「最近、関西電力の電気代がまた高くなった気がする…」「節約しているはずなのに、なぜか請求額が高い…」そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。

なぜ関西電力の電気料金は高いと感じるのでしょうか?本当に高いのでしょうか?

この記事では、関西電力の電気料金が高いと言われる構造的な理由から、過去や他社との料金水準比較、そして今日から実践できる具体的な節約対策まで、専門的な視点からわかりやすく解説します。

この記事で分かること:

  • 関西電力の電気料金が「高い」と感じられる背景
  • 過去の電気料金と比較して、どの項目が価格上昇に影響しているか
  • 他の大手電力会社や新電力と比較した際の、関西電力の料金水準
  • 関西電力の契約プランを見直す際のポイント
  • 電力会社乗り換えのメリットとデメリット

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関西電力の電気料金が高い5つの理由

関西電力の電気料金が高いと感じるのには、いくつかの理由が考えられます。電気料金の内訳や過去との比較、他の電力会社との比較など、様々な角度からその要因を紐解いていきましょう。

電気料金の内訳と「高い」と感じる理由

電気料金は、主に以下の要素で構成されています。これらの組み合わせが、最終的な請求額となります。

  • 基本料金:契約アンペアや契約プランによって固定でかかる費用です。
  • 電力量料金:電気の使用量に応じてかかる費用で、多くの場合、使用量が増えるほど単価が上がる段階制料金が採用されています。
  • 燃料費調整額:火力発電に使う燃料(原油、LNG、石炭など)の価格変動を電気料金に反映させるための費用です。最近は高止まりする傾向にあり、今後の見通しも国際情勢などにより変動する可能性があります。
  • 再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金):太陽光や風力など、再生可能エネルギーの買取費用をまかなうために、電気を使用するすべての方が負担するお金です。全国一律で上昇傾向にあります。

これらの要素、特に燃料費調整額や再エネ賦課金が近年上昇していることが、「電気代が高い」と感じる一因と考えられます。

「昔はもっと安かった…」過去の料金との比較

「以前はもっと電気代が安かったのに」と感じる方も多いかもしれません。実際に、過去数年間の電気料金の推移を見ると、特に燃料費調整額の上昇などが影響し、電気料金単価が上昇している時期がありました。ご自身の過去の電気料金明細と比較してみるのもよいでしょう。

他の電力会社との比較で見える、関西電力の料金水準

他の大手電力会社(東京電力、中部電力など)や、近年利用者が増えている新電力(Looopでんき、楽天でんきなど)と比較して、関西電力の料金水準はどうなのでしょうか。

料金プランは各社多種多様であり、ご自身の電気使用量やライフスタイルによって最適なプランは異なります。そのため、単純な比較は難しい側面があります。しかし、特定の時期や条件下で比較した場合、他の電力会社の方が割安になるケースもあれば、関西電力の方が有利になるケースもあります。ご自身の状況に合わせて複数の電力会社の料金プランを比較検討することが重要です。

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使い方が原因かも?チェックしたい電気の消費パターン

電気料金が高いと感じる場合、ご自身の電気の使い方に原因がある可能性も考えられます。

「電気使用量がそもそも多いのでは?」: まずは、ご自身の世帯人数と平均的な電気使用量を比較してみましょう。 もし平均よりも大幅に多い場合は、使いすぎている可能性があります。

「頑張って節電してるのに高い!」: もしかしたら、見落としがちな電力消費ポイントがあるのかもしれません。例えば、使っていない家電の待機電力や、古い家電の電力効率の悪さなどが考えられます。

「オール電化なのに恩恵を感じない…」: オール電化向けの料金プランに加入していても、時間帯別プランの特性とご自身の電気使用パターンが合っていない可能性があります。例えば、電気料金が割安な夜間よりも、割高な日中に電気を多く使っている場合などが考えられます。

見逃せない!値上げ情報とその背景

電気料金は、社会情勢や燃料価格の変動など、様々な要因で改定されることがあります。直近で関西電力が料金改定(値上げ)を行ったか、また今後の予定があるかについては、関西電力の公式サイトなどで最新情報を確認することが重要です。 値上げが行われる場合、その主な理由としては、燃料価格の高騰や、電力の安定供給に必要な送電網の維持費用(託送料金)の見直しなどが挙げられます。

