サッカーJリーグ1部(J1)の湘南ベルマーレと新電力(特定規模電気事業者)のエナリスが2014年9月に設立した合弁会社である湘南電力は、産業用(工場やオフィスなど中~大型需要家向け)の電力販売を始めました。一般家庭を含めた電力小売の全面自由化が開始される2016年度中には、家庭用の電力小売にも参入する見通しです。
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湘南ベルマーレとエナリスの合弁会社 湘南電力の特徴

湘南電力の電力小売の特徴としては、湘南電力から電力を購入し電気代を削減できた場合、削減額の3分の1を湘南ベルマーレの地域貢献の活動費に充当するという点です。


湘南ベルマーレは、プロサッカーチームの他、ホームタウン活動として、小学校の正規の授業でボール運動を教える「小学校体育巡回授業」やシニア向けの「健康づくり教室」といった地域貢献活動を行っています。湘南電力から電力を購入した需要家は、湘南ベルマーレの地域貢献活動を支えることに寄与できることから、湘南電力は湘南ベルマーレのファンや、活動拠点である神奈川県の需要家への新規販売を見据えています。
湘南ベルマーレとエナリスの合弁会社 湘南電力の特徴

電力の地産地消の事例

こういった「電力の地産地消」は、湘南電力以外にも、様々な事例が生まれつつあります。たとえば、福岡県みやま市は、地銀など複数の民間企業からの出資を得て「みやまスマートエネルギー」という新電力会社を設立し、市内の再生可能エネルギーを使って家庭向けに大手より2%程安く電力を供給しています。


また、鳥取市は、鳥取ガスと共同で「とっとり市民電力」を設立し、バイオマスなどで作った電力の販売を始めています。いずれも、地域のエネルギー資源から作った割安な電力を地元で消費する仕組みであり、地域の振興に寄与することを目指しています。

電力の地産地消が行われる2つの背景

このような電力の地産地消、エネルギーの地産地消が行われる背景には、1つにはもちろん地域振興・CSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)という観点もありますが、その他にも、政府のエネルギー政策の骨子である、エネルギーの利用効率を上げるという点でも意義があります。


エネルギーの利用効率とは、簡単に言えば、発電した電力のうち、家庭や産業などの需要家に届く割合のことです。現在のシステムでは、エネルギー効率はわずか37%程度だと言われています。これは、火力や原子力など発電段階で60%程度が排熱として捨てられてしまい、残った40%の内、その後の送電時のロスや直流から交流への変換時のロス等で8%程が失われてしまうために起きてしまっています。


せっかく発電した電力が、実際に使われる際にはもともとの4割程しか使われないというのはもったいないですね。エネルギーの利用効率を上げるためには、発電時と送電時のエネルギーのロスをなくす、つまり電力を必要とする需要家の近くに小型の電源を設置し、その場で電力を消費することが有効です。電力の地産地消は、エネルギーの利用効率を上げるためにも有効な施策なのです。

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。