日常生活を送る上でなくてはならない電化製品。さまざまな機能を持ち、とても便利に私たちの生活を支えてくれています。その反面、燃料代の高騰などで電気料金の値上げは相次ぎ、ご家庭の電気代を少しでも抑えようと思っている人も多いのではないでしょうか。
契約の見直しをしようと電気料金の請求書を見ても、契約容量が◯◯kVAとなっていて、どんな単位なのいまいちピンとこない…。kVAとは、いったい何なのでしょうか。
そして、ご家庭に合った契約プランはどうやって見出したらいいのでしょうか?
kVAと消費電力について理解しよう!

kVAとは、消費電力のこと
kVAとは、一言で言ってしまえば消費電力ということです。ケイブイエーまたはキロボルトアンペアと読み、kは1,000倍を意味します。
その電化製品を使うのにどれくらい電気を必要とするか?という事ですね。
消費電力とは何か?
扇風機がモーターを電気で回し風を発生させる、ヒーターが電気を熱に交換し放散する…といったように、
電化製品は電気を駆動エネルギーや熱エネルギーに交換しています。
その時に電化製品が使った電気のことを、「消費電力」と呼びます。
でも消費電力と言えばW(ワット)という単位もあります。実際に、電化製品の本体もしくは取扱説明書などに“消費電力 ○○W”と記載されていているのをよく目にします。
いったい、WとkVAは何が違うのでしょうか?
消費電力のW(ワット)とVA(ボルトアンペア)の違いとは?

供給された電力がロスなく使われたかどうかがポイント
それは、電化製品が電気を消費する時に、供給された電力をロスなく使って仕事ができたか、
という点がポイントです。
家電製品によって、消費電力は異なります
ドライヤーや電気ヒーターなど電気を熱エネルギーに交換する場合、
供給された電力をほとんどロスすることなく熱エネルギーに替えることができるのですが、
エアコンなどモーターを搭載した電化製品は、実は表示されている消費電力○○Wよりも大きな電力を必要とします。
機械内部の抵抗が原因なのですが、数%程度は仕事をしない電力として電源へ戻ってしまう為、その無効分を加味して多めに電力を供給しなければなりません。
エアコンで有効に消費される電力は、95%だけ
実はエアコン等は、有効に消費できる電力は投入された電力の95%程しかありません。消費電力(Wワット)が700Wだとすると、実際に投入しなければならない電力は700W / 0.95 =
736.8W、約740Wが必要となります。40W分は余分に電力を供給してあげなければならず、さらにその40Wは実際に仕事をしない為、ロスとなってしまいます。
ロスする電力を含めるか否かがポイント!
そのロスする電力を含めるか含めないか、がWとVAの違いです。W表示では消費される電力が分かりますが、ロスする電力までははっきりとわかりません。
実際どの位の電力が必要なのかを知る為に、VAという単位があります。
電気の契約容量がkVAになっていたらどれだけ使えるの?

オール電化住宅の電気容量契約は、kVA
現在、一般的な家庭で多く用いられている電気容量契約はA(アンペア)表示が大半です。しかし、昨今の省エネブームによりオール電化の住宅が増えています。オール電化住宅は使用する電化製品が多いので必然的に使用する電力も大きくなります。
それに比例し、ロスする電力も多くなりがちなので、オール電化住宅の電気容量契約はkVAの単位が用いられています。電化製品がロスする電力を加味する為ですね。
実際に計算してみましょう
たとえば、ご家庭の契約容量が6kVAだとすると、6k=6,000なので6,000VA、すなわち6kW(6,000W)の電化製品が同時に使用できる計算となります。配線の状況や電化製品の仕様にもよりますが、エアコンと電子レンジ、炊飯器程度は同時に使用できるはずです。
ただし、ロスする電力を含めると、そこまで使う前にブレーカーが飛んでしまうかもしれません。
このように、電化製品に表示されている消費電力の合計が必ずしも実際の消費電力とは限らない為、どの家電製品を同時に使用したらブレーカーが飛んだのか、最低限同時使用したい組み合わせは何か、と絞って計算すると分かりやすそうです。また、夏季や冬季で電力の使用量は変化するので、季節によっての使用も計算にいれておきたいところです。
おまけ:家庭の光熱費を安くする方法

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ここでは、ガス代を節約するべき理由と、その方法について解説します!
ガス代を節約する秘訣は「ガス会社の切り替え」
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まとめ
消費電力kVAは、一般の方には馴染みがなくわかりにくい単位です。頻繁にブレーカーが落ちてしまう時は容量不足を疑いますが、逆に全く落ちないのも容量が大きすぎるのかもしれません。我が家の契約容量は本当に適切だろうか?と疑問に思われたら、まずは単純に使用する電化製品の消費電力を合計し計算してみると良い判断材料になると思います。
電力会社のサービスで電気の使用量をリアルタイムで見ることができるものもあり、インターネット等で簡単に最適な料金プランを診断できるものもあります。そういったツールを活用するのも、有効な手段です。