「最近、電気代が急に高くなった…」
「電力会社が多すぎて、どこを選べばいいのか分からない」
光熱費に関する悩みは、多くの方が抱える共通の課題でしょう。2016年の電力小売全面自由化以降、数多くの新電力会社が登場し、消費者は多様な選択肢を手にしました。その中でも、CDエナジーダイレクトは、特に首都圏にお住まいの方々にとって、有力な選択肢の一つとして注目されています。

本記事では、CDエナジーダイレクトの実際の評判、詳細な料金プラン、そして契約前に知っておくべきメリット・デメリットを網羅的に解説します。ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせ、CDエナジーダイレクトが本当に最適な電力会社なのかを判断するための情報としてぜひご活用ください。

この記事でわかること:

  • CDエナジーダイレクトの具体的なメリット
  • 契約前に知っておくべきデメリットと対策
  • 利用者のリアルな声や口コミから分析した評価
  • ご自身の家族構成やライフスタイルに合った料金プラン

結論からお伝えすると、CDエナジーダイレクトは、特に「都市ガスとセットで利用するご家庭」や「楽天ポイントなどを効率的に貯めたい方」にとって、電気代が安くなる可能性が高い電力会社と考えられます 。その背景には、大手エネルギー会社による安定的な運営と、お得なセット割引やポイントサービスが充実している点があります。

ただし、ライフスタイルによっては「逆に高くなった」というケースもあるため、注意が必要です。では、具体的にどのような方がお得になるのか、詳しく見ていきましょう。

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CDエナジーダイレクトってどんな会社?

CDエナジーダイレクトは、日本のエネルギー市場において比較的新しいプレーヤーでありながら、その成り立ちには注目すべき特徴があります。

設立と事業概要

株式会社CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズ株式会社と大阪ガス株式会社がそれぞれ50%ずつ出資し、2018年4月に設立されたエネルギー販売会社です。特筆すべきは、大手電力会社と大手ガス会社が連携して、それぞれの従来の供給エリア外である首都圏の家庭用市場に本格参入した日本で初めての事例であるという点です。

この戦略的な提携は、両社が持つエネルギー供給のノウハウ、顧客基盤、そしてブランド力を結集し、競争が激化する自由化市場でのシェア獲得を目指すものと考えられます。このような背景は、新電力としての新規性だけでなく、既存の大手エネルギー企業が持つ経営基盤の安定性や運営ノウハウへの期待感を利用者にもたらしています。

主な事業内容は、電力およびガスの小売販売を核とし、それに関連するエネルギーサービスの提供、さらには暮らしやビジネスをサポートする多様な付加価値サービスの展開も視野に入れています。

供給エリア

CDエナジーダイレクトのサービス提供エリアは、以下の通りです。

電気供給エリア: 東京電力パワーグリッド株式会社のサービスエリアに準じます。具体的には、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、そして静岡県の富士川以東です(ただし、一部離島は除きます)。

ガス供給エリア:東京ガス株式会社の供給エリア(東京地区など)となります 。

ここで重要なのは、電気とガスの供給エリアが完全に一致するわけではないという点です 。特に、後述する電気とガスの「セット割」のメリットを最大限に享受するためには、自宅がCDエナジーダイレクトの電気供給エリアとガス供給エリアの両方に含まれている必要があります。この点は、セット契約を検討する際に必ず確認すべき事項です。

企業理念・特徴

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスという、長年にわたり地域社会のエネルギー供給を支えてきた企業のDNAを受け継いでいます。それぞれの親会社が持つ顧客第一主義や安定供給への使命感を基盤としつつ、新電力としての柔軟性や競争力のある価格設定、そして利用者の多様なニーズに応える革新的なサービスを提供することを目指しています。

CDエナジーダイレクトのメリット5選

CDエナジーダイレクトを選ぶことで得られる具体的なメリットを5つ紹介します。

メリット1:ガスとのセット割で光熱費がぐっと安くなる!

