食料品や日用品などの高騰により、日々生活費のやりくりに苦労されている方が多いと思います。軽減税率やキャッシュレス決済のポイント還元など、政府も対策を講じていますが、それだけでは安心できない方もいるのではないでしょうか?

あるいは、節約しているけど効果がうすい……なかなか貯金にお金がまわせない……と悩まれている方もいるかもしれませんね。

そんな方々へ向けて、本記事では節約・貯金について特集します。具体的には、節約・貯金を始めるための「3ステップ」、また節約・貯金を実践するための「5つのコツ」を紹介します。ぜひ参考にしていただき、皆様のお金の貯蓄につながれば幸いです。

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どちらでガスを使用しますか?

節約・貯金は「3ステップ」で始めよう

闇雲に節約・貯金を始めても、結果が見えづらく継続モチベーションの低下に繋がってしまいます。そこで最初に「家計の自己診断」をしてみましょう。

家計の自己診断は「現状把握」「貯蓄目標額の設定」「貯蓄方法の設定」の3ステップで行います。

ステップ①現状把握:収入と支出の把握

家計の現状把握には、手取り収入・支出の把握に加え、税金控除可能額の把握などを含めた「可処分所得」の把握が大切です。

たとえば支出が多くても、所得控除で多く戻ってくるのであれば、自分たちの任意で使えるお金「可処分所得」は手取り収入額より多くなります。

なお正確性を出す為に、去年の年間データを用意するとよいでしょう。源泉徴収票や光熱費の請求書、通帳の引き落とし履歴などがあるとスムーズに把握できます。

収入把握

まず、自分と配偶者の給与所得を確認しましょう。ここでのポイントは、手取り収入額で計算することです。

税金は努力値で変化する支出額ではない為、実際に使える額にフォーカスした方が家計の見直しはしやすくなります。

また、子供がいるなら児童手当や児童扶養手当などの決まった手当金も収入額として把握しておきましょう。

支出把握

次に支出把握ですが、ポイントは支出に優先順位をつけて書き出すことです。

まずは固定資産税・保育費などの支出額の見直しができない固定支出。次に家賃・水道代など支出額の変化が少ない支出。最後にガス代・電気代・保険料などの契約見直しが可能な支出。以上の順で書き出してみましょう。

順位をつけて書き出すことで、実際に使える自由なお金(生活費や貯蓄にまわせるお金)を把握できるだけでなく、契約プランの変更などによって見直せる支出額を把握できます。

なお住宅ローン控除や医療費控除など、控除可能な支出を把握することも重要になってきますので、合わせて確認してみてください。

ステップ②貯蓄目標額の設定

節約・貯金を継続するためには、うまくいった!という達成感と自己肯定感が大切になります。逆に具体的な達成目標がないと、ただ同じことを繰り返しているだけのように感じてしまい、時間経過とともにモチベーションが低下してしまいます。

そこで有効となるのが「貯蓄目標額」を設定することです。これから設定方法を3つ紹介します。

使用予定から目標額を設定

1つ目は、使用予定から逆算して貯蓄目標額を設定する方法です。車検や車の買い替え、賃貸住宅の更新や引っ越しなど、数年ごとに訪れることがわかっているイベントに対し目標額を設定しましょう。

ちなみにこちらは積立としての側面が強く、必ず使われてしまうお金です。そのため、貯蓄形式は普通預金や短期の定期預金が適しています。

ライフイベントごとに目標額を設定

2つ目は、結婚式や子供の進学などライフイベントに備えて貯蓄目標額を設定する方法です。こちらも使う予定に合わせた積立です。

「子供が大学に進学するまでに◯◯円」のような貯め方になるため、長期の定期預金や学資保険、積立型の生命保険などが適しています。

退職後資金として目標額を設定

3つ目は、退職後に備えて貯蓄目標額を設定する方法です。こちらは資産形成としての側面が強いです。

例えば「退職後は毎月〇〇円を予算として生活したい」となった場合、年金で足りない分を貯めておく必要があります。ただし、年金額の減少や物価上昇といった不確定要素に影響を受けるため、目標額の設定が難しい点は注意してください。

なお適している貯蓄方法は、定額貯金・定期預金・個人年金、また掛け金の一部を運用して資産形成を図る生命保険などです。

ステップ③貯蓄方法の設定:自分に合った方法の検討

自分のライフスタイルやお金の使い方に合わせて節約・貯金の方法を選択することも大切です。

こまめに家計簿をつけたり、一月の予算内で堅実にお金を使えるような方であれば、どんな方法でも問題ないと言えるでしょう。しかし、お財布の中にお金があるといつのまにか使ってしまうような散財気味の方は工夫が必要です。

