寒い季節を迎えると、部屋を温めてくれる暖房器具が欠かせません。
しかし、暖房器具の運転時間が長くなると、電気代が気になりますよね。
そこで本記事では、こたつ・エアコン・ホットカーペットの3つの暖房器具の電気代を比較してみます。
「こたつとエアコンとでは、どちらが電気代が安いの?」と気になっている方は、ぜひ参考になさってくださいね。
こたつとエアコン、電気代が安いのはどちら?
今回、こたつ・エアコン・ホットカーペットの電気代の比較は、以下の条件で行います。
【メーカー】
ニトリ
【消費電力】
■こたつ
弱/45Wh
強/140Wh
■エアコン
6畳用/430W
10畳用/830W
■ホットカーペット
176×176cm/480W
195×235cm/720W
【電気量料金】
30.57円/kWh
なお、暖房器具は1日あたり8時間使用すると仮定し、電気代は「1日あたり」と「1カ月あたり」とで計算しています。
それでは、結果を見ていきましょう!
1日の電気代 | 1カ月の電気代 | |
---|---|---|
こたつ | ||
(弱) | 約11円 | 約330円 |
(強) | 約34円 | 約1,027円 |
エアコン | ||
(6畳用) | 約105円 | 約3,155円 |
(10畳用) | 約203円 | 約6,084円 |
ホットカーペット | ||
(176×176cm) | 約117円 | 約3,522円 |
(195×235cm) | 約176円 | 約5,282円 |
このように、こたつ・エアコン・ホットカーペットを比べると、こたつの電気代が特に安いことが分かります。
ただし、この金額は消費電力を一定とした場合です。しかし実際は、エアコンが「設定温度」に達すると弱まるように、消費電力は変動します。
したがって、上記金額はあくまで目安として参考にしてくださいね。
こたつのメリット・デメリット
さまざまな暖房器具の中で、こたつは電気代が安いことが分かりました。
本項では、そんなこたつのメリットとデメリットを整理していきたいと思います。
メリット
こたつのメリットは下半身から体を温められることです。足先やふくらはぎを温めると、血流が良くなり、全身の冷えが解消されやすくなります。
また、こたつは他の暖房器具よりも即効性が高いです。温める範囲が狭く、また布団で閉じられた空間なので、熱が早く溜まります。電源を入れてから時間をおかずに暖をとれることも、こたつの魅力です。
デメリット
こたつのデメリットは、その場所から動かなくなってしまうことです。こたつはエアコンと違い部屋全体が温かくなるわけではありません。当然こたつから出ると寒いので、つい居座ってしまう方も多いでしょう。
また、こたつは他の暖房器具よりも場所を取ります。エアコンやホットカーペットは、実質的に部屋の面積を占領しませんし、ファンヒーターやストーブは部屋の隅に移動できます。しかし、こたつは使用していない時も定位置から動かせません。
こたつの電気代を節約する方法
こたつの電気代を節約するなら、次の3つの方法がおすすめです。
- カーペットを敷く
- 布団を重ねる
- センサー機能を使う
カーペットを敷いたり、布団を重ねたりすると、こたつの熱が逃げにくくなります。そのようにして保温性を高めれば、こたつの運転は弱~中でも十分温かいので、消費電力を抑えることができるでしょう。
またセンサー機能をオンにしておけば、こたつから出たときに自動で電源が消えます。「電源をこまめに消したり点けたりすると、余計に電気代がかかるのでは?」といった疑問をお持ちの方も多いかと思いますが、こたつの場合は電源をこまめに消した方が消費電力を抑えられます。
ちなみに、暖房全体の電気代を考えるのであれば、こたつとエアコンとの併用もおすすめです。
エアコンで暖房した場合、温められた空気は部屋の上方に溜まるので、床との間に温度差がうまれます。そして、足元まで温めるために設定温度を必要以上に高くしがちです。しかし、エアコンの設定温度を上げるよりも、エアコンとこたつを併用する方が消費電力を抑えられるでしょう。
電気代とあわせてガス代も節約しよう!
ここまで冬の暖房、特にこたつの電気代について解説してきました。
しかし冬の暖房には、電気代のほかにガス代もかかります。
冬になるとガス代がぐっと高くなる!というご家庭も多いのではないでしょうか。
ちなみに、冬と夏の一月あたりのガス代を比べてみると、以下の結果となりました。
ガス使用量 | ガス代 | |||
---|---|---|---|---|
夏 | 冬 | 夏 | 冬 | |
都市ガス | 31.9㎥ | 54.2㎥ | 6,193円 | 9,783円 |
プロパンガス | 14.3㎥ | 24.3㎥ | 10,342円 | 16,342円 |
出典:
東京ガス/東京地区等/一般契約料金/22年9月検針分
日本エネルギー経済研究所石油情報センターのデータを基にエネピが独自で算出(東京都)
なお上記は、4人家族の平均ガス代です。
そのほかの世帯人数のガス代については、以下記事をご覧ください。
このように、夏と比べて、冬はガス代が1.5倍ほど高くなる傾向にあるのです。
そこで、冬のガス代をできるだけ安くするために、おすすめの節約方法を紹介したいと思います!
ガス代を節約したいなら、第一に検討すべきなのが「ガス会社の切り替え」です。
実はガスの料金設定は、ガス会社によって違います。とくにプロパンガスは、自由料金設定のためガス会社ごとの料金差が大きい傾向があります。
したがって、プロパンガスを使用している場合、ガス会社を切り替えるだけでガス代を大幅に節約できる可能性があるのです!
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まとめ
ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。
こたつを1時間つかうと電気代はいくらかかるの? |
---|
こたつの1時間あたりの電気代を計算すると、弱運転で約1.4円、強運転で約4.3円となります。ただし、こたつの機種などの諸条件によって計算結果は変わります。 |
こたつとエアコンはどちらが安いの? |
こたつとエアコンの電気代を比べると、こたつの方が相当安いです。ただしエアコンの電気代は、設定温度や運転モードなどの条件によって変わります。 |
こたつの電源はこまめに消す方がいいの? |
こたつの電源はつけっぱなしより、こまめに消す方が電気代を抑えられます。なお、こたつから出ると自動で電源が消えるセンサー機能の利用がおすすめです。 |
ところで、節電対策と言えば「太陽光発電」や「蓄電池」が挙げられます。
ただ、どちらの設備も初期費用がかかるので、導入するのであれば「相場を把握すること」が肝要です。
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