CDエナジーダイレクトの最も大きな特長の一つが、電気とガスのセット契約による割引です。実際に「ガスとセットで契約したら、年間の光熱費が安くなった」という声も見られます。

具体的には、電気と都市ガス(東京ガスエリア)をセットで契約すると、「セット割」が適用され、電気代とガス代がそれぞれ料金の0.5%割引になります。例えば、毎月の電気代が10,000円、ガス代が8,000円の家庭であれば、単純計算で年間1,080円の割引となります。毎月の光熱費をまとめて少しでも抑えたいご家庭にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、全てのプランがセット割の対象となるわけではなく、例えば電気の「スマートでんき」プランはガスセット割の対象外、ガスの「ゆかぽかガス」「はつでんガス」プランは電気セット割の対象外となる点には注意が必要です。

メリット2:選べるポイントサービスが魅力的!

CDエナジーダイレクトは、ポイントサービスが非常に充実しており、これが利用者にとって大きなメリットとなっています。

カテエネポイントシステム
CDエナジーダイレクトの契約者は、会員専用ウェブサービス「カテエネ」に登録することで、「カテエネポイント」を貯めることができます。多くの標準的な電気料金プランでは、電気料金100円(税抜、再生可能エネルギー発電促進賦課金などを除く)につき1ポイントのカテエネポイントが付与されます。貯まったカテエネポイントは、1ポイント=1円として翌月以降の電気料金の支払いに充当できるため、実質的な料金割引として機能します。

提携ポイントへの交換
カテエネポイントの魅力は、電気料金への充当だけに留まりません。貯まったポイントは、Tポイント、Pontaポイント、WAONポイント、dポイント、nanacoポイント、楽天ポイント、エディオンポイント、MIポイントなど、非常に多くの主要な共通ポイントや提携企業のポイントに交換することが可能です 。

交換レートは多くの場合1対1であり 、利用者は自身のライフスタイルやよく利用するサービスに合わせて、最も価値の高いポイントを選択できます。この柔軟性は、いわゆる「ポイ活(ポイント活動)」を積極的に行っている方にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

「ポイントでんき」プラン
さらに、特定のポイントを重点的に貯めたい利用者向けに、「ポイントでんき」というプランも用意されています。このプランでは、毎月の電気料金に応じて、dポイントまたは楽天ポイントが最大6%という高い還元率で直接付与されます 。還元率は電気料金の金額に応じて段階的に設定されており、例えば月額15,000円以上の利用で6%の還元となります。

メリット3:豊富なキャンペーンで乗り換えがお得!

CDエナジーダイレクトは、新規契約者や既存契約者に向けて、魅力的なキャンペーンを積極的に展開しています。

例えば、新規に電気やガスを申し込むとカテエネポイントがプレゼントされるキャンペーンが頻繁に実施されており、電気とガスのセット申し込みであれば、さらに多くのポイント(例:最大4,000ポイント)が進呈されることもあります。

また、ユニークな特典として「祝割」があります。これは、結婚、出産、新居の購入、子供の進学、そして毎年の誕生日といった人生の節目に、お祝いとしてカテエネポイントがプレゼントされる制度です。

その他にも、CDエナジーダイレクトの公式LINEアカウントとカテエネIDを連携することでポイントがもらえるキャンペーンなど、手軽に参加できる特典も用意されています。

ただし、これらのキャンペーンは期間限定である場合が多いため、契約を検討する際には、公式サイトで最新情報を確認することが重要です。

メリット4:ライフスタイルに合わせたプランが選べる

CDエナジーダイレクトは、利用者の多様なニーズに応えるため、豊富な料金プランを用意しています。

基本的なプランとしては、一人暮らし向けの「シングルでんき」、2~3人程度の標準的な家庭向けの「ベーシックでんき」、そして電気使用量の多い大家族向けの「ファミリーでんき」があります。

