• ウォーターサーバーの月額電気代はメーカーや機種によって異なりますが、平均で500~1,000円が目安です。エコモードやスリープ機能を備えた省エネモデルでは月額約300〜600円程度に抑えられることが多いです。
  • ウォーターサーバーの電気代は季節によって多少変動します。夏場は水温が上がりコンプレッサーがより頻繁に稼働するため、また冬場は保温により多くの電力が必要となるため、電気代が10〜20%程度上昇することがあります。

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ウォーターサーバーの電気代の目安

ウォーターサーバーの電気代ついて詳しく解説します。以下に、一般的な月額電気代、季節による変動、使用頻度や家族構成による違いなどを説明します。

一般的な月額電気代

機種月額電気代
省エネモデル約300~600円
標準モデル約800~1,200円

ウォーターサーバーの月額電気代は機種や機能、使用環境によって異なりますが、平均で500~1,000円が目安です。エコモードやスリープ機能を備えた省エネモデルでは月額約300〜600円程度に抑えられることが多いですが、標準モデルでは月額800〜1,200円程度になることもあります。

季節による変動

ウォーターサーバーの電気代は季節によって多少変動します。これは外気温が水の温度に影響し、冷却・加熱のための消費電力が変わるためです。

  • 夏場:外気温が高いと冷水タンクの水温が上がり、コンプレッサーがより頻繁に稼働するため、電気代が10~20%程度上昇する可能性があります。
  • 冬場:寒冷な環境では温水タンクの保温により多くの電力が必要となり、電気代がやや増加することがあります。増加幅は夏場と同程度です。
  • 春秋:温度調整の負荷が少ないため、電気代が比較的安定します。

季節による極端な変動はまれで、月額100~200円程度の増減が一般的です。そのため過度に気にする必要はありませんが、直射日光やエアコンの風が当たる場所に設置すると温度調節の負荷が増え、変動幅が大きくなる場合があります。

使用頻度や家族構成による違い

ウォーターサーバーは基本的に24時間稼働し、冷水・温水の温度を一定に保つため、頻繁に水を使用しても電気代の大幅な増加は少ないです。ただし、温水を多用する場合はヒーターの稼働頻度が上がり、電気代が10~15%程度増加する可能性があります。毎日コーヒーやインスタント食品用にお湯を大量使用する場合は注意してください。

また、家族構成はウォーターサーバーの電気代に間接的に影響します。

世帯人数水消費量平均電気代
1~2人12~24L/月500~700円/月
3~4人36L~/月700~1,000円/月

1~2人世帯は水の消費量が少なく、使用頻度も低いため、電気代も平均より低めで月額500~700円程度となります。3~4人以上の世帯は水の消費量が多いため、頻繁に温水・冷水を使用する場合、電気代は月額700~1,000円程度となります。ただし、家族が多い場合でもエコモードや省エネモデルを選べば500円台に抑えられることもあります。

地域ごとの電気料金プランの影響

電力会社や地域ごとの料金プランは、ウォーターサーバーの電気代に直接影響します。これは電力単価(円/kWh)が電力会社や契約プランによって異なり、電気代の計算に大きく影響するためです。

例:

  • 東京電力(従量電灯B):29.80~40.49円/kWh
  • 関西電力(従量電灯A):20.21~28.59円/kWh
  • 北海道電力(従量電灯B):35.44~45.45円/kWh
  • 九州電力(従量電灯B):18.37~26.97円/kWh

電力単価は地域やプランで大きく異なるため、単価の安い新電力や夜間電力プランに変更することで、電気代の節約効果が高くなる可能性があります。ぜひ一度電力会社を見直し、ご家庭に合ったプランを検討してみてください。

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人気メーカー11社比較!月々の電気代と維持費は?

