花粉やハウスダスト、ペットのニオイ対策などで活躍する空気清浄機。お部屋の空気を快適に保つために、できれば常時稼働させておきたいものです。

しかし、「24時間つけっぱなしにすると電気代が高くなるのでは…」と、ランニングコストを心配に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、空気清浄機の具体的な電気代、電気代を抑える賢い使い方、そして省エネ性能に優れたおすすめの機種まで、詳しく解説します。

この記事で分かること:

  • 空気清浄機の電気代は月額100〜400円程度:空気清浄機を24時間つけっぱなしにしても、電気代は非常に安く、家計への負担は少ないと考えられます。
  • 最も賢い使い方は「24時間つけっぱなし」&「自動運転」:こまめに電源を入れたり切ったりするよりも、常時「自動運転」で稼働させる方が、無駄な電力消費を抑えられ最も効率的です。
  • 節約の鍵は「こまめな手入れ」と「適切な設置」:月1回程度のフィルター掃除と、空気の流れが良い場所への設置が、性能を維持し節電効果を高める上で重要になります。
  • 製品は「トータルコスト」で選ぶ:本体価格の安さだけでなく、電気代や数年に一度かかるフィルター交換費用まで含めた総額で比較検討することをおすすめします。

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空気清浄機の電気代、目安はいくら?

まずは、空気清浄機の電気代が実際にどのくらいかかるのか、具体的に説明します。

電気代の計算方法

空気清浄機の電気代は、以下の標準的な式によって導き出されます。

電気代(円) = 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)

この記事では、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価である「1kWhあたり31円」を基準値として使用します 。この単価は、メーカーが製品カタログなどで省エネ性能を示す際に用いる標準的な指標です。

運転モード別の電気代シミュレーション

空気清浄機の消費電力は、運転モードによって大きく異なります。ここでは、主要メーカーの代表的なモデルを例に、24時間365日稼働させた場合の月額(30日)電気代をシミュレーションします。

メーカー/モデル運転モード消費電力月額電気代
シャープ KI-RS50静音3.8 W約 85 円
シャープ KI-RS5014 W約 312 円
シャープ KI-RS5052 W約 1159 円
ダイキン MCK70Zしずか10 W約 223 円
ダイキン MCK70Z標準17 W約 378 円
ダイキン MCK70Zターボ82 W約 1820 円
パナソニック F-VXV90静音5.5 W約 122 円
パナソニック F-VXV9011.0 W約 244 円
パナソニック F-VXV90ターボ88.0 W約 1956 円

このシミュレーションが示すように、「静音」モードと「ターボ」モードでは、月額コストに10倍以上の差が生じることがあります。シャープの同モデルを「静音」で運転した場合、月々の負担はわずか85円程度に収まりますが、パナソニックの同モデルを常に「ターボ」で稼働させると、そのコストは約1,956円にまで跳ね上がります。このデータは、後述する「節約術:賢い使い方」の重要性を裏付けています。

加湿機能を使うと電気代は上がる?

冬場の乾燥対策に便利な「加湿機能」ですが、電気代への影響が気になるかもしれません。 多くの空気清浄機に搭載されている「気化式」の加湿機能は、水を含んだフィルターにファンで風を当てる方式です。

そのため、消費電力はファンを回す分だけであり、加湿機能をONにしても電気代はほとんど変わりません。ただし、ヒーターで水を温める「スチーム式」や「ハイブリッド式」の場合は、その分消費電力が増加するため、ご使用の機種の方式を確認しておくとよいでしょう。

また、一部のモデルにはコンプレッサー方式の「除湿機能」が搭載されていますが、これは空気清浄運転の約3倍から数十倍の電力を消費するため、梅雨時などに多用すると電気代は大幅に増加します。例えば、除湿機能を毎日8時間使用するだけで、月々のランニングコストは1,500円以上増加する可能性があります。

節約術:電気代を抑える賢い使い方5つのルール

空気清浄機の電気代は元々安いものですが、少しの工夫でさらに効率的に、無駄なく使うことができます。空気清浄機の性能を最大限に引き出し、同時にエネルギー消費を最小限に抑えるために、ぜひ実践してみてください。

