東京電力が提供する電気料金プラン「従量電灯」について、プランの詳細をご紹介します。

東京電力が提供する従量電灯とは

私たちが毎月支払っている電気料金。
この電気料金には、その利用用途に応じたいくつかの料金メニューが存在します。
従量電灯とは、東京電力が提供している電気料金メニューの一つです。
時間帯・曜日を問わず、使用量に応じた料金設定となっています。

また、契約の大きさに応じて、従量電灯B・従量電灯Cと、2つのタイプがあります。

一般的に、ほとんどの家庭で利用されているのは従量電灯Bです。
従量電灯Cは、大きい電力が必要な家庭や商店、事務所などで利用されています。

従量電灯Bの特徴

契約の大きさは、10~60A(アンペア)の範囲で電気利用者の申告により決定されます。これは、各家庭の電気の使用量に応じて選択が可能ということです。

また、選択したアンペアによって、基本料金も変わってきます。小さいアンペアを選択するほど、基本料金は安くなります。

このアンペアの選択方法ですが、通常は、普段利用する電気の使用量に合わせて契約の大きさを決定します。
契約時のアンペアを超える電気を使用すると、ブレーカーが落ちて通電が一時的にストップするため、利便性を考えて、若干余裕を持たせたアンペアを選択するのが一般的です。
ブレーカーは、1Aで100W(ワット)まで耐えることができます。
例えば、1500Wのドライヤーと750Wの電子レンジを同時に利用することが頻繁に想定される家庭では、30A~くらいからの契約を選択することになるでしょう。
常時稼働している冷蔵庫やTV、エアコンなどの電気使用量も、もちろん考慮が必要です。
利便性を考慮した上で、できるだけ小さいアンペアで契約すると、基本料金を抑えることができます。

従量電灯Cの特徴

電気使用量が6kVA(60A)以上の場合は、従量電灯Cでの契約となります。
同時に利用する電気製品が多い家庭や、業務用の大型冷蔵庫等を利用する商店などでは、このタイプを選択することになります。
こちらも契約時の電気使用量で基本料金が決まります。
実際の電気使用量に合った契約をすることで、基本料金を最適化することが可能です。

北海道電力の定額電灯で電気料金がお得になる利用者タイプ

従量電灯Bの場合

昼夜関係なく電気を利用する家庭向きのプランです。
主婦・子供・叔父叔母など、常に誰かが家にいる家庭で、日中も掃除・洗濯等に電気を利用するケースが該当します。

従量電灯Cの場合

昼夜関係なく電気をより多く利用する家庭・商店等の施設向きのプランです。
従量電灯Bではまかなえない大量の電力を使用するケースでは、必然的にこちらのプランになります。

従量電灯以外の料金メニューがお得になる場合

一人暮らしや共働きなど、日中家にいないケースの場合、従量電灯以外の別の料金プランがよりお得になる場合があります。
電気料金メニューには、電気を利用する時間帯や曜日によって料金がお得になるプランがありますので、東京電力の別の料金プランをご参照ください。
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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。