関西電力が提供する、臨時電力とは

「臨時電力」とは、関西電力が提供している電気料金メニューの一つです。


建築工事等で一時的に電気を利用する方向けのプランです。短期間(1年未満)での契約となります。他のプランとの比較で言うと、低圧電力の臨時契約版と言えるでしょう。


臨時電力系の契約は、高圧電力に対応する高圧臨時電力AS(商店や事務所ビル向け)、高圧臨時電力BS(工場向け)や、特別高圧電力に対応する特別高圧臨時電力A(商業施設、事務所ビル向け)、特別高圧臨時電力B(工場向け)などがあります。


臨時電力の電気料金は、契約電力により定額制供給と従量制供給の2つのタイプに区分されます。


・定額制供給の場合は、契約電力に応じた料金単価となります。

・従量制供給の場合は、基本料金+電力量料金単価となります。


これらの電気料金は、一般的なプランである「圧電力」と比較すると、割高となっています。

臨時電力の季節区分

臨時電力には、以下の2つの季節区分があります。

夏季

7月1日~9月30日の期間

その他

上記以外の期間(10月1日~翌年の6月30日)

臨時電力の電気料金

臨時電力における定額制の料金は、以下の通りです。

定額制供給(契約電力5kW以下)

1kW 1日につき:205.82(円、税込み)
臨時電力における従量制の料金は、以下の通りです。
基本料金:低圧電力の該当料金の20%増

 ※低圧電力は、1,058.40(1kW単位)なので、1,058.40 × 1.2 = 1270.08(1kW単位)


電力量料金(円、税込み)
 夏季:21.17(1kWh単位)

 その他:19.44(1kWh単位)

※軽減期間(H27 6/1~9/30)後の料金単価です。

関西電力の臨時電力で電気料金がお得になる利用者タイプ

建築工事の現場などで、一時的に業務用機器の電気を利用する方向けのプランです。

電気の使用期間が1年未満の方が対象となります。


基本的に短期向けのプランであり、低圧電力よりも電気料金が割高であることから、電気の利用が1年以上に渡る場合は低圧電力を利用することになるでしょう。


なお、臨時電力以外で、一時的な電力向けのプランとしては、用途が限られますが、以下のようなものがあります。

深夜電力

毎日23時~翌日7時までの時間に、小型電気温水器等の動力を利用する方向けのプラン

低圧季時別電力

ビニールハウスなど、農産物の栽培用として、冷暖房設備を利用する方向けのプラン

融雪用電力

融雪のために毎年、3ヶ月以上の契約使用期間および契約使用時間を定めて電気を利用するプラン

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。