ルール①:運転は「24時間つけっぱなし」が正解

電源をこまめにON/OFFする方が節電になるという考えは、空気清浄機に関しては誤りです。むしろ、24時間つけっぱなしにすることが効率と経済性の両面で優れた選択となります。

その理由は明快です。一度電源を切ると、その間に室内の空気は再び汚染されます。次に電源を入れた際、センサーは高濃度の汚染を検知し、部屋全体の空気を一気に浄化しようと「ターボ」や「強」といった最大出力モードで稼働を開始します。この起動時のフルパワー運転が、大きな電力消費を生み出すのです。

しかし、24時間連続で稼働させておけば、室内の空気は常に清浄なベースラインが維持されます。その結果、空気清浄機はほとんどの時間を、消費電力が極めて低い「静音」や「弱」モードで運転することになります。これにより、瞬間的な高負荷運転が回避され、結果的に総消費電力量を低く抑えることができるのです。主要メーカーも、製品が常時稼働を前提に設計されていることを認めており、つけっぱなしによる火災リスクや早期劣化の心配はほとんどありません。

ルール②:基本は「自動運転モード」をフル活用

現代の空気清浄機においてエネルギー効率を最大化するための最も基本的な機能が「自動運転モード」です 。同モードでは、搭載された各種センサーが空気の状態を常時監視し、汚れの度合いに応じてファンの回転数、すなわち消費電力をリアルタイムで最適に調整します。

ただし、全ての製品の「自動運転モード」が同じように作られているわけではありません。その仕組みや効率性は、搭載されているセンサーの技術に比例します。

  • 基本的な自動運転: 最もシンプルなモデルは、ホコリセンサーのみを搭載しています。空気中の比較的大きな粒子にのみ反応するため、その制御は限定的です。
  • 標準的な自動運転: 中価格帯のモデルでは、ホコリセンサーに加えてニオイセンサーが搭載されるのが一般的です 。これにより、調理臭やペット臭など、ガス状の汚染物質にも対応できるようになります。
  • 高度な自動運転: ハイエンドモデルになると、センサー群は飛躍的に高度化します。例えば、ホコリ・ニオイ・PM2.5・湿度・照度(明るさ)、さらには人の動きを検知する「ひとセンサー」まで備えています 。また、CO2センサーを搭載することで換気のタイミングを促すモデルもあります。

この「センサーの高度化」は重要な観点です。ひとセンサーは、人の動きによって舞い上がったハウスダストを検知して一時的に風量を上げたり、部屋が無人になると自動で省エネ運転に移行したりします。照度センサーは、部屋が暗くなる就寝時に自動で表示を暗くし、静音運転に切り替えます。

このように、より高度なセンサー群を備えたモデルは、よりきめ細かく、無駄のない運転を自律的に行うことができます。初期投資は高くなるかもしれませんが、その分、長期的なエネルギーコストの削減に期待できます。センサーの性能とは、単なる付加機能ではなく、自動運転モードの効率性を決定づける核心的な要素なのです。

ルール③:フィルターの定期的な掃除は必須

フィルターのメンテナンスは、清浄能力の維持だけでなく、エネルギー効率の観点からも重要です。ホコリやゴミで目詰まりしたフィルターは、空気の流れに対する抵抗となります。モーターは、この抵抗に打ち勝って規定の風量を確保しようと、より強力に、より多くの電力を消費して稼働しなければなりません。

これは「二重の損失」をもたらします。第一に、無駄な電力消費によって電気代が増加します。第二に、モーターへの過剰な負荷は製品寿命を縮める原因となり、同時に、空気清浄能力そのものも低下させてしまいます。

これらの損失を防ぐための対策は、メーカーの取扱説明書に記載されたメンテナンススケジュールを遵守することです。一般的には、月に1回程度、プレフィルター(メインフィルターの前で比較的大きなゴミを除去するフィルター)を掃除機などで清掃します。また、数年から10年に1回のHEPAフィルター(空気中の微粒子を除去する高性能フィルター)や脱臭フィルターの交換が推奨されています。