関西電力の最近の料金変動について

ここ数年、関電の電気料金はいくつかの要因で改定が行われています。特に託送料金の変動が大きな影響を与えています。まず2023年4月1日実施の託送料金改定が挙げられます。関西電力送配電株式会社による託送料金の見直しを受け、関電は電気料金の値上げを発表しました 。

また、同日2023年4月1日から、関電の一部の自由料金プランにおいて燃料費調整額の上限が撤廃されました。これにより、これらのプランの契約者は、燃料価格が高騰した場合、従来の上限額を超えて燃料費調整額が上昇する可能性に直面することになりました。一方で、「従量電灯A」のような規制料金プランについては、従来の燃料費調整額の上限制度が維持されました。

2024年度も、2024年4月1日実施の託送料金改定が電気料金に影響を与えました。関西電力送配電株式会社が再び託送料金を見直したことを受け、関電は「従量電灯A」や「従量電灯B」といった規制料金プランの料金改定を発表しました 。 託送料金の見直しは、電力系統の維持・更新費用の変動を反映するものであり、継続的な課題です。

燃料費調整額の変動:国際情勢と政府支援策の影響

電気料金の変動において、特に月々の変動幅が大きいのが燃料費調整額です。これは国際的な燃料価格の動向と、政府による経済対策(補助金)に大きく左右されます。

過去1~2年の燃料費調整単価の推移:
燃料費調整単価は、ここ数年で非常に大きな変動を見せました。2022年から2023年初頭にかけて、ウクライナ情勢の緊迫化などによる世界的な燃料価格の高騰を受け、燃料費調整単価の算定基礎となる平均燃料価格も急上昇しました 。その後、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」などの支援策が導入され、消費者の負担は一時的に軽減されました。

政府の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」等の影響と今後の動向:
政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」およびその後の類似支援策は、高騰するエネルギー価格から消費者を保護するために導入されました。低圧契約(一般家庭など)に対する具体的な支援単価と期間は以下の通りです(関電エリア適用分)。

  • 2023年1月~8月使用分(主に2023年2月~9月請求分):1kWhあたり7.00円の値引き。
  • 2023年9月~2024年4月使用分(主に2023年10月~2024年5月請求分):1kWhあたり3.50円の値引き。
  • 2024年5月使用分(主に2024年6月請求分):1kWhあたり1.80円の値引き。
  • 2024年8月~9月使用分(主に2024年9月~10月請求分):「酷暑乗り切り緊急支援」として1kWhあたり4.00円の値引きが実施されました。
  • 2024年10~11月使用分(主に2024年11月請求分):同支援策として1kWhあたり2.50円の値引きが継続されました。
  • 2025年1~2月使用分(主に2025年2月請求分):国の支援策が再開され、1kWhあたり2.50円の値引きが適用されました。
  • 2025年3月使用分(主に2025年4月請求分):値引き額が1kWhあたり1.30円に縮小されました。

これらの政府支援策は、燃料費調整額を通じて電気料金を大幅に抑制する効果がありました。そのため、支援額が縮小されたり、支援が終了したりする際には、たとえ燃料費調整単価(支援策適用前)が安定していても、消費者が支払う電気料金が急激に上昇するように見える恐れがあります。この仕組みを理解することが、最近の電気料金変動を正しく把握する上で不可欠です。

再生可能エネルギー発電促進賦課金の動向

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)も、電気料金を構成する重要な要素の一つであり、その単価は毎年見直され、全国一律で適用されます。

再エネ賦課金は、固定価格買取制度(FIT制度)を支えるため、毎年5月分から翌年4月分までの電気料金に適用される単価が国によって決定されます。 近年の単価推移は以下の通りです。

  • 2021年度(2021年5月~2022年4月分): 1kWhあたり3.36円
  • 2022年度(2022年5月~2023年4月分): 1kWhあたり3.45円
  • 2023年度(2023年5月~2024年4月分): 1kWhあたり1.40円(この年度は、前年度から2.05円/kWhという大幅な引き下げとなり、燃料価格高騰期における料金負担をある程度緩和する効果がありました)
  • 2024年度(2024年5月~2025年4月分): 1kWhあたり3.49円(2023年度から一転して2.09円/kWhの大幅な引き上げとなり、賦課金単価は2022年度を若干上回る水準に戻りました)
  • 2025年度(2025年5月~2026年4月分): 1kWhあたり3.98円(2024年度からさらに0.49円/kWhの引き上げが決定しています)

