2016年の電力小売り自由化に向けて、電気の見える化を実現するHEMSの存在意義が日々高まっていますが、アメリカにおけるHEMSはどのように活用されているのでしょうか。スマートグリッド、スマートハウスと絡めてお伝えします。
アメリカのHEMSの普及状況
HEMSの分野においては、日本よりも先行しているアメリカ。
HEMS市場には、日本以上にさまざまな企業がこの業界に参入してきています。たとえば、アメリカのHEMSの主力メーカーであるOpower社は、全米の電力会社60社近くと契約し、1,000万軒以上の家庭に電力使用に関するデータを発信しています。その際、HEMS上に同規模の住宅の利用状況を表示することによって、自宅の節電状況をモニタリングすることが可能となっています。また、イギリスの大手電力会社であるBritish gas社は、AlterMe社のHEMSを活用して、HEMSとデータから自宅内への侵入者を検知する、ホームセキュリティサービスを提供しています。
HEMS市場には、日本以上にさまざまな企業がこの業界に参入してきています。たとえば、アメリカのHEMSの主力メーカーであるOpower社は、全米の電力会社60社近くと契約し、1,000万軒以上の家庭に電力使用に関するデータを発信しています。その際、HEMS上に同規模の住宅の利用状況を表示することによって、自宅の節電状況をモニタリングすることが可能となっています。また、イギリスの大手電力会社であるBritish gas社は、AlterMe社のHEMSを活用して、HEMSとデータから自宅内への侵入者を検知する、ホームセキュリティサービスを提供しています。
従来のホームオートメーションと呼ばれていた方式は明らかに高所得者向けのシステムでしたが、その後開発が進み、HEMSのネーミングを冠した商品が発売されると低価格化がすすみ、一気に普及が進んでいる状況です。
HEMSとスマートグリッドの関連
スマートグリッドとは、スマートメーターとよばれる、自動検針・通信機能を持った電力量計を活用して、停電の防止・送電調整などを可能にした電力網のことを指します。
スマートメーターを活用して、様々な電力契約を可能にしたり、検針時の人員も不要になるため、経費削減が可能になります。
このスマートグリッドにおいては、日本ではスマートメーター自体がほとんど普及していないために、当然スマートグリッドは実現することが出来ないわけで、アメリカから比べると、大きく立ち後れています。
スマートハウスとは
HEMSに関連して、スマートハウスという言葉を耳にしたことがお有りでしょうか?一般的には、太陽光発電システムと蓄電池、HEMSを備えていて、これらを利用して空調設備、家電、給湯機器などをコントロールする家がスマートハウスと言われています。ただ、スマートハウスのネーミングはまだまだ知名度が低く、名前だけ聞くと太陽光発電設備を備えたオール電化住宅の名称のようにとらえている方も多いようです。
なお、アメリカでは、2009年1月にバラク・オバマ大統領の就任演説で、環境分野に1,500億ドルを投資し、250万人の雇用を創出する「グリーン・ニューディール政策」を打ち出しており、その一環で住宅のスマートハウス化を推進しています。HEMSの今後の課題
最近の傾向を見ていると、テレビなどのメディアの影響もあり、太陽光発電システムの知名度はかなり高くなりました。
それに続けとスマートハウスの名前も少しずつ浸透してきていますが、家全体の電力を制御するシステムである、肝心のHEMSの知名度は依然として低いままです。
HEMSが今後どのように展開されるのか、大変興味が持たれますが、HEMSを単体の商品のように取られる日本に対し、スマートグリッドの一環としてHEMSをとらえるアメリカの考え方が、今の日本とアメリカのHEMSの状況を象徴しているのではないでしょうか。
それに続けとスマートハウスの名前も少しずつ浸透してきていますが、家全体の電力を制御するシステムである、肝心のHEMSの知名度は依然として低いままです。
HEMSが今後どのように展開されるのか、大変興味が持たれますが、HEMSを単体の商品のように取られる日本に対し、スマートグリッドの一環としてHEMSをとらえるアメリカの考え方が、今の日本とアメリカのHEMSの状況を象徴しているのではないでしょうか。
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