冷蔵庫は一般家庭の消費電力のうち、2番目に高い割合を占めています。ちなみに1番目はエアコンです。

そのため冷蔵庫の消費電力を抑えることで、大きな節電・節約効果が期待できます。

そこで今回は、冷蔵庫の消費電力と電気代の基礎知識から節約方法まで、詳しく解説していきます!

冷蔵庫の電気代の目安

電気代の請求書

冷蔵庫の電気代は消費電力量によって決まります。

省エネラベリング制度の表示を見ると、省エネ基準達成率が100%前後の冷蔵庫は、年間の消費電力量が大体250~350kWhです。

そして、年間の電気代の目安は大体7,000~9,000円です。

つまり概算すると、冷蔵庫の電気代は1カ月あたり600~750円となります。

ただし冷蔵庫の電気代は、使用状況や設置場所によっても異なるため、目安として参考にしてください。

冷蔵庫の電気代の計算方法

電卓

消費電力と電気代の関係

基本的に電気代の計算式は以下のとおりです。

消費電力(kW) × 使用時間(h) × 料金単価(円/kWh) = 電気代

なお料金単価は電力会社によって異なりますが、一般的には27円/kWh程度です。

冷蔵庫の大きさと消費電力量は比例するのか

実は冷蔵庫の大きさと消費電力量とは比例しません。

というのも最近は冷蔵庫の省エネ技術が進化しており、大型でも消費電力量を抑えることができるようになったためです。

したがって冷蔵庫の消費電力量は、新しいモデルほど低くなる傾向があります。

なお冷蔵庫の消費電力量は、カタログや冷蔵室ドア内側の品質表示ラベルに記載されています。

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各家庭に合う冷蔵庫の選び方

量販店に並ぶ冷蔵庫

冷蔵庫を選ぶときは、以下のような点に注意するとよいでしょう。

  • 家族人数や食材の量に合うサイズか
  • 設置場所に合うサイズか
  • 使い勝手が良く清掃がしやすいか
  • 省エネ性能が高いか

家族人数や食材の量については、次のサイズを目安としてください。1人暮らし用の冷蔵庫は70L程度、2人暮らし用は120L程度、3人暮らし用は180L程度。

設置場所については、事前に幅・奥行き・高さをよく確認しておきましましょう。

使い勝手や清掃については、例えば引き出し式の野菜室や、取り外し可能な棚板などがあると便利です。

省エネ性能については、省エネラベルを参考にすると分かりやすいでしょう。冷蔵庫は、省エネラベリング制度の対象品のため、国の省エネルギー基準を達成しているかどうかを、店頭・カタログでラベル表示しています。

冷蔵庫のおすすめ節約術

節約術のチェックリスト

冷蔵庫を節約するための5つのポイント

冷蔵庫でおさえておくべき節約術は以下の5つです。


適切な設定温度にする

冷凍庫は設定温度が低いほど消費電力量が大きくなります。無駄に冷やし過ぎず、適切な温度を保つようにしましょう。

ちなみに冷蔵庫の設定温度は、冷蔵室が2℃~5℃、冷凍室が-18℃~-20℃が目安とされています。ただし機種によって異なりますので、取扱説明書で確認するようにしましょう。


食品の配置や収納方法を工夫する

冷蔵庫に食品を入れる時は、詰め込み過ぎず、すき間を空けて収納するようにしましょう。そうすることで冷気の通り道ができ、食品を効率的に冷やすことができます。


熱い食品を入れない

熱い食品を入れると冷蔵庫内の温度が上昇してしまいます。食品は冷ましてから入れるようにしましょう。


ドアの開閉を減らす

冷蔵庫のドアを開けたまま放置すると、室内の温度が上昇し、余計な電力を消費することになります。なるべく開閉の頻度を減らし、開けたら素早く閉めるようにしましょう。


壁から離して設置する

冷蔵庫を壁から離して設置することで、放熱スペースを確保することができます。

なお上部から放熱しているタイプの冷蔵庫もあります。その場合は、上部に物を置かないようにすることで放熱効果を保つことができます。


冷蔵庫のメンテナンスと清掃について

冷蔵庫の清掃シーン

冷蔵庫のメンテナンスと清掃は、冷蔵庫の寿命を延ばすために非常に重要です。

冷蔵庫内部には、食材から出る汁や水分、調味料などがこびりついて汚れがたまります。これらの汚れが放置されると、雑菌やカビが繁殖する原因となり、食品の鮮度や品質を損なうことになります。

また、汚れがたまることで冷蔵庫内部の温度が上昇するため、冷蔵庫内部を清潔に保つことは電気代の節約にもつながるのです。

冷蔵庫の清掃方法

冷蔵庫の清掃を行う際は、以下の手順を参考にしてください。

1.冷蔵庫内の食材を全て出す

2.取り外せるパーツはすべて外し、食器洗い用洗剤とスポンジで洗い、よく乾かす

3.冷蔵庫内を薄めた中性洗剤で拭く

4.冷蔵庫内を水拭きする

5.ゴムパッキン部分の汚れを綿棒や歯ブラシで掃除する

以上を定期的に行うことで、冷蔵庫を長期的かつ効率的に使用することができるでしょう。

おまけ:家庭の光熱費を簡単に節約する方法!

家計簿をつける女性

ここまで、冷蔵庫の基礎知識や節約方法を紹介してきました。

冷蔵庫は、どの家庭でも毎日欠かさず使用しているため、そのぶん節約効果が期待できます。

ところで、冷蔵庫と同様に、家庭において大きな節約効果が期待できるものを知っていますか?

それは、毎日料理をしたりお風呂を沸かしたりするのに欠かせない「ガス」です。

ここでは、そんな「ガス」をお得に使用する方法を教えます!

ガス代を安くする方法

実は、ガスの料金プランはガス会社よって差があります。特にプロパンガスは自由料金制のため、相場よりも大幅に高い料金プランを設けているガス会社もいるのです。

そのため、相場より低い料金設定のガス会社に切り替えるだけで、ガス代をぐっと安くできる可能性があります。

実際に、年間ガス代が8万~10万円も安くなるケースがありますので、ぜひ一度検討してみてください。

ガス会社を切り替える方法

ガス会社は多数存在するため、「どのガス会社に切り替えればいいの?」と悩まれるかもしれません。

そんなときは、プロパンガス料金比較サービスを利用してみてください。

ちなみに当社が運営するenepiは、日本唯一の、WEB上で複数のプロパンガス会社の料金プランを比較できるサービスです。

「安いガス会社に切り替えたいけど、手間はかけたくない……」
そんな方は、ぜひenepiを活用してみてください。

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まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

冷蔵庫の電気代の目安はいくら?
冷蔵庫の電気代の目安は、1カ月あたり約600~750円です。ただし冷蔵庫の電気代は、省エネ基準達成率や使用状況、設置場所などによって異なります。
冷蔵庫を選ぶときの注意点は?
冷蔵庫を選ぶときは次の4点をチェックしましょう。①家族人数や食材の量に合うサイズか、②設置場所に合うサイズか、③使い勝手が良く清掃がしやすいか、④省エネ性能が高いか。
冷蔵庫を効率的に節電する方法は?
冷蔵庫でおすすめの節約術は次の5つです。①適切な設定温度にする、②食品の配置や収納方法を工夫する、③熱い食品を入れない、④ドアの開閉を減らす、⑤壁から離して設置する。
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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。