に関する制約: 1年以内の解約で違約金が発生
  • 容量拠出金制度の導入: 新たな費用負担の発生

これらの要因が複合的に絡み合い、「HTBエナジーは高い」という印象につながっていると考えられます。次の章からは、これらの各項目について、より詳しく見ていきましょう。

料金プランの注意点 - 基本料金と電力量料金

HTBエナジーの料金プラン、特に「ベーシックプラン」や「ママトクプラン」などでは、基本料金と電力量料金の設定に特徴があります。

基本料金が一律であることの影響

多くの地域電力会社の従量電灯プランでは、契約アンペア数(A)が低いほど基本料金も安く設定されています。しかし、HTBエナジーでは、30Aから60Aまでの契約アンペアで基本料金が一律となっています。

これは、40A以上の契約アンペアが必要な家庭にとっては割安になる可能性がある一方、30Aなど比較的低いアンペア数で契約している家庭にとっては、他の電力会社と比較して基本料金が割高になる可能性があります。

電力量料金も一律であることの影響

一般的な従量電灯プランでは、電気の使用量に応じて電力量料金の単価が段階的に変わります(多く使うほど単価が高くなる、または安くなるプランもある)。しかし、HTBエナジーの主要プランでは、電気の使用量に関わらず電力量料金の単価が一定です。

そのため、電気を多く使う家庭(例えば、月に300kWh以上など)にとっては、段階的に単価が上がる他社プランより割安になる可能性があります。一方で、電気をあまり使わない家庭(例えば、月に200kWh以下など)にとっては、最初の段階の単価が安い他社プランの方が有利になり、HTBエナジーでは割高になる可能性があります。

契約電流が30A以上に限定されている点

HTBエナジーでは、契約できるアンペア数が原則として30A以上に設定されています。一人暮らしの方や、日中はほとんど家にいないなど、電気の使用量が少ない世帯では、15Aや20Aといった低いアンペア数で十分な場合があります。

しかし、HTBエナジーではこれらの低いアンペア数での契約ができないため、必要以上に高い基本料金を支払うことになり、結果的に電気料金が高くなってしまう可能性があります。

燃料費調整額の上限撤廃 - 価格高騰の影響を直接受ける

電気料金を構成する要素の一つに「燃料費調整額」があります。これは、火力発電に必要な燃料(LNGや石炭など)の価格変動を電気料金に反映させるためのものです。

上限撤廃の時期と背景

従来、大手電力会社を含む多くの電力会社では、燃料価格が急激に高騰した場合でも利用者の負担が過度に増えないよう、燃料費調整額に「上限」を設けていました。しかし、2022年頃からの世界的な燃料価格の歴史的な高騰を受け、HTBエナジーを含む多くの新電力会社が、この燃料費調整額の上限を撤廃しました。

燃料価格高騰が料金に与える影響

上限が撤廃されたことにより、燃料価格の変動が、以前よりも直接的に、かつ際限なく電気料金に反映されるようになりました。特に燃料価格が高騰した時期には、この燃料費調整額だけで数千円単位の負担増となり、「急に電気代が高くなった」と感じる大きな要因となりました。

他社との比較

現在も、大手電力会社(東京電力エナジーパートナー、関西電力など)の規制料金プラン(従量電灯など)では、燃料費調整額に上限が設けられています(ただし、自由料金プランでは上限がない場合もあります)。そのため、燃料価格が高騰している局面では、上限のないHTBエナジーの方が、燃料費調整額の単価が高くなる可能性があります。

電源調達調整費の導入 - 市場価格の影響

燃料費調整額に加えて、HTBエナジーでは「電源調達調整費」という項目が電気料金に加算されています。

導入時期と目的

HTBエナジーは2022年10月から「電源調達調整費」を導入しました。これは、電力の仕入れ価格(特に日本卸電力取引所 JEPXでの取引価格)の変動を電気料金に反映させるための費用です。燃料費調整額だけでは、実際の電力調達コストの変動をカバーしきれない部分を調整する目的があります。

JEPX市場価格との連動

この電源調達調整費は、JEPXの市場価格に連動して単価が決まります。JEPXの価格は、天候(太陽光発電の出力変動など)や需給バランス、燃料価格など様々な要因で常に変動しています。市場価格が高騰すれば、電源調達調整費も高くなり、電気料金を押し上げる要因となります。