ルール④:部屋の広さに合った「適用畳数」を選ぶ

日本電機工業会規格によって定められた「適用畳数」は、単なる製品選びの指標ではありません。これは「規定の粉塵濃度を30分で清浄できる部屋の広さ」を示す性能基準です。そこで一般的なアドバイスは、「使用する部屋の広さに合った適用畳数のモデルを選ぶ」でしょう。しかし、より専門的なアドバイスは、「意図的に部屋の広さよりも大きな適用畳数のモデルを選ぶ」となります。

例えば15畳のリビングで使用する場合、適用畳数が16畳のモデルを購入したとします。このモデルは部屋の空気を清浄に保つために、頻繁に「中」や「強」モードで稼働する必要があるかもしれません。

一方で同じ15畳のリビングに、適用畳数が23畳のモデルを設置したとします。このよりパワフルなモデルは、同じ空間の空気をその能力のごく一部、すなわちエネルギー効率が高い「静音」モードを主として使用するだけで、十分に清浄に保つことができます。

前述の比較表を見れば、その差は一目瞭然です。例のモデルでは、「静音」モードは「強」モードの10分の1以下の電力しか消費しません 。つまり、より大きなモデルにかかる初期費用は、大幅に低いランニングコストと静かな室内環境という、長期的なリターンをもたらす先行投資となるのです。

ルール⑤:置き場所を工夫して効率アップ

空気清浄機の性能を最大限に発揮させるには、室内の空気を循環させる必要があります。しかし、空気清浄機に内蔵されているファンは部屋全体の空気を動かすには比較的非力です。そのため既存の空気の流れ、すなわち「気流」を利用することが求められます。

最も効果的な配置の一つは、エアコンの吹き出し口から対角線上の反対側に置くことです。これによりエアコンが作り出す部屋全体の大きな空気の流れに、浄化された空気を乗せることができます。エアコンが空気循環の主役を担い、空気清浄機は流れてくる空気を効率的に浄化するという理想的な分業体制が生まれます。

また、 本体を壁に密着させたり、吸気口や吹出口の前に家具を置いたりすることは避けるべきです。空気の流れを妨げないよう壁から30cm程度離し、吸込口や吹出口を塞がないように設置することも大切です。

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比較検討:主要メーカーのおすすめ空気清浄機

ここでは、主要メーカー「シャープ」「ダイキン」「パナソニック」の空気清浄機を詳細に比較します。これにより、どの技術が個々のユーザーのニーズに最も合致するのか、的確な判断を可能にします。

項目シャープダイキンパナソニック
コア技術プラスとマイナスのイオンを室内に放出強力なプラズマ放電を機内で発生OHラジカルを内包したナノサイズの水粒子を放出
技術的な強み空気中や付着した菌・ウイルス・アレル物質を機外で不活化。静電気も抑制。汚染物質を強力に機内に吸引し、フィルター上で強力に酸化分解。フィルター性能も再生。反応性の高いOHラジカルが、空気中や付着した汚染物質から水素を抜き取り機外で変性・抑制。
理想的なユーザー像全般的な空気質改善と静電気による不快感を軽減したいユーザーアレルギー対策などで有害物質を確実に分解したい、長期的なコストを重視するユーザー最新技術を好み、アレル物質やニオイへの即効性とスマートな自動運転を求めるユーザー

シャープ「プラズマクラスター」

メカニズム: プラズマ放電により、自然界に存在するのと同じプラス(H+)とマイナス(O2−​)のイオンを生成・放出します。これらのイオンは空気中の水分子に囲まれることで安定化し、長寿命化します 。放出されたイオンは、浮遊する菌やウイルス、アレル物質の表面に取り付き、そのタンパク質から水素原子を抜き取ることで、化学的に不活化させます。また、静電気を除去する効果が高いことも大きな特徴です。

