新電力「J:COM 電力」の特徴と電気料金プランとは

J:COM(株式会社ジュピターテレコム)は、住友商事とKDDIが共同出資して設立した合弁会社です。ケーブルテレビ局としては、業界最大手で、インターネット接続・固定電話サービスなども手がけています。

2016年4月からの電力小売全面自由化で、「J:COM電力」のネーミングで、家庭用低圧電力の供給サービスを開始しました。

J:COMは、すでに2012年から集合住宅向けの電力供給サービスを開始し、約4年の実績があります。

全国505万世帯をカバーしてきた充実のサポート体制も完備し、電力サービスでも、全国12カ所のカスタマーセンターと約3,000名の営業スタッフが地域密着で利用者を支えるとしています。

また、マンション一括受電サービスに進出し、新築のマンション一括受電導入のシェアNo.1の実績を持っています。

このような充分な実績を踏まえ、そして万全なサポート体制で、家庭向けの電力供給に取り組もうとしています。

2016年4月からの一般家庭向け低圧電力供給エリアは、関東・関西・九州・仙台・札幌・下関の地区と発表されました。

札幌や仙台エリアについては、北海道・宮城県全域への供給ではなく、札幌市・仙台市限定となっています。

今後も順次エリアを拡大していくと思われます。

J:COMは、ケーブルテレビをメインとした事業を展開している会社なので、自社所有の発電所は持っていませんが、住友商事のグループ企業であるため、同じグループ企業のサミットエナジー社が所有している発電所で作られた電力を調達して、電力の小売を行っていく体制を取っているようです。

サミットエナジー社が所有する発電所は以下の通りとなっています。

【火力発電】サミット美浜パワー(ガスタービン発電) 出力5万2000kW

【火力発電】サミット小名浜エスパワー(石炭発電) 出力5万kW

【風力発電】サミットウインドパワー鹿嶋発電所 出力2万kW

【風力発電】男鹿発電所 出力2万2000kW

【太陽光発電】大阪ひかりの森 出力2万kW

【バイオマス発電】サミット明星パワー(バイオマス発電) 出力5万kW

【バイオマス発電】半田バイオマス発電所(2016年運転開始予定)

【バイオマス発電】酒田バイオマス発電所(2018年運転開始予定)

ご覧いただいてわかるように、所有している発電所のエネルギーは風力・太陽光・バイオマスといった環境に優しい再生可能エネルギーを多く使用した電力作りに取り組んでいるようです。

こういった「クリーンエネルギー」にこだわった姿勢を、顧客獲得に向けて訴求としていきたいところです。

一般的なご家庭に適したプラン。もっとも多くのご家庭が契約している東京電力の「従量電灯B」と同じプランを、使用量に応じて電力量料金を割引します。

J:COM電力のお得なサービスと言えば、なんと言っても本業でもあるケーブルテレビ・テンターネット・電話の3本柱のサービスをセットの割引にしての提供になりますよね。

テレビ＋インターネット＋電話の月額料金9,048円が約11%OFFの8,096円へとお得になり、電気料金をたくさん使った場合は、最大で東京電力よりも10%もお得になるプランになっています。

J:COMオンデマンドが楽しめて、プランが充実している

「スマートお得プラン」

「スマートお得セレクト」

auスマートパスやauビデオパスが楽しめる

「スマートお得プランEX」

「スマートお得セレクトEX」

他にもJ:COMには、このような電力セット対象プランを準備していて、いずれもテレビ＋インターネット＋電話がお得になり、電気料金もセットで割引となります。

J:COMは、発電施設は自社で所有していませんが、後ろに再生可能エネルギーの電源を豊富に抱える住友商事グルーブのサミットエナジー社がついていることが特徴です。

一方で、電気料金については、電気の使用量が少ない家庭では、それほどお得感を感じるほどの差が出にくいのも事実です。

そうなると、よりお得感を感じやすいポイントとなるのが、電気料金とセットとして割引になるサービスの充実度ということになります。

J:COMの場合、提供しているサービスがケーブルテレビ・インターネット・電話なので、J:COMと現在契約しているユーザーや、新たにJ:COMと契約する方には、とてもオススメできる電力会社と言えますね。

最後に、自宅の電気代が高いとお困りの方に朗報です。

enepi（エネピ）が提供する『電気料金比較サービス』が、あなたの使い方に合わせた最適なプランをご提案し、自宅の電気代節約を実現します。

ちなみに、当サービスは平均月間1,500円の電気代削減という確かな実績に裏打ちされています。ぜひあなたも試してみてください。