東日本大震災をきっかけに、
家庭でもウォーターサーバーを導入される方が増えてきました。

10年ほど前までは
家に導入する人がいるなんて信じられなかった
という方が大半でしたが、
今では随分と一般家庭に浸透してきました。

その反面、
「メーカーが多すぎて、どれがいいのかわからない」
という悩みをお持ちの方も増えてきたのではないでしょうか。

今回は、今すでに導入されている方や
これから導入を考えている方に

・サーバーのメリット、デメリット
・メーカーにより何が異なるのか

を元ウォーターサーバー販売員の私から、
お役に立てる情報をお伝えしていきたいと思います。

ウォーターサーバーとは?

ウォーターサーバーとは?
ウォーターサーバーとは何でしょうか。

一言で説明すると
「5~15度の冷水と85~90度のお湯が出て、
家まで水を届けてくれるお水の宅配サービス」
ですね。

病院等でも置かれているところも増えてきましたので、
一度くらいは使ったことはあるのではないでしょうか。

1つ1つの機能は非常にシンプルなものですが、
冷水・お湯・宅配の3つが一つになっている
というのは非常に便利と言えます。

早速、ウォーターサーバーのメリットと
デメリットをピックアップしていきたいと思います。

ウォーターサーバーのメリット

ウォーターサーバーのメリット
さて、まずはウォーターサーバーのメリットについてみていきましょう。
ここでは主に大事な3つに絞りたいと思います。

<メリット1>85~90度のお湯が使える!

まずは何といってもサーバーの魅力はこれ!
カップラーメン、赤ちゃんのミルク、
コーヒー、お茶、お湯を沸かす手間いらずで
何にでも使うことができます。

<メリット2>5~15度の冷水が使える!

意外と便利な冷水機能!
冷蔵庫で冷やさなくてよいため、
冷蔵庫も圧迫しなくなり開け閉めも減らすことができます。

<メリット3>保存水として使うことができます

震災後に流行った理由!
サーバータイプによりますが、
基本的にウォーターサーバーは
水を出すことに電気を使いません。

そのため停電時・断水時でも水を飲むことができます。

…などなど、幅広く活躍してくれるのがサーバーの魅力ですね。
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ウォーターサーバーのデメリット

ウォーターサーバーのデメリット
ではその反面、大事なデメリットについてみていきましょう。
ウォーターサーバーのデメリットは大きく2つになります。

<デメリット1>設置スペースを取る

実際に販売している中で多くの方が困っていたのがこれですね。

床置きタイプとカウンタータイプの二つがありますが、
二つともなかなかのサイズ感です。
最初に置き場所を決めることも大事ですが、
コンセント一つでどこでも置けるため
導入して場所を変えながら使うというのも
一つの選択肢だと思います。

<デメリット2>維持費がかかる

次の問題は維持費です。
ボトル代・レンタル代・電気代などをトータルで見ると、
維持費としては普通にお水を買ったり
浄水器に比べ高くなりやすいです。

反面浄水器に比べると初期費用は一切かからないため、
導入するためのハードルとしては
あまり高くはないかもしれませんね。

機能というよりは、それ以外の部分にデメリットを感じる方が多いようです。

月々の電気代と維持費は?人気のメーカー10社比較!

さて、それでは肝心のサーバーによる違いを見ていきましょう。
主にメーカーにより異なるのは

・配達方法
・水の料金
・水の内容
・レンタル代
・電気代

の5つが大事なポイントです。

料金については違いが分かりやすいですが、
配達方法と水の内容については補足をしたいと思います。

●配達方法

「ワンウェイ」と「ツーウェイ」と呼ばれる
二つの配達方法があります。

「ワンウェイ」

宅配業者(主に佐川急便)が水を届けてくれ、
使い終わったボトルは捨てることができます。

メリット・・・ボトルを捨てられるため、置き場所が取られない
デメリット・・・宅配業者のため受け取りが必要

「ツーウェイ」

ウォーターサーバーのメーカーが水を届けてくれ、
使い終わったボトルを返す必要があります。

メリット・・・新しいボトルや使い終わったボトルは
玄関前に置いておくだけでよいため、受け取りが必要ない
デメリット・・・ボトルを捨てられないため、置き場所をとる



●水の内容

「ボトルドウォーター」
「ピュアウォーター」
「天然水」の3つがあります。

「ボトルドウォーター」

普通の水を一度ろ過し、そこに人口ミネラルを加えた水。
ミネラルが入っているため身体に良い効果が期待できます。
味としては天然水に劣る印象を受ける方もいるかもしれませんが、
料金は天然水に比べ安くなっています。

