北海道電力が提供する、融雪用電力とは

「融雪用電力」とは、北海道電力が提供している電気料金メニューの一つです。

名前の通り、融雪用の電気を安価に利用するためのメニューです。電気の利用時間が限られており、また、最低利用期間(3ヶ月および6ヶ月)を設定して利用します。

電気の利用可能時間や、利用期間、および料金設定の違いなどから、以下の5つのタイプに別れています。

融雪用電力A(ホットタイム19)

利用可能時間:21時~16時までの19時間
3か月以上動力を利用する方向け

融雪用電力B(ホットタイム22)

利用可能時間:22時間(16時~21時までのうちの2時間を除く)
3か月以上動力を利用する方向け

融雪用電力C(ホットタイム19エコ)

利用可能時間:21時~16時までの19時間
3か月以上動力を利用する方向け
基本料金が安いので雪が少ない地方、使用量の少ない方向け

融雪用電力D(ホットタイム22エコ)

利用可能時間:22時間(16時~21時までのうちの2時間を除く)
3か月以上動力を利用する方向け
基本料金が安いので雪が少ない地方、使用量の少ない方向け

融雪用電力L(ホットタイム22ロング)

利用可能時間:22時間(16時~21時までのうちの2時間を除く)
6か月以上動力を利用する方向け
最低使用期間が長く基本料金が安いので電気暖房を利用する方向け

融雪用電力の通電遮断時間

融雪用電力には通電遮断時間があります。タイプによって、遮断時間などが異なります。

融雪用電力A・C

16時から21時までの5時間を遮断

融雪用電力L・B・D

16時から21時までの間で、トータル2時間通電を遮断

遮断タイプは、以下から選択可能
 15分断続遮断
 30分断続遮断
 1時間断続遮断
 2時間連続遮断

融雪用電力の電気料金

基本料金+電力量料金となります。
基本料金は、最低使用期間とそれ以外で料金が区分されます。なお、最低使用期間以外で全く電気を使用しない場合は、基本料金は無料となります。また、融雪用電力A,B,C,Dには、特別な融雪用機器向けの料金割引があります。

融雪用電力A(ホットタイム19)の電気料金

基本料金(税込)
  最低使用期間 :810円00銭(1kW単位)

  上記以外の期間:237円60銭(1kW単位)

電力量料金(税込): 15円72銭(1kWh単位)

料金割引
   検知制御装置付融雪用機器:基本料金と電力量料金の合計の(燃料費調整前)10パーセント

融雪用電力B(ホットタイム22)の電気料金

基本料金(税込)
  最低使用期間 :918円00銭(1kW単位)

  上記以外の期間:259円20銭(1kW単位)

電力量料金(税込): 15円89銭(1kWh単位)

料金割引
  検知制御装置付融雪用機器:基本料金と電力量料金の合計の(燃料費調整前)10パーセント

融雪用電力C(ホットタイム19エコ)の電気料金

基本料金(税込)
  最低使用期間 :313円20銭(1kW単位)

  上記以外の期間:140円40銭(1kW単位)

電力量料金(税込): 18円86銭(1kWh単位)

料金割引
  検知制御装置付融雪用機器:基本料金と電力量料金の合計の(燃料費調整前)10パーセント

融雪用電力D(ホットタイム22エコ)の電気料金

基本料金(税込)
  最低使用期間 :324円00銭(1kW単位)
  上記以外の期間:140円40銭(1kW単位)

電力量料金(税込): 19円12銭(1kWh単位)

料金割引
  検知制御装置付融雪用機器:基本料金と電力量料金の合計の(燃料費調整前)10パーセント

融雪用電力L(ホットタイム22ロング)の電気料金

基本料金(税込)
  最低使用期間 :658円80銭(1kW単位)

  上記以外の期間:291円60銭(1kW単位)

電力量料金(税込): 15円40銭(1kWh単位)

北海道電力の融雪用電力で電気料金がお得になる利用者タイプ

融雪用電力は、名前の通り、ロードヒーティングなどの融雪用向け電気料金プランです。冬期のピーク時間帯以外に融雪用として電気を使用する場合、供給コストを反映した安い料金が適用されます。

融雪用電力には、利用可能時間帯や最低期間等により、以下の5つのタイプがあります。

融雪用電力A(ホットタイム19)・融雪用電力B(ホットタイム22)

・基本料金が高く、使用量料金が安価なプラン
・電気使用量が多い方向け

融雪用電力C(ホットタイム19エコ)・融雪用電力D(ホットタイム22エコ)

・基本料金が安く、使用量料金が比較的高めのプラン
・電気使用量が少ない方向け

融雪用電力L(ホットタイム22ロング)

・最低使用期間が6ヶ月と長いプラン
・基本料金が安いので電気暖房を利用する方向け
その他の料金プランとしては、融雪用電力以外にも以下のようなものがあります。こちらも合わせてご参照ください。

従量電灯A・B・C

・夜間時間に蓄熱する電化機器を使用しない家庭向け
・時間帯による料金単価の違いがなく、時間を気にせず利用可能

時間帯別電灯(ドリーム8)

・夜間時間に蓄熱する電化機器を使用する家庭向け

夜間時間に蓄熱する電化機器を使用する家庭向け

・ヒートポンプ暖房システムを使用する家庭向け
・冬季夕方の電気使用を別の時間にシフトすることで料金節約可

3時間帯別電灯(eタイム3)

・ヒートポンプ暖房システムを使用する家庭向け
・午後時間の電気使用を別の時間にシフトすることで料金節約可

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エネルギー事業部責任者

今村 一優

新卒で太陽光発電事業を行うベンチャー企業に入社。商社部門の仲卸営業として、国内外の太陽光発電メーカーの商品を取り扱い、全国の販売施工会社を担当。その後、太陽光発電の一括見積もりサイト運営にも携わる。
2015年にはプロパンガス料金比較サービスenepi(エネピ)の立ち上げを行い、数万人のプロパンガス代削減のサポートをするサービスへ成長させる。
エネルギー領域で10年以上携わった経験と知識を活かして、じげんエネルギー事業のマネージャーにて事業開発を行なっている。

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ライター

藤巻 創

電気・プロパンガスに関する記事のライティングを担当。
制作ポリシーに基づいてエネルギー全般の記事作成・管理を行う。