寒い季節を迎えると、部屋を温めてくれる暖房器具が欠かせません。
そこで気になるのが、電気代。特に真冬は暖房器具の運転時間が長くなるため、電気代が心配ですよね。
本記事では暖房器具のこたつの電気代について解説します。
またエアコンやホットカーペットとの比較や、こたつの消費電力を抑える方法も紹介します。
冬の暖房代を節約したい!という方はぜひご覧ください。
こたつの電気代はいくら?
こたつの電気代は、3つの要因で説明できます。消費電力・使用時間・電力量料金です。
消費電力はこたつに内蔵されている電気ヒーターと関連します。電気ヒーターの種類はメーカーによって異なりますが、今回はニトリのこたつを取り上げます。
使用時間と電気代の関連はよく知られていますよね。一般に、使用時間が長くなるほど電気代が高くなります。今回は1時間・1日・1ヶ月ごとに電気代を計算します。
電力量料金は地域や電力会社によって異なりますが、今回は東京電力の料金を参照します。ちなみに、電気代の計算式は次のとおりです。
さて、以上の条件をまとめると次のとおりです。
それでは、こたつの電気代を見てみましょう。
弱ヒーター | 強ヒーター | |
---|---|---|
1時間 | 1.35円 | 4.2円 |
1日(8時間) | 10.8円 | 33.6円 |
1ヶ月 | 324円 | 1,008円 |
なお、1日の使用時間は8時間と仮定しました。家にいる時間は、仕事や学校、就寝の時間を除くと、大体8時間くらいではないでしょうか。
したがって、こたつを1日つけっぱなしにすると、電気代は10.8~33.6円かかるといえます。
ちなみに、こたつはつけっぱなしにするか、それともこまめに消すか、どちらがよいのか迷う人も多いと思います。この点については後ほど解説します(今すぐ知りたい方はコチラ)。
ただし前述のとおり、電気代はメーカーや電力会社によって変わるため、こちらはあくまで参考としてください。
【比較】こたつ・エアコン・ホットカーペット、安いのはどれ?
続いて、こたつ以外の暖房器具の電気代も見てみましょう。
今回はエアコン、ホットカーペットの電気代を、こたつと比較してみます。
エアコン、ホットカーペットの条件は次のとおり。
エアコン※1
6畳用:430W
10畳用:830W
ホットカーペット※2
176×176cm:480W
195×235cm:720W
※1 ニトリ/Wi-Fi エアコン
※2 ニトリ/ホットカーペット
なお、使用時間は1日(8時間)で計算しています。
それでは、比較結果を確認してください。
暖房器具 | 電気代 |
---|---|
こたつ | |
(弱) | 10.8円 |
(強) | 33.6円 |
エアコン | |
(6畳用) | 103.2円 |
(10畳用) | 199.2円 |
ホットカーペット | |
(176×176cm) | 115.2円 |
(195×235cm) | 172.8円 |
このように、こたつ・エアコン・ホットカーペットの電気代を比較すると、こたつが最も安いことが分かります。場合によっては10分の1程度の電気代で済むでしょう。
こたつの電気代を節約する方法
こたつの電気代を節約するなら、次の3つの方法がおすすめです。
節約方法1:センサー機能を活用する
最近のこたつにはセンサー機能が備わっています。
センサーは人の活動を感知してこたつのヒーターを制御することができます。この機能を活用することで、電気代を削減できるのです。
人がこたつを離れると、センサーが感知し自動的に電源が消えます。そして再びこたつに戻ると、自動的に電源が入ります。
つまりセンサー機能によって電源の消し忘れを防ぎ、無駄な消費電力を減らすことができるのです。
ちなみに、電源をこまめに消したり点けたりすると余計に電気代がかかりそう……そんな不安があるかもしれません。しかし、こたつは電源をこまめに消した方が消費電力を抑えられるのです。
節約方法2:カーペットや布団を敷く
カーペットや厚手のこたつ布団をこたつの周りに敷くことで、こたつの熱が逃げにくくなります。
そのため、こたつのヒーターを「弱」に設定したり、使用時間を短縮したりすることができるでしょう。
このように、こたつの保温性を高める工夫によって、電気代を節約してみてください。
節約方法3:エアコンを併用する
エアコンの効率的な暖房機能を活用することで、こたつの消費電力を削減できます。
というのもエアコンを使って部屋全体を一定の温度に保つことで、こたつのヒーターを弱めることにつながるからです。
ちなみに、エアコンで温められた空気は部屋の上方に溜まるため、なかなか足元まで温まらないことがあります。
しかし、こたつを併用することで足元も効率的に温めることができます。つまり、こたつとエアコンを併用することで、双方の消費電力を抑え、電気代を節約することができるのです。
こたつのメリット・デメリット
こたつは電気代が安い。これが一番のメリットかもしれません。しかし、こたつは他のメリットもあり、またデメリットもあります。
そこで、こたつのメリットとデメリットを整理しておきましょう。
こたつのメリット
こたつのメリットは下半身から体を温められることです。足先やふくらはぎを温めると、血流が良くなり、全身の冷えが解消されやすくなります。
また、こたつは他の暖房器具よりも即効性が高いです。温める範囲が狭く、また布団で閉じられた空間なので、熱が早く溜まります。電源を入れてから時間をおかずに暖をとれることも、こたつの魅力です。
こたつのデメリット
こたつのデメリットは、その場所から動かなくなってしまうことです。こたつはエアコンと違い部屋全体が温かくなるわけではありません。当然こたつから出ると寒いので、つい居座ってしまう方も多いでしょう。
また、こたつは他の暖房器具よりも場所を取ります。エアコンやホットカーペットは、実質的に部屋の面積を占領しませんし、ファンヒーターやストーブは部屋の隅に移動できます。しかし、こたつは使用していない時も定位置から動かせません。
おまけ - 冬に高くなるガス代の節約方法が知りたい!
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ガス代を安くする秘訣とは?
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まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
こたつの電気代はいくら? |
---|
こたつを1日つけっぱなし(8時間)にすると、電気代は10.8~33.6円かかります。ただし、こたつの電気代はメーカーや電力会社によって変わります。 |
こたつとエアコンはどちらが安い? |
こたつ・エアコン・ホットカーペットの電気代を比較すると、こたつが最も安いです。場合によっては10分の1程度の電気代で済むでしょう。 |
こたつの電気代を節約する方法は? |
こたつの電気代を節約するために心がけることは3つあります。1つ目はセンサー機能を活用すること、2つ目はカーペットや布団を敷くこと、3つ目はエアコンをうまく併用することです。 |
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