「ピュアウォーター」

RO膜と呼ばれる、海水なども真水にできる
特殊な浄水フィルターを通した水です。
ミネラル分が一切なく、
赤ちゃんのミルク等に使われることもあるようです。
ミネラルがないため飲みやすいですが、
甘味などは感じずらい印象があるかもしれません。

「天然水」

ミネラルも多く、
味もおいしいと感じられる方も多いかもしれません。
基本的にはどれも軟水のため赤ちゃんでも飲むことができますが、
難点としては料金が他に比べ高い点です。
少し長くなってしまいましたが、
なんとなく違うんだなぁくらいの認識でも全然問題ありません。
それでは、それぞれのメーカーの違いを見ていきましょう。

コスモウォーター

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1900円(12L) 
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:500~750円

最大の魅力は
ボトルを下に入れることができるタイプもあるため、
女性の方や高齢者の方には負担が少なく
水を変えることができる点です。
サーバー電気代も他社に比べ安いため、
トータルコストも安く抑えられやすいでしょう。

レンタル無料!特典あり!ウォーターサーバー

フレシャス

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1080~1100円(7.2L)
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:330~700円

女性に人気のフレシャスウォーターサーバー。
その理由はパックが7Lのため軽く取り換えがしやすく、
おしゃれなウォーターサーバーが多い点です。

反面、大家族の家庭ではボトルの取り換え頻度が増えてしまうため、
少しわずらわしさを感じてしまうかもしれません。
ボトル代が高く電気代が安いため
1~2人暮らしの方に便利なのではないでしょうか。

電気代70%カットのウォーターサーバー【フレシャス】

クリティア

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1900円(12L)
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:550円

クリティアの大きな特徴として

・長期利用プランで水代が150円安くなる
・レンタル料1000円払うことで、おしゃれなサーバーを選べる

の二つがあります。

長期プランを選んだ場合3年使わなければいけませんが、
電気代含めて考えると天然水サーバーの中では
非常に安く使うことができます。
またおしゃれなサーバーはレンタル代こそかかりますが、
本当にかっこいいので見た目を重視される方に非常にオススメです。

富士山のバナジウム天然水 CLYTIA

プレミアムウォーター

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1900円(12L)
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:500~1000円

非常にシンプルなウォーターサーバーです。
最近では3年プランというのもでき、
その際は水代が1680円となるため
天然水の中で非常に安い部類と言えます。

他に特徴らしい特徴がない点がメリットであり、
デメリットとも言えるかもしれません。

特徴のあるサーバーを探している方には
物足りないかもしれませんが、
長期利用することで安価で使えるーバーのため
長く使うことを考えている方にオススメと言えるでしょう。

プレミアムウォーター

サントリー南アルプス天然水サーバー

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1150円(7.8L)
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:700~1000円

有名なサントリー天然水がウォーターサーバーに進出しました。
料金的には天然水の中では普通~高めといったところでしょう。
サントリーウォーターサーバーは
冷水やお湯の温度が変えることができるため、
家族が多い方ではそれぞれの好きな温度に変えて
使うことができるでしょう。

正直なところ、他の有名なウォーターサーバーと比べると
今一歩決め手に欠けるという印象があります。

参照元:「サントリー天然水 ウォーターサーバー」公式HP

アクアクララ

配達方法:ツーウェイ
水の料金:1200円(12L)
水の内容:ボトルドウォーター
レンタル代:1000~1500円
電気代:350円~700円

ウォーターサーバー再大手のアクアクララ。
何といっても特徴は水の安さと電気代の安さでしょう。
ちなみに、

レンタル代1000円のサーバー ⇒ 電気代700円
レンタル代1500円のサーバー ⇒ 電気代350円

のため、あまり理由がない限りは
レンタル代1000円のサーバーを選ぶ方が無難でしょう。
家族人数が多く水をたくさん飲むというご家庭にオススメです。

家庭用ウォーターサーバー シェアNo.1!アクアクララ

クリクラ

配達方法:ツーウェイ
水の料金:1250円(12L)
水の内容:ボトルドウォーター
レンタル代:0円(メンテナンス料として年に1回5000円)
電気代:1000円

クレヨンしんちゃんのCMでおなじみクリクラ。
クリクラ最大の特徴は

・ボトル1本無料お試し
・解約金なし

という導入するうえでのハードルの低さ。
そしてレンタル料無料なうえに、
水の料金も安いため維持費としてはサーバー全体として見ても
非常に安い部類に入ります。
難点としては、毎月2本お水を頼まないといけないため、
1~2人暮らしの方では少し難しいかもしれない点です。

