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【2020年版】プロパンガスの価格はどう決まる?最新の相場はいくら?

【2020年版】プロパンガスの価格はどう決まる?最新の相場はいくら?

更新日:2020/05/19

ご家庭に届けられるプロパンガスの価格はどのようにして決まるのでしょうか?本記事では、プロパンガスの料金を左右する様々な指標と2020年最新のプロパンガス相場情報を解説しています。

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一般的に都市ガスよりも高いと言われているプロパンガス(LPガス)。


このプロパンガスの料金の設定には、ガソリンや灯油の価格設定方式と同じく、事業者が自由に価格を決めることができる「自由料金制」が採用されています。

この自由料金制を採用しているがゆえに、プロパンガスの料金相場は変わりやすく、原油価格の高騰も相まって、年々相場が上昇傾向にあります。


この記事では、最新のプロパンガス料金の相場とこれまでの推移を比較しながら、プロパンガスの料金が決定されるまでの過程を解説しています。


2020年2月現在のプロパンガス料金相場


2020年2月4日現在の最新のプロパンガス料金の相場は、基本料金1,861円、従量単価548円です。


全国平均額
基本料金 1,861
従量単価 548
5㎥請求額 4,934
10㎥請求額 7,895
20㎥請求額 13,478
50㎥請求額 28,617

※石油情報センター発表の情報を基に算出


地域別の詳細な料金相場はコチラ

また、プロパンガス料金5㎥の請求金額の過去の推移は以下のようになっています。


2020年2月現在のプロパンガス料金相場

このように、プロパンガスの料金相場は年々上昇しています。
では、なぜプロパンガスの料金相場はこのように上昇傾向が続いているのでしょうか?


その疑問を解消するための鍵は、プロパンガスの料金が決定されるまでの過程にあります。


プロパンガス料金を決める要素

プロパンガスが家庭に届けられるまでの経路

プロパンガスが各家庭に届くまでの流れは、おおまかに解説すると以下のようになります。

①プロパンガス元売業者が、海外からプロパンガスを輸入する
 輸入の際の金額は原油価格・CIFなどにより変動
②元売り業者から卸売業者へプロパンガスが販売される
 この際の販売料金は、CP・MBをもとに定められる
③卸売業者が購入したプロパンガスをボンベに充填する
④卸売業者から小売業者へガスボンベが販売される
⑤小売業者から一般家庭へプロパンガスが販売される

家庭に販売するプロパンガスの価格を決めているのは各ガス小売事業者ですが、小売業者に届くまでにも価格を左右する要素がいくつもあるのが分かります。


それぞれがどのようなものなのか、以下で見ていきましょう。


CP(Contract Price)とは

CPとは、プロパンガス(LPガス)世界最大の輸出国のサウジアラビアが、輸入国とガス資源の取引をする際に取り交わすガス資源の船積み価格を指します。


1994年から導入され、現在もプロパンガス(LPガス)の価格決定において重要な指標となっています。


CPは、サウジアラビアの国営企業となっているサウジアラムコ社が原油価格やLPガス産出国の入札価格の情勢などをもとに決定しています。

CPは輸入国との協議にて決定されるものではなく、サウジアラムコ社が一方的に通告するシステムです。
そのため、サウジアラビアの意向にかなり左右される指標となっています。


世界各国のガス価格もサウジアラムコ社が決めるCPに準じており、日本国内におけるプロパンガス(LPガス)の価格も例外ではありません。

なお、CPは輸出国の港で渡される$/tという単位の価格で取引されています。

日本までのタンカー運賃や保険証などの料金は含まれていません。


直近のCPの動きを見てみましょう。


CP(Contract Price)とは

このCPの変化が、日本国内で販売されるガス料金に直接的な影響を与えています。


さらに直近では、2020年初頭に米国とイランの軍事衝突が起こったことで一時的に原油価格が高騰し、CPも連動して上昇しました。


サウジアラムコ社が発表した2020年1月のプロパンCPは565ドルとなっており、先月の440ドルに対して28%の大幅な値上がりとなっています。

とはいえ、2018の夏〜秋にかけての相場と比較すると、現在のCP相場はやや低い傾向にあります。


CPの上昇はプロパンガスの輸入価格の高騰を招きます。

そしてプロパンガスの輸入価格が上がると、プロパンガス元売り業者からプロパンガス小売業者へ売られるガスの価格が上がります。

プロパンガスを以前より高く買わなければいけなくなった小売業者は、消費者へ提供するプロパンガスの料金を値上げすることで自社の利益を担保します。


このようにCPの上昇は、連鎖的に消費者に届けられるプロパンガス価格の値上げを引き起こします。


さらに詳しくCPについて知りたい方は以下の記事も御覧ください。


ガス料金を決める『CP』とは?原油価格とCPの切っても切れない関係


CIF(Cost Insurance and Freight)とは

CIFとは国際貿易取引条件(インコタームズ)の一種で、主にコンテナで船積みする貨物の取引において利用されています。

「Cost(価格)」、「Insurance(保険料)」、「Freight(運賃)」の3つからなる値段構成で、一般的には、輸入されたタイミングでの価格がCIFです。


プロパンガスを輸入する際のCIFの値は、CPと船の運賃と、その保険料の合計に為替レートを掛けたものになります。


このCIFの値に税金・メーカーの経費・配送の運賃などを合計したものが実際のガスの値段となるので、CIFはガスの値段に関しての一部の役目を背負っているといえます。


MB(Mont Bellevue)とは

MB(Mont Bellevue)とは、米国モントベルビュー市のプロパンガス基地におけるプロパンガスの取引価格のことです。


CPと同じくプロパンガス料金を決定づける指標の一つで、日本のプロパンガス元売り会社は、CPとMBを基に国内に卸すプロパンガスの料金を決定しています。


これは、日本が主に中東諸国と米国からガスを輸入しているためです。

日本のガス輸入国割合において、上記の国々は約94%の割合を占めます。


MB(Mont Bellevue)とは

上記のグラフからも読み取れる通り、近年の日本では、シェールガス革命で米国からのプロパンガスの輸出が大幅に増えています。


しかしながら、プロパンガス元売り業者がプロパンガスの卸価格を決める際のCP・MBの参考割合は依然としてCPのほうが大きいのが実情です。

そのような状況のため、MBは消費者まで情報が届く土壌がCPほど整っていません。


プロパンガス料金を決める最も重要な指標は?