これらに加えて、特定のライフスタイルやニーズに特化したプランも充実しています。例えば、オール電化住宅向けの「スマートでんき」は、夜間の電気料金が割安に設定されています。

また、前述の「ポイントでんき」は、ポイント獲得を重視する人に向いています。さらに、「エンタメでんき」(Amazonプライムの年会費相当がセット)や、特定のアーティストやコンテンツと連携した「JO1でんき」など、趣味や嗜好に合わせたユニークなプランも提供されています。

このように多種多様なプランが存在することで、利用者は自身の電気の使い方や価値観に最も適したプランを選択しやすくなり、結果として生活費の最適化につながる可能性があります。

メリット5:大手企業運営の信頼性と安心感

新電力への切り替えを検討する際に、多くの消費者が抱く不安の一つが「電力供給は本当に安定しているのか?」「会社が突然倒産したりしないか?」といった点です。この点において、CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスという、日本のエネルギー業界を代表する大手企業が共同で設立した会社であるという事実が、大きな安心材料となります。

これらの親会社は、長年にわたり広域での電力・ガス供給を安定的に行ってきた実績と、強固な経営基盤を持っています。そのため、CDエナジーダイレクトもまた、電力供給の安定性や事業継続性において高い信頼性が期待できます。

実際に、電力の供給システム自体は、CDエナジーダイレクトに切り替えたとしても、送配電網は従来通り地域の一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド)のものを使用するため、電気の質が低下したり、停電が増えたりする心配はありません。

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契約前に知るべきデメリット・注意点と対策

多くのメリットがある一方で、CDエナジーダイレクトとの契約を検討する際には、いくつかの注意点や潜在的なデメリットも理解しておく必要があります。これらを事前に把握し、対策を講じることで、契約後の「こんなはずではなかった」という事態を避けることができます。

「電気代が高くなった」は本当?損する人の特徴とは

口コミの中には「思ったより安くならない」「逆に電気代が高くなった」という声も見られます。料金が高くなりやすいご家庭には、以下のような特徴があると考えられます。

オール電化住宅: 以前は夜間電力の割引率が非常に高い、旧型のオール電化向けプランを契約していた家庭が、CDエナジーダイレクトの「スマートでんき」に切り替えた場合、あるいは「スマートでんき」以外のプランを選択した場合、かえって電気代が上昇する可能性があります。「スマートでんき」はオール電化向けに設計されていますが 、全ての旧プランよりも必ず安くなるとは限りません。

電気の使用量が極端に少ない:電気の使用量が非常に少ない場合、基本料金の占める割合が高くなったり、従量料金の割引の恩恵を十分に受けられなかったりすることがあります。特に「シングルでんき」は契約アンペアが30Aからとなっており、10Aや20Aといった小容量での契約はできません 。そのため、これらの小容量で契約している単身世帯などが30Aのプランに切り替えると、基本料金が上がり、結果として総支払額が増加する可能性があります。

対策
契約後に後悔しないためには、公式サイトの料金シミュレーションを利用することが重要です。検針票(電気ご使用量のお知らせ)を手元に用意し、現在の電気代と比べてどのくらい変わるのかを事前に確認することが重要です。

燃料費調整額に上限設定がないリスク

CDエナジーダイレクトの多くの電気料金プランでは、燃料費調整額に上限が設定されていません 。燃料費調整額とは、火力発電に用いる燃料(原油、LNG、石炭など)の価格変動を電気料金に反映させるためのもので、毎月見直されます。

東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」といった、いわゆる旧一般電気事業者が提供する規制料金プランの多くには、この燃料費調整額に上限が設けられています。つまり、燃料価格がどれだけ高騰しても、消費者が負担する調整額には一定の上限があるのです。

しかし、CDエナジーダイレクトのように上限がないプランの場合、燃料価格が市場で著しく高騰すると、その上昇分が際限なく電気料金に上乗せされる可能性があります 。結果として、基本料金や電力量料金単価がいくら安く設定されていても、燃料費調整額の高騰によって総支払額が予想以上に膨れ上がり、規制料金プランよりも高額になってしまうリスクがあります。