とはいえ、非常に気軽に導入できるウォーターサーバーですので、
これからウォーターサーバーの設置を考えているという方には頼りになると思います。

参照元:「クリクラ」公式HP

うるのん

配達方法:ワンウェイ
水の料金:1282~1760円(12L)
水の内容:ボトルドウォーター、天然水
レンタル代:0円
電気代:1000円

ボトルドウォーターと天然水の2つから選ぶことができる、
珍しいウォーターサーバーです。
ボトル代も他に比べると多少安い印象ですが、
電気代が高いため維持費としては同じくらいでしょうか。
こちらも正直なところ、他のメーカーに比べると
1歩足りないという印象でしょうか。

ただし、静岡県に本社があり
静岡県内では上記とは違ったプランがあります。
レンタル料が854円かかりますが、
ボトル代が天然水で1237円と天然水の中で最安値となります。
静岡県に在中の方で家族人数が多いという方には、
非常にオススメのプランとなります。

ウォーターサーバー即納!モンドセレクション金賞 うるのん

アクアセレクト

配達方法:ワンウェイ、ツーウェイ
水の料金:1342~1740円(11L)
水の内容:天然水
レンタル代:0円
電気代:700円

「レンタル料0円、電気代700円、水の料金1342円」と
トータルコストで見るとびっくりするくらいに安いです。

おそらく全国配送可能なウォーターサーバーの中でこれより安い、
天然水のウォーターサーバーはないでしょう。
天然水にこだわりたいという方で値段も気になるという方でしたら、
こちらを選んでまず間違いはないのではないでしょうか。

エリアにより配送方法が異なりますので、
もし気になるという方は一度お調べした方が良いでしょう。

参照元:「アクアセレクト」公式HP

アルピナウォーター

配達方法:ワンウェイ
水の料金:948円(12L)
水の内容:ピュアウォーター
レンタル代:600円
電気代:1000円

業界最安値の12Lボトルで948円という安さ。
アルピナウォーターを選ぶ最大のメリットはこれと言えます。
またピュアウォーターを扱っているウォーターサーバーはあまり多くなく、
赤ちゃんが生まれたばかりのご家庭では
安心してご利用頂けるのではないでしょうか。

毎月のノルマもないため一人暮らしの方から、
ボトルが安いためご家族が多い方まで
幅広く活躍できるウォーターサーバーだと思います。

おいしい水のアルピナウォーター

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

ウォーターサーバーの月々の電気代と維持費はどれくらいかかりますか?
ウォーターサーバーとは、「5~15度の冷水と85~90度のお湯が出て、 家まで水を届けてくれるお水の宅配サービス」です。 料金については、①配達方法 ②水の料金 ③水の内容 ④レンタル代 ⑤電気代 の5つが大事なポイントとなります。これは、主にメーカーにより異なります。
ウォーターサーバーのメリットとデメリットを教えてください。
メリットは、①85~90度のお湯が使えること ②5~15度の冷水が使えること ③保存水として使用することができる 点です。 逆にデメリットは、①設置スペースを取る ②維持費がかかる(ボトル代・レンタル代・電気代など)があげられます。
人気のメーカーごとに電気代はどれくらい違いますか?
●ウォーターサーバー再大手の「アクアクララ」は、水の安さと電気代の安さが特徴です。電気代はレンタルするサーバーにより異なるのですが、350円~700円ほどです。 ●導入するうえでのハードルが低いといわれる「クリクラ」は、①ボトル1本無料お試し ②解約金なし ③レンタル料無料 ④水の料金が安い という点が最大の特徴です。電気は約1000円ほどです。
さて、いかがでしたでしょうか。
メーカーそれぞれにより、
メリット・デメリットがあるため
「必ずこのサーバーがおすすめ!」というのは難しいですが、
なんとなく自分にはこれがいいかも
と思えるメーカーが見つかりましたら幸いです。

最近では電力の自由化も始まったため、
ボトル代やレンタル代だけでなく
電気代も気にかける人が増えてくるのではないでしょうか。

今回ご説明したように、
サーバーにより電気代が意外と変わってきます。

ボトル代・レンタル代・電気代・その他費用など含めて、
みなさんに一番合う・納得ができるウォーターサーバーが見つかるといいですね!

最後に、自宅の電気代が高いとお困りの方に朗報です。

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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

藤巻 創の写真

ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。