価格変動の大きさ

JEPXの市場価格は、時間帯や季節によって大きく変動することがあります。そのため、電源調達調整費も月によって大きく変動する可能性があり、電気料金の予測が難しくなる、不安定になるといった側面があります。特に市場価格が高騰した際には、想定以上の負担増となるリスクも抱えています。

一人暮らし利用者への不向き - プランの選択肢の少なさ

これまでの料金体系の特徴とも関連しますが、HTBエナジーは特に電気使用量の少ない一人暮らしの利用者にとっては、割高になりやすい傾向があります。

単身世帯向けプランの不在

HTBエナジーには、電気使用量が少ない世帯(例:月150kWh以下など)を主な対象とした、割安な専用プランが用意されていません

割高になる傾向

前述の通り、基本料金が30Aから一律であること、電力量料金単価も一律であること、そして契約アンペアが30A以上に限定されていることから、電気をあまり使わない一人暮らしの利用者にとっては、他の電力会社の単身向けプランや、低いアンペア・使用量に対応したプランと比較して、料金が割高になるケースが多く見られます。

他社の単身プランとの比較

他の電力会社の中には、基本料金が0円であったり、低いアンペア数(10A、15A、20A)での契約が可能であったり、最初の段階の電力量料金単価が安く設定されているなど、単身世帯や電気使用量の少ない世帯向けのプランを提供している場合があります。

契約・解約に関する制約 - 違約金について

契約期間や解約時の条件も、電力会社を選ぶ上で重要なポイントです。

1年以内の解約で発生する違約金

HTBエナジーでは、多くのプランで供給開始から1年未満で解約した場合、2,200円(税込)の解約違約金(期中解約金)が発生します。

契約期間の縛り

この違約金の存在により、実質的に1年間の契約期間の縛りがあると考えることができます。「試しに使ってみて、合わなければすぐに他の電力会社に乗り換えたい」と考えている方にとっては、この点がデメリットとなる可能性があります。

他社の解約金との比較

電力自由化以降に参入した多くの新電力会社では、競争促進の観点から、解約違約金を設けていない、あるいは設けていても非常に短期間である場合が多いです。HTBエナジーの1年未満で2,200円という設定は、他の新電力と比較すると、やや厳しい条件と言えるかもしれません。

容量拠出金制度の導入 - さらなる負担増

制度開始時期と目的

2024年度から「容量拠出金制度」が本格的に導入されました。これは、将来にわたって安定した電力供給を確保するために必要な発電所の維持・建設費用(供給力=容量)を、小売電気事業者などが前もって負担する制度です。

利用者への影響

この制度によって小売電気事業者が負担する費用は、最終的に電気料金を通じて消費者に転嫁されることになります。HTBエナジーもこの制度の影響を受け、2024年5月検針分の電気料金から「容量拠出金相当額」が反映されるようになりました。これはHTBエナジーに限った話ではありませんが、電気料金全体を押し上げる新たな要因となっています。具体的な負担額は、利用状況によって異なります。

HTBエナジーの料金プラン分析

HTBエナジーが提供する家庭向け電気料金プランについて、それぞれの特徴と料金体系を説明します。対象プランは、「ベーシックプラン」、「ママトクプラン」、「オール電化プラン / ぜんぶでんき」、「MUSUBIプロジェクト」、「LOVE地球」の5つです。

ただし、提示される料金単価には、毎月変動する燃料費調整額、電源調達調整費、および国が定める再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていない点にご留意ください。また、正確な単価はお住まいの地域や契約条件、そして料金改定によって変動するため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

ベーシックプラン

一般家庭向けのシンプルなプランです。基本料金が契約アンペア(30A~60A)に関わらず低く抑えられ、電力量料金も使用量に関わらず一律単価となっている点が特徴です。鍵の紛失や水漏れなどに対応する「あんしんサポート365プラス」が無料で付帯します。

料金種別契約アンペア/段階単位料金単価(税込)
基本料金30A~60A1契約/月550.00円
電力量料金全使用量1 kWh28.60円

※東京電力エリア

ママトクプラン

毎日特定の2時間帯の電力量料金が無料になる特典が付いたプランです。利用者は「朝(6時~8時)」「夜(19時~21時)」「深夜(22時~24時)」のいずれかの時間帯を選択します。ただし、基本料金はベーシックプランより高く設定されており、無料時間帯以外の電力量料金は段階制です。

