東急パワーサプライってどんな会社
東急パワーサプライは、親会社の東急電鉄が、電力小売事業を担う新電力会社(PPS)として設立した会社です。
2016年4月の電力小売全面自由化にあわせて、一般家庭に向けた電力サービスの提供を開始する予定で、電力サービスと他の東急グループの各種商品・サービスと連携し事業展開していきます。
ケーブルテレビ各社や不動産関係各社とも提携を検討していて、加入予定はサービス開始後10年間で約50万世帯を目標にしています。
「東急パワーサプライ」は、提携先の発電所から電力供給
東急パワーサプライは、自主所有の発電所は所有していないので、提供する電力は、提携先の発電所から調達するとしています。
また、日本卸電力取引所(JEPX)への登録も行っていますので、市場取引により電力を調達することも想定しているようです。
「東急パワーサプライ」が契約できるエリア
東急パワーサプライの供給エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の一部(富士川以東)です(離島を除く)。
「東急パワーサプライ」のこれまでの電気の販売実績
東急線沿線を中心とした102物件の商業施設・マンション等大型施設への電力供給を開始しています。
2016年1月現在、東急線沿線の施設も含めて102物件供給中で、2016年4月には107物件への供給を予定しており、今後も様々な大型施設へ供給していく予定です。
東急パワーサプライの料金プランは3つ
・従量電灯B
一般のご家庭はこのプランが最も多く契約しているプランです。
・従量電灯C
大型の住居や商店、事務所など電気使用量が一般のご家庭よりも多くなる場合のメニューです。
・低圧電力
大型の工業機械や電気設備をご利用の商店・工場に向いているメニューです。
上記の従量電灯B・Cと合わせてご契約される方が多いです。
従量電灯B
こちらの表は、現在の東京電力から東急パワーサプライへ契約変更した場合、電気料金がどのくらい安くなるかを表したものです。
たとえば、東京電力と現在60Aで契約している家庭で、1ヶ月の電気代が20,000円かかっているとすると、東急パワーサプライと契約することで、月々738円、年間で8,856円お得と言う事になります。
現在の電気料金 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
20,000円 | 16,000円 | 12,000円 | 9,000円 | 6,000円 | ||
契約 アンペア |
60A | ▲738円 | ▲537円 | ▲337円 | ▲186円 | ▲167円 |
50A | ▲738円 | ▲537円 | ▲337円 | ▲186円 | ▲114円 | |
40A | ▲658円 | ▲457円 | ▲257円 | ▲106円 | ▲60円 | |
30A | ▲428円 | ▲308円 | ▲187円 | ▲97円 | ▲60円 |
また、下記の表は、東京電力と契約している家庭の場合の、基本料金と電力量料金を、東急パワーサプライに契約変更した場合、どのくらいお得かを表したものです。
たとえば、60Aで契約している家庭の場合、基本料金は1,684円から1,522円と9.6%ほど安くなります。
電力量料金についても、東京電力と比較して、120kWhまで0.1%、120kWhをこえ300kWhまで0.1%、300kWhをこえる分5.0%安くなると言う事になります。
基本料金 | 電力量料金(1kWhあたり) | |||
---|---|---|---|---|
120kWhまで | 120kWhを超え300kWhまで | 300kWhを超える分 | ||
60A |
▲9.6% 1684.80円 ↓ 1522.80円 |
▲0.1% 19.43円 ↓ 19.41円 |
▲0.1% 25.91円 ↓ 25.88円 |
▲5.0% 29.93円 ↓ 28.43円 |
50A |
▲7.7% 1404.00円 ↓ 1296.00円 |
|||
40A |
▲4.8% 1123.20円 ↓ 1069.20円 |
|||
30A |
▲6.4% 842.40円 ↓ 788.40円 |
▲3.0% 29.93円 ↓ 29.03円 |
従量電灯C
基本料金(1kVAあたり) | 電力量料金(1kWhあたり) | ||
---|---|---|---|
120kWhまで | 120kWhを超え300kWhまで | 300kWhを超える分 | |
▲10.0% 280.80円 ↓ 252.72円 |
▲0.1% 19.43円 ↓ 19.41円 |
▲0.1% 25.91円 ↓ 25.88円 |
▲5.0% 29.93円 ↓ 28.43円 |
現在の電気料金 | ||||
---|---|---|---|---|
20,000円 | 15,000円 | 10,000円 | ||
契約容量 | 12kVA | ▲828円 | ▲578円 | ▲345円 |
10kVA | ▲800円 | ▲550円 | ▲299円 | |
8kVA | ▲772円 | ▲522円 | ▲271円 |
低圧電力
基本料金(1kWhあたり) | 電力量料金(1kWhあたり) | |
---|---|---|
夏季 | その他季節 | |
▲1.0% 1,046.52円 ↓ 1,036.05円 |
▲0.1% 16.97円 ↓ 16.80円 |
▲0.1% 15.42円 ↓ 15.26円 |
お得なセット割引は4つの割引
東急パワーサプライは、下記のようなモデルケースを紹介しています。
一戸建て4人家族のモデルケースだと、年間約9,400円お得!
・現在の電気料金※は13,000円/月、従量電灯B・40アンペアで契約
・電気料金はTOKYU CARDでお支払い
・イッツコムサービスではテレビ・インターネット・電話・イッツコムスマートを契約
モデルケースの4人家族の4つのお得
第1弾割引 東急パワーサプライ
東急パワーサプライに契約すると、40A契約なので、東京電力より月々307円、年間にして3,684円お得になります。
第2弾割引 東急カード
毎月の電気料金をTOKYU CARDで支払うと、電気料金の最大1%がTOKYU POINTとして貯まります。月々126円、年間1,512円相当のポイントが貯まります。
第3弾割引 イッツコム
イッツコムの加入者なら、イッツコムのサービス利用料が月々350円、年間4,200円お得になります。
第4弾割引 東急線定期券
東急線の定期券とセットでお得なサービスを検討中です。
東急サプライは、ここまで東急カード・イッツコム・東急線定期券と、お得なセット割引を提案していますが、今後も続々とお得なサービスを提供していくとしています。
親会社の東急電鉄は、子会社に百貨店・スーパー・バス会社・ホテル・建設会社・不動産会社など多岐に渡った事業を展開しているので、さまざまな提携サービスが考えられますね。
東急パワーサプライの電気に切り替えるメリットは?
016年4月からの電力完全自由化後の新電力市場において、たくさんの新規参入の会社の競争は一段と激しくなることが予想されます。
大手ガス会社や、大手石油会社などは、自社の発電施設の能力をアピールして顧客獲得に結びつけようとしていますが、東急パワーサプライの場合、自社発電所を持たないため、多様なサービスで対抗しています。
ここまで、さまざまな会社が新電力に対してのサービスを発表していますが、東急パワーサプライの付加価値を付けたサービスは、もっとも充実している料金プランの1つと言えそうです。
東急パワーサプライとの契約での一番のメリットは、電気以外の多様な付加価値のあるサービスにあるようですね。
最後に、自宅の電気代が高いとお困りの方に朗報です。
enepi(エネピ)が提供する『電気料金比較サービス』が、あなたの使い方に合わせた最適なプランをご提案し、自宅の電気代節約を実現します。
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