さて、ここまで関西電力の家庭向け電気料金における最近の変動要因について解説してきました。近年の電気料金の変動は、単一の要因ではなく、複数の要素が複雑に絡み合って生じています。主な変動要因としては、以下の点が挙げられます。

  • 託送料金の改定: 電力系統の維持・運用コストを反映する託送料金が、2023年4月および2024年4月に改定され、電気料金の基本単価に影響を与えました。
  • 燃料費調整額の大きな変動: 国際的な燃料(原油、LNG、石炭)価格の乱高下と、為替レート(特に円安)の進行が、燃料費調整額を大きく押し上げる要因となりました。
  • 政府による電気料金支援策の影響: 燃料価格高騰の影響を緩和するために導入された政府の補助金が、燃料費調整額を通じて消費者の実質負担額を大きく左右しました。この支援策の規模の変動や、将来的な縮小・終了が、料金変動の大きな要因となっています。
  • 再エネ賦課金の単価改定: 毎年5月に見直されるこの賦課金単価は、2023年度に大幅に低下した後、2024年度および2025年度には連続して大幅に上昇し、電気料金全体を押し上げる要因となっています。

これらの要因は互いに関連し合い、時には相乗効果となって最終的な請求額に影響を及ぼします。例えば、燃料価格が高止まりしている中で政府の支援策が縮小されれば、消費者の負担感はより一層増すことになります。

電気代を安くする具体的なアクションとは?

電気料金が高いと感じても、諦める必要はありません。ここでは、電気代を安くできる可能性がある具体的なアクションプランをご紹介します。

関西電力ユーザーが今すぐできる!契約・使い方見直し術

まずは、現在契約している関西電力のプラン内容を見直してみましょう。

自分に合った料金プランを見つけよう!
ご自身のライフスタイルに合ったプランを選んでいるか確認しましょう。例えば、夜間に電気を多く使う方であれば、夜間料金が割安になるプランが適している場合があります。関西電力のウェブサイトでは、電気料金をシミュレーションできる場合があります。 これを活用し、最適なプランを探してみることをおすすめします。

意外と見落としがち?契約アンペア数の見直し
契約アンペア数が必要以上に大きい場合、基本料金が高くなっている可能性があります。 ご家庭の電気使用状況に合わせて適切なアンペア数に見直すことで、基本料金を下げられる場合があります。ただし、アンペア数を下げすぎるとブレーカーが頻繁に落ちる可能性もあるため注意が必要です。

思い切って乗り換える?新電力比較と手続きのポイント

現在契約している電力会社を見直し、よりお得なプランを提供している新電力へ乗り換えるのも一つの有効な手段です。

新電力のメリット・デメリットを理解する:

  • メリット:一般的に、大手電力会社よりも料金が安く設定されていることが多いです。 また、独自のポイントサービスや多様な料金プランを提供している場合もあります。
  • デメリット:ごく稀ですが、事業撤退や倒産のリスクがゼロではありません。 また、サポート体制が大手電力会社と異なる場合もあります。

賢い新電力の選び方:

  • 料金プランの比較ポイント:基本料金だけでなく、従量料金の単価や、解約金の有無などをしっかり比較しましょう。
  • キャンペーン情報:キャッシュバックやポイント増量などのキャンペーンを実施している場合があるので、チェックしてみましょう。
  • 口コミ・評判の確認:実際に利用している人の声も参考にしましょう。ただし、レビューサイトなどではサクラレビューにも注意が必要です。

多くの場合、乗り換え手続きはウェブサイトで簡単に行えます。スマートメーターが設置されていれば、原則として工事も不要です。 検針票(電気ご使用量のお知らせ)を手元に準備して申し込みましょう。乗り換えにかかる時間や費用(原則無料の場合が多い)についても、事前に確認しておくと安心です。