ウォーターサーバーには主に「浄水型(水道水をろ過)」と「宅配型(ボトル交換式)」の2種類があります。

  • 浄水型:自宅の水道水をサーバー内で浄水するため水代がかからず、またボトル交換が不要で維持費が安く済むため、コスパ重視の方におすすめです。
  • 宅配型:天然水やRO水をボトルで配送されるため、水の品質にこだわる方に人気です。RO水とは、水道水や天然水をRO膜(逆浸透膜)でろ過して作られた水です。純水やピュアウォーターとも呼ばれます。

ウォーターサーバーのメーカーは宅配型と浄水型の2タイプを提供し、電気代や維持費は以下のような要因で異なります。

  • 水の種類:天然水(高価格帯)、RO水(比較的安価)、浄水(水道代のみ)から選ぶのが一般的。
  • サーバーの機能:エコモードやスリープ機能の有無、オートクリーン機能の搭載で電気代が変動。エコモード搭載機種は電気代を30〜60%削減可能。
  • デザインや設置場所:スタイリッシュなデザインや卓上型はレンタル料が高めの場合あり。床置き型は大容量だが場所を取る。
  • 契約条件:注文ノルマや解約金の有無、レンタル料無料キャンペーンなどが維持費に影響する可能性。

月額コストの比較

ウォーターサーバーの人気メーカーとして、以下の11社が挙げられます。

  • プレミアムウォーター
  • amadana
  • コスモウォーター
  • フレシャス
  • アクアクララ
  • クリクラ
  • うるのん
  • ロッカ
  • ハミングウォーター
  • エブリィフレシャス
  • ピュアライフ

では、これらのメーカーの月額コスト(目安)を比較します。

◆宅配型

メーカー水代(24L)レンタル料電気代総月額コスト
プレミアムウォーター3,974円(天然水)0円500~630円4,474~5,104円
amadana3,974円(天然水)1,100円490円5,564円
コスモウォーター4,104円(天然水)0円256~465円4,360~4,569円
フレシャス3,990円(天然水)0~1,320円380~800円4,370~6,110円
アクアクララ3,240円(RO水)1,100~3,300円500~1,000円4,840~7,540円
クリクラ3,180円(RO水)0~1,100円410円3,590~4,690円
うるのん3,960円(天然水)0円800~1,000円4,760~4,960円

※プレミアムウォーター:スリムサーバーIII
※amadana:グランデサーバー
※クリクラ:省エネサーバー
※うるのん:スタンダードサーバー

◆浄水型

メーカー水代(24L)レンタル料電気代総月額コスト
ロッカ水道代100円2,680円500円3,280円
ハミングウォーター水道代100円3,300円475円3,875円
エブリィフレシャス水道代100円3,300円360円3,760円
ピュアライフ水道代100円3,300円580円3,980円

※ロッカ:litta
※エブリィフレシャス:トール

宅配型は水代がコストの7~8割を占めるため、天然水はRO水より高価である点に注意してください。また注文ノルマがコストを押し上げる可能性があります。浄水型は水道代のみで、レンタル料が主コストになります。

各メーカーの特徴

以下は各メーカーの特徴と、電気代や維持費に関連するポイントです。

◆宅配型

メーカー特徴エコモードノルマ
プレミアムウォーター非加熱処理の天然水、ボトル下置きでコンパクト設計24L/月
amadanaデザイン性高(家電ブランドとのコラボ)、解約金あり24L/月
コスモウォーターボトル下置き型で交換が簡単、非常時用電源ユニット付き24L/月
フレシャスグッドデザイン賞、カフェ機能、スリープ機能あり
アクアクララ定期メンテナンス(サポート料必須)、赤ちゃんのミルクに最適-
クリクラ省エネサーバー、初期費用あり、年1回メンテナンス無料なし
うるのん初期設置無料(子育てプラン)、解約金あり(2年未満)×24L/月

◆浄水型

メーカー特徴エコモード
ロッカ浄水型で業界最安級、卓上型あり、UV殺菌
ハミングウォーター大容量タンク(水を多く使う家庭やオフィス向け)
エブリィフレシャス省エネ設計(最大約60%カット)、常温水対応(6段階温度設定)
ピュアライフ契約縛りなし、レンタル料半額キャンペーン

ウォーターサーバーの選択は、コストや使用する水の種類、デザイン、機能性など多くの要素を考慮する必要があります。各メーカーの特徴を把握し、自分のライフスタイルや予算に合った選択をすることが重要です。

メーカー比較まとめ
  • 最安コスパ:ロッカ(litta:3,280円)、エブリィフレシャス(3,760円)、ピュアライフ(3,980円)の浄水型が低コスト。
  • 電気代最安:コスモウォーター(256円)、エブリィフレシャス(360円)、クリクラ省エネサーバー(410円)。
  • デザインと高機能:amadana(グランデ:5,564円)、フレシャスはインテリア性高いがコスト高。
  • 柔軟性とサポート:クリクラ(ノルマなし)、ピュアライフ(解約金無料キャンペーン)が使いやすい。
  • 天然水品質:うるのん、プレミアムウォーター、amadanaは味重視だが水代高め。

