新築やリフォームなどでオール電化住宅に切り替えるご家庭が増えていますよね。

オール電化住宅では、従来とは異なる家電機器が必要になります。
たとえば「エコキュート」「IHクッキングヒーター」「蓄熱暖房機」などです。

「エコキュート」と「IHクッキングヒーター」は有名なので、実際に見たり触れたりしたことのある方も多いでしょう。
一方「蓄熱暖房機」は前の二つと比べると知名度は低いかもしれません。

そこで本記事では「蓄熱暖房機」について詳しく紹介したいと思います。

「蓄熱暖房機はどんなメリットがあるのか」
「蓄熱暖房機と、エアコンやファンヒーターは何が違うのか」
「蓄熱暖房機はどんなメーカーから出ているのか」

以上のような点が気になる方はぜひご覧ください!

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蓄熱暖房機とは?

蓄熱暖房機とは?

蓄熱式暖房器の仕組みは、まず電力によって耐火レンガや蓄熱レンガを加熱します。そして加熱したレンガの放熱を利用し部屋を温めます。

蓄熱暖房機が使うエネルギーは電気のみです。そのため、ファンヒーターのように一酸化炭素を排出することがなく、エアコンのように空気を乾燥させることもないのです。

またファンヒーターやエアコンと違い、機器の動作にエネルギーを使いません。省エネ性が高い点も、蓄熱暖房機の魅力の一つでしょう。

オール電化住宅の普及に伴い、蓄熱暖房機はラインナップも拡充していますが、一般的なタイプは多くの熱量を蓄積できる大型の据え置きタイプです。

蓄熱暖房機は暖房代が浮くって本当?

蓄熱暖房機の特徴の一つが、深夜電力を主要エネルギーにできることです。深夜にレンガを加熱・蓄熱しておくことで、日中の電力消費を削減できるのです。

電気料金は、契約プランによりますが、一般に日中よりも深夜の方が安く設定されています。したがって、蓄熱暖房機はエネルギーコストのかかりにくい暖房機といえるのです。

暖房機の利用が多くなる寒冷地では、とくに蓄熱暖房機のメリットを実感できるでしょう!

蓄熱暖房機の使い方

蓄熱暖房機は深夜電力を使ってレンガを加熱・蓄熱し、その熱を一日持続させることが可能です。
なお電源は200Vを使用する機種が多いですが、100Vを使用する機種もあります。

一度設定すれば加熱・蓄熱は毎日自動で行われます。そのため、初めに蓄熱量や温度を設定する以外は、ほとんど操作は必要ありません。
なお機種や蓄熱量によりますが、蓄熱時間は8時間から12時間ほどかかります。

蓄熱暖房機にはファン付タイプもあるのですが、ファンの稼働もボタン一つで簡単に操作可能です。
ちなみにファンを稼働させると加温効果が高まりますが、そのぶん電気代はかかってしまいます。

蓄熱暖房機の設置費用

蓄熱暖房機の価格帯

蓄熱暖房機の設置費用は機器本体だけでなく、施工会社やハウスメーカーによっても左右されます。

機器本体の価格は、小型であれば10万円台前後から、大型であれば20万円台からが相場です。

工事費を含めた設置費用でみると、一台あたり、おおよそ20~30万円程度です。
ただし、配線工事や補強工事が追加で必要な場合は、さらに費用が上がります。

なお、施工会社やハウスメーカーは、事前に以下の点をチェックしています。

  • 十分な設置スペースを確保できるか
  • 設置スペースの壁材やクロスは問題ないか
  • 200Vの電源を繋げるか

ちなみに、ずさんな設置工事によって、あとから火災を起こした事例もありますので、蓄熱暖房機を設置する際は必ず施工会社やハウスメーカーに相談してくださいね。

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蓄熱暖房機のメーカーの選び方

蓄熱暖房機はメーカーによって何か違いがあるのでしょうか。

電気を使用する。レンガを加熱し蓄熱する。その熱を自然放熱または強制放熱することで部屋を暖める。こうした一連の仕組みは、どのメーカーも共通しています。
ちなみに強制放熱とは、ファンによる送風を利用して放熱することです。