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関西電力の料金プラン分析

電力自由化以降、消費者は自身のライフスタイルや価値観に基づき、多種多様な電気料金プランを選択できるようになりました。関西電力においても、従来からの規制料金プランに加え、電力自由化後に様々なニーズに応えるべく設計された自由料金プランが提供されています。

以下に、関西電力が提供する主要な家庭向け電気料金プランについて、それぞれの特徴や料金体系を説明します。

従量電灯A

一般家庭向けの最も標準的なプランで、24時間同一の電力量料金単価が適用されます。昼夜を問わず平均的に電気を使用する家庭や、総じて電気使用量がそれほど多くない家庭に適しています。電力自由化以前から契約を変更していない場合、このプランを契約している可能性が高いと考えられます。

料金区分単位料金単価(税込)
最低料金1契約(最初の15kWhまで)522.58円
電力量料金15kWhをこえ120kWhまで (第1段階)1kWh 20.21円
電力量料金120kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 25.61円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 28.59円

eおとくプラン

電気の使用量が多い家庭向けのプランで、「従量電灯A」と比較して電力量料金単価、特に使用量の少ない段階が割安に設定されています。目安として、月の電気使用量が300kWhを超える家庭におすすめとされています。

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金最初の6kWまで (1契約)1,302.40円 (使用量が0kWhの場合は半額)
基本料金6kWをこえる1kWにつき1kW 416.94円
電力量料金最初の180kWhまで (第1段階)1kWh 15.31円
電力量料金180kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 24.48円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 28.41円

eスマート10

夜間時間帯(22時~翌朝8時)の電気料金が割安に設定されている時間帯別料金プランです。夜型生活の方や、日中は仕事などで不在が多く夜間に電気をまとめて使用する共働き世帯など、電気の使用を夜間にシフトできる家庭に適しています。

料金区分時間帯単位料金単価(税込)
基本料金最初の6kWまで (1契約)1契約1,302.40円 (使用量が0kWhの場合は半額)
基本料金6kWをこえる1kWにつき1kW416.94円
電力量料金デイタイム (夏季の平日13時~16時)1kWh38.53円
電力量料金リビングタイム (毎日8時~22時。ただし夏季平日は8時~13時および16時~22時) 夏季1kWh30.11円
電力量料金リビングタイム (毎日8時~22時。ただし夏季平日は8時~13時および16時~22時) その他季1kWh27.36円
電力量料金ナイトタイム (毎日22時~翌朝8時)1kWh15.53円

はぴeタイムR

エコキュートや電気温水器などの夜間蓄熱式機器を使用しているオール電化住宅向けの専用プランです。夜間時間帯(23時~翌朝7時)の電気料金が大幅に割安になります。総容量が1kVA以上のエコキュート、電気温水器、多機能型ヒートポンプ給湯器などの夜間蓄熱式電気給湯設備、またはハイブリッド給湯器を使用していることが加入条件となります。

料金区分時間帯/季節単位料金単価(税込)
基本料金最初の10kWまで (1契約)1契約2,409.40円 (使用量が0kWhの場合は半額)
基本料金10kWをこえる1kWにつき1kW416.94円
電力量料金デイタイム (平日10時~17時) 夏季1kWh28.87円
電力量料金デイタイム (平日10時~17時) その他季1kWh26.24円
電力量料金リビングタイム (平日7時~10時および17時~23時、休日7時~23時)1kWh22.80円
電力量料金ナイトタイム (毎日23時~翌朝7時)1kWh15.37円

なっトクでんき

関西電力の都市ガス供給サービス「関電ガス」の「なっトクプラン」と電気をセットで契約することにより、電気料金がお得になり、さらにガス料金も割引されるパッケージプランです。関電ガスの供給エリア(大阪ガスおよび大津市企業局の都市ガス提供エリア )で、関電ガスを利用中または利用開始し、電気とガスをまとめて契約したい家庭に適しています。

料金区分単位料金単価(税込)
最低料金1契約(最初の15kWhまで)377.40円
電力量料金15kWhをこえ120kWhまで (第1段階)1kWh 20.31円
電力量料金120kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 24.10円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 27.80円

withU-NEXT でんき

電気料金プランに、動画配信サービス「U-NEXT」の月額利用料(通常月額2,189円(税込)相当)が含まれているユニークなプランです。U-NEXTを現在利用している、またはこれから利用したいと考えている家庭で、最大需要容量が6kVA未満の場合に契約できます。

