LPガス販売指針の概要

LPガス販売事業者が守るべき5つのルールが存在する(第1章)
「LPガス販売指針」は、販売事業者に向けて五つの原則(ルール)を定めています。
※
(1)消費者のエネルギー選択の自由を尊重すること
(2)取引関係(契約の内容と締結)が明確であること
(3)継続的・安定的にガスを供給する体制が整っていること
(4)保安の確保を不断の努力で全うすること
(5)料金算定方法などに合理性があり、消費者に理解されていること
です。
※引用元:一般社団法人 全国LPガス協会『LPガス販売指針(取引適正化・料金情報提供の自主ルール)』より
分かりやすくまとめれば、「あくまでも消費者は自由であり、事業者はそれを尊重し、しっかりとしたガスの供給ができる中で安全を常に考え、契約、及び請求料金に合理性があり、納得してもらえるように努めること」となります。
「当たり前のことばかりじゃないか」と思った方もおられることでしょう。
ですが、それが一昔前はできていなかったのです。
つまり、これからLPガス事業者と契約(LPガス設備)を考えている方、または事業者見直しを考えている方は、上記のルールをしっかり守っていない業者は信頼がおけない、ということになりますので、注意・確認をしながらしっかりと選考してください。
(「LPガス販売指針」のルールは自主的です。絶対的な法律ではない部分もありますので、「完全に消費者が守られた状態」ではない、と言えます。ですので注意・確認は必要不可欠です)
もし何らかのトラブルに遭遇した際は、一般社団法人全国LPガス協会に相談しましょう。
「こんなものかな」とあやふやな納得はせず、「ん?」と思った時は、聞いてみることが大切です。