電気代を左右する要因について

ウォーターサーバーの電気代は、さまざまな要因によって影響を受けます。以下に、特に重要な要因を詳しく解説します。

  • 温水と冷水の使用頻度
  • 機種による効率の違い
  • 環境温度(季節による変動など)
  • 水のボトルの種類
  • 電気料金プラン

温水と冷水の使用頻度

温水や冷水を頻繁に使用すると、加熱・冷却のサイクルが短くなり、消費電力が増加します。特に大家族など利用人数が多い場合は、電気代が高くなる傾向があります。ちなみに温水は350W〜450W、冷水は80W〜130W程度の消費電力が一般的です。

機種による効率の違い

機種によって省エネ性能に大きな差があります。エコモードやスリープ機能を搭載したモデルでは、通常運転時と比べて2〜5割程度電気代を節約可能です。また放熱効率や内部構造も機種ごとに異なり、放熱スペースが不足すると効率が落ちて電気代が上がる場合があります。

設置場所と周辺温度

外気温や設置場所の温度が高いと冷却に、低いと加熱により多くの電力を消費します。例えば直射日光の当たる場所、床暖房や他の家電近くは熱影響で電気代が上昇することがあります。また壁密着は放熱効率を下げることがあるため、隙間確保が推奨されます。

水ボトルの交換頻度

電気代そのものに直接的な影響はありませんが、ボトル交換の頻度が高いと、その都度タンク内の水温調整が必要になり、加熱・冷却のサイクルが増えて消費電力が上がる場合があります。なお、浄水型はボトル交換の手間がなく、電力効率が安定しやすいです。

電気料金プラン

電気料金プランは、ウォーターサーバーの電気代に直接的な影響を与えます。電力会社によって異なる料金プランがあり、使用量に応じて料金が変動するため、同じ消費電力量でも実際にかかる電気代は異なります。

エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。

※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です

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電気代を節約するための使用法

ウォーターサーバーの電気代の節約方法

ウォーターサーバーの電気代の節約方法について詳しく解説します。効果的に電気代を抑えるためには以下のポイントが重要です。

  • 効率的な温度設定
  • エコモードの活用
  • 設置場所の工夫
  • 定期的なメンテナンス

効率的な温度設定

ウォーターサーバーの電気代は、温水と冷水の加熱・冷却に大きく依存します。温度設定を最適化することで、電気代を節約できます。また、常温水の活用もポイントです。

温水温度の調整
・方法:温水設定を標準(85~90℃)から低め(70~75℃)に変更
・効果:加熱に必要な電力を10~15%削減(月500円→425~450円:月50~75円節約)
・注意点:赤ちゃんのミルク作りには70℃以上が必要
※70℃でもコーヒーやお茶には十分使用可能

冷水温度の調整
・方法:冷水設定を標準(4~6℃)から高め(8~10℃)に変更
・効果:冷却コンプレッサーの稼働削減で電気代を5~10%削減(月400円→360~380円:月20~40円節約)
・注意点:夏場は快適さを優先し、6~8℃を目安に調整。

常温水の活用
・方法:浄水型サーバーの常温水モードを利用
・効果:加熱・冷却が不要な分、電気代を10~20%削減(月50~100円節約)
※サーバーの温度調整機能を確認し、設定変更が難しい機種は常温水の使用を増やすと良い

エコモードの活用

エコモードは、ウォーターサーバーの省エネ機能で、待機電力や加熱・冷却頻度を抑えます。適切な活用で電気代を大幅に節約できます。

活用方法:
・自動調整機能:使用しない時間帯に自動で消費電力を抑えることができます。例えば、就寝中や外出時にエコモードをオンにすることで、温水の加熱を一時的に停止し、電力消費を大幅に削減できます。
・手動設定:エコモードを手動で設定することも可能です。長時間使用しないとわかっている場合は、エコモードを積極的に活用しましょう。

効果:電気代を30~60%削減可能

メーカー節約効果(目安)
コスモウォーター通常465円→エコモード256円(月209円節約)
エブリィフレシャス トール通常600円→エコモード360円(月240円節約)
プレミアムウォーター通常630円→エコモード500円(月130円節約)