強み: 空気中に浮遊する汚染物質だけでなく、壁や布製品に付着した菌やニオイにも効果を発揮します。特に静電気抑制効果は、ホコリの壁への付着や衣類のまとわりつきを軽減し、ハウスダストが床に落ちやすくなるため掃除の効率も向上させます。

理想的なユーザー: 全般的な空気質の改善、アレルギー対策、そして静電気による不快感を軽減したいと考えるユーザーに適しています。

ダイキン「ストリーマ」&「TAFUフィルター」

メカニズム: 機内で強力なストリーマ放電を発生させ、高速電子を生成します。この電子が空気中の窒素や酸素と衝突・合体することで、強力な酸化分解力を持つ活性種が生まれます。これが、フィルターで捕集した花粉、ウイルス、排ガス成分、アレル物質などを強力に分解します 。この分解作用はフィルター自体にも及び、脱臭フィルターの吸着能力を再生させ、性能を持続させる効果もあります。

TAFU(タフ)フィルター: これは単なるHEPAフィルターではありません。撥水・撥油効果の高い素材でコーティングされた静電HEPAフィルターであり、汚れが広がりにくく、静電力の低下を抑制します。これにより、従来のHEPAフィルターと比較して10年後の集塵効率が約1.4倍に維持されるとされています 。この耐久性は、長期的なランニングコストを大幅に削減する上で決定的な利点となります。

強み: 捕集した汚染物質を徹底的に分解する能力に長けています。特にTAFUフィルターの長寿命と持続的な高性能は、フィルター交換の手間とコストを最小限に抑えたいユーザーにとって、非常に大きな経済的メリットをもたらします。

理想的なユーザー: 重度のアレルギーや化学物質過敏症に悩む方、捕集した有害物質を確実に分解したいと考える方、そして長期的な視点でトータルコストを重視する合理的なユーザーに最適です。

パナソニック「ナノイーX」

メカニズム: ペルチェ素子を用いて電極を冷却し、空気中の水分を結露させます。この集められた水に高電圧を印加することで、極めて反応性の高い「OHラジカル」を大量に生成します。このOHラジカルは、ナノサイズの水粒子に包まれて放出され、菌やウイルス、アレル物質のタンパク質を変性させることで、その活動を抑制します。

強み: OHラジカルの圧倒的な反応性の高さによる、汚染物質の抑制スピードが最大の特徴です。技術は進化を続けており、「ナノイーX(48兆)」のように毎秒48兆個という膨大な量のOHラジカルを放出できるモデルでは、花粉などのアレル物質を無力化する時間が劇的に短縮されています 。また、パナソニック製品は前述の高度なセンサー群と連携し、「ねらって脱臭」のように、人のいる場所を狙い撃ちして付着臭を集中的に脱臭するなど、インテリジェントな運転を得意とします。

理想的なユーザー: 最新技術を好み、アレル物質やニオイに対する即効性を求める方。また、スマートフォンのアプリ連携や、センサーを駆使した高度な自動運転機能を最大限に活用したいと考えるユーザーに最も響く選択肢と言えるでしょう。

製品選び:自分に最適な空気清浄機の見分け方

どの空気清浄機を選べばよいか迷った際は、電気代だけでなく、本体価格やフィルターの交換費用を含めた「トータルコスト」で判断することが重要です。

トータルコスト

  • 初期費用: 製品の本体価格
  • 電気代: 製品の寿命まで消費される総電気料金
  • 交換部品: 同期間内にかかる交換フィルター(集塵、脱臭、加湿など)の総コスト

多くの主要メーカーはフィルター寿命を10年としていますが 、トータルコストの視点を持つことで、一見安価に見えるモデルが頻繁なフィルター交換によって長期的には最も高価な選択肢になり得る可能性を見抜くことができます。例えば、ダイキンのTAFUフィルター のような長寿命技術は、まさにこのトータルコストを低減するために設計されたものです。