これは、特に近年のエネルギー価格の不安定さを考慮すると、無視できない潜在的リスクと言えるでしょう。

対策:

  • 燃料価格の国際的な動向や、毎月発表される燃料費調整単価に注意を払う。
  • 長期的な契約を検討する場合、この価格変動リスクを自身が許容できるかどうかを慎重に判断する。
  • 燃料費調整額に上限が設定されている他の電力会社のプランとも比較検討し、安定性を重視するか、潜在的な安さを追求するかを明確にする。

一部プランに解約金が存在

CDエナジーダイレクトの多くの基本的な電気料金プランでは、契約期間の縛りや解約金は設定されていません。しかし、「エンタメでんき」「JO1でんき」「よしもとでんき」「radikoでんき」といった、特定のエンターテイメントサービスや特典が付帯する一部のプランには、1年程度の契約期間が設けられており、期間途中で解約する場合には違約金が発生します

例えば、「エンタメでんき」の場合、契約期間(12ヶ月)の途中で解約すると、残存期間1ヶ月あたり400円の解約金が請求されます。「JO1でんき」では同様に1ヶ月あたり330円、「radikoでんき」では385円、「よしもとでんき」では415円といった金額が設定されています。

これらのプランは、付帯する特典に魅力を感じる利用者にとってはメリットがありますが、契約期間の縛りと解約金という「制約」も伴います。転勤が多い、あるいはより良い条件の電力会社が見つかればすぐに乗り換えたい、といった柔軟性を重視する利用者にとってはデメリットとなり得ます。

対策:

  • 特典付きプランに申し込む際には、契約条件を細部まで確認し、特に契約期間と解約金に関する条項を正確に理解する。
  • 自身のライフプランを考慮し、契約期間を満了できる可能性が高いかどうかを判断する。
  • 短期での再乗り換えの可能性がある場合は、解約金のないプランを選択する。

供給エリアの限定

CDエナジーダイレクトのサービスは、全国どこでも利用できるわけではありません。電気の供給は関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県)および静岡県の富士川以東に限られ、ガスの供給は東京ガスの都市ガス供給エリアに限られています。

そのため、これらのエリア外に居住している場合は、CDエナジーダイレクトと契約することはできません。特に、電気とガスのセット割引を最大の魅力と感じている場合でも、自宅が両方のサービス供給エリア内に位置していなければ、その恩恵を受けることはできません。

過去の訪問販売に関する行政指導

企業イメージに関わる点として、CDエナジーダイレクトは2023年5月に、その委託先が行った一部不適切な訪問販売活動(顧客の意に反して契約手続きを進めようとした等)を理由に、消費者庁から特定商取引法に基づき、訪問販売に関する業務の一部(勧誘、申込受付、契約締結)について6ヶ月間の停止命令を受けました。

このような行政指導を受けた事実は、企業のコンプライアンス体制や営業手法に対する信頼性に疑問を抱かせる可能性があります。現在は業務改善命令に基づき、再発防止策が講じられていると考えられますが、消費者はこのような過去の経緯も情報の一つとして認識しておくべきでしょう。

出典: 訪問販売業者【株式会社CDエナジーダイレクト、株式会社3Backs及び株式会社ライフデザイン】に対する行政処分について

対策:

  • 電力会社の切り替えを検討する際は、訪問販売や電話勧誘で即決せず、必ず契約内容を書面やウェブサイトでじっくり確認する。
  • 不明な点や納得できない点があれば、安易に契約せず、納得できるまで説明を求める。
  • 最も安心な申し込み方法は、CDエナジーダイレクトの公式サイト経由です。

