群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)のゆるキャラ®業界。
様々な組織・団体が知恵を絞って参戦しています。
そんなゆるキャラ®業界に、地域のライフラインを守る一見お堅そうに見える
茨城県高圧ガス保安協会から新たなゆるキャラ®がお目見えしました。
その名は「ぼんべー君」こと、瓦斯屋凡兵衛。
ガスボンベの形をした体に、頭のてっぺんには黄色と緑のバルブ、
胸元には赤い蝶ネクタイとおしゃれな出で立ちのぼんべー君ですが、どのようなゆるキャラ®なのでしょうか。
※ゆるキャラ®という文字は、みうらじゅん氏の著作物であるとともに扶桑社、及びみうらじゅん氏の所有する商標です。
ぼんべー君の生みの親「一般社団法人茨城県高圧ガス保安協会」とは?
本協会は高圧ガス事業が社会で果たす役割や公共性の観点から、
消費者及び社会の安全を確保しつつ、高圧ガス業界の発展を目指すことを目的に昭和30年に設立され、
その後昭和44年に社団法人化された団体です。
事業内容として、
高圧ガスを安全に社会に届けるための災害、
事故防止事業、そのために必要な資格取得や講習を通しての教育や育成、
高圧ガスを安全に使ってもらうための啓もう活動を中心に行っています。
また、業界発展のためになる施策を取りまとめ、会員同士の連携や福利厚生を行い、
会員企業の経営の一助となりうる関係団体への協力や委託の事業も行っています。
高圧ガス供給地域との密接な関わりを活かした地域貢献活動も推進しています。
茨城県高圧ガス保安協会が発信している「がす友」という会報誌を年に4回発信しており、
「LPガス販売指針」という消費者が安心してガスを利用することができるための事項に則り活動もされています。
ガス事業者と消費者の間で様々なトラブルが取り上げられる中、
この協会に加盟している事業者を含め、きちんとした対応を徹底しているようなので、
私たちにとって安心できる協会といえそうです。
瓦斯屋凡兵衛(愛称:『ぼんべー』君)とは?

ゆるキャラ®グランプリにもエントリーしている瓦斯屋凡兵衛、通称ぼんべー君。
ぼんべー君は同協会の支部会員の方が、
安全啓もうポスターや顧客訪問活動で使う冊子内で描いたキャラクターとして生み出されました。
イベントなどで、このキャラクターを着ぐるみとして作成することを作者にお願いしたことがきっかけで、ゆるキャラ®ぼんべー君が誕生しました。
小道具として、「LPガスPR大使」のたすきや、
東京五輪を意識したガスの炎とかけたトーチを右手に持たせる演出もできます。
(たまにもう片方の手でハート♡を持っていることも)
なお、ぼんべー君はゆるキャラ®には珍しく、話しをすることができます。
語尾に「よろしくでガス~」などとガスを付けるのが大きな特徴です。
同協会の講演会でのぼんべー君お披露目の舞台で、ぼんべー君自身が今後の活動として、
「LPガスを普及・拡大するために、色んなところに出て行ってPRしたいでガス」と意気込みを語っています。
また、「一般社団法人茨城県高圧ガス保安協会」の公式HPでは
「ぼんべー君からのお知らせ」と称して
高圧ガスに関する情報を提供していますが、非常に真面目な内容のため、
口グセの「〜でガス」は慎んでいるもようです。
まとめ
高圧ガスは私たちの生活を支えてくれる、今ではなくてはならない設備となっています。
しかし、生活の中にガスがあることは当たり前すぎて、
私たちも安全に対する意識を普段考えることが少ないようにも思えます。
日々の安全が積み重なってガスを安心して利用できる便利な生活ができるわけですので、
ぼんべー君には高圧ガスの普及、安全な使用方法の啓発にと一役買ってくれることが期待されています。