プロパンガスの臭いの原因はなに?臭いは服についたりするの?

プロパンガスは独特の嫌な臭いがするものです。
あの臭いがすると、ガスもれしていないかひやっとしますよね?

毎日の料理に使うガスの事なので、
ガスの臭いの秘密について紹介したいと思います!

実は、プロパンガスは元々は無臭ですが、人工的に臭いをつけています。
日本は法律で着臭剤と言う薬剤を使って臭いをつける様に義務づけています。
着臭剤には種類があり、 メルカプタン テトラヒドロチオフェン ジメチルサルファイド があります。
主にメルカプタンを使っていて、玉ねぎが腐ったような臭いがするのが特徴です。
独特の悪臭なので体に害がないか心配ですが、人体に無害で、科学的に安定していて燃焼を妨げることはありません。

着臭剤は、燃焼すると同時に臭いは消えるので、ガス器具や調理器具、衣服などに臭いがついたり、しみついたりしません。

プロパンガスにはどうして臭いがついているの?

プロパンガスの異様な臭いは、硫黄系化合物を使った人工的着臭ですが、
あの独特の嫌な臭いをわざわざ法律でつける様に義務付けているのはしっかりした理由があります。

もし、ガスが空気と同じ無臭で、ガスが全く臭いがなかったら、
ガス漏れを起こした時に気づく事ができません。

プロパンガスが、万が一爆発を起こしてガスを吸ってしまうと窒息死を起こし、
大事故になり、命を落としてしまうことさえあります。
臭いを付けておくと、誰でもすぐに異変に気付くことができます。

あの嫌な臭いには、私たちの身の安全をしっかりと考えてくれた安全対策だったのです!!
この人工着臭の臭いの成分は、事業者ごとにちがいます。
着臭をつけておかないと、空気と同じ無臭だと絶対に気づく事が出来ません。
プロパンガスを安全に使うには、着臭は絶対に必要条件となっています。

ガスの臭いがした時の対応法をご紹介!

ガスの臭いがした時の対応法をご紹介!

警報機がなっていないときの対処法

プロパンガスは無臭ですが、
ガス漏れがすぐわかるように臭いをつけてあります。
もしガス漏れかな?と思うような臭いが発生してきたら、
すぐに緊急の連絡先かLPガス販売店に連絡をするようにして下さい。

ガス漏れに気づいたらすぐに連絡し、
連絡がとれたら、名前、住所、電話番号、現在の場所の目印となるもの、どんな状態なのか伝えます。
緊急先の連絡先は24時間無料で受け付けているので、すぐに連絡を取りましょう。
安全に確認ができるまではガスは絶対に使わないようにし、火気は絶対にしないようにします。
換気扇、電池などのスイッチにも絶対触れないようし、電気のスイッチは、切るときも火花がでるので切ることもしないようにします。
すべての器具栓、元栓をすべて閉め、容器 バブルも閉めるようにします。
戸や窓を大きく開けて外にガスを追い出すようにし緊急時の連絡先の指示に従い、業者が来るのを待ちます。

警報機がなっている時の対処法

プロパンガスを使用している家庭のほとんどは、
ガス警報器を設置しているのではないでしょうか。
ガス警報器は、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素をセンサーで感知し、
ガス漏れを起こしていると警報音や音声がなります。

ガス警報器は、ガスの濃度が爆破限界濃度の100分の1に達すると鳴るように設定しているので、
警報器が鳴ったら、ガス漏れの可能性があるので、すぐに緊急連絡先に電話をしてください。
警報器が鳴った時に注意することは、火気を近づけない事です。
換気扇、扇風機、その他の電化製品のスイッチに触れないようにし、

ガス警報器の電源プラグを抜かないようにします。
部屋の外にいてお部屋のガス警報器がなっていたら、
窓を開け換気し、ガスメーター栓を閉め、ブザーが鳴り止んだ後にガスの元栓やガス栓器具を閉めるようにします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

もしガスの臭いがしたら、すぐにガス漏れが起きていないのか確認し、
ガス会社さんに連絡してください。

もしも何かあった時にすぐに駆けつけることができるように、
きちんと信頼できるガス会社さんを見つけることが大切です!

今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。