最近の電気料金の上昇に戸惑っていませんか?
実は毎月の検針票が、電気料金を節約するヒントになります。検針票の見方を理解し、自宅の電力契約・電力消費の効率化を考えてみましょう。

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電力会社の検針票とは?

検針票の役割

電力会社の検針票は、顧客が電気の使用量や料金などを把握するための明細書です。一般に以下のような情報が記載されています。

  • 契約番号
  • 供給地点特定番号
  • 検針日
  • 契約種別
  • 使用量
  • 請求額
  • 支払期日(口座振替日)

このように、電力会社の検針票には様々な情報が含まれています。顧客は検針票の情報を理解することで、電気の使用および料金の支払いを適切に管理することができます。

検針票の種類

電力会社の検針票には、紙媒体とWeb媒体の2種類があります。紙媒体の検針票は従来の形式で、毎月送付されます。手に取って確認でき、情報を簡単に把握できます。

一方Web媒体の検針票は近年導入された形式で、オンラインアカウントにログインして電気使用量や請求金額などを確認できます。紙の郵送を待つ必要がなく、いつでもどこでもアクセスできる利便性があります。

検針票の見方 - 電気料金の確認方法

今回は東京電力の検針票を例として、検針票の見方を説明します。

東京電力の検針票

①契約番号

契約番号は検針票に記載される契約を特定する番号です。この番号は顧客が電力会社との契約を管理するために使用されます。

②供給地点特定番号

供給地点特定番号は電力会社が顧客の住所や建物に対して割り当てた番号です。この番号により電気を供給する場所の識別が行われます。

③検針日

検針日は電力メーターの読み取りが行われた日付であり、電気使用量を計測するために必要な情報です。なお前回の検針が行われた日付も記載されており、前回検針日から検針日までの期間が電気使用量の計算期間となります。

④契約種別

契約種別は顧客が電力会社と結んでいる契約の種類を示す項目で、現在契約中の電気料金プランが記載されます。

⑤使用量

使用量は顧客がどれだけ電気を使用したかを示します。通常はキロワット時(kWh)で表され、前回の検針日からの使用量が記載されます。

⑥請求額

請求額は顧客が支払うべき電気料金の合計金額です。使用量に応じて料金が計算され、税金やその他の料金(燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金など)が加算された総額が記載されます。

⑦支払期日(口座振替日)

支払期日は顧客が請求額を支払う期限を示します。なお口座振替の場合は指定口座の引き落とし日が記載されます。顧客はこの期日までに請求額を用意する必要があります。

検針票の料金が高すぎる?…と思ったら

電力会社の検針票の料金が高すぎると感じた場合、以下のような対処が考えられます。

  • 節電対策を実施する
  • 料金プランを変更する
  • 電力会社を切り替える

ただし、これらの方法をとる前に、まずは「電気の平均利用額」を調べましょう。そして検針票の料金が本当に高すぎるのか確認することが肝要です。

ちなみに、こちらのページでは全国の電気の平均利用額をまとめています。ぜひ参考になさってください。

検針票が届かないときの対処法

電力会社の検針票は、月に一度、検針が行なわれるタイミングで届きます。もしも検針票が1カ月以上届かない場合は、契約している電力会社の相談窓口に問い合わせてみてください。

なお、検針日は契約している電力会社や地域によって異なります。自宅の検針日が知りたい場合は、検針票に記載されている「検針日」を確認してみてください。電力会社によっては「次回の検針予定日」まで記載されています。

ちなみに、一部の電力会社ではオンラインアカウントにログインして検針票をダウンロードすることができます。このような「Web検針票」を利用する場合、検針票が届くのを待つ必要はありません。

検針票のペーパーレス化(Web検針票)について

近年、電力会社は検針票のペーパーレス化を進めています。従来の紙の検針票を電子化することで、紙の使用を減らし、環境負荷の少ない省エネ社会に寄与するためです。

電子化された検針票は、一般に「Web検針票」と呼ばれます。電力会社のウェブサイトやアプリを通じて簡単にアクセスできるため、顧客にとってもメリットが大きいサービスと言えるでしょう。具体的には以下のようなメリットが挙げられます。

  • リアルタイムアクセス:いつでもどこからでも検針票にアクセスできる
  • 検針履歴の閲覧:過去の検針結果や使用量の履歴を確認できる
  • 支払い履歴の確認:支払い履歴や請求書の詳細を確認できる
  • 通知オプション:検針結果や請求書の通知を設定し、重要な情報を受け取ることができる

ちなみに、紙の検針票を希望する場合は、一部の電力会社・料金プランで発行手数料がかかることがあります。今後は、電力会社の切り替えや料金の確認にWeb検針票を活用することをおすすめします。

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

検針票とは?
検針票とは電気の使用量や料金などを把握するための明細書です。なお検針票には紙媒体とWeb媒体の2種類があり、近年はWeb検針票を利用する方が増えています。
検針票の見方とは?
検針票にはさまざまな情報が記載されていますが、電力契約・電力消費を適切に管理するために必要な情報は次の7点です。①契約番号②供給地点特定番号③検針日④契約種別⑤使用量⑥請求額⑦支払期日(口座振替日)。
検針票はいつ届くのか?
検針票は月に一度、検針が行なわれるタイミングで届きます。検針日は契約している電力会社や地域によって異なるため、検針票に記載されている「検針日」を確認してみてください。

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。