料金種別契約アンペア/時間帯単位料金単価(税込)
基本料金30A1契約/月1,630.20円
40A1契約/月2,173.60円
50A1契約/月2,717.00円
60A1契約/月3,260.40円
電力量料金0~120 kWh1 kWh18.80円
120~300 kWh1 kWh25.08円
300 kWh超過1 kWh28.96円
選択した2時間帯1 kWh0.00円

※東京電力エリア

オール電化プラン / ぜんぶでんき

IHクッキングヒーターやエコキュートなど、全ての熱源を電気で賄う住宅向けに設計されたプランです 。最大の特徴は時間帯別料金設定であり、特に夜間の電力単価が大幅に安価に設定されています。

料金種別契約容量/時間帯単位料金単価(税込)
基本料金kWあたり1 kW/月458.33円
電力量料金昼間時間 (6:00~翌1:00)1 kWh25.28円
夜間時間 (1:00~6:00)1 kWh17.78円

※東京電力エリア

MUSUBIプロジェクト

電気料金の支払いを通じて、提携するNPO団体などへ寄付ができる社会貢献型プランです。料金体系は「MUSUBI料金」と呼ばれる独自のもので、電気料金(内税)と寄付金相当額(預り金、非課税)を合算した構成になっています。このMUSUBI料金総額の約4.5%が寄付に充てられます。

料金種別契約アンペア/段階単位電気料金(内税)寄付金(預り金, 非課税)MUSUBI料金 合計
基本料金30A1契約/月819.39円38.61円858.00円
40A1契約/月1,092.52円51.48円1,144.00円
50A1契約/月1,365.65円64.35円1,430.00円
60A1契約/月1,638.78円77.22円1,716.00円
電力量料金0~120 kWh1 kWh18.99円0.89円19.88円
120~300 kWh1 kWh25.29円1.19円26.48円
300 kWh超過1 kWh29.19円1.38円30.57円

※東京電力エリア

LOVE地球

環境意識の高い消費者を対象とし、再生可能エネルギー指定の非化石証書を使用することなどにより、実質的にCO2排出量ゼロの電気を供給するプランです。ベーシックプランと同様に「あんしんサポート365プラス」が付帯します。

料金種別契約アンペア/段階単位料金単価(税込)
基本料金10A~60A1契約/月880.00円
電力量料金全使用量1 kWh28.60円

※東京電力エリア

このように、HTBエナジーは多様なニーズに応える複数の電気料金プランを提供しています。ベーシックプランは安価な基本料金とシンプルなフラット単価、ママトクプランは特定の時間帯における無料電力、ぜんぶでんきはオール電化住宅向けの割安な夜間電力、MUSUBIプロジェクトは電気料金を通じた社会貢献、LOVE地球は実質再生可能エネルギー100%の供給をそれぞれ特徴としています。

HTBエナジーの料金シミュレーション

HTBエナジーの料金シミュレーション(ベーシックプランの場合)を地域別、世帯人数別にまとめました。以下の情報には、基本料金・電力量料金・燃料費調整額(電源調達調整費を含む)・再生可能エネルギー賦課金が含まれています。

◆北海道電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5506,4296258528,456
2人55011,7081,0721,46114,790
3人55013,4181,1911,62416,783
4人55014,6721,2801,74318,244
5人55015,9681,3701,86719,754
6人以上55020,2601,6672,27324,750

◆東北電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5506,2808568528,538
2人55010,8361,4681,46114,315
3人55012,1281,6321,62415,934
4人55013,1601,7521,74317,205
5人55014,2281,8761,86718,521
6人以上55017,7352,2842,27322,842

◆東京電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5506,4479468528,795
2人55011,2511,6221,46114,884
3人55012,5801,8031,62416,557
4人55013,6401,9361,74317,869
5人55014,7352,0731,86719,225
6人以上55018,3472,5242,27323,694

◆中部電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5506,3991,3768529,177
2人55011,1692,3601,46115,540
3人55012,4852,6231,62417,283
4人55013,5352,8161,74318,645
5人55014,6193,0161,86720,052
6人以上55018,1983,6722,27324,693