利用者のリアルな声!口コミ・体験談まとめ

電力会社を切り替える上で、実際に利用している方の「生の声」は非常に重要な判断材料となります。しかし、インターネット上には様々な情報が溢れており、どの口コミを信じれば良いか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでエネピでは、CDエナジーダイレクトの利用者を対象に独自のアンケート調査を実施しました。個人の体験に基づいたリアルな声を通じて、CDエナジーダイレクトの実態に迫ります。

【調査概要】

  • 方法:インターネットアンケート調査
  • 対象:CDエナジーダイレクトを現在契約している、または過去に契約していた全国の20代~60代の男女
  • 期間:2025年4月~5月

口コミ①:何も連絡が無い状況です…(群馬県・50代男性)
世帯人数: 1人
満足度: ★☆☆☆☆(不満)
「ポイントがある話でしたが、何も連絡が無い状況です」

口コミ②:懸命なPRを行っているのは喜ばしい限りです(千葉県・60代男性)
世帯人数: 2人
満足度: ★★★☆☆(普通)
「過去に大手都市ガス会社で電力営業に携わっていた経緯があり、新電力各社、懸命なPRを行っているのは喜ばしい限りです。個人的には関東地区を牛耳っている大元の電力会社が嫌いであり、他社には今後、送配電まで管理ができる法律改正が必要と考えます」

【口コミ・評判のまとめ】
これらの口コミから分かるのは、「一部の利用者からはサポート体制への不満がある」ということです。一方で、CDエナジーダイレクトが電力業界に精通している消費者から選ばれていることは評価できるかもしれません。大手電力会社と比較してCDエナジーダイレクトが魅力的にうつる場合もあるようです。これらのリアルな声も、ぜひご判断の参考にしてください。

プラン別徹底比較!自分に合った料金プランの選び方

CDエナジーダイレクトは多様な料金プランを提供しており、最適なプランを選ぶには複数の点を考慮し総合的に判断する必要があります。

  • ご自身の家族構成
  • 毎月の電気使用量
  • 在宅時間の傾向(日中多いか、夜間多いかなど)
  • オール電化住宅かどうか
  • ポイントサービスへの関心度

これらの点に注意しながら、各料金プランについて詳しく見ていきましょう。

◆シングルでんき
一人暮らしなど電気使用量が比較的少ない方向けのプランです。WEBサイトからの申し込み限定で、毎月の電気料金(基本料金+電力量料金)から100円が割引されます(電気使用量が0kWhの場合は対象外)。契約アンペア(30A~60A)に応じた基本料金と、使用量に応じて3段階に分かれた電力量料金単価が設定されています。10Aおよび20Aでのご契約はできません。

契約アンペア基本料金 (月額)
30A885.72円
40A1,180.96円
50A1,476.20円
60A1,771.44円
電力量料金 (1kWhあたり)単価
~120kWh30.00円
121~300kWh36.60円
301kWh~40.69円

◆ベーシックでんき
2~3人程度の標準的なご家庭向けの、最も基本的なプランです。契約アンペア(10A~60A)に応じた基本料金と、3段階の電力量料金単価で構成されています。

契約アンペア基本料金 (月額)
10A276.90円
15A415.35円
20A553.80円
30A830.70円
40A1,107.60円
50A1,384.50円
60A1,661.40円
電力量料金 (1kWhあたり)単価
~120kWh29.90円
121~300kWh35.59円
301kWh~36.50円

◆ファミリーでんき
4人以上の大家族や、電気のご使用量が特に多いご家庭向けのプランです。契約アンペア(10A~60A)に応じた基本料金に加え、毎月300kWhまでの電気使用量に対しては定額料金が適用され、301kWhを超えた分については従量料金単価が適用される二部料金制です。電気を多く使うほどメリットが出やすい設計になっています。

契約アンペア基本料金 (月額)
10A276.90円
15A415.35円
20A553.80円
30A830.70円
40A1,107.60円
50A1,384.50円
60A1,661.40円
電力量料金 (1kWhあたり)単価
~300kWhまで定額10,085.20円 (基本料金とは別枠の定額料金)
301kWh~35.59円