例えば、キャッシュカードでさっと引き出せてしまう普通預金より、窓口手続きが必要になる定期預金の方を選ぶ。さらに徹底するなら、手元に現金を引き出さずに定額貯金で貯め、額がまとまったら使用予定に合わせた期間設定で定期預金に組み直す、といったような工夫をすべきでしょう。

また、家計簿をつけるのが苦手で収支把握が苦手な方は、家計簿アプリとネットバンキング、クレジットカードを紐付けするのがおすすめです。自動でお金の用途を可視化できる環境をつくり、家計の把握を簡単にしましょう。

節約上手になれる「5つのコツ」を実践しよう

十分な収入があるのに貯蓄が増えない場合、日々の習慣に問題があるのかもしれません。ついついやりがちな浪費癖や悪習慣を見直し、お金を貯めるコツを身につけましょう。

コツ①不要なものは買わない

不要なものは買わない

不要なものは買わない。これは節約の原点です。実際に一月単位で買ったものを記録してみると、不要な出費や用途不明な出費の存在が明らかになるでしょう。

とはいえ、必要・不要の見極めは案外難しいものです。不要不急なものを一切購入しなければもちろん節約できますが、気持ちが摩耗してしまいます。節約のために自分の時間や安息を犠牲にするような生活を送れば、お金が貯まる前に心身が壊れてしまうでしょう。

その買い物が本当に必要かどうかは、そこに予算を組む価値を自分が感じるかどうかで判断できます。あとで振り返った時「もったいない」と感じるような買い物は、本当に必要とは言えません。

どうしても必要・不要の判断が難しい買い物がある場合は、予備費予算をあてましょう。予備費予算は、各月の家計状況に応じて予め設定しておきます。

コツ②コンビニやスーパーに寄り道しない

コンビニやスーパーに寄り道しない

ちょっとコンビニやスーパーに立ち寄った際、つい飲み物やお菓子を買ってしまうことはよくありますね。恐らく一回あたりの出費は250〜300円程度ですが、このような習慣が一年積み重なると大きな金額になります。

例えば、一杯200円のカフェラテを、出勤時・休憩時間など合わせて月30回利用しているとします。すると一月の合計額は6,000円、一年の合計額は72,000円となります。

この額を聞いて「もったいない!」と感じる人は少なくないでしょう。このような浪費習慣を防ぐために、不必要・無目的な寄り道は避けた方が賢明です。

コツ③お店に合わせた支払い方法を選択する

お店に合わせた支払い方法を選択する

特定の支払い方法を選択すると、割引やポイント還元が受けられることがあります。支払い方法は大きく分けると「現金優遇」「キャッシュレス決済」「独自マネーカード」の3タイプがあります。この中でどれがお得になるかは、お店によって異なります。

現金優遇のお店は、クレジット会社へ支払う手数料分を現金購入者に還元するタイプです。ここではクレジットカードのポイントを差し引いても現金払いの方がお得になる場合が多いです。

キャッシュレス決済対応のお店は、購入額に応じて各決済会社より0.5〜1.5%程度がポイント還元されます。また一部の決済会社では利用額をポイントで相殺できるサービスもあるため、実質購入割引を受けることができます。

独自マネーカードを導入しているお店は、例えば5,000円の決済で5,100円分の買い物ができたり、決済時にボーナスポイントが付いたりします。

コツ④キャッシュレス決済・電子マネーを使う

キャッシュレス決済・電子マネーを使う

近年、キャッシュレス決済や電子マネーが新たなお金の形となっています。以前、増税の緩和策として「キャッシュレス決済のポイント還元」が利用されたこともありましたね。

さて、そんなキャッシュレス決済・電子マネーは節約・貯金にも役立ちます。

例えば、Edyやnanaco、交通系電子マネーをよく使う場合、マネーチャージは現金ではなくクレジットカードを利用しましょう。一部のクレジットカードでは電子マネーのチャージによってポイントが付くためです。ただし、付与ポイントの上限を定めているクレジットカードもあります。

このように、現金からキャッシュレス決済・電子マネーに移行することで、ポイントや各種特典を受けられるため、より効率的に節約・貯金ができるでしょう。

コツ⑤家計簿アプリなどを活用する

節約・貯金アプリを活用する

いまや我々の生活に欠かすことのできないスマートフォンアプリ。ここでは節約・貯金に役立つツールとして日常のお金の管理をサポートしてくれるアプリを紹介します。ぜひ自分に合ったものを選んで使ってみてください。

家計簿アプリ

家計簿アプリは収入と支出を記録し、予算を立てるのに役立つアプリです。人気の家計簿アプリには『Zaim』や『マネーフォワードME』などがあります。アプリごとにレシート読み取りの精度、連携サービスの多さ、無料機能の豊富さなどを比較し、自分のニーズに合ったものを選ぶとよいでしょう。

