ミスト機能付きの浴室暖房乾燥機を導入すれば、
自宅で気軽にサウナを楽しむことができます。
購入を検討されている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、浴室暖房乾燥機を販売しているメーカーはいくつかあり、実際に購入を考えたときに、どれがよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回はミストサウナの種類と、製作メーカーによる違いを説明していこうと思います。
家庭用ミストサウナとは?
「ミストサウナ」とは、浴室暖房乾燥機から出る温かい霧によってサウナ効果を得るというものです。
スーパー銭湯などにある「ドライサウナ」と違い、
家庭用のミストサウナは浴室の温度が
あまり高くならないという特徴があります。
ミストサウナは温度が40度ほどで湿気もありますので、ドライサウナのように息苦しくなったりせず、快適にサウナを楽しめます。
また、水滴が細かい粒子になっているため、
全身に熱がいきわたり、体の芯から温まることができます。
ミストサウナの種類にはどんなものがあるのか?
ミストサウナには、大きく分けて2種類のタイプがあります。
「壁掛けタイプ」と「天井設置タイプ」です。
また動力にも電気とガスの2種類があります。
後付けできる壁掛けタイプのミストサウナ
壁掛けタイプは、エアコンのような機器をお風呂場の壁にかけて設置する浴室暖房乾燥機です。
設置が簡単で、今お使いのお風呂にミストサウナを導入することが可能です。
ミストサウナを楽しみたいが、浴室のリフォームまではしたくない。
そういう方にはこの後付可能な壁掛けタイプがおすすめです。
ユニットバスだけでなく、従来工法のお風呂場にも設置できる機種もありますので、メーカーのパンフレットなどで確認してみると良いでしょう。
見た目すっきり天井設置タイプのミストサウナ
新築を購入する、あるいはユニットバスを丸ごと交換すると言う場合は、この天井設置タイプを選ぶと良いでしょう。
浴室暖房乾燥機とミストサウナの機能をもった機器を、浴室の天井に埋め込むように設置することになります。
埋め込み式のために出っ張りがなく、お風呂場の見た目がすっきりするというメリットがあります。
天井設置タイプの浴室暖房乾燥機を導入するときには、浴室天井裏の給排水と換気ダクトの工事が必要になります。
ミストサウナ取り扱いメーカー
ミストサウナ機能がついた浴室暖房乾燥機を
取り扱っているメーカーは、いくつかあります。
各社によって、ミストサウナユニットの価格は大きく変わります。
またそれぞれに、乾燥機やミストサウナ機能に特徴があり、そのメーカーでしかない機能や技術が入っている場合もあります。
そのため、自分の環境にあったものを探す必要があるでしょう。
ミストサウナユニットを扱っている一般的なメーカーとしては、下記の4つが挙げられます。
「リンナイ」
「東京ガス」
「ノーリツ」
「パナソニック」
それぞれのメーカーについて、商品や特徴を細かく説明していきます。
リンナイ
リンナイの製品は、
すべてガス式のミストサウナになります。
通常の浴室暖房乾燥機にミスト機能がついた商品もありますが、リンナイにはミスト機能単体の機器もラインナップされています。
すでに浴室暖房乾燥機がついているけど、ミストサウナもやってみたい、という方には最適でしょう。
もちろん後付可能です。
リンナイ製品は、「プラズマクラスター」がその特徴になっています。
プラズマクラスターイオンによって、浴室内の除菌をすることが可能です。
湿気が増え、カビの増殖が懸念されるミストサウナとは、最高の相性の機能でしょう。
また、機種によって「マイクロスチームミスト」「スプラッシュミスト」のどちらか、あるいは両方のミストを出すようになっています。
東京ガス
東京ガスのミストサウナユニットはガス式で、
「ミスティ」シリーズと呼ばれています。
壁掛けタイプ、天井設置タイプともに、
種類が豊富なので、自分の環境にあった製品を選ぶことができます。
機種によって、「マイクロミスト」「スプラッシュミスト」のどちらか、あるいは両方のミストを出すようになっています。
マイクロミストは、水が非常に細かくなっていて、
本当の霧のようなミストサウナを楽しめます。
スプラッシュミストは、水の粒がやや大きく、霧雨にうたれているような気分を味わえるでしょう。
ノーリツ
ノーリツのミストユニットには、他のメーカーと同様壁掛けタイプ・天井設置タイプの製品があるほか、「かんたんミスト」という後付けミストユニットがラインナップされています。
換気扇がすでに浴室についていれば、簡単に取り付けることができ、すぐにミスト浴を楽しむことができるのが魅力です。
さらに「かんたんミスト」の特徴のひとつに
「アロマトレイ」が挙げられます。
アロマトレイとは、アロマオイルを入れるための器具で、トレイの中にお好きなアロマオイルを入れれば、ミスト浴を楽しみながらアロマテラピーまで同時にすることが可能です。
ミストサウナの機能には、
「冷水ミスト」があります。
冷水ミストモードでは、ひんやりと爽やかな水滴が流れ出てきますので、蒸し暑い夏などに使うと心地よいでしょう。
また、運動で疲れた後などにも有効で、心と体をリフレッシュできます。
Panasonic(パナソニック)
Panasonic(パナソニック)の浴室暖房乾燥機は、「i・ミスト」シリーズと称しています。
このシリーズは広さやエコキュートとの接続の有無などによって、6つの機種が展開されています。
気になる価格帯は292,000円~351,000円(税込み)となっています。
下の画像から、それぞれの機能を確認できます。
このシリーズの特徴としては、
「うるおいモード」と「サウナモード」の
2つの機能を使い分けることが
できるということです。
うるおいモードはやや低温で、
ゆったりと髪や肌のケアをするのに
向いています。
サウナモードは、
通常のサウナのように汗をかいて
楽しむことができます。
うるおいモード・サウナモードともに、
それぞれ5段階の温度調節が
できますので、自分の好みや
体調にあわせた使用法がみつかるでしょう。
設置スペースの広さや重視したい機能、
ご自身のライフスタイルなどを踏まえ、
最適なミストサウナを選択してみて下さい!
ミストサウナを導入するメリット
ミストサウナは、
体にかかる負担が少ない入浴法です。
ドライサウナのように
高温で乾燥した環境でないため、
喉や肌などを痛める心配がありません。
また、細かなミストが
全身にまんべんなく浸透していきますので、
湯冷めもしにくく、
心地よい暖かさが入浴後も
持続してくれます。
入浴自体が簡単で
気軽に使えるということも
重要なポイントです。
例えば足を悪くしているなど、
体が不自由な人が浴槽入浴をするのは難しく、
介護が必要になってしまうでしょう。
しかしミストサウナなら、
浴室で座っているだけで良いので、
介護の負担が大きく軽減されます。
ミストサウナを導入するデメリット
まず当然のことですが、
ミスト機能付きの浴室暖房乾燥機を
導入するにはお金がかかります。
ミストサウナを楽しめるメリットと、
必要な出費を考えてどちらが
自分に合っているか考える必要があるでしょう。
しかし、頻繁に浴場に通って、
サウナを楽しんでいるような人なら、
すぐに元が取れるのではないでしょうか。
また浴室をミストで満たすため、
カビが発生しやすくなるという
デメリットもあります。
カビ退治機能付きの機器を選ぶか、
使用後にしっかりと乾燥を
心がけたほうが良いでしょう。
まとめ
ミストサウナは心身ともにリフレッシュさせてくれます。
取り扱っているメーカー各社により性能が大きく変わりますので、
購入する場合はじっくりとカタログを見比べて、最適な物を選んでみましょう。
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