◆スマートでんき
エコキュートや電気温水器などをご利用のオール電化住宅や、夜間に電気を多くご使用になる方向けのプランです。契約容量に応じた基本料金と、時間帯によって電力量料金単価が異なります。電力需要の少ない深夜から早朝(午前1時~午前6時)の電力量料金が割安に設定されています。

プラン名単位基本料金 (月額)
スマートでんきB10A毎295.24円
スマートでんきC1kVA毎295.24円
時間帯電力量料金 (1kWhあたり)
昼間 (午前6時~翌日午前1時)35.96円
夜間 (午前1時~午前6時)28.06円

◆ポイントでんき
電気料金のお支払いに応じて、dポイントまたは楽天ポイントを効率的に貯めたい方向けのプランです。基本料金と3段階の電力量料金で構成され、料金設定自体は「シングルでんき」と同様です 。毎月の電気料金(税込)に応じて、1%から最大6%のdポイントまたは楽天ポイントが付与されます(還元率は電気料金の金額により段階的に設定)。

契約アンペア基本料金 (月額)
10A毎の単価295.24円
電力量料金 (1kWhあたり)単価
~120kWh30.00円
121~300kWh36.60円
301kWh~40.69円

◆エンタメでんき、JO1でんき、radikoでんきなど
電気の供給に加え、Amazonプライムの年会費相当額の割引や、特定のアーティストのオリジナル特典、関連サービス利用料などがセットになったユニークなプランです。各プランごとに基本料金、電力量料金が設定されています。注意点として、これらのプランの多くには通常1年程度の契約期間が設けられており、期間の途中で解約する場合には所定の解約金が発生します。

※最新の料金単価は公式サイトをご確認ください

料金プランの賢い選び方

料金プランの選択は、単に1kWhあたりの電気料金単価を比較するだけでは不十分です。ご自身のライフスタイル、ポイントサービスやエンタメコンテンツへの興味、そして契約期間の縛りや解約金に対する許容度など、多角的な視点から検討を行い、最適なプランを見極めることが重要です。

エネピでは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイルに適した電気料金プランの無料相談を実施しております。これまでにも毎月1万名のお客様に提案させていただいており、平均で年間21,071円※の電気代を削減しています。ぜひこの機会に相談してみてください。

※エネピのユーザー様の削減実績データから算出した金額です
※3~4人暮らしの場合の金額です

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まとめ:CDエナジーダイレクトはこんな人におすすめ!

これまでCDエナジーダイレクトの評判、料金プラン、メリット・デメリットについて詳しく見てきました。これらの情報を踏まえ、CDエナジーダイレクトがどのような方に特におすすめできるのか、そして最終的な判断を下す際の重要なポイントをまとめます。

CDエナジーダイレクトのメリット・デメリット再確認

メリット:

  • 都市ガスとのセット契約で電気代・ガス代がそれぞれ0.5%割引(対象プランの場合)
  • カテエネポイント(電気料金100円につき1P等)が貯まり、電気料金への充当や多様な提携ポイント(楽天、dポイント、Tポイント、Ponta等)に交換可能
  • 「ポイントでんき」プランでは、電気料金に応じて最大6%のdポイントまたは楽天ポイントが直接貯まる
  • ライフスタイルに合わせた豊富な料金プラン(シングル、ベーシック、ファミリー、スマート、エンタメ系等)と、魅力的なキャンペーン
  • 中部電力と大阪ガスという大手エネルギー企業の共同出資による運営の信頼感と安定性

デメリット・注意点:

  • 多くのプランで燃料費調整額に上限がないため、燃料価格高騰時には電気料金が大幅に上昇するリスクがある
  • 電気使用量が極端に少ない家庭(特に10A・20A契約の単身者など)や、特定のオール電化プランからの切り替えの場合、料金が割高になる可能性がある
  • 「エンタメでんき」など一部の特典付きプランには契約期間の縛りと解約金が設定されている
  • 供給エリアが関東圏および静岡県富士川以東(電気)、東京ガスエリア(ガス)に限定される
  • 過去に訪問販売に関する行政指導を受けた経緯がある