注意点:エコモード中は温水が65~70℃、冷水が10~12℃になる場合があり、即時使用時に温度がややゆるいため、使用直前に通常モードに戻すと快適な温度で利用できます。

設置場所の工夫

ウォーターサーバーの設置場所は、放熱効率や環境温度に影響し、電気代を左右します。そこで、適切な設置で節約効果を高めます。

風通しの良い場所:サーバー背面と壁を10~15cm離し、放熱スペースを確保します。これにより冷却コンプレッサーの負荷が減り、電気代を5~10%削減できる場合があります。

直射日光や熱源を避ける:直射日光が当たる窓際やキッチンのコンロ、床暖房、電子レンジや冷蔵庫の近くを避けます(室温20~25℃の場所が理想)。これにより冷水タンクの冷却負荷が減り、電気代を10~15%削減できる場合があります。

ウォーターサーバーの電気代を節約するためには、効率的な温度設定、エコモードの活用、設置場所の工夫、定期的なメンテナンスが重要です。これらを組み合わせて実践することで、できる限り無駄な電力消費を抑え、経済的にウォーターサーバーを利用することができます。

定期的なメンテナンス

定期的なメンテナンスは、汚れや故障が電気代を押し上げるリスクを軽減します。サーバーの効率を維持し、電気代の無駄を防ぎましょう。

タンク・ノズルの清掃
・方法:温水・冷水ノズルやタンク周辺を月1回、専用クリーナーや中性洗剤で清掃
・効果:汚れによる加熱・冷却効率の低下を防ぎ、電気代を5~10%節約
※内部タンク清掃は専門知識が必要です。メーカー推奨の頻度(年1回など)でプロメンテナンスを依頼してください。

フィルター交換(浄水型)
・方法:浄水型サーバーのフィルターを6~12ヶ月ごとに交換
・効果:詰まったフィルターはポンプの負荷を増やし、電気代を月10~30円増
※交換時期を過ぎると水質低下や電力消費増が起こります。メーカー通知に従ってください。

ボトル交換時の注意(宅配型)
・方法:交換前にボトルを室温に近づけておき、交換時はドアを素早く閉めて冷気や熱の損失を最小限に抑える
・効果:熱損失による再加熱・再冷却を抑え、電気代を月10~20円節約

メーカーによる定期メンテナンス
・方法:年1回のプロメンテナンス(無料またはサポート料に含む)により内部タンクやコンプレッサーの点検・清掃を行う
・効果:効率低下や故障を防ぎ、電気代を長期的に安定
※セルフメンテナンスのみの機種もあります(例:うるのん、コスモウォーター)。取扱説明書で清掃方法を確認してください。

ウォーターサーバー選びのポイント

ウォーターサーバーを選ぶ際には、複数の要素を考慮する必要があります。以下に、特に重要なポイントについて詳しく解説します。

  • 省エネ性能
  • ボトルの種類
  • 必要な機能と容量

省エネ性能

ウォーターサーバーは24時間稼働するため電気代がかかりますが、省エネ性能が高いモデルを選ぶことで長期的なコストを削減できます。メーカーサイトやカタログで「エコモード」「スリープ機能」「省エネモード」をチェックしてください。なお光センサーやタイマー付きは自動省エネで便利です。

また、購入前に各モデルの消費電力を確認してください。一般的に冷水機能は80〜100W、温水機能は300〜500W程度ですが、省エネ機能があるモデルではこれらの数値が低く抑えられています。

ボトルの種類

ウォーターサーバーは、使い捨てボトル(ワンウェイボトル)・リターナブルボトル(返却ボトル)・ボトルレス(浄水型)の3種類に大別されます。それぞれのメリット・デメリットを比較し、選び方を解説します。

◆使い捨てボトル(ワンウェイボトル)

  • 概要
    ・プラスチック製の軽量ボトル
    ・使用後に家庭でリサイクル
  • メリット
    ・手軽さ: ボトルが軽量で交換が楽、ボトル回収不要
    ・衛生的: 新品ボトルで汚れや臭いのリスクが低い
    ・デザイン: サーバー外観がスタイリッシュ
  • デメリット
    ・コスト: 水代が高め、注文ノルマがあり消費量が少ないと無駄に
    ・交換頻度: 7Lボトルは月4回交換で、開閉による熱損失が増加傾向
    ・環境負荷: リサイクル必須、廃棄の手間やプラスチックごみの処理が気になる場合も