しかし、蓄熱暖房機の要であり熱源となるレンガの材質は、メーカーによってさまざまです。

たとえば、マグネシウム系の蓄熱レンガは、暖まりやすく冷めやすいという性質を持っています。また日本の気候帯では細やかな温度管理が難しいという一面もあります。

そのため、マグネシウム系の蓄熱レンガを用いた蓄熱暖房機は、海外メーカーで見られることが多いです。

ただ、日本においても寒冷地では「暖まりやすい」という性質が優先されるため、マグネシウム系の蓄熱レンガを用いた蓄熱暖房機が適しているとも言えます。

いずれにせよ、蓄熱暖房機は地域の気候や住宅の環境に合わせて選ぶ必要があるのです。

次項からは、各メーカーの蓄熱暖房機の特徴について解説していきます。
ぜひご自身の住宅環境に合う蓄熱暖房機を探してみてください。

スティーベルの蓄熱暖房機

スティーベル社の蓄熱暖房機

まずはドイツの会社、スティーベルの蓄熱暖房器「エルサーマットシリーズ」を紹介します。

その特徴は、酸化鉄を含んだ蓄熱レンガを使用していること。なんと最大700℃まで加熱可能です。

また前面にマイクロサーム断熱材を使用しており、表面温度を約60℃に維持することが可能。

ほかにも、耐震実験によって高い安全性を実証している点や、加熱部のヒーターの曲がりを抑え、加熱による劣化を抑えることで長寿命化も実現している点も魅力です。

そんなスティーベルの蓄熱暖房器「エルサーマットシリーズ」は、北ヨーロッパでは約50年、日本では約30年の実績があります。

インターセントラルの蓄熱暖房機

次は日本の会社、インターセントラルの蓄熱暖房機を紹介します。
こちらはファン付きの「AXシリーズ」とファンレスの「ZXシリーズ」との2種展開

その特徴は、蓄熱性能に優れた耐火レンガを使用していること。

またインナーパネルにマイクロサーム断熱材を使用し、蓄熱量をキープしやすいように設計されています。

またオプション品として、吹出口用防護網が用意されているので、小さなお子さんやペットが居るご家庭でも安心です。

ホクエイの蓄熱暖房機

北海道電気社の蓄熱暖房機とは

続いては北海道の会社、ホクエイの蓄熱暖房機を紹介します。

その特徴は、北海道のような寒さが厳しい環境でも使用できる馬力です。

また暖房ヒータと蓄熱ヒータを両方搭載している点もポイント。これにより「蓄熱レンガを暖めるのに時間がかかる」「急には使えない」といった蓄熱暖房機の悩みが解決されたのです。

そのぶん電気代はかかりますが、省エネよりも「安定した熱源」が優先される北海道のような環境においては重宝するでしょう。

サニカの蓄熱暖房機

サニカ社の蓄熱暖房機

続いては日本の会社、サニカの蓄熱暖房機「アルディ」を紹介します。

蓄熱暖房機「アルディ」の特徴は豊富なラインナップ! 住宅環境に合わせて3つのタイプから選べます。

1つ目のタイプはファン付きの「RDF40」。こちらは汎用性に優れたスタンダードタイプで、主にリビング等での使用を想定しています。

2つ目のタイプはファン付きの「RDF S1040M」。こちらは「アルディ・ミニ」と呼ばれる小型タイプで、主に書斎や子供部屋での使用を想定しています。

3つ目のタイプはファンレスの「RDN40」。こちらは部屋だけでなく廊下や玄関にも設置しやすい薄型タイプです。ただし、ファンレスの自然放熱のみで暖房するため、細かい温度調節には不向きです。

バーグマンの蓄熱暖房機

バーグマン社の蓄熱暖房機

最後は日本の会社、バーグマンの蓄熱暖房機「ユニデール」を紹介します。
バーグマンは2021年創業の比較的新しい会社で、ヨーロッパや北アメリカにルーツを持っています。

蓄熱暖房機「ユニデール」の特徴は、最先端のマイコン制御による自動運転です。

たとえば蓄熱時は、その日の残熱量に応じて蓄熱時間をコントロールし、電力消費を最小限に抑えます。
なお蓄熱量の設定は、20段階から選ぶことできます。

また放熱時は、設定温度に合わせて自動でファンを稼働させたり停止させたりします。
ちなみにファンの設定は「切」「通常」「予約」の3モードから選ぶことが可能です。

蓄熱暖房機のメリット

蓄熱暖房機のメリット

この項と次項では、蓄熱暖房機のメリットとデメリットを整理していきたいと思います。
では、まずメリットから!

蓄熱暖房機のメリットは次の3点でしょう。

  • 心地よい暖かさ
  • クリーンで安全
  • 省エネで低コスト

蓄熱暖房機はファンヒーターやエアコンと違い、部屋をじんわりと暖めてくれるので、体への負担も少ないでしょう。

またファンヒーターと違い灯油を使用しないため空気はクリーン。エアコンと違い空気を乾燥させることもありません。

また蓄熱には深夜電力を使い、放熱には基本的にエネルギーを使いません。暖房機のなかでも非常に省エネ性が高いといえるでしょう。

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蓄熱暖房機のデメリット

では続いて、デメリットも見ていきましょう。

蓄熱暖房機のデメリットは次の3点でしょう。

  • 蓄熱に時間がかかる
  • 細かい温度調節に不向き
  • 設置スペースをとる

蓄熱暖房機は何時間もかけて熱源であるレンガを暖めます。もし蓄熱したぶんを放熱しきってしまうと、次に使用するまで時間を要します。

また暖房時は常に放熱しているので、場合によっては必要以上に部屋を暖めてしまうかもしれません。

また他の暖房機よりも場所をとります。小型や薄型のタイプもありますが、エアコンやファンヒーターと比べると、より大きい設置スペースが必要です。

蓄熱暖房機の撤去方法

蓄熱暖房機の撤去は、設置した工務店や住宅メーカーで依頼するのが一般的です。

全ての部材を廃棄物として処理することになりますが、中にはびっしりと蓄熱レンガが詰め込まれているため、個人で撤去するのは難しいでしょう。
蓄熱レンガを取り出す専用の工具や、床の保護材も必要になります。

また高電圧による危険もゼロではないので、素人が手を出すのは危険です。
安全面を考えても、労働面を考えても、蓄熱暖房機の撤去はプロに任せる方が賢明です。

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

蓄熱暖房機の使い方とは?
蓄熱暖房機は深夜にレンガを加熱・蓄熱しておき、日中に放熱することで部屋を暖めます。加熱・蓄熱にかかる時間は、8時間から12時間が一般的です。
蓄熱暖房機のメーカーの選び方とは?
蓄熱暖房機はメーカーによって熱源となるレンガの材質や、確保しなければならない設置スペースなどが異なります。各メーカーの特徴を見極め、ご自身の住宅環境に合ったものを選びましょう。
蓄熱暖房機のメリット・デメリットとは?
蓄熱暖房機のメリットは「心地よい暖かさ」「クリーンで安全」「省エネで低コスト」の3点です。ただしエアコンやファンヒーターと比べると、「細かい温度調節に不向き」などのデメリットもあります。
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