プロパンガス(LPガス)の定期点検の頻度は、
どのくらいの頻度で行われているのかご存知でしょうか。
もともとプロパンの定期点検は法律で義務づけられています。
しっかりその点を理解して
安全にプロパンガス(LPガス)を利用しましょう。
そのために、まずはプロパンガス(LPガス)の
定期点検についてご紹介します。
プロパンガス(LPガス)定期点検の義務
プロパンガスの定期点検は法律で定められています。
液化石油ガス法第27条及び同施行規則第36条第37条により、
4年に1回以上の頻度で点検・調査を実施することになっています。
『定期消費設備点検』が正式名称で、
消費者が安全にプロパンガス(LPガス)を
安心して使用するために、
プロパンに関する専門家が
設備の健全性を確認するための業務です。
保安期間の認定を受けた販売業者が
実施する場合と、
販売業者から委託された保安機関が
実施する場合があります。
具体的には、7つの保安業務があります。
点検① 供給開始時点検調査
ガス器具も含めたプロパンガス(LPガス)設備全体の点検・調査を行う。
点検② 容器交換時等供給設備点検
容器の転倒防止の確認など、容器周りの点検を行う
点検③ 定期供給設備点検
ガス漏れの有無など、調整器からガスメーターの供給設備の点検を行う
点検④ 定期消費設備調査
ガス器具、給排気、ホース、配管などの消費設備の調査を行う
点検⑤ 周知
使用上の注意点や事故を起こさないための情報などを定期的に文書で知らせる
点検⑥ 緊急対応
ガス漏れなどの時、すみやかに対応する
点検⑦ 緊急時連絡
緊急時の連絡をする
以上の7つの保安業務が定期点検として義務づけられています。
プロパンガス(LPガス)定期点検の方法
定期点検の方法としては、
はがきや電話で利用者へ定期点検の案内を送付します。
利用者と日程の調整を行い、
検査当日は保安業務員が法令に従って、
ひとつひとつ検査器具を使用して点検します。
時間にしておよそ20分程度で、
立ち会いの協力の必要があります。
定期点検についての費用は無料で実施されています。
点検の時には、きちんとした服装で名札や身分証明書の提示があるので、
不審な点があった場合は、
最寄りのプロパン業者に連絡されることお勧めします。
法律上は4年に1回以上の頻度となっている訳ですが、
業者によってはもっと短期間で点検を行っている場合もあります。
さらに詳しいプロパンガス点検についてはこちらの記事も参考頂けます。
まとめ
ご覧いただいたように、
プロパンガス(LPガス)には定期点検が必要になっている事、
ご理解いただけたでしょうか。
法律に沿っての定期点検を、
一定の頻度で行っているため、
しっかりとその点を理解し、安全にプロパンの使用をしていきましょう。
もし、4年以上同じところに住んでいるのに、
定期点検されたことが無い!という場合は、
ガス会社を見直していくことをオススメします。