九州電力が提供する、ピークシフト電灯とは
一年で最も電気需要が高まる夏場のピーク時間帯(ピークタイム)の電気利用を、別の時間にシフトできる方が対象のメニューです。また、夜間蓄熱型機器(夜間の電気を利用してお湯を作り溜めする機器)を利用している場合は、契約容量の決定時に割安になるような調整が入るため、電気料金がお得になります。
電力会社は、電気需要が高まるピークタイムに電力が不足することを防ぐため、できる限り電力使用時間の分散を図る必要があります。ピークシフト電灯は、そういった目的から作られたプランです。このため、本プランでは、ピークタイムが最も割高の電気料金となっており、需要の少ない夜間が最も割安の料金に設定されています。よって、ピークタイムの電気利用を避け、夜間に電気利用をシフトすることで、電気料金を抑えることができます。
ピークシフト電灯の季節区分
ピーク時間
その他 :なし
昼間時間
その他:8時~22時
夜間時間
ピークシフト電灯の契約容量
ピークシフト電灯の契約容量は、原則として従量電灯Cに準じて決定されます。
ただし、使用する電気機器の中に夜間蓄熱型機器(夜間の電気を利用してお湯を作り溜めする機器)がある場合、選択約款に基づく計算式により、契約容量が決定されます(料金が割安になる方向で調整されます)。
ピークシフト電灯の電気料金
基本料金(円、税込)
1,188.00(1契約)
契約容量6kVAを超える場合最初の10kVAまで:1,620.00(1契約)
10kVA超過分 : 291.60(1kVAにつき)
電力量料金(円、税込、1kWh単位)
ピーク時間 :54.00
昼間時間最初の80kWhまで :21.55
80kWh超過200kWhまで:28.46
200kWh超過分 :32.16
夜間時間 :10.29最低月額料金(円、税込)
8時間通電機器割引
8時間通電機器割引とは、8時間通電機器を利用している場合に適用される割引です。8時間通電機器とは、以下のような機器を指します。
・主に午後11時~午前7時までの時間に通電する機能を持つ電気温水器・通電時間中は蓄熱を行う機器
割引額は以下となります。
機器の総容量(入力)1kVAにつき:151.20(円、税込み)九州電力のピークシフト電灯で電気料金がお得になる利用者タイプ
ピークシフト電灯は、電気の使用量が多く、かつ電力にゆとりがなくなる夏季のピーク時の電気使用を、別の時間帯へシフトできる方に向いています。
具体的には、ピーク時(7~9月の13~16時)、昼間(8時~13時、16時~22時)の料金単価が割高に、夜間が割安になっているため、電気の使用をピーク時から昼間へ、昼間から夜間へシフトすることにより、電気料金が安く抑えることができます。また、夜間蓄熱型機器(夜間の電気を利用してお湯を作り溜めする機器)を利用している場合は、契約容量の決定時に割安になるような調整が入るため、さらにお得です。
なお本プランでは、ピーク時の料金単価が他のプランと比べ特に割高となっていますので、ピーク時に電気を利用する方はご注意ください。
家庭向けの料金プランとしては、ピークシフト電灯以外にも以下のようなものがあります。こちらも合わせてご参照ください。
従量電灯
季時別電灯
時間帯別電灯
深夜電力B
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