LED照明とは

LEDと言う言葉はLight Emitting Diode の略で、日本では発光ダイオードと呼ばれています。


発光ダイオードは、電気を流すと発光する性質を持っている半導体のことで、この発光ダイオードを光源として利用してLED照明が作られています。


この発光ダイオードを利用したLED照明には、LED電球やLEDシーリングライトなどを中心に、様々なタイプの照明器具が発売されています。

LED照明のメリット

省エネ

LED照明の最大の特長でもあり、メリットとしてあげられるのが省エネです。


LED電球と白熱電球の消費電力を比較してみると、60W型の白熱電球の消費電力はおよそ54W、一方の60W型相当で全光束846ルーメンのLED電球の消費電力はおよそ7.0W


消費電力を比較するとLED電球は白熱電球の約8分の1で使用できる超省エネ照明と言えます。

長寿命

省エネとならんでLED照明の特長なのが長寿命と言うことです。


白熱電球の一般的なタイプの寿命は約2,000時間と言われていますが、LED電球の場合は40,000時間と20倍の寿命となります。


白熱電球なら20回交換が必要なのに、LED電球なら1回で済むと考えるとすごいことですよね。

紫外線・赤外線が混ざらない

普通の照明の場合、目には見えない紫外線や赤外線を含んでいるために人体に悪影響があります。
店舗では商品が日焼けしやすくなり、虫がよって来るなどの問題もありました。
その点LEDシーリングライト照明は、この紫外線や赤外線をほとんど含んでいないため、人体影響はほとんどなく、安心して使用する事が出来ます。

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LED照明のデメリット

高価

LED照明は普通の照明と比較した場合、価格が高価というデメリットがあります。


発売された当初はかなり高価で、寿命や省エネはわかっていてもなかなか手が出ないという人も多かったですが、最近はかなり安価な商品も増えてきました。


それでも白熱電球は60W型で1100円~200円に対して、LED電球は1,000円~2,000円とおよそ10倍の価格で、まだ普通の照明と比較すると高価と言えます。


しかし、上記のメリットである長寿命も考慮にいれると、値段が10倍になったことに対して、寿命は20倍になっているため、結局は元が取れると言ってよいでしょう。

明るさの表示がわかりにくい

LED照明の明るさを表す単位は全光束何ルーメン(lm)と表示されています。今まで明るさを表す数字は電球も蛍光灯も何ワット(W)という単位に慣れているので、何ルーメンと言われても明るさの表示がわかりにくいというデメリットもあります。

LED照明と従来の照明の電気代は?

LED電球の場合、60W型の消費電力は7W、一方の白熱電球は54Wで、どちらも1年間に2,000時間使用した場合の電気代を計算してみると、LED電球は378円なのに対して、白熱電球は2,616円となります。


1年間で2,238円ほどお得になり、10年間では22,380円も電気代を節約することが出来ます。

LED照明を購入するときの注意点

デメリットにもある様に、明るさの単位がルーメンで表示されているために、どのくらいの明るさがわかりにくいと言う事があります。


明るさがわからないときは、電球タイプなら何W相当という表示や、シーリングライトなら何畳相当といった表示を目安にして購入しましょう。


またLED電球の場合、ダウンライトなど調光スイッチがある器具で使用すると、点滅してしまう現象が起きます。


調光付きの器具ではLED電球も調光に対応しているタイプを使用するか、従来の白熱電球を使用しましょう。

まとめ

LED電球はまだ高価だったり、明るさの表示がわかりにくかったりするデメリットはありますが、ここ数年で飛躍的に普及が進んだことを考えると、やはりデメリットを差し引いてもLED照明はより魅力的と言えます。


年々性能も向上し価格も下がっていることから、今後はますますLED照明の普及は進んでいくでしょう。



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今村 一優の写真

エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。