CDエナジーダイレクトが特におすすめな人

以上の点を総合的に考慮すると、CDエナジーダイレクトへの乗り換えが特に推奨されるのは、次のような方々です。

  • 東京ガスエリアで都市ガスを利用しており、電気とガスをまとめて契約することで光熱費全体を節約したいと考えている人。 セット割引の恩恵を最大限に受けられる可能性があります。
  • 楽天ポイント、dポイント、Tポイント、Pontaポイントなどを日常的に積極的に貯めており、これらのポイントを効率よく増やしたい、または電気料金の支払いを通じてポイントを獲得したい「ポイ活」ユーザー。 「ポイントでんき」プランやカテエネポイントの交換制度は大きな魅力となるでしょう。
  • 家族の人数が多い、あるいは在宅時間が長く、毎月の電気使用量が比較的多い(例:400kWh以上)家庭。 「ファミリーでんき」プランや各種割引のメリットを享受しやすい傾向にあります。
  • 多様な料金プランの中から、自身のライフスタイル(例:ポイ活、エンタメ好きなど)に最も合ったものを選びたいと考えている人
  • 新電力への切り替えに際して、運営母体の信頼性や事業の安定性を重視する人。 大手エネルギー企業のバックボーンは安心材料となります。

慎重な検討をおすすめする人

一方で、以下のような方々は、CDエナジーダイレクトへの切り替えを慎重に検討するか、他の選択肢と比較検討することを推奨します。

  • 燃料価格の急激な変動による電気料金の上昇リスクを極力避けたい人。 燃料費調整額に上限がない点は、価格安定性を重視する場合にはデメリットとなり得ます。
  • 電気の使用量が極端に少ない一人暮らしの方、特に現在10Aや20Aで契約している方。 CDエナジーダイレクトの「シングルでんき」は30Aからの契約となるため、基本料金が上がり、かえって割高になる可能性があります。
  • 現在、夜間電力の割引率が非常に高い旧型のオール電化プランを利用しており、CDエナジーダイレクトの「スマートでんき」に切り替えても料金メリットが薄い、あるいは他のプランを検討している方。 詳細なシミュレーションが必須です。
  • 近い将来に転居や再度の電力会社変更の可能性があり、解約金が発生する可能性のある特典付きプラン(エンタメでんき等)を検討している人

最終判断のためのアドバイス

電力会社の選択は、毎月の家計に直接影響を与える重要な決定です。後悔のない選択をするために、以下の点を心に留めてください。

  • 最新情報の確認: 料金プラン、キャンペーン内容、各種条件は変更されることがあります。必ずCDエナジーダイレクトの公式サイトで最新の情報を確認してください。
  • 詳細な料金シミュレーションの実施: 手元に直近の検針票を用意し、公式サイトの料金シミュレーションを必ず行いましょう。その際、可能であれば燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を含めた年間の総支払額で比較する意識を持つことが重要です。
  • 自身の優先順位の明確化: 価格の安さ、ポイントの魅力、サービスの質、価格変動リスクへの許容度、契約の柔軟性など、ご自身が何を最も重視するのかを明確にしましょう。
  • 多角的な比較検討: CDエナジーダイレクトだけでなく、他の電力会社(地域の電力会社や他の新電力)のプランとも比較検討することで、より納得のいく選択ができます。ぜひエネピの「でんき料金シミュレーション」をご利用ください。

最終的な判断は、ご自身のライフスタイル、電気・ガスの使用状況、そして価値観によって異なります。ここで提供した情報が、皆様にとって最適な電力会社選びの一助となれば幸いです。

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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

藤巻 創の写真

ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。