自動貯金アプリ

自動貯金アプリは、ルールを設定するだけで日常の行動によって自動的にお金を貯めることができるアプリです。例えば、最寄り駅にチェックインすると200円が貯金されたり、お弁当を作ると300円が貯金されたりします。自動貯金アプリは「いつのまにかお金が貯まっている!」という貯金方法を提供してくれるのです。

投資アプリ

投資アプリは、株式・債券・投資信託などの金融商品を利用するためのアプリです。目的ごとに目標額と期日を決めて着実に貯金できます。例えば「新しいバッグに3万円」「海外旅行に30万円」といったゴールに向かって貯金できます。また「毎日自動でつみたて貯金」「会社に着いたらチェックイン貯金」といったようにルールを自由に設定できます。

実は一番節約できる?!「固定費」を見直そう

節約というと、どうしても変動費(食費・日用品費・交際費など)に目がいきがちです。しかし、固定費も見直してみると節約ポイントが見つかることがあります。

固定費を一度削減できれば、その効果は毎月持続するため、長期的な貯蓄につながりますよ!

ガス代を見直そう!特にプロパンガスは節約チャンス

ガス代:会社乗り換えで大幅節約に繋がる可能性も

ガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)があります。都市ガスは公共料金、一方プロパンガスは自由料金のため、節約できる可能性が大きいのはプロパンガスといえます。

というのも、自由料金のプロパンガスはどのガス会社と契約するかで料金が大きく変わるためです。今よりも安いガス会社に切り替えることができれば、ガス代を継続的に削減できます。

そこで、当社ではプロパンガス料金比較サービス『enepi(エネピ)』を提供しております。こちらは、自宅付近にあるプロパンガス会社の料金をWEB上で一括比較できる簡単なチェックツールです。

実際に年間ガス代が約8万円安くなったケースもありますので、プロパンガスユーザーの皆様はぜひ一度「ガス会社の切り替え」を検討してみてください。

プロパンガス料金比較でガス代をお得に!

Step1

ガス料金を比較したい物件は?

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電気代を見直そう!携帯電話やインターネットとセット割がお得

電気代:携帯電話やインターネット等とセット割がお得

2016年の電力自由化によって、消費者は自分の生活スタイルに合わせて電力契約を見直せるようになりました。それに伴い、電力会社同士の価格競争が生まれ、様々な料金プランが提示されるようになりました。特に、電気料金と携帯電話・インターネット料金などを合わせた「セット割プラン」が広まっています。電気代を見直す際は、このような複合プランにも目を向けてみてください。

ちなみに当社では、電気料金比較サービスも提供しております。あなたの使い方に合わせた最適なプランをご提案し、自宅の電気代節約をお手伝いします。電力契約を見直す際はぜひ利用してみてください。なお当サービスは平均月間1,500円の電気代削減という確かな実績があります。

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保険料を見直そう!整理すると不要な保険が見つかるかも

各種保険

生命保険・医療保険などを見直す際のポイントは、「収入額に対して過剰な保険金を設定していないか」を見極めることです。

また、医療保険・がん保険は数年ごとに見直しをするのが望ましいとされています。ちなみに、近頃は掛け金の高い入院費保証型医療保険より、掛け金の安い治療費保証型医療保険を選ぶ人が多いようです。今の医療スタイルは通院治療が主流であることを考えると納得ですね。

また、「掛け捨て型」か「積立型(貯蓄型)」かもポイントの一つになるでしょう。自分で堅実に貯蓄ができる場合は掛け捨て型、逆に自分で貯蓄をするのが苦手な場合は積立型を選ぶなど、自分の性格や習慣に合わせて保険プランを選択することが肝要です。

まとめ

ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。

節約・貯金を始める「3ステップ」とは?
節約・貯金を始める際は、家計の自己診断を行い、自分に合った方法を選ぶことが大切です。家計の自己診断は、①現状把握②貯蓄目標額の設定③貯蓄方法の設定の3ステップで行いましょう。
節約・貯金の「5つのコツ」とは?
節約・貯金にはコツがあります。①不要なものは買わない②コンビニやスーパーに寄り道しない③お店に合わせた支払い方法を選択する④キャッシュレス決済・電子マネーを使う⑤節約・貯金アプリを活用する。これらを習慣的に行えば、自然とお金が貯まっていきますよ。
固定費を節約する方法とは?
固定費を節約するポイントは、現在の契約会社・プランを見直すことです。例えばプロパンガスは、ガス会社ごとの料金差が大きいため「ガス会社の切り替え」によって年間数万円の節約ができることもあります。
プロパンガス料金比較でガス代をお得に!

Step1

ガス料金を比較したい物件は?

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どちらでガスを使用しますか?

今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。