「一人暮らしのガス代っていくらくらいかかるの……?」
「プロパンガスと都市ガスで料金って違うの……?」
そんな疑問を解決しましょう!
本記事を読むと、一人暮らしのガス代の平均額や、プロパンガスと都市ガスの料金差について理解できますよ。
一人暮らしのガス代の平均はいくら?
家庭で使用されるガスはプロパンガスと都市ガスとの2種類があります。そしてご存知の方も多いと思いますが、プロパンガスは都市ガスよりも料金が高くなります。そのためガス代の平均を調べるときは、自宅のガスの種類を把握しておくことが肝要です。
それでは一人暮らしのガス代の平均を、プロパンガスと都市ガスとで比較してみましょう。
ガスの種類 | 一月のガス代の平均額 | |
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夏季 | 冬季 | |
プロパンガス | 5,364円 | 9,344円 |
都市ガス | 3,165円 | 6,084円 |
※エネピ調べ(2023年9月時点/東京都の場合)
このように一人暮らしのガス代の平均は、プロパンガスで大体5,500円~9,500円、都市ガスで大体3,000円~6,000円となります。
ただしガス代は地域差があるため、こちらはあくまで参考としてください。
高いプロパンガス料金を安くする方法
以上の比較結果からも分かるとおり、プロパンガス料金は都市ガスよりも1.5~2倍近く高いです。
とはいえ、ガスの種類は自由に選べるわけではありません。安い都市ガスを利用できない地域もあります。
そこで、プロパンガスを利用している方に向けて、できるだけ料金を抑える方法を伝授したいと思います。
実はプロパンガスはガス会社によって料金が大きく異なります。そのため、安いガス会社に切り替えることでガス代を削減できた事例があります。
下記は一人暮らしの削減事例です。
【ガス会社切り替え前】
基本料金:2,200円 従量単価:715円
↓ ↓ ↓
【ガス会社切り替え後】
基本料金:1,650円 従量単価:308円
月間で2,218円のガス代を削減できました。
このように、ガス会社を切り替えることで基本料金・従量単価がともに安くなっており、特に従量単価は半額近くまで下がっています。ガス会社の切り替えを検討してみたい方は、まず自宅付近にあるガス会社の料金を比較してみましょう。下記ボタンを利用すれば、WEB上で今すぐ確認できますよ。
ただし、集合住宅の場合は他の世帯とガス管がつながっているので、自分の判断だけでガス会社を切り替えることはできません。賃貸の場合は大家さんの許可、分譲の場合は同物件に住む他の世帯の同意があれば、ガス会社を変更することができます。
ガス代を効率的に節約する方法
家の中で特にガスを使う場所は、キッチンとお風呂です。
したがってガスを効率的に節約するポイントは、キッチンとお風呂にあります。
例えば、以下のような生活習慣がある人は、ガスを多めに消費している可能性が高いです。
- よく料理をする
- 洗い物にお湯を使う
- お風呂を毎回入れ替える
- シャワーの使用時間が長い
「一人暮らしをはじめて料理をする回数が増えた」という話はよく聞きますよね。生活費全体でみれば自炊は節約になりますが、ガスの使用量は増えてしまうはず……。
また、料理をすると必ず洗い物がでます。汚れを落としやすくするためにお湯を使うことも多いと思いますが、やはりガスの使用量は嵩んでいきます。
「毎日お風呂を沸かす」という人も注意が必要です。とはいえ「お風呂に入るな」とも言えませんから、その場合はお風呂の沸かし方に気を配りましょう。
また、シャワーの使用時間が長くなるほどガス代が高くなることは、言うまでもありませんよね。
というわけで、今回はキッチンとお風呂でつかえる節約方法を紹介したいと思います。
【キッチン編】ガス代の節約方法
キッチンでつかえる節約方法は次の3つです。
- 中火を心がける
- 底が広い鍋を選ぶ
- 落とし蓋を使う