◆リターナブルボトル(返却ボトル)

  • 概要
    ・硬質プラスチック製の大型ボトル
    ・使用後回収し再利用
  • メリット
    ・コスト: RO水使用で水代が安価
    ・電気代: 12Lは月2回交換で熱損失が少ない
    ・環境負荷: 再利用で廃棄物が少ない
  • デメリット
    ・手間: ボトルが重く交換が大変、回収スペース確保や配送員との調整が必要
    ・衛生面: 再利用ボトルの洗浄品質に依存するため、メーカー管理が必須
    ・デザイン: ボトルが見える設計が多く、見た目がやや劣る場合あり

◆ボトルレス(浄水型)

  • 概要
    ・水道水をろ過して使用
    ・ボトル不要
  • メリット
    ・コスト: 水代が水道代のみでコスパ抜群
    ・電気代: ボトル交換の熱損失ゼロで低コスト
    ・手軽さ: ボトル交換および回収不要、使い放題でノルマなし
  • デメリット
    ・初期費用: レンタル料とフィルター交換が必須
    ・水質: 地域の水道水質に依存、天然水やRO水に比べて不安材料
    ・設置条件: 水道接続型は工事が必要な場合あり
ボトル選びのコツ

品質・デザイン重視の方
使い捨てボトル(プレミアムウォーター、フレシャス)

コスト・エコ重視の方
リターナブル(クリクラ、アクアクララ)、浄水型(ロッカ)

手間を軽減したい方
浄水型(エブリィフレシャス)、使い捨て(うるのん)
※ボトルの回収スペースを考慮(マンション等は狭い場合あり)

必要な機能と容量

ライフスタイルに応じたサーバー選びは、使い勝手とコスト効率を左右します。必要な機能や容量を以下で整理します。

世帯人数と水の消費量:
・1~2人(月12~24L): コンパクトな卓上型や小型サーバー
・3~4人以上(月24~48L): 大容量タンクやボトルレス(浄水型)

使用目的:
・料理: 浄水型が使い放題で経済的、味重視なら天然水
・赤ちゃんのミルク: 温水70℃以上

必要な機能:
・チャイルドロック: 子供がいる家庭は必須
・常温水: 電気代節約、料理や薬の服用に便利
・オートクリーン、UV殺菌: 衛生維持が楽(電気代は月20~50円増)
・デザイン: リビングに置くならスタイリッシュなモデル
・ボトル交換の容易さ: 足元交換は女性や高齢者に優しい

設置スペース:
・狭いスペース(一人暮らし、マンション): 卓上型、スリム型
・広いスペース(戸建て、オフィス): 床置き型、大型サーバー

契約条件:
・柔軟性: ノルマなし、解約金なし
・長期利用: レンタル料無料

総合的な選び方と具体例

一人暮らし、コスト重視の方
エブリィフレシャス mini(月3,760円、電気代360円、卓上、浄水型)

4人家族、子育て中の方
アクアクララ(月4,840円~、RO水、チャイルドロック、プロメンテナンス)

デザイン、品質重視の方
amadanaグランデ(月5,564円、電気代490円、天然水、スタイリッシュ)

ウォーターサーバーは選び方次第でコストも使い勝手も大きく変わります。上記ポイント(省エネ性能・ボトルの種類・ライフスタイルに合った機能や容量)を参考に最適なモデルを選び、快適で経済的な水の利用を実現してください。

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よくある疑問と回答

ウォーターサーバーの利用について、よくある質問とその回答をまとめました。

ウォーターサーバーを解約した人の理由は?

主な解約理由は以下の通りです。

  • コストの高さ:水代、電気代、レンタル料などのランニングコストが負担になる。特に水の消費量が少ない家庭では割高に感じる場合が多い。
  • 利用頻度の低さ:家族構成の変化や生活スタイルの変化(育児終了など)で使用頻度が減り、必要性が薄れる。
  • ボトル交換やメンテナンスの手間:ボトルの交換が重労働だったり、サーバーの清掃が面倒だと感じる。
  • スペースの問題:設置場所が限られ、部屋のレイアウトやスペースを圧迫する。
  • 契約条件への不満:解約金の発生や最低利用期間の縛りがネックになる。
  • 水道水や市販水への切り替え:浄水器や市販のミネラルウォーターで十分と判断する。

電源は夜間もつけっぱなしにしておくべき?