ここでは、主要メーカーの代表的な3モデルを詳細に比較検討します。

項目シャープ KI-RS50-Wダイキン MCK70Zパナソニック F-VXV90
コア技術プラズマクラスター25000ツインストリーマナノイーX (48兆)
適用畳数 (空気清浄)~23畳~31畳~40畳
消費電力 (静音/中/強)3.8 / 14 / 52 W10 / 17 / 82 W5.5 / 11.0 / 88.0 W
月額コスト (24/7 静音)約 85 円約 223 円約 122 円
フィルターシステム静電HEPAフィルター (10年)TAFUフィルター (10年)清潔HEPAフィルター (10年)
運転音 (静音/ターボ)17 / 51 dB18 / 54 dB18 / 55 dB
差別化機能薄型スリム設計、スピード循環気流2WAY給水、脱臭性能再生5つの高精度センサー、スマホ連携
理想的なユーザー像バランスと設置性を重視するユーザーTCOと徹底的な分解性能を求めるユーザー最新技術とスマート機能を活用したいユーザー

オールラウンダー:シャープ KI-RS50-W

  • 特徴: 高濃度の「プラズマクラスター25000」を搭載し、スリムな設計とパワフルな加湿能力を両立させた、非常にバランスの取れたモデルです。ワンルームや寝室にも設置しやすく、生活動線を妨げにくい点が評価されています。
  • 主要スペック: 適用畳数(空気清浄)~23畳、静電HEPAフィルター(10年交換不要)、消費電力(静音/3.8W, 中/14W, 強/52W)、加湿量 最大600mL/h 。

パワーユーザーの選択肢:ダイキン MCK70Z

  • 特徴: リビングなどの広い空間に最適な、タワー型のハイグレードモデル。標準の2倍の分解力を持つ「ツインストリーマ」と、10年間交換不要で集塵性能が落ちにくい「TAFUフィルター」を搭載し、浄化性能と低コストを極めて高いレベルで両立させています。
  • 主要スペック: 適用畳数(空気清浄)~31畳、TAFUフィルター(10年交換不要)、消費電力(しずか/10W, 標準/17W, ターボ/82W)、加湿量 最大700mL/h。

スマートホームに最適:パナソニック F-VXV90

  • 特徴: 現行最高レベルの「ナノイーX(48兆)」と、業界で最も高度なセンサー群を組み合わせた、パナソニックのプレミアムモデル。スマホアプリ「ミルエア」との連携により、個々のユーザーの好みに合わせた「わたし流運転」を設定できるなど、究極のパーソナライズとインテリジェントな空気環境制御を追求しています。
  • 主要スペック: 適用畳数(空気清浄)~40畳、清潔HEPAフィルター(10年交換不要)、消費電力(静音/5.5W, 中/11.0W, ターボ/88.0W)、加湿量 最大930mL/h。

各メーカー・モデルごとに、どのようなユーザー像に基づいて設計され、どのような強みを持つのか、明確に分かれています。例えば、ランニングコストを極限まで抑えたいならシャープの静音モードが際立ち、フィルターの長期的な性能維持を最優先するならダイキンのTAFUフィルターが唯一無二の選択肢となります。そして、最高の浄化能力とインテリジェンスを求めるならパナソニックが視野に入ります。

まとめ

今回は、空気清浄機の電気代および経済性・効率性について詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 空気清浄機の電気代は意外と安く、1ヶ月つけっぱなしでも月額数百円程度。
  • 最も効率的で節約につながる使い方は「24時間つけっぱなし」&「自動運転モード」。
  • 定期的なフィルター掃除や、実際の部屋の広さよりも余裕のあるモデルを選ぶことが、無駄な電力消費を抑える鍵。

この記事でご紹介した方法を実践すれば、電気代を過度に心配することなく、一年を通じて快適で健康的な空気環境を維持することができるでしょう。

さらに、ご家庭全体の電気代を根本から見直したい場合は、電力会社の料金プランを切り替えるのも有効な手段です。ご家庭の電気の使い方に合ったプランを選ぶことで、電気代を大きく削減できる可能性があります。

どの電力会社・プランが最適か分からないという場合は、エネピの「料金比較サービス」を活用してみてください。複数の電力会社を比較することで、ご自身のライフスタイルや電力使用パターンに最も合理的なプランを提案させていただきます。

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。