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ガスの消し忘れが心配で外出先で気が気でなかったという経験は、誰でも一度はあるのではないでしょうか。

そんな経験をした方なら誰でも、

ガスの消し忘れを通知してくれたり、防止する方法やグッズがあったらいいなと思ったことがあると思います。

実は、ガスの消し忘れを防止してくれる画期的なシステムがあります!
その名は集中監視システムと言いますが、あまり聞き馴染みがないのではないでしょうか。
今回は、集中監視システムについて徹底解説していきます。

集中監視システムについて解説する前に、
まずはガスメーターについて説明していきます。

ガスの消し忘れを感知してくれる器具がある!

ガスの消し忘れを感知してくれる器具がある!

ガスの消し忘れを感知してくれるのは、
皆さんも1度は見たことがある、ガスメーターです。

突然ですが、ガスメーターには2種類あることを知っていますか。

1つは、単にガスの使用量を計測してくれるもの。

もう1つは、マイコンメーターと呼ばれるものです。
マイコンメーターとは、1つ目のガスメーターに遮断装置を取り付けたガスメーターです。

具体的には、ガスが異常流出した時や、消し忘れなどで長時間使用した場合に、
異常を感知してガスが遮断する仕組みになっています。

また地震などの自然災害の場合にも、ガスが遮断されます。

マイコンメーターが備わっていたら安心して暮らすことができますね。

マイコンメーターと集中監視システムが安心のカギ

マイコンメーターと集中監視システムが安心のカギ

前述したマイコンメーターと集中監視システムには、
どのような関係があるのでしょうか。

集中監視システムとは、プロパンガス(LPガス)の利用状況を常時監視し、
いち早い異常の検知を実現させるためのシステムです。

先ほどご紹介したマイコンメーターと集中監視センターは
インターネット回線、固定電話回線、携帯電話回線などで結ばれているため、
何か異常が発生した場合にも、利用者の形態や固定電話に通知のうえ、
ガスを止めることができます。

そのため、いち早くガスの消し忘れに対応することが可能となります。

集中監視システムは、日々の安心安全を確保することを第一の目的に、
24時間365日体制で稼動させています。
万が一システムが異常を検知した場合は、
直ちに消費者に連絡し状況確認を行うとともに、
必要に応じて遠隔操作にてガスメーターの遮断弁を遮断、
専門スタッフを現場に急行させ、適切な対応を行います。

集中監視システム採用までの流れ

ここではまず、集中監視システムが生まれた経緯をご説明します。

1980年代

空いている電話回線の有効活用のビジネスモデルとして検討
 ↓

1980年代前半
静岡県において都市ガス・プロパンの大規模な爆発事故が短期間で連続して発生

このころから、生活インフラの中でも、特にガスへの適用ニーズは高まる
 ↓

1987年
マイコンメーター登場

このころ、プロパンガス(LPガス)においては事故を教訓に法改正が行われたり、
消費者保安啓蒙活動が広まったりした結果、
安全機器の開発も進み、集中監視システムの基盤が整う。

 ||

その後、集中監視システムは、
ビジネス展開され市場に供給されていったのです。

(上記のような経緯を辿り、プロパンガス(LPガス)の事故件数は順調に減少)

再び事故増加!その理由とは

再び事故増加!その理由とは

順調に事故が減っていましたが、
1990年代後半に再び事故件数は増加し、
1997年に68件、2003年には120件、
2009年頃には、200件を超えるまでに増加してしまいました。(※1)

直近の事故として、
2016年9月に北海道にて風呂釜の点火トラブルによる爆発事故が発生しています。

なぜ、また事故が増えてしまったのでしょうか。

理由は1996年のプロパンガス(LPガス)に関する法律の大改正が起因しています。

それまでにも何度かプロパンガス(LPガス)に関する法改正は行われていましたが、
1996年の「LPガス販売事業を許可制から登録制へ移行」、
「保安と販売の分離」という、いわゆる規制緩和が実施された結果、

消費者争奪戦が展開され、詐欺まがいの悪質な業者が現れる
という事態にまでなってしまったのです。

消費者からのトラブル報告によれば、
「安く契約したのに、いつの間にかガス料金が上がっていた」
という料金に関するものだけでなく、

「緊急時にすぐに対応してくれない」
「点検がずさん」
など、アフターフォローに関するものも多数あがっています。
このような状況が、事故件数減少を妨げていると考えられます。

少なくとも上記のような爆発事故は保安体制を強化することで防げていたかもしれません。

通信技術の進歩により、
通信インフラにインターネット回線や
携帯電話回線も利用出来るようになった今、
多くのプロパンガス(LPガス)販売事業者が集中監視システムを導入し、
保安体制の強化を実施することが望まれています。

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集中監視システムの流れを解説!

