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電力自由化、切り替えは賃貸やマンションでもできる?

2016年4月から、いよいよ電力小売完全自由化がスタートしました。自由化によって、消費者は好きな電力会社と自由に契約できるようになりましたが、賃貸やマンションの居住者の場合は果たしてどうなのでしょうか?今回は電力自由化における、賃貸・マンションの場合の切り替えについてご紹介しましょう。

電力自由化とは

これまでの家庭用の電気は、東京電力や関西電力など、それぞれの地域で決められた電力会社としか契約することが出来ませんでした。
しかし20164月から法律が改正され、電力の小売が完全自由化されたことによって、異業種であるau・東京ガス・エネオスなどの会社でも販売を行うようになりました。
これにより、消費者はどこでも好きな会社から電力の供給を受けられるようになり、また各企業が価格競争をすることによって、今よりも低価格な料金で電力が提供されていく事が期待できます。
諸外国ではすでに電力を全面自由化しているところが多いですが、自由化が裏目となって電力供給が不安定になったり、価格が値上がりしたりというケースがありました。
例えば、アメリカのカリフォルニア州では需要に対して電力会社側が電力を確保できず大停電が起きたことは有名な話です。

イギリスでは、発電した電力を卸売市場へ強制的に集めて販売を行う「強制プール制」が採用された結果、大手企業による電気代の値上げが横行しました。
またフランスの場合は、国内の電力供給を独占していた国営会社「EDF(フランス電力公社)」を民営化したものの、資本の7割を政府が保有していることもあり、ほぼ独占している状態は変わっていません。
日本ではこのような海外の事例を参考に、十分な準備を整えた上で電力自由化をスタートさせました。
各社が公平に競争しやすい環境をつくるため、現行の規制料金を残しながら自由料金を設定させているので、不当に電気代が高くならないような対策をしています。

賃貸の場合

賃貸でも切り替えできる?

賃貸住宅やアパートにお住まいの方でも、電力会社の切り替えはできます。
他の電力会社との契約を行うときには、電力利用量を測定するメーターの交換が必須になりますが、メーターは電力会社の所有物であり、交換作業も日常的に行われているので、大家さんへの連絡は不要です。
さらに、退去するときに以前の契約先に戻す必要はありません。
管理会社・大家さんなどのことは特に気にせずに、契約したい電力会社に連絡・依頼をしても問題ありません。

切替方法

電力会社を切り替える際にはまず、これから契約したい電力会社の受付窓口に、電話やWebなどで申し込みを行います。
現在契約している電力会社の解約手続きについては、新たに契約する電力会社が代行して行ってくれます。
電力会社を切り替えるときには「スマートメーター」を設置しなくてはなりません。
スマートメーターは基本的に、一度設置すれば耐用年数が経過しない限りは交換不要です。
もしもご自宅でスマートメーターの設置が行われていない場合は、今お使いのメーターと交換する必要がありますが、その際にかかる費用は不要で、交換時の所要時間も15分程度です。

スマートメーターの交換および各電力会社の手続きが完了すれば、新しい電力会社からのサービスを受けられるようになります。
電力会社によって開始時期が異なるので、いつから供給を受けられるようになるかは事前に確認しておきましょう。
また、電力自由化本格開始の20164月時点で、東京電力でスマートメーターの設置数が予定していた時期に間に合わなかったという報告もありました。
地域によってはすぐに電力会社の切り替えができない可能性もあるので、注意してください。

マンションの場合

マンションでも切り替えできる?

マンションにお住まいの方でも、賃貸住宅やアパート同様に好きな電力会社を選んで切り替えることが可能です。
管理会社への連絡は不要で、もちろん引っ越しをされる場合に契約先を元の会社に戻す必要もありません。
ただし、マンションによっては、高圧一括受電という方式をとっていることがあります。簡単に言うと、建物全体で電気のまとめ買いをしているケースです。
この一括受電サービスを受けているマンションの場合、個別に電力会社を変更することはできません。
居住されているマンションが一括受電しているかどうかわからない場合は、建物の管理組合に問い合わせてみましょう。
しかし電力会社によっては、一括受電のマンション向けに複数のサービスプランを提案しているところもあります。
より自分のライフスタイルに合う内容があるかもしれないので、チェックしてみてくださいね。

切替方法

一括受電サービスを受けているマンションではないことを確認できたら、賃貸住宅と同じ方法で電力会社の切り替えができます。
新しく契約したい電力会社へ連絡し、スマートメーターに交換してもらうだけで手続きが完了します。

まとめ

「賃貸住宅やアパート・マンションの場合は、電力会社の切り替えができない、手続きが大変そう」と思われている方も、まだまだ多くいらっしゃるようです。
大家さんや管理会社の許可をもらうことなく、簡単な手続きで切り替えられるので、「賃貸だから」などと気にすることはありません。
電力自由化のメリットを生かすためにも、ご家庭に合うサービスを提案している電力会社がないか、探してみると良いでしょう。



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