家庭で調理する時の火力は、概ね中火以下で事足りるでしょう。かりに強火で加熱しても、鍋底から火がはみ出していたら意味がありません。
もし強火で調理するのであれば、底が広い鍋やフライパンを使用しましょう。ガスの無駄づかい防止になりますし、調理時間の短縮にもなります。
また、弱火でじっくり煮るときは、鍋に落し蓋を被せましょう。より具材に火が通りやすくなるので、ガスの使用量を抑えることができるでしょう。
ちなみに、調理方法をガスの使用量が多い順で並べると、揚げる > 炒める > 蒸す > 煮るとなります。特に揚げ物はガス代がかかるので、電子レンジを利用した調理方法に切り替えるのもおすすめです。
【お風呂編】ガス代の節約方法
お風呂でつかえる節約方法は、お風呂の沸かし方を工夫することです。
お風呂の沸かし方は入れ替え・追い焚き・足し湯の3つに分かれますが、この中で節約効果が一番高いのは追い焚きです。
ただし、これはガス代と水道代を含めた合計の光熱費を比較した場合です。
もし、毎日お風呂を沸かしているのであれば、2日に1回は追い焚きに切り替えるなどすれば光熱費を節約できるでしょう。
ところでガスの節約を考えた場合、お風呂を沸かすか、シャワーだけで済ますか、どちらを選ぶべきか迷う人もいると思います。
一人暮らしの場合はシャワーの水道代もそれほどかからないので、シャワーだけで済ます方が経済的といえます。
節約してもガス代が高いときの原因
ガスを節約しているのに、ガス代が下がらない……そんなときは次のような原因が考えられます。
原因1:ガス漏れを起こしている
使用しているガスの量に対して明らかに料金が高い場合は、ガス漏れを起こしている可能性があります。
まずはガス警報器を確認し、続いて以下を点検してみてください。
- 接続されていないガス栓が開いている
- ガスメーターが赤く点滅している
- ガス機器とガス栓をつなぐゴムホースに亀裂がある
なお下の2点に当てはまった場合は、ガス会社に対応してもらう方がよいでしょう。
原因2:ガス会社が料金設定を上げている
プロパンガス業界は自由料金設定のため、めいめいのガス会社が言い値を請求しています。そして、なかには料金の内訳を開示していなかったり、正当な理由もなく値上げを行ったりしているガス会社も存在するのです。
現在のガス代に違和感を感じたら、契約しているガス会社の料金設定を確認してみてください。
原因3:設備費用が上乗せされている
物件によっては、ガス設備の初期費用がガス料金に含まれている場合があります。
一般に、ガス設備の初期費用はガス会社が負担します。が、そのぶんは分割してガス料金に上乗せし、徐々に回収していく仕組みなのです。
なお、この点は物件のオーナーや大家さんに確認してみてください。
まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
一人暮らしのガス代の平均は? |
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一人暮らしのガス代の平均は、プロパンガスで大体5,500円~9,500円、都市ガスで大体3,000円~6,000円です。ただし、ガス代は地域によって異なります。 |
プロパンガスと都市ガスの料金の違いは? |
プロパンガスの料金は都市ガスよりも1.5~2倍近く高いです。プロパンガスの料金を安くするためには、ガス会社を切り替えるという手段があります。 |
ガス代を効率的に節約する方法は? |
ガス代を効率的に節約するポイントは、キッチンとお風呂にあります。キッチンであれば、料理や洗い物にかかるガスを節約しましょう。またお風呂であれば、お風呂の沸かし方やシャワーの使い方でガスを節約しましょう。 |
一人暮らしは何かと物入りで、つい出費が増えてしまうものですよね。
だからこそ、ガス代などの生活費の節約に対する関心は高いと思います。
enepiを利用された一人暮らしの方々からも、こんな口コミが届いています。
プロパンガスが高くて悩んでいる方は、ぜひ一度「ガス会社の切り替え」を検討してみてくださいね。