それでは、実際にマイコンメーターが異常を感知したときは
集中監視システムはどのように動くのでしょうか?

消費者のマイコンメーターが異常を感知した際の
集中監視システムの流れをご説明したいと思います。(参照:経産省 http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/)

集中監視システムの流れを解説!

プロパンガス(LPガス)販売事業者が自社保安業務として集中監視システムを導入している場合

STEP1. マイコンメーターが異常を感知すると、監視センターの受信機に緊急通報します。

STEP2. 緊急通報を受信したら、直ちに監視センター員が消費者へ電話します。

STEP3. 消費者が在宅の場合は、そのまま電話にて状況確認し、処置方法の説明をします。

STEP4. 消費者が不在の場合や3.の状況確認の結果、必要と判断した場合は
     専門スタッフを現場に急行させ処置します。

プロパンガス(LPガス)販売事業者から集中監視システムによる保安業務を受託している企業の場合

プロパンガス(LPガス)販売事業者から集中監視システムによる保安業務を受託している場合は、
以下のSTEP4のような、“プロパンガス(LPガス)販売事業者へ連絡する”という項目が加わります。

STEP1. マイコンメーターが異常を感知すると、監視センターの受信機に緊急通報します。

STEP2. 緊急通報を受信したら、直ちに監視センター員が消費者へ電話します。

STEP3. 消費者が在宅の場合は、そのまま電話にて状況確認し、処置方法の説明をします。

STEP4. 3.での対応結果をプロパンガス(LPガス)販売事業者へ連絡します。

STEP5. 消費者が不在の場合や3.の状況確認の結果、必要と判断した場合は
     プロパンガス(LPガス)販売事業者へ、現場に向かうなどの対応を依頼します。

集中監視システムのメリット

集中監視システムのメリット

さて、これまで集中監視システムについて
ご説明させていただきました。
では、集中監視システムは、実際に私たち消費者や
事業者にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット1.ガスの利用状況を常に監視しているので、
     異常を検知し事故を未然に防ぐことが出来ます。

メリット2.ガスの消し忘れやガス漏れ時に、
     遠隔操作よる遮断操作が出来るので、
     物理的に安全を確保することが出来ます。

メリット3.検針を自動化することで、
     人為的ミスや故意の改ざんを防ぐことが出来ます。

メリット4.残ガス量をシステムで把握することで、
     計画的な配送を可能とし、コストの削減に貢献します。

メリット5.ひとり暮らしのお年寄りの見守りサービス、
     防犯サービスなどガス供給以外のサービスを提供することが可能になります。

メリット6.認定プロパンガス(LPガス)販売事業者であることは、
     私たち消費者の業者選定時の目安となります。

以上から、集中監視システムとは、
消費者・事業者双方にとって、
とてもメリットがあるということがお分かりいただけたかと思います。

普及が進む集中監視システム

普及が進む集中監視システム

2016年4月に
「認定LPガス販売事業者制度」が
施行されたことは、皆さんご存知でしょうか?

「認定LPガス販売事業者制度」とは、
集中監視システムを導入し、
プロパンガス(LPガス)の
保安高度化に、特に積極的に取り組んでいる
プロパンガス(LPガス)販売事業者を
“保安認定事業者”として、
経済産業大臣または都道府県知事が
認定するものです。(参照:経産省)

この制度の特徴は、
「LPガス集中監視システム」の普及を
積極的に推進しているところです。

集中監視システムは、プロパンガス(LPガス)を
消費者が安心して使用するための
保安強化に不可欠なものです。

今後ますます普及していくことが望まれます。

まとめ

常に自然災害の脅威にさらされている日本では、
防災の観点からもプロパンガス(LPガス)利用の安全は、
確実に確保しておきたいものです。

技術の進歩のおかげで、より多くの事故を未然に防げるとしたら、
それは実に有意義なことですよね。

自分が契約している業者がどのような保安体制をとっているか、
これを機会に改めて確認してみるのもいいかもしれません。

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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。