空気清浄機が汚れているデメリット
効率が悪くなる
空気清浄機は空気中の浮遊物質を集塵し脱臭する電化製品で、フィルターに汚れた物質を集めて取り除かれた空気を再び放出します。その浮遊物質を集めたフィルターをお手入れせずに使っていれば、集塵能力が落ち効率が悪くなります。
悪臭の原因になる
ホコリがたくさん溜まったままだと、そのホコリにカビが発生し悪臭を放つ原因になります。また空気清浄機には加湿機能が付いた機種が多いのですが、お手入れを怠るとこちらも悪臭を放つ原因となります。お手入れを怠ったまま空気清浄機を使うことによりどんどん悪臭が部屋中に広がり、運転するほどその度合いが酷くなっていきます。またフィルターに発生したカビを撒き散らすことにもなりますから、お手入れの重要性がお分かりいただけることでしょう。
電気代がかかる
フィルターがほこりなどで覆われている状態の場合、集塵効率の低下が考えられます。そうなると空気清浄機は吸い込み量を増やすべくフル稼働の状態となり、当然ですが電気代は通常時よりもかさむ結果となります。
空気清浄機の掃除方法
外側を拭き掃除
まずは本体全体をよく絞った柔らかい布で拭き掃除します。きつく拭いたり固い布だとキズが入る事があるので注意が必要です。本体の凹みがある部分や吸い込み口の周りなどには、フィルターに集塵されずにホコリが溜まったままになりやすいです。空気清浄機は空気中を浮遊する物質は集塵しますが本体に付いたホコリは吸い取ることはできません。そのためこういった部分の拭き掃除が必要となるのです。またフロントパネルの裏側は静電気によりホコリが付着しやすいので、ここは外して裏側を拭き掃除してください。これらの掃除は月に1度くらいは行ってください。
吸気口/プレフィルターを掃除
次にプレフィルターや吸気口を掃除します。ホコリなどを掃除機で吸い取ります。目安としては2週間に1度は掃除してください。なお機種によってはこのプレフィルターが無い物もあります。
集塵フィルターなどの掃除
次は集塵フィルターの掃除です。こちらも掃除機で溜まったホコリを吸い取りましょう。ブラシ付きのノズルやすき間用ノズルを使い、ていねいに吸い取っていきます。2週間に1回のお手入れが必要ですが、ホコリっぽいところではそれ以上の間隔で掃除する必要があります。脱臭フィルターはホコリが溜まっていれば同じように掃除機で吸い取って下さい。
このフィルター類ですが、機種によっては10年間交換不要のものや水洗いができないものがあります。しかし、お手入れを怠りホコリが溜まってカビが生えている場合はフィルターを交換する以外に方法はありません。水洗いなどを行うとフィルターの性能が著しく落ちてしまうからです。そのため普段からのお手入れが重要になります。
フィルター以外にハウスダストセンサーやホコリセンサーと呼ばれる部分を綿棒で拭き掃除したり掃除機でホコリを吸い取っておきます。ここが汚れていると常に空気中にホコリが舞っているとセンサーが感知し、空気清浄機が常にフルパワー運転する原因になります。故障の原因に直結し、電気代の無駄使いになりますから忘れず掃除しておくことが肝心です。
脱臭フィルターの掃除・給水タンクの水垢の掃除
加湿機能がある場合は給水タンクや加湿フィルターのお手入れも必要です。まずは給水タンクですが、ここには水垢がよく溜まります。水ですすぎ洗いするのが基本です。加湿フィルターは水やぬるま湯で押し洗いします。手荒に扱うと破損の原因となるため注意しましょう。
給水タンクの水垢がすすぎ洗いでは落ちなかったり、加湿フィルターの汚れやニオイが気になる時にはクエン酸を使います。クエン酸はスーパーやドラッグストアで手に入りますので、3Lの水に大さじ2杯くらいをよく溶かします。給水タンクはこの水でよく洗い、加湿フィルタは30分ほどつけ置き洗いしたあとにその水の中で押し洗いし、水でよくすすぎます。クエン酸の成分が残っているとニオイの原因になることがあるので、すすぎは念入りに行いましょう。
まとめ
PM2.5や花粉対策として一般的な対策として空気清浄機を導入する家庭は多いと思います。しかし、お手入れ不足で電気代がかさんだり空気がきれいにならないということもあるわけです。拭き掃除や掃除機でホコリ吸い取るといった割とお手軽なお手入れが多いですからぜひ実践してみてください。
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