料金区分単位料金単価(税込)
最低料金1契約(最初の15kWhまで)2,357.40円 (U-NEXTサービス利用料込)
電力量料金15kWhをこえ120kWhまで (第1段階)1kWh 20.31円
電力量料金120kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 24.92円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 28.41円

withU-NEXT でんき(Gセット)

上記の「withU-NEXT でんき」に、さらに関電ガスの「なっトクプラン」をセットにした、電気・ガス・動画配信サービスのトリプルセットプランです。

料金区分単位料金単価(税込)
最低料金1契約(最初の15kWhまで)2,357.40円 (U-NEXTサービス利用料込)
電力量料金15kWhをこえ120kWhまで (第1段階)1kWh 20.31円
電力量料金120kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 24.92円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 28.41円

withポイントでんき

電気料金(税込、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)に応じて、dポイント、PayPayポイント、楽天ポイントの中から選択したポイントが3.5%分貯まるプランです。ポイントは毎年4月分(または需給開始月分)から翌年3月分までをまとめて、翌年度5月末までに進呈されます。

料金区分単位料金単価(税込)
最低料金1契約(最初の15kWhまで)433.41円
電力量料金15kWhをこえ120kWhまで (第1段階)1kWh 20.31円
電力量料金120kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 25.71円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 28.70円

ふるさとECOプラン from 飛騨市

岐阜県飛騨市に立地する関西電力所有の水力発電所で発電された電気に、同発電所由来の非化石証書の環境価値を付加することで、実質的にCO2排出量ゼロの電気を利用できるプランです 。また、飛騨市へのふるさと納税の返礼品としても提供されています。

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金最初の6kWまで (1契約)1,302.40円 (使用量が0kWhの場合は半額)
基本料金6kWをこえる1kWにつき1kW 416.94円
電力量料金最初の180kWhまで (第1段階)1kWh 17.31円
電力量料金180kWhをこえ300kWhまで (第2段階)1kWh 26.48円
電力量料金300kWh超過分 (第3段階)1kWh 30.41円

再エネECOプラン

現在契約中の関西電力の主要な電気料金メニュー(主契約)に特約として付加することで、実質的に再生可能エネルギー由来のCO2フリー電気を利用できるオプションプランです。関西電力の指定する対象主契約メニュー(「はぴeタイムR」や「なっトクでんき」など多数 )に加入中で、手軽に環境貢献をしたいと考えている家庭に適しています。

主契約の電気料金に加えて、使用電力量1kWhにつき2.00円(税込)の特約料金が別途かかります 。基本料金や主契約の電力量料金は、元となるプランのものがそのまま適用されます。

はぴeセット

エコキュートなどの電化厨房機器のリース料金、標準取付工事費、機器修理サービスと、一定量までの電気料金をパッケージにした定額制のプランです。契約期間は10年間で、契約満了後はリース機器が無償で譲渡されます。

Sプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間200kWhまで)10,400.00円 (機器リース料込)
電力量料金200kWh超過分1kWh 25.30円

Mプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間450kWhまで)15,200.00円 (機器リース料込)
電力量料金450kWh超過分1kWh 21.53円

Lプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間700kWhまで)20,000.00円 (機器リース料込)
電力量料金700kWh超過分1kWh 20.50円

はぴeセット ソラレジ

太陽光発電システムのリース料金と一定量までの電気料金をセットにしたパッケージプランです。契約期間は10年間で、満了後は太陽光発電設備が無償譲渡されます。

SSプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間100kWhまで)9,520.00円 (太陽光発電リース料込)
電力量料金100kWh超過分1kWh 26.81円

Sプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間200kWhまで)11,020.00円 (太陽光発電リース料込)
電力量料金200kWh超過分1kWh 25.30円

Mプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間400kWhまで)14,520.00円 (太陽光発電リース料込)
電力量料金400kWh超過分1kWh 22.28円

Lプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間600kWhまで)18,420.00円 (太陽光発電リース料込)
電力量料金600kWh超過分1kWh 20.91円

はぴeセット ストレジ

太陽光発電システムと家庭用蓄電池のリース料金、そして一定量までの電気料金をセットにした、より多機能なパッケージプランです。契約期間は15年間と長めですが、満了後は設備が無償譲渡されます。

SSプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間100kWhまで)16,230.00円 (蓄電池リース料込)
電力量料金100kWh超過分1kWh 26.81円

Sプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間200kWhまで)17,730.00円 (蓄電池リース料込)
電力量料金200kWh超過分1kWh 25.30円

Mプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間400kWhまで)21,230.00円 (蓄電池リース料込)
電力量料金400kWh超過分1kWh 22.28円

Lプラン:

料金区分単位料金単価(税込)
基本料金1契約(月間600kWhまで)25,130.00円 (蓄電池リース料込)
電力量料金600kWh超過分1kWh 20.91円

【重要】燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金について
上記の料金単価には、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていません。これらの金額は毎月の電気料金に別途加算されます。なお、関西電力の「電気特定小売供給約款」に基づく料金メニュー(従量電灯Aなど)には燃料費調整額の変動に上限がありますが、「電気供給条件(低圧)」に基づく多くの自由料金プラン(eおとくプラン、はぴeタイムR、なっトクでんき、withU-NEXTでんき、ふるさとECOプラン、はぴeセットシリーズなど)には上限がありません 。燃料価格が高騰した場合、上限のないプランは上限のあるプランに比べて燃料費調整額が大幅に高くなる可能性があります。

このように、関西電力は多様なライフスタイルやニーズに応えるため、数多くの家庭向け電気料金プランを提供しています。最適なプランを選択することは、電気料金の節約だけでなく、より快適で納得感のある生活を送るためにも大切です。

プラン選択にあたっては、まずご自身の電気の「使い方」を正確に把握することが重要です。毎月の電気ご使用量のお知らせ(検針票)を確認する、あるいは関西電力のウェブサービス「はぴeみる電」を活用して過去の電力使用量や時間帯別の使用傾向を分析することが有効です 。これにより、どのプランが自身の使用パターンに合致するかの判断材料が得られます。

【図解付き】電気検針票(電気ご使用量のお知らせ)とは?契約プランや料金内訳の見方を解説!
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関西電力の料金シミュレーション

関西電力の料金シミュレーション(従量電灯Aの場合)を世帯人数別にまとめました。以下の情報には燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金が含まれています。

世帯人数最低料金+電力量料金 (円)燃料費調整額 (円)再エネ賦課金 (円)月額電気料金 (円)
1人5,0524798526,383
2人9,1708221,46111,452
3人10,3429141,62412,879
4人11,2009811,74313,924
5人12,0861,0511,86715,003
6人以上15,0021,2792,27318,553

シミュレーション結果から明らかなように、世帯人数が増加し、それに伴い月間の電気使用量が増えるにつれて、電気料金も上昇する傾向が見られます。特に注目すべきは、電力量料金が3段階になっている点です。使用量が少ないうちは比較的安価な単価が適用されますが、一定の使用量(120kWh、300kWh)を超えると1kWhあたりの単価が上昇します。

このため、使用量の増加が電気料金に与える影響は、使用量が多い段階(特に第2段階から第3段階へ移行する際や、第3段階での使用量が増える際)でより顕著になります。例えば、6人以上世帯では相当な部分が最も単価の高い第3段階料金で計算されるため、料金の伸びが大きくなります。

【ご注意】

  • 上記はあくまでシミュレーション結果(概算)であり、実際の請求額とは異なる場合があります。
  • 電気料金は、実際のご使用状況、契約内容、燃料費調整額や再エネ賦課金の変動などにより変わります。
  • 関西電力の料金プランや単価は変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
  • 他社の料金と比較したい場合は、エネピの「でんき料金シミュレーション」をご利用ください。あなたにピッタリの最安値プランをご提案します。

まとめ:電力会社を賢く選んで快適な毎日を

本記事では、「関西電力の電気料金が高い」と感じる理由として、電気料金の内訳、過去との比較、使い方、そして最近の値上げの状況などを解説しました。

そして、電気代を安くするための具体的なアクションプランとして、ご自身の契約プランの見直し、契約アンペア数の確認、そして必要であれば新電力への乗り換え検討といった方法があることをご紹介しました。

エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。

※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です

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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

藤巻 創の写真

ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。