ウォーターサーバーは冷水・温水を一定温度に保つため、基本的に24時間電源を入れたままにするのが推奨されます。電源を切ると水の温度管理や衛生機能(自動クリーン機能など)が働かなくなり、水質が低下するリスクがあります。

なお、夜間や長期間使用しない場合は「エコモード」や「スリープ機能」を搭載したモデルを選ぶと、消費電力を抑えられます。

ボトルの保管方法でやってはいけないことは?

ボトル保管で避けるべきことは以下の通りです。

  • 直射日光や高温多湿な場所での保管:水質劣化や雑菌繁殖のリスクが高まる。涼しく暗い場所(10~20℃程度)が理想。
  • ボトルの開封や再利用:一度開封したボトルは空気中の雑菌が入りやすく、衛生面で危険。使い切りタイプは再利用しない。
  • 長期間の保管:未開封でも製造から6ヶ月以上経過したボトルは水質が劣化する可能性がある。消費期限を確認し、早めに使う。
  • 横にしたり逆さに保管:ボトルが変形したり、注ぎ口から漏れる恐れがある。必ず立てて保管。
  • 汚れた場所や異臭のある場所での保管:ボトルに匂いが移ったり、衛生面で問題が生じる。

市販のミネラルウオーターとどちらが経済的?

市販のミネラルウォーターとウォーターサーバーのコスト比較は使用量やライフスタイルに依存します。

市販のミネラルウォーター:
・価格: 500mlで約110円、2Lで約150~200円、ネット購入やPB商品なら2Lで100円以下も可能
・使用例: 1日4L(2人世帯想定)で月約6,000円
・メリット: 初期費用不要、購入量を自由に調整可能
・デメリット: 買い物の手間、重いボトルの運搬、冷蔵庫のスペース圧迫、ゴミ処理の手間

ウォーターサーバー:
・価格: 500mlあたり約55~110円(12Lボトル1,500~2,000円換算)、月額水代は2人世帯(24L想定)で約3,000~4,000円+電気代500~1,000円+レンタル料
・使用例: 総コスト約4,000~6,000円/月
・メリット: 自宅配送で買い物の手間なし、冷水・温水が即利用可能、ペットボトルゴミ削減
・デメリット: 電気代やレンタル料が発生、契約縛りがある場合も

経済性の結論:
少量使用(1日2L以下)なら市販水が安上がり。特に安価なPB商品やネット購入を活用することでコストを抑えられる。
多量使用(1日4L以上)ならウォーターサーバーがコストパフォーマンスで勝る。また温水・冷水の利便性や、運搬・ゴミ処理の手間も考慮するとウォーターサーバーが有利な場合が多い。

やかん・電気ケトルとどちらが経済的?

お湯だけが必要で使用頻度が低い場合、やかんや電気ケトルで必要な分だけお湯を沸かす方が、ウォーターサーバーより安く済む場合が多いです。

ただし、温水・冷水を頻繁に使う、または利便性や時短を重視する場合、ウォーターサーバーの総合コストは手間削減や衛生面のメリットを考慮すると妥当でしょう。赤ちゃんのミルク作りや多人数家庭では特に有利です。

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

ウォーターサーバーの月額電気代の目安とは
ウォーターサーバーの月額電気代はメーカーやタイプによって異なり、宅配型では約256〜1,000円、浄水型では約360〜580円となります。なお、省エネサーバーやエコモード搭載機種であれば、電気代を30〜60%削減できる場合があります。
ウォーターサーバーの効率的な節約ポイントとは
ウォーターサーバーの電気代は温水と冷水の加熱・冷却に大きく依存するため、温度設定を最適化することで電気代を節約できます。また、エコモードの活用や設置場所の工夫、定期的なメンテナンスも重要です。
ウォーターサーバーの導入時の注意点とは
ウォーターサーバーは選び方次第でコストも使い勝手も大きく変わります。省エネ性能やボトルの種類、ライフスタイルに合った機能や容量を考慮し、あなたの家庭に最適なモデルを選ぶことが大切です。

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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

藤巻 創の写真

ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。