◆北陸電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5505,9971,2468528,644
2人55010,3002,1361,46114,447
3人55011,5492,3751,62416,097
4人55012,4072,5501,74317,249
5人55013,2952,7301,86718,441
6人以上55016,3733,3232,27322,519

◆関西電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人3306,1081,0238528,313
2人33010,5151,7541,46114,060
3人33011,7901,9501,62415,694
4人33012,7802,0931,74316,946
5人33013,7992,2421,86718,237
6人以上33017,1752,7292,27322,507

◆中国電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人3306,2481,7488529,178
2人33010,8652,9981,46115,654
3人33012,1963,3331,62417,483
4人33013,2163,5791,74318,868
5人33014,2673,8321,86720,295
6人以上33017,7314,6652,27324,999

◆四国電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人3306,3311,4708528,983
2人33010,9992,5211,46115,311
3人33012,3522,8031,62417,109
4人33013,3843,0091,74318,466
5人33014,4433,2221,86719,862
6人以上33017,9193,9232,27324,445

◆九州電力エリア

世帯人数基本料金(円)電力量料金(円)燃料費調整額(円)再エネ賦課金(円)推定合計(円)
1人5505,9789918528,371
2人55010,2401,7001,46113,950
3人55011,4761,8901,62415,539
4人55012,3222,0281,74316,643
5人55013,1992,1711,86717,787
6人以上55016,2492,6442,27321,716

※燃料費等調整単価: 2025年4月
※再エネ賦課金単価: 2025年度

【ご注意】

  • 上記はあくまでシミュレーション結果(概算)であり、実際の請求額とは異なる場合があります。
  • 電気料金は、実際のご使用状況、契約内容、燃料費調整額や再エネ賦課金の変動などにより変わります。
  • HTBエナジーの料金プランや単価は変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
  • 他社の料金と比較したい場合は、エネピの「でんき料金シミュレーション」をご利用ください。あなたにピッタリの最安値プランをご提案します。

まとめ - HTBエナジーの料金が高いと言われる理由と対策

この記事では、HTBエナジーの電気料金が高いと言われる理由について、以下の点を中心に解説しました。

  • 一律の基本料金・電力量料金: 特に電気使用量が少ない家庭や低いアンペア契約で割高になる可能性。
  • 30A以上の契約: 一人暮らしなど、低アンペアで十分な場合に不向き。
  • 燃料費調整額の上限撤廃: 燃料価格高騰の影響を受けやすい。
  • 電源調達調整費の導入: 市場価格の変動リスクがある。
  • 単身向けプランの不在: 電気使用量が少ない層へのメリットが薄い。
  • 解約違約金: 1年未満の解約に費用がかかる。
  • 容量拠出金制度: 新たな料金負担増要因。

これらの要因が複合的に作用し、「HTBエナジーは高い」と感じられるケースがあると考えられます。

もし、現在HTBエナジーを利用していて料金が高いと感じている場合や、これから契約を検討している場合は、以下の対策を検討してみましょう。

料金が高い場合の対策

1. 他の電力会社との比較検討: ご自身の毎月の電気使用量や契約アンペア数を把握し、料金シミュレーションサイトなどを活用して、自分のライフスタイルに合った料金プランを提供している電力会社を探してみましょう。特に、基本料金や電力量料金の体系、燃料費調整額の上限の有無、各種調整費などを比較することが重要です。

2. 契約アンペア数の見直し: 現在の契約アンペア数が本当に適切か確認しましょう。ただし、HTBエナジーでは30A未満への変更はできません。もし低いアンペア数が適している場合は、それが可能な電力会社への切り替えも検討しましょう。

3. 節電の実施: 根本的な対策として、日々の節電を心がけることも重要です。待機電力のカット、省エネ家電への買い替え、断熱性能の向上などが有効です。

電力会社を選ぶ際には、単純な料金単価だけでなく、今回解説したような料金体系の仕組み、各種調整費、契約期間の縛りや解約金の有無、サポート体制なども含めて総合的に判断することが大切です。

また電気料金は、社会情勢や燃料価格、電力市場の動向などによって常に変動します。各電力会社も新しいプランの提供や料金体系の見直しを随時行っています。

定期的な情報収集と比較検討を通じて、ご自身にとって最適な電力会社を選び、納得のいく電気料金で快適な生活を送りましょう。

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。