ご家庭に届けられるプロパンガスの料金相場を左右する指標として、CP、原油価格、CIF、為替レート、MBなどがあります。

それらすべてが複雑に関わり合ってプロパンガス料金が決まりますが、中で最も影響が大きいのはCPです。

なので、プロパンガス料金の値上げなどがあった場合には直近のCPの推移を確認してみましょう。


値上げは避けたいことではありますが、CPの推移によっては免れない場合もあります。

もしCPが下がっているのに値上げがあった場合には、プロパンガス会社の利益目的の可能性が高いため、ガス会社の切り替えを検討しても良いかもしれません。


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プロパンガスは会社ごとに価格がまったく違う

上述の通り、プロパンガスの料金は「自由料金制」を採用しており、各ガス会社が自由に料金を決められます。

そのため、中にはCPなどとは一切関係のない値上げを繰り返す会社も一定数存在します。


特にプロパンガスは消費者の知識が十分でない業界と言われており、様々な誤解がされているエネルギーです。

以下の内容は、プロパンガスを使う上でとても重要なことなので、しっかりと確認して下さい。

□プロパンガスの料金は都市ガス料金の1.6~2倍が相場
□プロパンガス会社は自由に選べる
□プロパンガスは公共料金ではないので、料金設定に法律の縛りがない
□プロパンガスは会社が変わると料金プランが倍近く変わることも珍しくない
□値上げの通知を行わずガス料金の値上げを繰り替えすガス会社も一定数存在する

このような実態があるので、プロパンガスを使う上で「契約するガス会社をしっかり選ぶこと」「定期的にガスの料金プラン」を確認することは非常に大切です。

ご自宅で契約しているプロパンガスの料金が高いかどうかを調べたい場合には、以下で複数のガス会社の料金プランと比較してみましょう。


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プロパンガスの料金制度

検針票が手元にある場合には、自宅のプロパンガスの料金プランを一度確認してみましょう。

以下では、プロパンガスの代表的な料金制度と計算方法をまとめているので、ご契約中のガス会社の料金を実際に計算することができます。


なお、自動で算出したい場合には、「プロパンガス料金無料シミュレーション」を利用して下さい。


二部料金制

家庭で使われるプロパンガス(LPガス)の料金制度には様々な種類がありますが、最も代表的なものは「二部料金制」です。

二部料金制は、「基本料金」と「従量単価」という2つの料金を合算して請求金額を算出する料金制度になっています。

プロパンガス小売業者は、これらの基本料金・従量料金の値段を自由に決定することができます。

基本料金とは

基本料金は、ガスの使用量に関わらず毎月かかる固定費です。

たとえ1㎥もガスを使用していなかった場合にも費用がかかります。


主にガス設備の維持管理費用、検針費用などが含まれていると言われています。

プロパンガスの場合、地域にもよりますがおおよそ1500円~2000円ほどが相場です。


従量単価とは

従量単価は、ガスを1㎥利用するごとにかかる費用のことです。

この従量単価に使用量(㎥)をかけ合わせたものが「従量料金」という内訳で請求書に記載されます。


プロパンガスの場合、地域やガス会社との契約条件によって大きく異なりますが、おおよそ300円~500円ほどが相場です。


また、使用量に応じて適用される従量単価が異なる料金設定をしている場合もあります。


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原料費調整制度

二部料金制の派生として、「原料調整制度」という料金制度があります。
これは、従量料金が原料費(原油価格などを指標に算出する数値)に連動して毎月変動する料金制度です。

原料費が安くなればガス料金が安くなり、原料費が高くなればガス料金が高くなります。

最も料金の透明度が高い料金制度と言われており、大手プロパンガス会社を中心に広まりつつあります。


プロパンガス料金の計算方法

検針票をもとにプロパンガス料金を計算する際には、以下の計算式を用います。

計算方法:
{ 基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥ )}×消費税率=ガス料金


例①: 基本料金1,800円、従量単価400円、使用量5㎥の場合

{ 1,800 +( 400 × 5 )}×1.1= 4,180

請求金額は4,180円(税込)


例②: 基本料金1,800円、従量料金3,500円、使用量5㎥の場合

(1,800+3,500)×1.1=5,830

請求金額は5,830円(税込)

3500÷5=700

従量単価は700円


まとめ

国内のプロパンガスの販売価格は、CP・MB・CIF・原油価格・為替レートなど、様々な要素を加味して決定されます。

なかでも、一般家庭で利用するプロパンガス料金の変動をみる場合には、サウジアラムコ社が発表するCPを確認するのが最も適切です。


なお、CPとまったく関係のない値上げがあった場合には注意が必要です。


プロパンガスは「自由料金制」なので、各ガス会社が自由にガスの販売価格を決定しています。
悪徳なプロパンガス会社の場合、自社の利益をあげるためだけに値上げを繰り返すこともあります。

そのようなケースが考えられる場合には、プロパンガス会社の切り替えを検討しましょう。


プロパンガス会社を切り替えることで、月々3,000円~10,000円のガス代が節約できる可能性があります。


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